ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか超 作:うさぎたるもの
色々な準備時間があるので、このような話を今後は入れる予定です。
そうしないと イベントの時に出てくるベル達が着ている装備や服などがいきなり現れるので。このようにしてみました。
ベル君は結構苦労人になっています。
グオオオォォォッッ!!!!!
モンスターの咆哮が38階層付近で響いている。おまけにそのモンスターは強化種や亜種のモンスターがいるのだ。それらを見たレベル3の冒険者達は即座にそのままオラリオまで逃げ帰ったのだ。
「じょうだんじゃねーぞあれはあのモンスターの強化種と亜種じゃないか。なんでこんな階層にいるんだよーーー」
他の探索系のファミリアから情報によって、そのモンスターの退治がロキ・ファミリアに極秘にクエストとして依頼されることとなるが、同時にそれはある意味で、ロキ・ファミリアにしてみても、助かるクエストでもあったのだ。
「しかし、のう・・・ずいぶんとこちらにいいクエストじゃな・・・アイズとレフィーヤの大人の儀式を中層部の休憩層から下の階層のモンスターを二人にたおさせる予定が」
「確かにね。それに遠征費もギルド側が負担してくれるからね。この機会にファミリアの第二軍の冒険者達を鍛えるのにもいいからね」
「そうじゃがのう・・・そろそろ椿に頼んでいる二人の衣装も出来上がるころ合いじゃしな」
「私はなにも言わないが、だが二人が危険になれば・・・」
「わかっているさ、リヴェリア。実際に二人が危険になったら僕らも戦闘には参加するけど・・・果たして、危険になる状態になるかそっちが心配だよ。ベル・クラネルから気を覚えてからは、アイズがレベル6にランク・アップしたのは、間違いなく」
「ああ間違いなく、気のおかげだろうな。あの中層の階層主が突然武器を使用したが、気を使った戦法では、問題なく、階層主は倒せたが体力の消耗が激しすぎる厄介な技ともいえるな」
実際にリヴェリアが言っていることはなにも間違いではない、ベル・クラネルのようにいつでも気を使って、それで戦闘でも使用して、それでも体力が残っているなど。
気を教わったばかりの、ロキ・ファミリアの幹部メンバーでは。いまだに戦闘中の間は気を並行使用で戦う事はできないのだ。
これは気の本質をいまだに、完全にはとらえられている状態ではないために。
気=体力と意識的に思っていることで、体力を使うことで、気を使い戦闘能力を底上げしているのではないかという、半ば嘘の情報が常識として彼ら【ロキ・ファミリア】の幹部連中は思い込んでいるのだ。
これにより、気を使えば、体力は消耗するために、半ば必殺技や切り札的な役目しか立っていないのが今の現状であるのだ。
実際にベルはちゃんと教えているつもりでも、実際に相手に伝わっている情報が間違っていれば。
このような結果につながっているのだ。でも戦闘能力は向上しているために、その矛盾をベルにはなかなか聞けなくなっているのが、現状であるのだ。
ロキもその矛盾は知っているが、それを意図的にはおしえていないのは、やはり気の情報の拡散を怖がっているのだ。
「・・・それに・・・やっぱり、気の情報はもうオラリオの世界には必要ないかもしれんからな、仮に間違った気の扱いであってもこの状態で広まると色々とやっかいや、ならフィン達には悪いけど、このまま間違った情報で頑張ってもらわんとな」
とロキは片手でワインを持ちながら、自らの部屋でつぶやきながら。その指摘すらもしてないのだから、ある意味では仕方がないといえる。
それにベルも、ロキ・ファミリアにはなかなかこれなくなっているのだ。あのギルド側が出した、闇勢力の討伐依頼から1週間が経過しているが。
それでも今のベルもギルド側から豚やイノシシのドロップ品の納品の依頼があるために。ベルは18階層に潜っては、5トン以上のドロップ品を入手する為に今もモンスターを狩っているのだ。
エイナ産の弁当があまりにも、冒険者達や暇を持て余している神様達に売れているために、今もギルド側で弁当は売られているのだ。
本来ならば期間限定で売るはずの予定の弁当がである。そのためか、今も時間的余裕もなくなってきているのが実情ではあるが。
