平凡?な男と使い魔達   作:不屈の根性

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14話

一樹side~

 

魔力暴走をアーチャーが【破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)】で止めたのまでは良かったが、なのはに俺のこと見られた。どうしよう?なのはが驚きの顔からドンドン怖い笑顔に変わっていくのが目に見えて分かるぞ。金髪の美少女は赤毛の美人さんと何か持って逃げたし……

 

「何で一樹くんがいるのかな?」

 

いつの間にか近づいてたなのはが俺に問いかける。変なこと言ったら死ぬな。

 

「えーと……アーチャーと修行で……「君たちはあの危険物の前で何をやっていたんだ!!」……アーチャー?」

 

今まで黙っていたアーチャーが怒鳴った。なのはがビックリしてる。ユーノも同じようなリアクションだ。アーチャーのオカンスキルが発動したようだ。アストルフォがアーチャーに怒られたことを思い出したのか、ガクガク震えている。

 

アストルフォは昔、食べ物の好き嫌いが多かった。少しでも食べろと言うアーチャーを無視したりしていた。アストルフォの態度にオカンスキルが発動して、その時は三時間位アーチャーがアストルフォを正座させながら怒っていた。そのおかげで、アストルフォは好き嫌いが少しずつ無くなっていった。今では好き嫌いなどないが、あの時のアーチャーは第三者の俺から見ても怖かった……

 

そのオカンスキルがなのはとユーノに発動している。なのはは自分から正座している。怒られ慣れてる?

 

そこからアーチャーがなのは達を一時間怒る。なのは達は泣いてる。……さすがに子どもに三時間も正座させる訳にもいかないので、俺が止めに入らないと……

 

「アーチャー……そこらへんで、なのは達もう限界だ」

 

アーチャーは俺が入ってきたことで冷静さを取り戻した。止まってくれなかったら令呪使ってたな。

 

「なのは……大丈夫だ。次から気をつければいい。だから泣き止んでくれ」

 

慰めること十分、なのはがやっと泣き止んでくれた。良かった~と思いながら、逃げようとしたら、なのはが俺の肩を掴んできた。……力強いな、痛いよ。

 

「どこにいくの?私の質問は答えてもらってないよ?」

 

慰めるのは不味かった?なのはが目に涙を溜めながらも笑顔で聞いてくる。

 

「なのはが落ち着いたから自販機で飲み物を買ってきてあげようかと思って……」

 

俺は平凡だが嘘は得意な方だ。これで逃げる!

 

「あれ?一樹ってお金持ってきてたっけ?邪魔になるからって部屋に置いてきてなかった?」

 

アストルフォ……せっかくの嘘が……なのはがさらにいい笑顔になっちゃったな~。

 

「お兄さん。一樹くん借りてもいいですか?」

 

「ちゃんと返してね~♪」

 

俺はなのはに引きずられて二人っきりになった。

 

 

 

一樹sideout~

 

 

 

なのはside~

 

フェイトちゃんが何でジュエル・シードを集めるのか分からないの。あんなに悲しい目をずっとしてる。ジュエル・シードがフェイトちゃんに回収されそうだったから必死なって止めたら、ジュエル・シードが暴走しちゃったの。どうしたら……って思ってたら、後ろから赤い槍?みたいな物が飛んできて、ジュエル・シードの暴走が嘘のように止まったちゃった。振り返ったら、アーチャーさんと、見たことない動物に乗ったアストルフォさんと一樹くんがいた。凄く驚いた。もしかしたら……って思ってたけど、一樹くんが関わってるんじゃないかって思ってた。本当に関わってた。

 

いつの間にかフェイトちゃんがジュエル・シードを回収してた。一樹くんのことでジュエル・シードの事少しの間だけど忘れてたの。回収されちゃったならしょうがないよね。だから……まずは……

 

「何で一樹くんがいるのかな?」

 

私がこう質問したまではよかった。一樹くんが答えようとしたところでアーチャーさんが大声で、一度も見たことない表情で怒ってたの。私は怖くて正座しちゃった。まさか一時間位説教が続くなんて思わなかった。泣いちゃった。一樹くんが慰めてくれたけど、少し恥ずかしかった.///。

 

一樹くんは私が泣き止んだことに安心して笑顔になった。そして、私から逃げように後ろを向いたの。私は反射的に一樹くんの肩を掴んだ。……多分人生で一番握力が出たと思う。何で私から逃げるの?涙でてきそうだけど我慢しないと……

 

「どこにいくの?質問にも答えてもらってないよ?」

 

私は笑顔を忘れない。お母さんが男の人に聞きたい事がある時は笑顔がいいって言ってたから。

 

「なのはが落ち着いたから自販機で飲み物を買ってきてあげようかと思って……」

 

「あれ?一樹ってお金持ってきてたっけ?邪魔になるからって置いてきてなかった?」

 

一樹くん……嘘ついたんだ……これは少しお話してからさっきの質問を聞き出そう。

 

「お兄さん。一樹くん借りてもいいですか?」

 

「ちゃんと返してね~♪」

 

私は一樹くんと二人っきりになれる所に一樹くんを連れ出した。

 

 

 

なのはsideout~

 

 

 

一樹side~

 

なのはと二人っきりになって、なのはのお話(肉体言語)がどのくらい続いたか分からない。はっきり言えることは、なのはの笑顔が今までで一番怖かった。一通りやったなのははスッキリしたのか、俺にさっきの質問をする。

 

「簡潔に言うと、俺の家族はほとんどが(大昔やら未来やらの)有名人で、皆に剣の修行や、魔法の修行を(五歳の頃から)やってる。まぁ、俺自身は家族と比べてずっと弱いんだけどな」

 

「…………」

 

なのはは理解仕切れてない。大分省いたし当然か。

 

「今回は修行の一環として、外で修行をしてたんだけど、アーチャー達が異変に気付いて駆けつけてみれば……ってところかな」

 

「そうだったんだ。早く言って欲しかったのに……」

 

「なのはがこういうのに関わってるなんて知らなかったんだ」

 

嘘だけどね。バリバリ知ってました。巻き込まそうで言えるか!

 

それからなのはにジュエル・シードなる青い宝石を集めてるとのこと。知ってます。今までたくさん封印してたこと。バカデカイ木の時のピンク光線がなのはのものだったとは……

 

「一樹くん。お願いがあるの……ジュエル・シードを集めるの手伝ってくれる?」

 

死亡フラグ……回避!!

 

「断……「手伝ってくれるよね?」…………はい」

 

涙目の上目遣い……断れません。死にたくないな~。そうだ!

 

「なのは……俺には修行があるからなのは達とは多分一緒に行動出来ない。でも、念話で呼んでくれたらすぐ行くから!」

 

「……しょうがないよね。一樹くん。これからよろしくね!」

 

「ああ、よろしく」

 

俺達は握手した。……常になのはと行動だけは回避した。

 

 

アーチャー達のところに戻り、これからは協力するという事を話す。アストルフォに笑われた。俺は泣きたかった……

 

 

 

一樹sideout~

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