ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか超 作:うさぎたるもの
色々と変更しています 基本的にはこの話ではロキ・ファミリアの話が中心です。
一方のロキ・ファミリアもようやく九階層まで降りてきた。これはベルとリリという二人であるからこそ、身軽にダンジョンに潜れるが、五十人近い人数を率いるロキ・ファミリアにしてみれば時間をかけてダンジョンに潜るのは当たり前であった、そう・・・何事もなければの話である。
「なるほど・・・ガネーシャ・ファミリアの君たち三人の内・・・二人はここまで逃げたけど、盾役の戦士の人は」
「あっ・・・・・・あっ・・・・そうだ・・・・・あいつは俺たちを逃がすために・・・しかも相手は・・・完全武装したミノタウロスだ・・・普通じゃありえないほど強い・・・亜種か変異種だ・・・レベル三の俺達三人組が一方的にここまでやられたんだ・・・ぐはっ」
それをフィンに言い切ると、戦士の人はその場で血を大量に吐き出してしまった、それと同時にフィンの指が震えていることもフィンは感じ取れてしまった。
また他のベート・アイズ・リヴェリア・アマゾネス姉妹も感じているのだ、そう・・・モンスターが出す独特な殺気がより強化されているのだから。
「ちっ・・・なんて獲物がこんな低階層に居やがる・・・尻尾と耳も両方に反応が出てやがるぜ」
「・・・・・・・強い・・・そしてここまで聞こえる咆哮・・・今も誰かが戦っている?」
「だが・・・ここまでの雰囲気を出す・・・ミノタウロス相手ならば・・・残念だけどガネーシャ・ファミリアの盾役の戦士は・・・間違いなく死んでいる・・・現に僕の指がね、まったく震えが全然とまらないんだよ、ラウルは僕達幹部が率いている隊を連れてそのまま十八階層に行ってくれ、ここで止まるよりかは安全だ、アキはこの二人の冒険者にポーションを与えて、アキ隊が護衛をして、ギルド側まで地上に連れていくこと、そこからはロキの指示に従ってくれ、どうやらこの出来事は・・・あの【ベル・クラネル】が騒動の中心のはずたからね」
「はっい!」
「了解っす!」
ラウルとアキの二人はそのまま隊を完全に二つに分けて進む、そして残りの幹部クラスのみがここには残っていた。
「さて、どうする・・・大体の位地はわかるけどね・・・これほどまでの殺気だ・・・!??」
「べ・・・・・・・・ル・・・・さ・・・・・・ま・・・・・・・を・・・・・・た・・・・・す・・・・け・・・・」
そうなのだフィンが話している最中に現れたのは・・・衣服の殆どが真っ赤になっているロキ・ファミリアの新人冒険者である、リリルカ・アーデが急に彼らの目の前に現れたのだ。
誰の目から見ても瀕死の状態でありながら、なんとかここに着いたのか、それとも人がいそうな場所を目指して進んできた結果ここに着いたのは知らないが、それでもリリルカ・アーデは増援の可能性を手に入れたのだ。
途中で死ぬ可能性もあった、冒険者に合えても、下手すればそのまま見捨てられる可能性もあるだが・・・リリルカ・アーデという少女はその一握りの可能性を自らつかみ取ったのだ。
「おい・・・てめーは!!」
「よせ・・・ベート・・・まずはリリの傷の回復と・・・大量の血を流しているのだ・・・安静にしなければそのままでは死ぬぞ」
リヴェリアの言っていることはなにも間違いではない、そしてレフィーヤに持たせている通常のポーションをリリに使わせてなんとか意識だけは回復させることに成功したのだ。
ただし血は大量に失っているのだ、下手すればすぐに意識を失う可能性があったが・・・
「大丈夫です・・・リリが・・・ベ・・・・ル・・・・さ・・・・ゃ・・・・・・ま・・・のと・・こ・・・ろ・・・・・に・・・あん・・・ない・・・し・・・す・・・」
もはや言葉も途切れ途切れであるが、それでもここにいるロキ・ファミリアの幹部は誰もリリを弱者だとは思わないあのベートでさえ・・・言葉にはできなかった。
「ちっ・・・俺が背負ってやる・・・こいつは雑魚じゃねー、根性もあるからな・・・オラ・・意識を失うな・・・ちゃんと案内をしやがれ・・・」
「ベート・・・お前というやつは・・・」
「アイズ並びにレフィーヤもいつでも戦える準備を・・・相手はただのミノタウロスの亜種ではない変異種でもない・・・どこかの神がベル・クラネルを確実に殺すために用意したモンスターだ、下層部分の階層主よりも下手すれば強い可能性がある」
「うん・・・しっている・・・この殺気・・・本気だ・・」
「団長~~私も結構暇だったし・・・何よりもうちはあの子のこと好きだし、格闘戦は得意なのに、剣技も習おうとするなんて面白そうな子だし~♪」
「ティオナもわかっているだろう・・・アイズとベートとティオナが三人で訓練されていたことは・・・剣技のみだからこそベル・クラネル相手になんとか善戦したんだろうが? そのベル・クラネルが苦戦する相手だぞ」
「もう~~~わかっているって、でもティオネだって、本当はそんな相手と戦いたいでしょう?」
「そろそろ・・・・・おしゃべりも・・・・・・終わりにしないか・・・戦場に着くぞ!!」
実際にこのメンバーにしてみれば、リリがある程度先導してくれるだけでも、問題ではないが、それでもリリは最後までベートの背中で
「左です・・・右です・・・そこをまっすぐ・・・進むと・・・ベル・・・様の戦場に・・・どうか・・・ベル様・・・まけないで・・・くだしゃあ・・・」
その言葉を残してリリは今度こそ完全に気絶してしまった。
そのリリルカ・アーディの行動はロキ・ファミリアの幹部連中もいいやこの光景をみていた一人の冒険者としてフィンもベートもそしてアイズもその心と行動に何かしらの反応を受けたのだ。
色々と変更しています。