「だが・・・フィン、後1か月もすれば・・・グランド・デイイヴだ、それまでに二人の大人の儀を進めてやらないとな」
リヴェリアも二人の実力を大体は認めているのだ。だがファミリアとして二人を見るとまともな大人であるかと言われると、未だに未熟な子供であると言い切るしかないのが実情なのだ。
だからこそとあるところで伝わるドワーフ族限定の大人の儀の情報をガレスが持ってきた時には。
フィンもリヴェリアも次の遠征では二人のために、この大人の儀式用の戦闘服を注文をしているのだ。そして試作品がそろそろ完成するのだ。
実際にアイズとレフィーヤの服のサイズは、椿をはじめとする、女性鍛冶師達に頼み作っているのだ。
自らのサイズに合わない防具はなんの役にも立たないからだ。だからこそ、装備の点検の日に一緒にアイズとレフィーヤのサイズは椿達の手によって調べ上げられて。
アイズは両腕と両足には金属製の装備であり、胸当ても最小限にしながらも、それでいて、白と青の生地が圧倒的に多い服の装備になっているが、それでもアイズが今装備している軽鎧系よりも圧倒的に防御力や戦闘での戦いやすさも考慮されている戦闘服になりつつあるのだ。
またレフィーヤは逆で服は白と赤を中心とした、魔法の威力を上げる戦闘服系統になりつつあるが、ティアラと耳飾りや首にぶら下げるアクセサリーは赤色と統一されているのだ。
こうして、試作品の服が出来上がる時刻なると、フィン、ガレス、リヴェリアの三人はヘファイスト・ファミリアまで出向き、椿が作り上げた。試作品の服二着を見て。もう少し手をくわえる所や、そうでない部分を色々と時間の許す限り。試作品から正式な戦闘服に仕上げる最終段階を残すのみとなっていた。
「問題は・・・レフィーヤもアイズもこれを着てくれて、戦ってくれるかが心配だけどね」
実際にフィンの言っていることはなにも間違いではない。それに荷物を運ぶサポーターがモンスターの攻撃をよけきれない可能性もあるのだ。
「せめて、二人にはこのことは当日までは秘密でいたけど、モンスターの攻撃でこの荷物が二人に知られてしまえば・・・」
「その辺は仕方がないだろうな、ダンジョンに持っていくのだ。補給物資と一緒にもっていけばある程度の疑いははれるが」
「確かに疑いが晴れるかもしれんが、その辺は予想を立てるしかあるまい」
こうして、ダンジョンに潜るための物資の補給をしながら、アイズとレフィーヤの二人に大人の儀式で着てもらうための専用の服が出来上がりつつあった。
そしてロキ・ファミリアは二日の遠征の準備期間を元に色々と物資の買い出しを行っていたのだ。
なんせ今回は第二級の冒険者達をより戦力を向上させるために、ダンジョンに潜るのだ、いかにロキ・ファミリアの第一級の冒険者達が一緒についていくとして、不測の事態は発生する可能性もあるのだ、だからこそ。
大量のポーションや食べ物等色々と買い出しをリリとラウルが中心として一緒になって行っているのだ。
「はぁーーーー今日もベル様に合いに行くことができませんでした」
「仕方がないっす。リリちゃんはロキ・ファミリアに正式加入したサポーターっす。だからうちらと一緒に遠征の準備もしないといけないっすよ」
確かにラウルの言っていることは 間違いではない。今のリリは間違いなく、ロキ・ファミリアに正式に入っているのだから、ファミリア側で遠征をするのであれば、それに参加する義務も生まれているのだ。
「わかっています。でも一週間以上もベル様に合わないのに、さらに遠征の準備で時間をとられるなんて」
「大丈夫っす。今回はリリちゃんはダンジョンに行く、遠征からは離れているっすよ。今回の主役は第二級冒険者達の戦力アップが目的だからっす」
リリはレベル的には第三級以下の冒険者でしかない、レベルⅠの冒険者が中層に行くのは自殺行為でしかないのだ、前回が特例であり。団長がロキ・ファミリアの団員を集めて、食堂で言っているのだ。
現にリリの利点は大量の荷物を一人で運べることでもあったからだ。だが今回の遠征はべつにリリ以外にもサポーターはいるのだ。そいつらの戦力アップをするためには今のリリは、完全に足手まといでしかないのだから。
こうして 色々な準備をするのであった。