今日の艦隊これくしょんのサーバーの解放は19時30分である。
そして現在の時刻は18時58分。しかも学校にまだいる。
帰宅にかかる時間、約30分。着替えやパソコンの用意とかその他もろもろで5分………
「あれ?時間ヤバイ?……ヤバイ…………ヤバイじゃん!?」
これまでに私は運悪く五回も新規登録ができなかった。
そんなことを休憩時間に友人に話していたら「お前は馬鹿か?」と言われてしまった。
まぁ、私もいきなりそんなことを言われたので友人に右ストレートをしてしまい
色々と大変だった。今、この場で思うことは、
友よ私が悪うございました。だが反省も後悔もしてない!(キリッ である。
後に我が友が言うには、ついったーなるものを使えばいいと言っていたので
今回実行した次第だ。初めから馬鹿と言わずに説明していればいいのに…………
そして、そのついったーなるものには何と!新規着任サーバー開放の日時が記載されてたのだ!
どうやら次の新規着任サーバー開放は明日の19時30分………つまり今日の19時30分である。
しかもだっ!都合のいいことに今日は学校は早く終わる………そう。終わるはずだった。
「は~い。10分程休憩~。先生はその間に次の教材とってきますねぇ~」
いきなり補習とか
おまけに、よりによって英語の補習とか私に止めを刺しにきてる。
帰りたい。お家に帰りたいよぉ!
「どうすんだよ~時間がぁぁぁ」
「フっ…………乙と言わざるをえないな」
「…………………」
「あっ!ちょ!?無言でパンチ構えるな!や、やめr―――――――」
――――しばらくお待ちください――――
「何か良い方法はないだろうか?」
「は、腹が痛い…………」
「ちょっと!聞いてるのか?」
「お前に殴られた腹が痛くて悶絶してて何も聞いとらんわっ!」
「ちっ………使えんな」
友人が何か騒いでるような気がするが気のせいだ。
何か良い方法はないだろうか?
「適当に理由つけて変えれば?」
「なるほど。それは名案だ!じゃあ帰るわ」
帰りの用意を瞬く間に済ませ私は教室を出ようとした。すると友人が――――――
「理由どうすんだよ?」
帰る理由……………そうだな――――――
「頭痛が痛くなったので帰ります。とでも伝えてくれ!じゃ、また明日!」
「え?あ、待て!頭痛が痛いって何なんだよ!!」
私は教室の扉を勢いよく開け廊下を走った。いつもなら一段一段ゆっくり下りる階段も
今日ばかりは三段飛ばしをしながら駆け下りた。
駐輪場に着いた時にはすでに19時30分まで後カップラーメンが10個分しかない。
跳び乗るようにサドルに跨り大通りを自転車で走り抜ける。
途中、スピードの出し過ぎだの何だのと警察官に止められそうになったが今日は無視だ。
「そこの赤い自転車止まりなさいっ!」
ほほう?追いかけてくるか?だが今日の私は誰にも止められはしない!
きっと、この時の私は車と大差ない速さを出していたと思う。
「ふはは!今の私は阿修羅さえも凌駕するッ!」
「待ちなさぁーーーい!!」
待てと言われて待つとでも思ってるのか?
普段の私なら待つだろうが今日はダメだ。何としても帰る。
そんなこんなをしてるうちに警察官はいなくなっており、私は我が家へ到着した。
「母さん、ただいま~!」
「あら?おかえりなさい。ご飯できてるから速く着替えてらっしゃい」
私は自分の部屋に入りパソコンの電源を入れ、着替えを始めた。
このとき残り3分。そして、私の着替えが終わった頃に
ちょうどパソコンが起動した。そして艦これのログイン画面を開いた。
「私の勝ちだ!」
今回は成功したと確信していた私に突き付けられたものは――――――
「なん、だと?」
[通信エラーが発生した為ブラウザの再読み込みをお願いします。]
何故だ?何故なんだ!?これはイジメなのか!!?
………いや、そう言えば友は言っていたな。5分待てと。
――――それから5分後――――
「パーフェクトだ。我が友よ。無事ログイン出来たぞ!」
後でメールでもしておくか。
「ん?まずはチュートリアルか…………名前か。どうしようk――――――――」
「いつになったら降りて来るの!!」
やばっ!母さんが若干怒ってる。くぅ、仕方ない。ご飯食べてるか。
名前はその時にでも考えればいいだろう。
――――食事中――――
「なんとか思い付いた」
いやぁ名前考えるのって神経使うわぁ~
さてさて次行きますか!私はスリープ状態にしておいたパソコンを開いた。
「えっと提督の名前名前っと!」
私は思うんだがやはり名前と言うものは愛着がわくようなものじゃないとダメだと思うんだ。
と言うわけで本名を多少変えたものにすることにした。
[提督の名前:
ぶっちゃけ本名から一文字抜いただけなんだけどね~
「次の選択はパートナー選びか」
何て言うかどんなゲームでも初めてのパートナー選びってドキドキするな~
ほら、ポ○モンとかパ○ドラとかもそうじゃなかった?
それはともかく候補見て行こう!
「まずは…………」
吹雪⇒正義感が強く真面目すぎて融通が利かないこともあるけど頑張り屋さん。
叢雲⇒クールでプラドが高く上から目線な事もあるが優しい一面もある。
「ふむふむ。吹雪ちゃんは委員長っぽいね。で、叢雲ちゃんは………ツンデレね」
漣⇒ちょっと変わり者だが根は真面目で本当はみんなとお話したいと思ってる。
電⇒優しくて穏やかな性格で慌てんぼうなところもある。
五月雨⇒明るくて前向きな性格だがどか微妙にズレている事も多い。
「漣ちゃんは不思議ちゃんでしかも寂しがりなのかな?電ちゃんはおっとりしてそうね。
五月雨ちゃんはドジっ娘か………………」
………最初っから選ぶ対称のレベル高いなぁDMM.com!
どれも可愛い娘ばっかりだね。う~ん誰にしようかな?
――――悩むこと数分――――
「やっぱり最初は優しい娘で!電ちゃん、君に決めたっ!」
[提督、お持ちしていました!「艦隊これくしょんー艦これー」の世界へようこそーー。]
あ、いきなり始めるのかな~って考えてたら最初が説明なのね?
「う~ん。えい!」
キングクリムゾン!時は消し飛ぶ!
いやね?正直さ、こういう説明は読まない派なんですよ。
[提督、お疲れさまでした!そろそろ、私たちの「母港」にいきましょう!]
「……………ん?」
母港にいきましょう……じゃないの?あれ、次に進まないのかな?
こういう仕様なのかな?友に電話でこうかn―――――あ、画面変わった。
「は?おいおいおいおいおい!?この仕打ちはあん…ま……りじゃ……ない……か?」
いや。それよりも眠気が。ああ、これは敵わん。寝落ちしてしまう。
…………おやすみ~。起きたら続きやろう。
そして部屋からは誰もいなくなった。
ただ、机の上に置かれたパソコンの画面には
[深刻な通信エラーが発生した為、お手数になるかは存じ得ませんが
本当の艦これ――――――本当の艦隊これくしょんの世界から再開します。がんばってね?]
黒い猫を吊るした少女が笑っていたとさ。
次回は年明け…………1月10日までに更新する予定です。
それじゃ良いお年を~