ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか超 作:うさぎたるもの
結果三部か二部策になる予定です。
ちなみに作者は中層あたりは大体 三十八階層付近かなと思っています。
中層部のボスが七か六あたりに居たので、 そいつを倒した後には必ず休憩ポイントがあるはずだと、思っています。
間違っていたらすみませんが、 この設定のまま突き進む予定です。 さすがにあり得なかったときは、 感想版かメッセージで書いて送ってもらえれば 色々と修正する予定です。
火曜日は忙しくなるので。 水曜日の夜までにはなんとか上げる予定です。
グギャアアァァッ!!!
モンスターがダメージを食らって、レフィーヤのすぐ近くで魔石となり、その姿を消していく。
その攻撃をしたのはラウルとアキの二人の冒険者であり、今も読唱中のレフィーヤをモンスターの攻撃からなんとか守ろうとした結果だ。
ではなぜこんなことになっているのか? それはロキ・ファミリアの第二軍の冒険者達を育てるために、団長達が中心となって、久々にダンジョンに向けての遠征の目的がある。
「レベル三以上の第二級冒険者達を鍛えるための遠征である!!!」
そう言って堂々とロキ・ファミリアの食事のホールで宣言してすぐに、レベル三以上の冒険者を中心とした班編成をしたうえで、レフィーヤを含めた次世代の幹部候補生を育てる意味も、今回の遠征には含まれていたのだ。
そして、現在中層部の38階層付近の休憩ポイントから下の階層、つまりは39階層付近で第二級冒険者を中心とした戦力で、近くのモンスターを呼び寄せて、戦っているのだ。
その中で、やはりレフィーヤだけは、未だに自分自身に自信が持てないようであった。
ラウル達が必死にレフィーヤの魔法詠唱の時間を稼いではいるようだが、やはり詠唱時間がいつもの訓練よりも明らかに長くなっているのだ。
「・・・・・【誇り高き戦士よ、森の狙手隊よーーー!!っ】」
アキがその瞬間にずいぶんと前の方にいるモンスターの咆哮を聴いた。だがその咆哮にアキに気付いてしまった。今から自分達に近づいてくるモンスターがどのような類のモンスターなのかは大体はわかってしまったのだ。
「!!! 間違いない。あれはあの咆哮は前にも聞いたことがある。あの咆哮は亜種のモンスターの咆哮です。皆さん、十分注意してください」
アキは元々その獣人族の耳でヒューマンよりも圧倒的に戦いの音を拾えるのだ。つまりその分、自らが指揮している部隊に早くそのモンスターがいつ来るか? また過去に戦ったモンスターであれば、ある程度の特徴は大体は覚えているのが、ロキ・ファミリアの冒険者達にとっては必須である。
そしてアキは何度もこのモンスターの亜種と遭遇した戦闘経験があるのだ。伊達に次期ロキ・ファミリアの幹部候補ではない。
「了解っす。アキの情報をもとに隊列を組みかえるっす。盾隊は戦闘で疲れている者達は後方にさがり後方にいる人達は前衛で、モンスターの攻撃を耐えてくださいっす。レフィーヤ達魔導士の詠唱の時間が結構かかるようっす。後方に下がった盾隊は魔導士達の盾になってほしいっす」
「「「「「「了解」」」」」」」
そしてレフィーヤ達、魔導士部隊もそろそろ詠唱の最終段階まで入っていたが。
「くっ・・・頑張るっす・・あと少しっす。だからみんなで、こいつを・・うっ」
「ラウル大丈夫!! このーーーーーー!!!」
アキは獣人族の特徴を生かした、スピードのある戦い方をする一方で、ラウルはヒューマンでありながら、盾役と指揮官もこなせるある意味で万能職といえる立場であるのだ。
つまりラウルもこの亜種との戦闘に参加しているのだが・・・
ザッシュ
突然の一刀でこの亜種が魔石へと変わってしまったのだ。
そうアイズが勝手に持ち場から離れて、そのまま亜種のモンスターを簡単に倒してしまったのだ。
姿かたちはライオンの三倍以上はある大きさである亜種をいとも簡単に倒したのだ。
だがそれは同時にアイズが受け持っている防衛ラインが消えてなくなることを意味しているのだ。
「「なっアイズさん・・・どうしてこんなところに」っす」
「モンスターを倒すのが、私の仕事だから!!」
当たり前の事を言っているアイズではあるが、今は第二級冒険者達に経験値を積ませることが遠征の課題であるのだ。
それをアイズが勝手に自らの持ち場を離れて、適当にモンスターを狩っていくのだ。
