ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか超 作:うさぎたるもの
原作よりも確実に安全だし、秘密を知った者同士はこうした方がいいでしょうから。
「ふむ、まずはこんな場所に突然説明もなく、呼び出したことを詫びよう、ベル・クラネルよ、そしてギルド職員エイナと、姿を偽っているパルムの娘リリルカ・アーデよ」
ウラノスやヘルメスにしてみれば、リリルカ・アーデの情報はすでに手に入れているのだ。
このオラリオ内で知らない情報はないといえるほどの情報通の二神がいるのだから。
リリルカ・アーデも覚悟を決めて、姿を変える魔法をその場で解いたのだ。
「えっえっ、リリの本来の姿はこんな姿なんだね、少しびっくりしたけどそれでもウーロン族やプーアル族と同じ変身ができるんだすごいね リリは」
実際にベルは確かに最初は驚いたが、だが地球では変身能力を持っている種族はベルが知るだけでも五種族以上もいるのだ。
その中に悟空達のサイヤ人も中には入っている、占いババアの所にいる吸血族やまた界王様の所で最後の修行として、本来死亡している、多くの古今東西の英雄達、勇者たちと戦ったこともあるのだ。
それに比べれば、リリの変身能力なんてかわいいものである。
だがギルド職員のエイナにしてみれば、このスキルか魔法を持っている冒険者をマークするほどの危険な魔法やスキルなのだ。
これはスキルか魔法で他人に成りすませてしまえば、そいつに借金や悪い噂を流したい放題にできるからだ。
「リリルカ・アーデ氏、あなたは…こんな危険な魔法かスキルを持っていたんですね!!!!!!!」
エイナが怒っているのは無理もなかった、この手の魔法はやりたい放題にできるからだ、それは流石にギルド側としても治安を守っている側としても看過できない状態なのだが。
「まぁ待ちなよ、エイナちゃん、確かに君の考えも思いも何も間違っていない、だからこそ、この場所にもう二神が来る予定なんだ、それまでにベル君の力の秘密について、話そうか、なにロキからも許可は得ているしそもそもこの場所はそういう場所なんだ、何も問題はないよ」
実際にエイナがここでもし神の許可なく【ベルの力の秘密】を喋ってしまうと、確実にヘルメスもエイナを殺す用意も一応はしていたのだ、この辺がヘルメス・ファミリアは中立でも怪しいと言われていることでもあった。
「本当に言ってもいいのでしょうか 神ヘルメス様」
エイナにしてみれば、自分の命がかかっている、それだけ慎重になっているのは仕方がないことでもある。
「本当に問題ない、そもそもベル君の背中に書かれている物は【称号】と呼べるものでね、冒険者中でも一握りの者達しか出ないはずなんだよ、でもねベル君がオラリオまで来る経緯が経緯なんだよ、それはね、ベル君が一番知っていることでもあるからね」
確かにヘルメスはそれだけ言い切ると再び黙り込んでしまう。
だが実際に冒険者の中に二つ名持ちは多いが本当の意味で称号と呼べる物をステイタスに出した者は本当に一人握りなのだから仕方がない。
「わかりました、では私が・・・話します・・・・・・・リリルカ・アーデ氏、ベル・クラネル氏の力の秘密を」
そしてそれを言おうといった時に、ベルは慌てて止めに入った。
「やめてください、エイナさん、僕の口からすべて説明します、だからリリもちゃんときいてください」
そしてベルは今までの事をすべて話した、自分が別の惑星と呼べる地球に飛ばされたことを、そこでこちらの世界の神々が封じている気の技術や力を習ったことを、そしてとある手段で無事に戻ってきたのが、つい最近になったこと。
流石にドラゴンボールの事はベルだって秘密にしなけばいけないことは、分かっていたのだ、だからこそ、とある手段でオラリオに戻ってきたのだと、リリやエイナやここにいる神々にも伝えたのだ。
