一樹side~
俺達の温泉旅行は終わり、車で帰ってきた。何故か俺を見るときのなのはの笑顔が怖かった。俺なんかした?とか思っていたが、なのはが何も言わないので気にしない事にした。
帰ってきた。何故かなのはと二人きりになってしまった。なのはは怖い笑顔で俺にいきなり低いトーンで……
「一樹くん……O☆HA☆NA☆SHIしよ?」
「なのは?落ち着け。発音が違うぞ」
「合ってるよ?何も間違ってないよ?一樹くん……」
「何のお話だよ?見に覚えがないぞ!!」
「昨日の夜ね、アーチャーさんが温泉宿の屋上で神上くんに弓矢を当ててるところを見たの」
「へぇ~……そうなんだ。それが……どうかした?」
アーチャー何してんの!?何故神上が出てくる!俺が寝た後何があったの?
「どうかした?じゃないの!!誤魔化さないで!」
知らねーよ。俺が聞きてーよ。
「なのは?お前は昨日の夜なんで宿の屋上なんて見てたんだ?」
「う、そ、それは……」
言えないことか……100%と魔法関係だな……
「しかも、何故神上が出てくる?アイツは温泉には来てなかった筈だ」
「…………」
言いすぎたか?白い魔王と言ってもまだ小学生だし、なのはは魔法のこと言えないだろうし……
「もういいか?俺はなのはが夜なんで神上と会ってたかも、アーチャーが屋上に居たかも分からない」
俺はなのはから逃げるように離れた。アーチャー……殺るならバレない様にしろよ……これはアーチャーともお話しないとな……
アーチャーとお話の内容……昨日の夜、宿の近くで戦闘があった。俺は探知能力が皆無なので、身の回りのことしか分からない。なので、俺は戦闘があったのに関わらず起きなかったらしい。サーヴァントの皆さんは気づいたので俺を起こそうか迷ったらしいが、タマモとセイバーがそれを拒否したらしい。……起こして欲しかった。
そして、アーチャーがなのはの戦闘を監視?の役割をサーヴァントの皆さんに押し付けられて(少し漫才気味に)……まぁ、アーチャーのクラスだから仕方ないよね。屋上に着いたら、神上が出ていこうとしてるのが見えたので、急いで弓と螺旋をえがいた剣(ガラド・ボルグⅡ)を投影して、狙い、神上を撃ち抜いたらしい。なのはに見られたのは……事故らしい。
アーチャーにはいつも助けてもらってるので、許した。
翌日、なのははどこか上の空だ。……もしかして……俺のせい?なのはの態度にしびれを切らしたアリサがなのはをビンタして、教室を飛び出したよ。ヤッベー……俺のせいだったらピンチだー!
俺はアリサをすずかに任せ、なのはと話すことにした。
「なのは……もしかしてまだアーチャーのこと?」
昨日は逃げるように帰ったからな……
「それもあるけど……」
他にもあるの?良かった~!俺のせいだったら、アリサにスゲー殴られるところだった。
「何があった?」
「……ごめんなさい」
「話せない……か」
「……アリサちゃん、怒らせちゃったの……許してくれるかな?」
許す……ね。それは違うな。
「なのは、アリサは心配なだけなんだと思う」
「そうなの?」
「今お前はどこか上の空だ。そんな態度をとっていたら誰だって心配する」
「…………」
「逆の立場で考えろ。アリサの気持ちが分かるぞ」
「……そうだね。どうしたらいいかな?」
「話せ。アリサと。謝ってアリサに待ってもらえ。話せるまでな」
「ありがとう……一樹くん。聞かないんだね」
あらかた知ってるからな。何で悩んでるか知らんが。
「なのはが話せるまで待つさ」
こうして、なのはとアリサは和解しました。前世の和解力があって良かった。俺はいつも仲裁に入ってたからな。
俺は放課後、外にいた。理由はアーチャーと外で修行するためだ。外と中では環境が違うからたまに外で修行する。
今回はアストルフォが見学しにきた。今の時間は面白いテレビがやってないかららしい。俺の修行はテレビ以下か?解せぬ。
そして、アーチャーとアストルフォが何か異変に気づいた。何事?アーチャーが走っていっちゃた。
「マスターも速く!!」
アストルフォが真面目だ。これはヤバそうだ。アストルフォは宝具である【この世ならざる幻馬(ピポグリフ)】を出して、俺をアストルフォの後ろに乗せる。
「行っちゃうよ~!」
そのかけ声とともに俺達は飛んでいく。すぐに現場に到着した。(アーチャーより速く)なのはと金髪の美少女が何かしたのだろう。魔力が暴走している。ヤッベーよあれ。この辺り吹き飛ぶんじゃね?アーチャーが来たので、アーチャーに頑張ってもらおう。
「アーチャー!!やっちゃいなさい!!」
「了解した」
アーチャーは暴走した何かに突っ込んでいく。何か投影した。そしてアーチャーは真名を叫ぶ。
「破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)!!」
アーチャーはゲイ・ジャルグを投合し、見事命中した。カッケー!そして、なのはは俺達を見て驚いている。……やっちまった~!!
一樹sideout~