気持ちいいとは。
1.心身の状態がいい。
2.触れたときなどの感じがいい。
3.物事が滑らかに進行して具合がよい。
4.考え方や行動が好ましい。
などがある。(◯◯辞典より)
ーーー。
「責任、とってくれますよネ。テイトクゥ・・・」
右腕の袖を口元に当てながら、瞳を潤ませる。そんな彼女とは裏腹に山田はとても冷静だった。
「気持ちいいとか責任とかわからないので説明してもらえますかね?」
「もう、とぼけちゃっテ。あの駆逐艦を縛った後から記憶がないけド、そういう事なんでショ?」
金剛はチラッチラッっと目線を山田に向け、恥ずかしそうに頬に手を添える。仕方がない人ね、と言わんばかりである。
「記憶がない・・・だと?」
その言葉に違和感を覚えた。あの駆逐艦・・・・えーっと、あーーーー・・・・何だっけ?まぁ、いいか。あのピンクを海に捧げた後、俺は浜辺に寝そべって星を見ていた。その時からだっけ?コイツと死闘を演じたのは。そういや、初めて会ったときは威圧感なんてなかった。殺意なんかない普通の奴らだったと思う。・・・・まさかあの虫が関係あるのか?(※よくわかんねぇよ。と思う貴方は前の話を探してみてね☆)
出会いから現在を思い返し、考える山田。
「デュフフフ・・・きっとこーんな展開デェース・・・」
恍惚とした表情の金剛の頭から回想らしき白いフワフワな物体が現れる。
「うぉっ!!なんだ!?」
ホワン、ホワン、ホワン、ホワン、ホワーン。
ーーー。(ここからは金剛さんの妄想です。)
「あぁ、綺麗だ・・・」
彼は寝そべりながら星を眺めながらも、子供のような顔で私に語りかけきた。昔からちっとも変わらない。初めて会った頃は、気に入らない事があるとすぐ怒鳴ったり、物に当たったり、とても乱暴な人だった・・・。
こんな人が私達の提督になるなんて冗談じゃない、絶対に認めない。弱みを握ってこの鎮守府から追い出してやる。そんな事を毎日考えながら生活してきた。しかし彼は司令官としては優秀で大本営からの難易度が高い作戦も淡々とこなしていく。性格は最低なのに・・・。
ーーー
私は妹達と昼食をとっていた。深海棲艦との激しい戦いばかりで心も体も傷ついている私達にとってこの時間だけが唯一の癒しなのだ。それなのに彼は突然、私の前に現れてこう言った。
「お前に飯に食う時間なんてない。そんな暇があるなら今すぐ鎮守府周りの警備に行け」
彼は眉一つ動かさずに冷たく言い放つ。私は思わず立ち上がった。今の時間帯は駆逐艦達が哨戒しているはずだ。私が行く意味はない。理不尽にも程がある。私は抗議をしようと彼に詰め寄った。
バチィ!!
一瞬、大きな音が鳴ったと思ったら食堂内が静まり返る。理由は簡単。私が彼から顔に平手打ちを受けたからだ。
「っ!!」
訳がわからなかった。今まで命令に背いた事も無く、任務も完璧にこなしてきたつもりだ。もちろん文句や不満もあったが声には出さなかった。仕方がない、私は戦う事しか出来ない化物なのだから。そう割り切っていた。
今回が初めてだったのだ。初めて彼に反抗したのは。いや反抗ではない。私は問いたかったのだ。
「何故私なのですか」と。
私が叩かれ、固まっていると近くの妹達が彼に詰め寄っていた。三人とも怒号に近い声で何かを訴えている。いつも優しい彼女達があんなに声を荒げているのは、私の為・・・なのだろう。私はーーー。
その後の記憶は朧気であまり覚えていない、しか・・・
「おい、おい、おい、おい、おい。ちょっち待てや」
金剛の回想の白いフワフワな物体を押し退け、山田が突っ込みを入れる。
「何これ?俺、俺そんな活躍いちっ・・・・・㎜もした事ないし、そんなシリアスな展開を起こした覚えもない!!」
そんな山田を正座をしながら、ニマニマと見つめる金剛。
夫を優しく見守る新妻のような雰囲気を醸し出している。
「つーか俺、お前とほほ面識ないし、今日初めて会ったばかりだし・・・・」
しかし彼は何故私に突っ掛かるのだろうか。私に何か恨みでもあるのだろうか?
「おーいっ!!人の話を聞けよ!!無視してんじゃねぇ!!」
山田の言葉にうんうんと頷きながらも金剛は回想を続ける。
でも恨まれる覚えはない。私は命令された事を忠実にこなしていった。では何故?そう考えていると、ふとある答えが思い浮かんだ。・・・・・彼はもしかして私の事が好きなのか?
「好きじゃねぇよぉぉぉぉぉぉ(怒)!!ブスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ(殺)!!」
山田は金剛の正面に回り込み、これでもかと大きな声を出す。それは正真正銘、山田孝夫の魂の叫びだった。
「・・・・・はぁ」
そうため息をつくと、金剛はゆっくりと目を開けて山田を見る。
「わかりまシタ。」
どうやら真面目に話してくれる気になったようだ。と山田は感じた。やっと本題に移れる。記憶が無いとはどういう事なのか。なぜ自分を攻撃してきたのか。聞きたいことは山ほどある。山田が最初の質問を聞く前に金剛が話し始めた。
「テイトクが砂浜に横になって星を眺めていたネ。なんだかとても寂しそうな目をしていたヨ。」
「・・・」
「そんな目をしているテイトクがほっとけなくて、私もつい隣で横になったネ。」
「うん」
「そしてテイトクは唐突に手を伸ばしたネ。」
「あぁ、そこらへんは覚えて・・・」
「ワタシの胸に」
「へぁっ!?」
思わず変な声が漏れた山田。
「そして、このままでいたいっテ❤️」
「いやっ!!そのセリフは言った事があるけどっ!!違うよ!!主旨が違うよ!!」
山田のツッコミと同時に金剛の目が変わった。その目はどこにも焦点が合ってない。心なしか黒目が通常の倍の大きさになっている。金剛は呪詛を唱えるように言葉を続けた。
「前々から好きだったんだ金剛!!愛してる!!」(金剛裏声)
「だ、駄目ヨ。テイトク。ワタシ・・・」
「他に好きな奴でもいるのか?」(金剛裏声)
「そんな人はいないけド・・・」
「ならいいだろう?」(金剛裏声)
「テ、テイトク?なんか怖い・・・ヨ?」
おもむろに彼はワタシの「だぁぁぁぁぁぁ!!」
彼の反り立つ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
上下に揺れる「のぉぉぉぉぉぉぉ!!」
何度も突「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「やめろよぉ!!終わるぅぅぅぅっ!!「俺の鎮守府」が終わるぅぅぅ!!せっかく戻ってきたのにっ!!垢バンされるうぅぅぅぅ!!」
山田は必死に金剛の声を大声で書き消していく。彼女に追いかけられていた頃よりもずっと激しく。
「やっぱりコイツ、正気に戻っても頭がおかし・・」
互いの性「ほぉあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
中がグチャグ「にゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
このまま、このキチ◯イのせいで連載が終わるかもしれない。そんな恐怖が山田を襲い、咄嗟に叫ぶ。
「もう誰か助けてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!」
待ってないかもしれないけどお待たせしました。次回、アンケートの回答が多かったあの娘が登場。なんどもすいません。いろいろ問題や指摘などありましたらお願いします。