すでにライオン型のモンスターの数も徐々には減っているが、それは通常個体であり、亜種型や強化型は三十匹の群れの中に一匹いればいい方という感じになっているのだ。
それをアキ隊とラウル隊の受け持つはずのモンスター集団すらも、アイズは好き勝手に動いて殲滅させてしまったのだ。
これを見たフィンはある意味で納得した。
「アイズは期待を裏切らないね。ベートもだけど」
こんな言葉を残して、昼までにはライオン型の群れを合計で十回ほどは殲滅しているのだ。
つまりこれだけ動けば十分すぎるほど、ロキ・ファミリアのメンバー全てがお腹を空かしているわけであり。
「みんな、休憩にするよ。丁度きりのいい感じに群れがいなくなったからね」
フィンのこの言葉でロキ・ファミリアの遠征軍は38階層の休憩ポイントで昼飯を食べてある程度の休息をいれる予定ではあったが。
だがここでフィンから呼び出しを食らったのは、アイズとレフィーヤの二人だけだったのだ。
元々ベートはあのライオンの群れ相手でもしっかりと持ち場を守っていたのだ。ただし暴言を吐きながらではあるが。
ティオナとティオネの二人もある程度のすべき事は分かっている姉妹だからこそ、ライオンの群れの中で最も強い個体を限定に倒していたりする。
他の弱い個体は自分達に預けられた第二級冒険者達に完全に任せているのだ。だからこそ、重傷者の数は意外にもいなかったりする。
だがアイズに任せたはずの第二級の冒険者達は途中でアイズが勝手に行動を起こしたことで指揮系統がバラバラになってかえってアイズ班の被害の方が大きいのだ。
実際に今回の遠征の目的の一つにアイズがちゃんと指揮官として、使えるかという適正をみることも含まれているのだから、だからこそ切り込みのエースであるアイズにも1部隊をフィンは預けたのに、結果は見事フィン達が予想した通りの結果しかならなかったのだ。
「アイズにはまだ指揮官として、戦うのは少し早かったかな」
「そうじゃのう・・・今はモンスターとみれば切り込む、ある意味ではエースといえるが」
「それしかできないと言っていいだろうなアイズもレベル6になった。そろそろ隊を指揮することも覚えてほしいが」
「今の戦い方を見る限りでは絶望的だろうね」
そんなことをフィン、リヴェリア、ガレスの3人だけが、自らの隊すらも持たないままで、この戦いがどうなるかその部隊のゆくすえを見ていたのだ。
だからこそ、ある意味ではアピール場所となっているのはやはり、ラウルとアキの隊であった。それぞれが指揮官としても、ある程度は使えるために被害は擦り傷や、装備の一部が壊れているなど、その程度であったが。
「やはりアキとラウルは一定の指揮官としてはすでに器が出来つつあるな」
「リヴェリア・・・そうだけど、ラウルの指揮官としての適性は後方よりだからね、アキは前衛型であり、戦闘中でも指揮官として役割を忘れてはいないようだね」
「そうじゃのう、ベートは自らに強い個体を狩って、隊の者達に負担をなくす方法は姉妹と一緒ではあるが、なぜ悪口しかでんのかそれが、不思議じゃな」
確かにベートも頑張ってはいるが、一番気になるところはフィン、ガレス、リヴェリアの三人が注目している部隊である魔導士部隊であるのだが。
実際にダンジョンの中で一番の問題は火力を出すはずの魔導士隊である。レフィーヤを中心として組んでいたが、隊長のレフィーヤが途中で魔法の詠唱が途切れたり、アキ隊とラウル隊がついているのに、逆にアキとラウルの心配をして、魔法が撃てなかったりしたのだ。
レフィーヤの部下達がちゃんと魔法詠唱はキチンとできているために、次の戦いに向けての反省という意味もこめていた。フィン達から強制的に呼ばれてしまったのだ。
「・・・フィン達によばれたの? レフィーヤも?」
アイズはなぜ自らがフィン達に呼ばれたのを全く理解してはいなかったのだ。
逆にレフィーヤはなぜ自分だけが呼ばれたのを明確に理解していたのだ。
「おそらくですが・・・・先ほどの戦いについてかと思いますよ。アイズさん」
「・・そうなの?」
「そうですよ。きっとそうじゃなければ・・・私しか呼ばれないはずです」
実際にレフィーヤ、先ほどの戦闘の反省する場所は分かっていたが、だがどうしてもその次に進めることがなかなかできないでいるのだ。
またアイズはつい最近レベル6に上がったことで、身体能力もさらに上がったために、未だに自らがどこまで戦えるのかを正確には判断がつかめていなかった。
そんな二人がフィン達がいるテントの前までやってきて、そしてテントの中にレフィーヤとアイズの二人が黙って入っていく。