横島と美神とかが同年代なのを書きたかった   作:ブロンティスト(誤字的な意味で)

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主人公なのになんというか目立ってない横島


出会い

 

 

横島忠夫(14歳)。GSを目指す青春真っ盛りで、前世にやらなんやらかんやら問題を抱える中学生

 

そんな主人公である横島忠夫は、某所のとある館に住み着いている悪霊の除霊を唐巣と共に行っていた

 

 

 

横島は目の前の悪霊に讃美歌を詠う

 

「神はわれらの避所また力なり」

聖書を片手に、しかし油断なく言葉を紡ぐ

「なやめるときの最ちかき助なり」

横島の霊力がゆったりと高まり、悪霊はじりじりと後退る

「さればたとひ地はかはり山はうみの中央にうつるとも我儕はおそれじ!」 ※神はわがやぐら

そしてその霊力が最高に達し、聖歌を詠いきり───

 

「・・・・・・」

「・・・・・・」

 

 

何も起こらなかった

 

「・・・うん、やっぱり君に信仰心は無いみたいだね」

そう疲れた笑いをする唐巣の目の前には、無言で霊波刀を振るって悪霊を真っ二つにする横島が居た

 

 

「そやから無理やって言うたやないっすかあぁぁ!!」

「いやぁ、どうしても最後に確かめたくって・・・ね?」

下級の悪霊の除霊を(除霊費用は依頼人が低所得の為に無し)終わり、ほのぼのとするはずの会話だが、横島は当然の如く吠ええた。

「信仰心なんかあっても腹は膨れんのじゃあぁぁ!!!」

地面を叩き、泣きながら力説する横島。因みに電気は止められているため、先月からエアコンは動いていない。

「働けど働けど・・・俺の暮らしっ・・・えぐえぐ・・・楽にならず・・・って最後って?」

そう泣きながらも、神父の言葉に首を傾げる

「うん、横島君・・・GS試験受けようか」

「・・・それ、拒否権あるんすか?」

「無いに決まっているだろう」

無慈悲にいい笑顔で笑う唐巣、いっそ殴りたくなるがギリギリの所で耐える

「いくら何でも突然すぎやないっすか!?」

「突然の事態にも動じない、そんな人になってほしくてね。やったね?いい経験出来たよ」

「理不尽過ぎる・・・」

「世の中は理不尽な事ばかりさ、早めに慣れないとね。それじゃあGS試験の手続きとはしてるから、試験会場に行ってきてね?タクシーも用意してるし」

「なんていうか、おやじに毒されてきてません?」

「親御さんとの連絡はしっかりしているからね」

自分の知らない所で話が決まるのは良くある、そもそも最終的には自分で決めたとはいえ、この師弟関係すらそうなのだから。それでもだからといって一生に関わる事案を勝手に決めるのはいかがなものだろうか

「なんでこう俺の周りって事前説明無い人ばっかなんやろ・・・」

そうホロリと涙を流す

「でもGSに成るのを目標にここに来たのだろう?それなら当然の流れではないかね?」

「いや・・・そりゃそうっすけど、心の準備というかなんていうか」

「まぁ突然なのは済まなかったと思っているからね、これに関しては埋め合わせをしよう」

「それやったら依頼料をちゃんと貰って下さいよ・・・って、埋め合わせって何するんすか?」

一流のGSなのに、毎月ぎりぎり生活な唐巣を結構本気で心配している横島。自身の生活も含めて本当にどうにかして欲しい。

「はははっ・・・それじゃあタクシーもそろそろ着く頃だし、準備しようか」

「そんなはぐらかさんでも・・・まぁ、準備しますね」

「うん、食事なんかは向うで手配しているから、衣服を持ってい行く位で十分だよ」

「ういっす、んじゃ荷物纏めてきますね」

そう言って自室へと向かう横島を見ながら唐巣は思う

(14歳でGS試験、それも確実に合格出来る実力)

 

───{天才}───そんな言葉は陳腐であろうか?しかし、他に形容出来る言葉が見付からない

 

「まったく、とんでもない弟子を持ったな・・・・」

そう一人ぼやく、しかしどことなく嬉しそうな顔と声色は、そんな弟子を持てたという喜びが有るのだろう

 

「せんせ~、準備できたっす」

到着した車をに待ってもらい、横島を待つ唐巣。そして私服を入れたバッグを持ち、ふらっと現れる横島

「ん、丁度タクシーも来たから、行っておいで?まぁがんばってね」

「なんか適当すぎません?」

「それだけ君を信用してるんだよ。埋め合わせに関しては、本当に期待しててくれ」

「んまぁ、期待しとくっすね。それじゃ行ってきます」

そう言って教会から出ていく横島を見送る唐巣

(緊張も気負いも無しか・・・激励の言葉位は言おうと思ったが、必要なさそうだ)

そんな頼もしい弟子に薄く笑う。一抹寂しさを覚えるのは、その弟子が我が手を離れるのが、そう遠くないと感じているからだろう

 

 

 

そんなこんなでGS試験会場に到着した横島、そんな彼を出迎えたのは───

 

「初めまして~~キミが横島君ね~~~?お話は~~~聞いてるわ~~わたしは~六道冥奈とい~います~~」

「は、初めまして・・・横島忠夫っす・・・・」

余りにも間延びした言葉に、思わずガクッと膝が崩れそうになるが、なんとか持ち直す横島

「あんまり~~GS受験生をね~~贔屓しちゃ駄目だから~ほんと~は~~声を掛けたりしないんだけど~~唐巣君の愛弟子って聞いたからね~~?どーしても一目見たくてね~~」

「いや、えっとそのっ・・・よろしくっす」

しどろもどろに応える横島とニコニコと話す<六道>冥奈

GS業界でまず間違いなく超が付く名家、その当主

(話は聞いてるって事は、唐巣先生から挨拶位はいっとんのやろーなぁ)

親し気に話す六道冥奈の様子からそう当たりを付ける

「それじゃ~~がんばってね~~横島君~」

「ういっす、そんじゃ行ってきます」

そう言ってGS試験の受付に向かう横島を笑顔で見送る冥奈だが、その内心は笑顔とは程遠い

(へぇ、あの子が唐巣君が私から隠しておきたかった子ね・・・)

確かに「話は聞いて居る」それは嘘ではない、だがそれは口を割らない唐巣に焦れて、部下に調べさせて聞いたもの

あの唐巣がGS試験を受けさせる、そんな人間なのに霊力は感じられない、’感じられない’のだ、つまりそれは霊力のコントロールの高さを物語っている

口角は吊り上がり、薄目に横島を見詰める冥奈は思わず呟く

「欲しいわね・・・」

 

 

 

そんなGS試験中な横島を置いておいて、唐巣教会では新しい弟子───横島に”埋め合わせ”、そんなプレゼントでは無いが、素敵な出会いをと言う意味での話

「さて・・・君の事情はある程度知ってはいるが、まずは自己紹介からかな?私は唐巣和宏、これから君の師を務めさせてもらう」

 

 

「はい、よろしくお願いします」

亜麻色の髪、気の強い視線。一流のGSである唐巣を前にしても、その心は折れない。そのんな彼女の名は・・・

 

「美神令子です、ご指導ご鞭撻のほどを」




来た!
メインヒロイン来た!
これで勝つる!!
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