一樹side~
あのバカデカイ木に襲われ、俺は精神的に疲れたが、また次の日は学校という地獄が待っていた。俺は半分やけくそで学校を乗りきっていったが、また新たな問題が発生した。すずかの家でのお茶会だ。俺は当然断ろうと試行錯誤したが、三人の悪魔がそれをことごとく阻止したため、結局逝くことになった。……字が違う?合ってるよ?死ににいくようなものだから……
お茶会の日、今日は、アサシンとアーチャーが護衛だ。(二人共霊体化してる)なのはとの待ち合わせ場所に行くと、なのはとフェレット(ユーノと言うらしい)と恭也さんがいた。なのはが俺とばっかり話すため、恭也さんの目が怖い。ドンドン殺気が強くなってる。なのはは気づいてない。それどころか、なのははくっついてくる。恭也さんの少し離れろ等の注意をなのはは「ヤッ!!」と離れようとしない。恭也さんの殺気が膨れ上がった!あれはもう殺人鬼の目だ。なのは離れてください……
俺にとっての恐怖の移動時間が終わり、月村家に着いた。何回か来たことあったが、やっぱりデカイ。俺はこういうデカイお屋敷とか慣れてないので、凄く緊張する。前世はお屋敷に住んでる友達なんていなかったし。
出迎えてくれたのがすずかのお姉さんの専属メイドのノエル・ファリンさんだ。何でこんなに綺麗なんだ!!そんな事考えていると……
「ふんっ!!」
なのはに頬をつねられた。地味に痛いからやめて!
「なのは……俺が何をした?つねるな……痛い」
「ノエルさんに見とれてたの!」
しょうがないじゃん。綺麗なんだから……痛い!!なのはのつねる力が上がっただと!?
このバカみたいな状況が数分続き、俺の必死な謝りにより、なのはに許しを得た。アーチャーが念話で「《マスターにもやはり女難があるのか……》」とか言ってた気がする。平凡な俺に女難なんてあるわけない。
案内された場所に、すずかとアリサがいた。相変わらず猫でいっばいだ。アリサから遅いっ!!と俺だけ殴られた。……何で?
今回のお茶会はなのはがこの頃元気がないということで企画したらしい。お優しいことで……でも、俺を巻き込まないで欲しい。俺は現在猫達と遊んでる。猫から寄ってくるのだ。昔、無視したら、猫達が一斉に俺の事を引っかいてきた。体中、猫の爪痕だらけになった。なので、俺は猫を無視することが出来ないのだ。すずかは俺にそこまでなついてるなんて……と自信を無くしてたりした。
俺が猫と遊んでいると、なのはが猫に追いかけられたユーノを追いかけて飛び出してしまった。アリサに「アンタも追いかけなさい!」と言ってきた。何故?と思ってたら、アリサの拳を握る動作が見えたので、俺はなのはを追いかけて走り出した。またまた嫌な予感……
なのはを見つけた。金髪美少女との戦闘中だった。金髪美少女は鎌を振り回している。死神みたいだな……周りを見ると、気絶しているデカイ猫と、何故か出るタイミングを図っている神上がいた。アイツが出ていくと更に厄介事になるに決まってる!
「アサシン……あの金髪を気絶させてどっかに捨ててきて……」
俺の小さい声の指令にアサシンは短く返事をして、実体化したかと思うと、あっという間に消えた。さすがアサシンの気配遮断だな。神上が出ていこうとした瞬間、アサシンによって気絶させられる。哀れ、神上……お前は邪魔だ。
なのはと金髪美少女の戦闘が終わったようで、なのはが負けて気絶してる。金髪美少女が気絶した猫に魔法を当てていた。死なないよな?少しだけ不安になった。
まだ出ていくのは不味い……最悪俺らが戦うことになるからな。
金髪美少女がいなくなった事を確認して、なのはに近づく。ユーノがきゅうきゅう鳴いてるけど……俺には分からん。すると、アサシンが戻ってきた。……実体化したまま……このバカ野郎!!
ユーノが驚き、頭が混乱しているのだろう。何故かって?
「一樹さん!!その白い仮面の全身黒タイツの人は誰ですか!?」
「お前って話せたの!?ただのなのはのペットじゃないの!?」
「そんなことより、その人は誰ですか!!」
「そんなことって……こっちからしたら大問題なんだけど……まぁ……何て言うかな?アーチャー助けて!」
俺がそう言うとアーチャーが実体化する。ユーノはさらに人が増えて混乱している。
「やれやれ、全く……本当にマスターはどこか抜けているな。私にまで助けを求めるとは……」
「どうしたらいい?アーチャーの意見をくれ!」
「正直に話す。または、この場で殺すか……だな」
アーチャーはいつの間にか陰陽の夫婦剣【干将・莫耶(かんしょう・ばくや)】を投影して、ユーノの首にあてている。
ユーノは恐怖で固まっている。さすがに俺のせいで小動物が死ぬのは……しょうがないよな。
「アーチャー……正直に話すよ。だから武器しまって……」
そう言うとアーチャーはいつの間にか武器を消していた。
「ユーノ……大丈夫か?」
「な……何とか」
「話すのはいいが、一つ約束してくれ」
「……なんですか?」
「なのはには絶対言うな。絶対だぞ!!」
これ以上危険なフラグは建てたくない!
「は、はい!分かりました!!」
俺は簡単に説明した。元は名を馳せた7人の英雄達(例外も居るが)が俺の使い魔もとい、家族であること。使い魔への絶対命令権……令呪というものが俺の腕に21画あること。使う時以外令呪は不可視になってること。オマケで俺がデバイス持っていること。(5分で理解出来るような説明)
「ユーノ~大丈夫か?」
「あ、はい……あの、この前助けてくれた二人の使い魔はあなたの……?」
ユーノくんは動物病院のこと言ってるのかな?
「そうだけど……まぁ、先ずはなのはだ。気絶しちゃってるし……」
気絶中のなのはをおんぶして運びだす。
「あの……一樹さん……お願いがあるんですけど……」
「断る」
「聞いてもくれない!!」
聞いたら絶対嫌な予感するもん。俺は悪くない。後でバカなアサシンはO☆HA☆NA☆SHIしないとな……サーヴァントの皆と……ね
一樹sideout~
令呪はもうこれでいいか……(投げやり)