「・・・・・・・・・なるほど、ベル・クラネル殿、いやベル様と言った方がいいかもしれないな、ヘルメスよ」
「別に呼び名はどうでもいいのではないか? ウラノス」
実際に二神の神々はどうあがいても、創造神と破壊神、そして自分達神々のすべてを管理する界王様に界王拳を習っていることは、あまりにもでかいことである。
そもそも地上に降りている神々も天界にいる神々も、界王様から界王拳の手解きはされているが、だが、結果として誰一神も界王拳を学べる神々はいなかったのだ。
それを会得したのが、この目の前にいる少年なのだ、おまけに創造神と破壊神の二神とも知り合いである、とロキから聞かされるのとベル・クラネル本人から聞かされるのでは、圧倒的に信頼度が違うのだ、
神には嘘が効かない、それは絶対の理だ、つまり子供達が神々の前でそれを喋るということは、嘘か本当かすべてをわかってしまうことでもあった。
結果として、リリもエイナも途方もなくあり得ないことを聞かされて、しかもそれを二神が認めたのだ、もうベルの力は本物であるという証拠とでもあった。
そこに再び転位の魔法陣が発動した光の中にオラリオで誰もが知っている二神が現れたのだ。
「まったく、かなわんわ、ソーマ奴がここまで自分所のファミリアを無視して酒造りしとったなんて、おまけにそのファミリアの子供に坊主の力をみられたんやろう」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ソーマはもはや黙っている状態で、ロキに無理やり連れてこられたのだここに。
それもヘルメスの策略ということを知ったことで、ロキがここにきているのだ、そしてロキも大体は把握しているのだ。
「ほら早くし、ソーマ、あんさんの酒はおしいけどな、今はソーマ・ファミリアの子供の一人をロキ・ファミリアに入れるために改宗するためにソーマあんさんをここにつれてきたんやん」
「・・・・・・・・・なぜ・・・・・・・・・たかだか・・・・・・一人の子供の改宗に・・・」
「ええ加減にしい、いいかソーマ、あんたの所の所属のリリルカ・アーデっていうパルムがな、気の力の事を知ってもうてん、それに処置をするために家のファミリアで面倒みるっちゅうわけや、ソーマあの戦争の後の神々の取り決めを忘れたわけじゃぁないんやろう」
ロキとしても本気の口調なのだ、それにソーマとして、【気の力】が地上に再び出てしまったことは流石に、無視するわけにはいかないのだ。
「それにな、白髪の坊主がいるやろう、あの少年な、界王様と界王神様と破壊神ビルス様と知り合いや、この意味ソーマもわかるとおもうけど、あの坊主の秘密をリリルカ・アーデがソーマ・ファミリア中にばらしてみ、ロキ・ファミリアがいやすべてのファミリアがソーマ・ファミリアに対して戦争ゲームをしかけるで」
「・・・・・・・・・ばかな、あの少年が・・・・・・創造神と破壊神と知り合いだと・・・」
「だから早くリリルカ・アーデの背中をさっさと改宗するようにしな」
もはやロキの言葉とその名前を出されては、ソーマも無視はできないのだ、創造神と破壊神は神々にしてみれば本当に【始まりの神々】よりも圧倒的に上の存在なのだ。
界王神様から界王様へ行きそしてそこから各惑星に存在する最初の神々それから最上級神という位置づけなのだ。
つまりこの白い髪の少年がもし本当であるならば、ソーマごときが手を出せる案件でもない、むしろ仮にソーマの酒を与えて、少年を壊してしまうと、もれなく破壊神や界王神、または界王様からの怒りのメッセージが飛んでくる可能性もあるのだ。
まだそれだけならばいいが、もし仮に破壊神に耳に入ればソーマごとき神は簡単に破壊されてしまうことにもつながるのだ。
「わかった・・・・・・リリルカ・アーデ・・・の改宗を行う・・・・・・早く背中をだせ」
ソーマがそう言って、ロキに連れてこられた場所に座ると、 今度はリリルカ・アーデの方にロキが近づいてくる
