横島と美神とかが同年代なのを書きたかった   作:ブロンティスト(誤字的な意味で)

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前回の「俺はGS王に成る!」みたいなのが後々みたらいくら何でも無いだろって思ったのでその話を無理やりこじつけました。
バイクを盗まず書きだしたので、完全に行き当たりばったり

書きたいシーンが幾つかあるのですが、この調子だと最初が100話超えるかも、どうしよう・・・


親の愛(2)

 

ゴーストスイーパー

 

 

悪霊や妖などを祓うことを生業とする横島忠夫の前世、陰陽師と同じ職種

 

テレビや新聞等でも特集が組まれる程には有名な職業ではあるが、科学的な思考が有るこの世界では胡散臭さはそれ以上だろう

 

それを目指すと言う息子に大樹も百合子も眉を顰める、GSと言う職業に嫌悪感が有る訳ではない、ただ息子を心配しての事だ、二人とも現代社会で一角の人物だ、当然にGSへの依頼も有り、造詣も有る

 

「・・・それがどれ程危険な事か知っているのか?いつ死んでも可笑しくないんだぞ?・・・まぁ、話はそれだけでは無い様だからな、まずはそれを聞いてだからだがな」

 

「・・・・・・」

 

「・・・ありがとな、おやじ」

 

夫である大樹の言葉に口を噤む百合子、息子の一大事であるからこそ夫に任せようと思った、それが自身が育て共に成長した大樹だから

 

そして突然な話にも馬鹿にせず、まず親なら頭ごなしに否定して止めさせる事を、笑みを浮かべながらも目は本気で話を聞きたいという父に感謝の言葉しかない忠夫

 

「ほんま、ありがとう・・・・全部話すわ」

 

 

 

 

今日あった出来事、出会った親子、自身の霊力、そして前世の記憶───それらは一笑に付す処ではない、荒唐無稽と言われ馬鹿にされるはずの話

 

それでも両親は最後まで真剣に話を聞き、息子のたどたどしい言葉に誠実に応えた

 

「・・・そうか・・・まぁなんだ、その、お前の持っている霊能で、俺たちに見せられる物を見せてくれるか?」

 

疑う訳ではないがそれが本当に勘違いではないかいうのは当然の確認だろう、「高島」これは聞いたことはないが「安倍晴明」日本だけではない、海外で知られるほどの名だ、それが息子の前世

 

「うん・・・あの、この身体だと陰陽師としての能力って実はそこそこ程度でさ、親父たちやったら分かると思うねんけど・・・これでええかな?」

 

両親が霊感が多少なりとも有ることはわかっている、そしてオーラと言ってもいい物を纏っている、それは殆どの不運や不幸を覆す程に強固で自身には無い物

 

霊能と言ってもその種類は多岐にわたる、呪符・呪術・祈祷・式神など様々だ。しかしそれらを現状では使いこなせない忠夫はシンプルな方法を選んだ、霊圧をぶつけるという方法を

 

「っ、・・・なるほどな、確かに重圧の様な物を感じる・・・それで?その美神とか言う人の言葉通りにするのか?」

 

<美神美智恵>

彼女こそがこの話の発端、彼女と会ったあの時に忠夫は間違いなく”誘われた”霊能に目覚めた今でははっきりとわかる、呼び寄せるように霊波を放っていたのだから

アレ程の使い手だ、十中八九GSかそれに関わる人物だろう、何よりこれから起こる事態を知っている様だった

そして何より気になる言葉 ──子供の時はこんな感じだったのね──そのうちね?

言動から未来予知等の能力を持っているのだろうと当たりをつけているし、態々あのような真似までして自分に会いに来たのだ、無視ををする様な真似は悪手だろう、何より自分の頭を撫でるなど親し気に接していた所から、少なくとも未来では悪い関係では無いと分かる

GSの仕事に携わっていれば彼女の素性に近づくのに一番の近道のはず、目指さない理由がない、そして───

 

 

 

 

<令子>そう呼ばれていたあの少女・・・「また会いたい」と、ただひたすらにそう思う

 

 

 

「「──っ!!」」

 

 

身体が凍り付く、その無意識に霊圧を放つ息子を前にして驚愕と畏怖を覚えるが、親としては有ってはならないだろうという気持ちからか、精一杯の気持ちで余裕を持って声を出す

 

「ふむ、だがその力は抑えていれば大抵の人にはバレんのだろう?それでは駄目なのか?前世は前世だしな、今の人生を楽しめばいいだろう」

 

「っと、ごめん、おやじ・・・えっとさ・・・ほんとは・・・あの子に会いたいっていう俺のわがままやねん、ほんま無茶苦茶言ってごめんな・・・」

 

慌てて霊圧をしまい、ばつの悪そうにそう溢す、理由は一目惚れ少女にまた逢いたいという不純な動機にしか見えない、それでも1000年も経ってもまた会えるとなればその可能性に縋りつきたい

そんな俯き、少女と逢引きしたいなどと言う息子に大樹は口角を上げ

 

「くっはははっ!流石は俺の息子だ!!ホレた女のためならなぁ・・・そりゃあ全力だ!突き進む以外に無いな!」

 

「あなた・・・」

 

大笑いする夫を見て、「はぁ~・・・」としか言えない百合子、真面目な話をしていたはずなのに何故こうなるのか?、頭痛で思わず片手で顔を覆うように米神を揉む

 

「俺達もそうだっただろう?惚れた女の為に向こう見ず、まずは様子を見てみないか?」

 

「・・・それはそうやけど・・・はぁ~、少なくともその件の親子とメモに有る人物については調べてや?それで危なない人やってわかってからやで?それが条件や!」

 

「ん、クロサキ君に頼んでおこう、彼ならおまえも信用できるだろ」

 

「まぁ彼なら適任さかいええわ、報告は詳細に、な?」

 

念を押す百合子、それに頷てから大樹は息子に話しかける

 

「っとまぁ、こんな感じでなら俺達はお前に行ってけって言えるが、お前は何かあるか?遠慮無く言ってくれ」

 

「・・・なんもない・・・ほんま、ありがとな、おやじ・・・」

 

 

 

 

そう言って無言で泣き続ける息子と、その息子を抱きしめる父親が居た

 

 

 




女癖はともかく、大樹の様な父親が好きなんですよね。
母子家庭で育って、長男だったので父親や兄とかの憧れが強いだと思います。
だから美神令子みたいなのが好きで嫌いなんでしょうねぇ、なんとなくですが共感しちゃいますから、年上の人の庇護に入りたい、でも年下の人には頼りたくない、格好悪いって思いますから。
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