ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか超 作:うさぎたるもの
後はロキのいつもの行動に団員すべてが色々と大変になっています。
ヘスティア・ファミリアのベル・クラネルはオラリオに来てからほぼ毎日のようにダンジョンに潜っては、十万前後ヴァリウスは稼げているのだ。
そのうちの半分の五万ヴァリウスの全ては、オラリオの小さな店の回復薬を扱う道具店を営むミアハ・ファミリア本拠である、「青の薬舗」の店にベルは何度も何度もポーションでお世話になっていた。
ベルはダンジョンに潜って怪我はしていない状態であった、だがベルは最初にダンジョンに潜ってからは、必ず、巨大なバックパックの中にナァーザ・エリスイスが調合した、初期ポーションを50個用意して潜っている。
これがベルが他の冒険者からラビット・ヒーローやスターと呼べる2つ名がついたことでもあった。
そうベルは50個のポーションをダンジョン内部に持ち込んで、モンスター内で襲われている冒険者を無償で助けていくのだから、それがウサギのように弱い冒険者でありながら、自分達レベルⅠやⅡを助けてくれる存在。
だからこそそいつにダンジョン内で出会えてたら、ラッキーだと言われていたのだ、またヒーローのように冒険者を助ける姿を見た冒険者からもウサギのようなヒーローだと言われていつしか定着した、ベルの呼び名であった。
そしてなによりも、ナァーザ・エリスイス本人は、それが3か月も続けば、ベルから騙して奪い取っているポーションの金額や、またそのポーションがダンジョン内でどのように使われているか。
流石に3か月も経てばオラリオの一部の冒険者がうわさ話として、ナァーザ・エリスイスの耳にも入っている。
『でもそれは……ベル君に売っているのは、薄めたポーション50個…それを3か月毎日のお金でも私は…私は…借金を』
ナァーザ・エリスイスもわかっていながら、自ら作った初心者用のポーションを薄めてベルに対して、さんざん売りまくっているのだ、それでベルが戻ってきているから、この程度で済むが、実際にそんなものではないことを
元冒険者であるナァーザ・エリスイスは知っているはずなのだ。そして何よりも薄めたポーションをあれだけ大量に使っていれば、ベルだって違和感を感じているはずなのだ。
『だけど、いまだに私は・・・・・・ギルドにもオラリオからも追放はされていない、なんで??』
』
こんな事を考えているのかナァーザ・エリスイスはベルが店に入ってきていることさえも、知らずに考えていたのだ。
「・・・・・・・・・ナー・・・・・・ザ・・・・・・・・・・・・・・ナァーザ・エリスイスさん、ポーションを買いに来ました!!」
ベルはいつまでたってもベルの存在に気が付かないナァーザ・エリスイスに対して、大きい声を上げるしかない。
「!!!!!ベル、今日もポーションを50個購入するのね、それにしても毎日ダンジョンに入るのにポーション50個も必要?」
「はい・・・必要です、だって僕の師匠達が目の前に助けられる人たちがいるならは、必ず助ける人です、それに僕が目指した英雄も人だって助けることができる英雄なんです」
「そう・・・でも、そろそろ私の所のポーションじゃない、大手のポーションに頼んだ方がいいよ、だって」
「だってなんです、初心者用のポーションの効果が薄いことを言っているんですか? ナァーザさん」
「なんで・・・それを知っている」
「だってあれだけ初心者用のポーションを使っているんですよ、助けた冒険者が自ら使っているポーションと手持ちのポーションの効果が違うのは、最初の一週間でわかりました」
ベルのこの笑顔で言った言葉にたいして、ナァーザは驚き、また戸惑いを隠せなかった。
「なら・・・なんで・・・なんで、ここに買いに来ているのよ・・・ベルあなたは私に騙されているのにも知って」
「だって、ナァーザ・エリスイスが何かしら困っているのは、雰囲気でわかりましたから、それに僕が大量にポーションを買えば、いつかはちゃんとしたポーションを作って売ってくれると信頼していますから」
「!!!!!!だけど……」
もはやベルは騙されている事を覚悟して、買っているのだ、そしてそれでもポーションとして使えるために、ダンジョン内で困っている冒険者相手に無償で渡しているのだから。
これはナァーザ・エリスイスの主神である、ミアハもオラリオの中で同じ事をしているが、だからベルは自ら買った薄めたポーションをタダでダンジョン内部にいる冒険者に配っているのだ。
彼らだって、助けられた上に、傷を多少を直してくれるポーションを持っているベルに対しては、何とも言えないのだ。
実際にこの程度の薄めたポーションは十八階層の冒険者が作った町に散々売っていることを知っているからだ。
そしてベルはそれを知らずに買わされた哀れな冒険者であると勘違いされている事が今も、オラリオにいる冒険者の一部は信じているのだ。
それにだ、ナァーザ・エリスイスが作った薄めたポーションでも腕の肉が見えている状態からきれいな腕や足に直すぐらいのできる効能を持っている。
そのぐらいの力を持っているナァーザ・エリスイスだからこそ、薄めたポーションの事は、今まではギルド側にも冒険者側に伝わっていなかった、現物はすべてベルが使っているのだ、残るはずがなかった。
そしてそんなベルの言葉と行動に心を動かされた、ナァーザ・エリスイスはしばらく考えると、
今まで店に置いてあったすべてのポーション一気にベルの目の前で破棄したのだ、その中身すべてをだ。
「ごめん、ベル、私が間違っていた、まだあなたのような冒険者がこのオラリオにいるなんて、そして今から本当のポーションを50個作るから、少し待っていてほしい」
こうしてベルの何かに触れてしまったナァーザ・エリスイスは本当意味で、ここからもう一度自分をナァーザ・エリスイスを再生するための、行動を始める。
そしてベルは今日もダンジョンに潜るが、ここで新しいサポーターのリリが新しい装備と衣服とそして、ロキ・ファミリアとしてのマークがついている腕章を身に着けて、ギルド職員のエイナの所で、ベルが来るのを待っていたが。
それは多くの冒険者にリリというサポーターがロキ・ファミリアに入ったということを見せつける事にもつながっていた。
これはロキが言い出した、命令であり、新人のしかも他のファミリアから改宗したばかりのリリには避けられない命令でもあった。
しかもフィンはこの異例の改宗したばかり同族のリリがロキが下した命令したの裏側も大体の予想はわかっているのだ。
これでも都市派閥最大ロキ・ファミリアの団長をしているわけではないのだ、だからこそロキが次をなにをするとしてもファミリアとして準備が必須と考えているのだ。
そのためにリリの周りはこっそりと、フィンが用意した、レベル4の冒険者達がいる、そのぐらいの準備はして当然なのだ、あのトリックスターの異名を持つロキという神のやることは。
そこにヘスティア・ファミリアの実質的なトップである、ベル・クラネルとリリがともにギルド職員のエイナと色々と話し合った後に、二人はダンジョンに入っていく姿がロキ・ファミリアのメンバーにも確認はされた、あとはダンジョンに内部に配置したアイズとレフィーヤの二人がいるのだから。
こうして今日もダンジョンはにぎわっている。
毎日ベルは五万ヴァリウスを使っています この辺は悟空達との修行の影響です
Z戦士達は助けられる命は助けていますし、その心情と信念がベルに受け継がれているのも仕方がないです。
そのためかヘスティア・ファミリアとして貯金が本来ならば合計で五億ヴァリウス程度はたまっているはずなんです。
四億ヴァリウスは前回の階層主をベルが倒した時の賞金金額の半分のさらに半分です。
魔石を半分にしているうえに、リリにも分け前を与えていますから。