「う~~ん君がリリルカ・アーデちゃんか、かわいいな、なんでソーマの所にこんなかわいい子がおんねん、これやったらさっさと戦争ゲームでも仕掛ければよかったわ、ほなソーマの所にいくで!!!」
「はい、神ロキ様」
もはやリリルカ・アーデも大体の事情は呑み込めないが、それでもソーマ・ファミリアからロキ・ファミリアへの改宗がここで可能になるのだ。
本来ならばここにはヘスティアが連れてこられる予定ではあったが、ファミリアとしても弱く、何よりも改宗をすれば確実にソーマ・ファミリアとの戦争ゲームになってしまうからだ。
これは流石にギルド側もいいやベルの力を知っている神々はこの考えを却下するしかないのだ。
結果として。ガネーシャ・ファミリアかロキ・ファミリアに改宗をする予定になっていたが、女好きのロキがリリルカ・アーデをもらうといったのだ。
実際にロキ・ファミリアは都市派閥では最大ファミリアの一つである、つまりソーマ側がリリルカ・アーデを言い訳にして、戦争ゲームを仕掛けないようにロキは自らのファミリアを防波堤にしたのだ。
そして無事にリリルカ・アーデはソーマ・ファミリアからロキ・ファミリアに改宗はされたが、結局はこの改宗をしてもベルのサポーターとしての相棒にするのには全く変わりはなかった。
流石にロキも自らの事でこの世界を自分自身を殺せる神々にたいして、ケンカの元凶を用意することは、誰だってしないのだ。
こうして、このギルドの最深内部において、リリルカ・アーデは改宗された事、またベルの力の元やそれの元凶もギルド側は把握したのだ、そしてエイナはベルとリリの専属のギルド職員として魔法で作られた最高級クラスの契約書で契約をするはめになった。
これは改宗したリリルカ・アーデも同じであった、ベルだけは流石に、力の使い方も、技術も問題があると再認識する羽目になった。
ロキ・ファミリアの時には、このような契約書はベルの目の前にはなかったのだ、だがベル自分もさすがに契約書が目の前にだされて、エイナさんとリリの二人が、契約したのを見てしまえば、どんなバカだって、自分が持っている力の取り扱いは相当危ないものであると、はっきりとわかってしまうのは当たり前のことであった。
そしてすべてが終わって一時間も経った頃に、ベル達は再びギルド側から魔法で転位させられて、ロキに連れられてそのままリリはロキ・ファミリアの本拠地に向かっていく。
元々リリにしてみれば、宿屋に置いている荷物はロキがちゃんと回収すると言っているのだ、それにだリリは元々宿屋には必要最低限の荷物しか置いていないのだ。取られてもなくなっても何も問題がないレベルの。
そして一番リリの大切な物は首からぶら下げているノームの貸金庫であった。
だがそのリリの姿を見ている一つの影がそこにはあった、しかもカップのマークを付けている服を着ているのだ。
「あれは小汚いリリじゃねーか、しかも神ロキと一緒にいるだと、どうなってやがるんだ、まぁいい、おいザニス様に報告を入れろ、リリが見つかったとな」
「へい」
こうして、ソーマ・ファミリアは自ら墓穴を掘っていく、リリを見つけたことが一番の墓穴になっていることをソーマ・ファミリアは知らない。
そう・・・・・・・・・それこそが神ロキが仕掛けた最大級の罠とも知らずに、自らの足でその罠にどっぷりとつかっていくのだ。
『ええで、これや、ソーマの所には悪いけどな、そろそろ限界なんやわ、それにこんな将来がある、少女を食い物にするのは、うちは許せんで』
そうして、ロキはリリルカ・アーデを自らのファミリアの本拠地に入れて、そのまま泊めてしまった。
そしてそれを見てしまった、ソーマ・ファミリアの団長のザニス・ルストラはとある事を考えている。
だがそれすらもロキという神の手の内側でいる事すらも知らないまま オラリオの夜は更けていく。