紅い天使はロマンを求める   作:月見草クロス

2 / 5
突撃ってロマンある戦法だと思うの。


武器選び

「リンクスタート!!」

 

今回はやっとの思いでまともにプレイできるよ!!GGO!!と言ってもアバターは女子なんだけどね……アハハ

 

ハッとすると前と同じく名前を打つ所から始まった。そこに僕は「Scarlet」と打ち込んだ。

 

 

 

……目を開けるとゲームの世界。今は初期スポーン地的な感じの場所で建物と人ばっかりだ。

あーっとそんなことはどーでもいい!!

僕はダッシュで鏡の前に立ってみる。

 

「これが僕かー」

 

見ると銀髪で髪はロングだけど身長はいつもと変わらないくらいの大きさの僕がいた。ちなみに現実で140cmでこっちだと136cmくらいじゃないだろうか。ちょっと等身が下がった気がするし。

 

ちなみに胸はぺたんぬだった。ここが1番不安だったし良かった良かった。

 

………でも髪銀髪かぁ……染められるかな

 

そう思いながらも鏡に映る自分をじっと見ていると

 

「おい」

 

「にゃっ!?」

 

後ろから声をかけられ思わず猫化してしまった。

 

「いつもどーりスカーレットですか」

 

「びっくりしたぁ……驚かすなよクロス」

 

声をかけてきたのはクロス…現実でいう黒刃だ。

 

「にしても違和感だな…友達がこうなってると」

 

クロスは僕をマジマジと見てくる。

 

「変態」

 

「おいおい」

 

いや変態だよ。一応見た目は女子なんだから。

 

「あ、そうだークロスー。このゲームって髪染めたりは出来るの?」

 

「出来るけど……お金いるぞ」

 

「なら大丈夫大丈夫。狩りすればいいだけだしねー」

 

正直、前にしていたALOなんかよりよっぽど簡単だ…と思ってるけど…

 

「あー、あとお前、ナンパには気をつけろ。このゲームって女は過疎ってるから」

 

「わかってるー」

 

元々男だから男にお持ち帰りされるなんて御免だ。

 

「とりあえず……俺はお金有り余ってるから、武器の一二個買ってやるよ」

 

「やったー!!」

 

流石は元トッププレイヤー!!太っ腹だぁ!!

 

 

 

「んー、どの武器がいいのかなー」

 

「……お前、チュートリアルしてないだろ?武器の種類とか分かるのか?」

 

「僕、チュートリアルしない派だからねー、あと何となくわかるわかる」

 

でも迷うものは迷う。んー……やっぱり近距離武器欲しい気がするなぁ。

 

「お前に似合いそうなのといえば……ショットガンだろ」

 

「ショットガン……確かに楽しそう」

 

ショットガンといえば近距離特化の銃の代名詞みたいな所あるしねー。

 

「じゃーこの……レミントンM11─87……でいいのかな?」

 

「連射の効くショットガンで軽めだしいいんじゃねぇか」

 

と、言いつつクロスはサッとそれを買って僕に渡してきた。

 

「名前長いからー……レミとでも呼ぼう」

 

「レミってなんか人の名前みたいでやだな……」

 

でも、決めた名前は決めた名前。この銃はレミだ。

 

「あとなんか欲しいのはないのか」

 

「んー……スナイパーライフル?」

 

「お前らしくない武器だな、何に使うんだ」

 

「凸砂」

 

「お前なぁ」

 

だって凸砂楽しいしロマン満載じゃん。ショットガンで倒せない相手に近距離でワンパンできるものが欲しいのだ。

 

「んんー……ならこれじゃねぇか?vsr-10。軽くて全長も短め。ボルトアクション方式のせいで連射は出来ないが……」

 

「んー……クロスが言うならそれでいいかなー」

 

と、言ったのを聞いてクロスはサッと買って僕に渡してきた。

 

「こいつはねー……テンだね」

 

「めっちゃシンプルで、ネーミングセンスが絶望的」

 

「ひどー……」

 

僕はまるで剣をかけるみたいに二本の銃を交差させて背中にかけた。

 

「じゃ、ひと狩りいこうぜ」

 

「はいはい……でも俺が付き添えるのは今回だけだぞ。次からは自力で頑張れ」

 

「ええー!?」

 

いや、そんなことしたらステータス足りなくて死にまくりそうなんだけど。

 

「せめてクロスが前に言ってた友達を呼んでくれないの?」

 

「あいつかー……考えとく」

 

「呼ばないと戦闘中にショットガンでヘッショしてやる」

 

「………分かったよ呼べばいいんだろ呼べば」

 

…と、いうことで今度クロスの友達を呼んでもらうことになった。やったー。

 

 

 

 

ということでとりあえず狩りをしにやってきたわけだけど……

 

「なんでこういう時に敵に会うかねぇ……」

 

僕とクロスは交戦を余儀なくされる場所に敵を発見して、なかなか進めずにいた。

 

「敵は3人で……1人は初期ステータス。俺がいてもなかなか厳しい状況だな……」

 

「いけるいけるー」

 

僕には何が危険か分からなかったので隠れることなく道を進むことにした。

 

「お、おいバカスカーレット!!」

 

小声で言われるが無視する。まぁまぁちょっと作戦ありますから。

 

「あの……すいません」

 

悪魔で僕は初心者。だから折角なので騙してやろうと。

 

「僕、まだ始めたばっかりで……教えてくれません?」

 

あと今、僕は一応女の子なんだ。だからこう言えばきっと大丈夫。

 

「そーなのか。いいぜ、今ちょうど狩りをしに行くところだったんだ」

 

「やったー!!僕は運がいいねー」

 

と、うまい具合に近づけたので、背中に背負っていたレミで一人目の頭に1発。

 

ステータス関係なく、ショットガンの火力で1人目は即死した。

 

「なっ、おま…」

 

動揺してる2人目にもヘッショをぶちかましてやった。

 

「騙し討ちとは卑怯だぞ!!」

 

「あぁ、俺もそう思う」

 

気づいたらクロスもこっちに来ていて、3人目の頭にサブマシンガンを突きつけていた。

 

「グッバイ」

 

クロスは無慈悲にトリガーを引いて、3人目も昇天させてあげた。

 

「ぐっじょぶー」

 

「お前ほんっとこういうことさせたら天下一だよな」

 

騙し討ちは得意分野だ。これでALOでも何人殺してきたか……

 

「まぁ…とりあえず勝てたからいいけど気をつけろよ」

 

「はーい」

 

僕は適当に聞き流しつつ、先を急いだ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。