一樹side~
俺を外道呼ばわりする奴が出てきた放課後、はやてちゃんのお見舞いに行く事になっているのだが知り合いでもない俺がお見舞いに行っても迷惑じゃないか?そう聞いたら、すずかに私が紹介してあげる!とか、今日から知り合い(友達)になればいいんだよ!とか……お前は俺より大人だな。俺、高校生だったのになぁ……言ってて悲しくなってきた。
そして放課後、俺達ははやてちゃんが入院している病院に向かった。すっかり夕方です。病院の前にアーチャーとカルナさんとセイバーがいた。良かった。俺以外全員女子だから肩身が狭かったんだよ……
はやてちゃんの病室に来た。中にシグナムさんと幼女とおっとり系美人さんが居たのは驚いた。セイバーが病室前で目付きが変わった理由が分かった。……雰囲気が悪い。
すずかとアリサがプレゼントを渡していた。なにそれ?聞いてない……はやてちゃんは今日はクリスマス・イブだからと喜んでいた。今日ってクリスマス・イブだったの!?日にちなんて確認する時間が無かったから知らなかった……俺はアーチャー達の方を見る。アーチャー達もしまった!?という顔をしていた。お前達まで忘れてたの?
アーチャーは俺にさりげなく……
「マスター……何か欲しいものでもあるかね?」
アーチャー……そういうのはイブの日の前に言うことだよ?今日言うことじゃない。まぁ一応ゲームと言おうか。
「えーと……ゲー「北京ダック」……セイバー?」
「カズキ、私は北京ダックが食べたい」
おいおい……皆が呆然としてるぞ。誰がどう聞いても今の流れから北京ダックにはならない。真名を知ってるなのはやすずか達は驚愕という表情、知らないはやてちゃん達だって9歳の子どもに大人?のセイバーが北京ダックをせがんでるところを見るのは可笑しな光景だろう。さっきまでの悪い雰囲気もなくなってる。
「セイバー……家計を担ってるのはアーチャーだ。そういう事はアーチャーに言って」
俺はアーチャーに全てを任せる事にした。プレゼントの事を忘れていたからって訳じゃないよ?
セイバーはアーチャーの腕を掴んで病室の外へと移動した。アーチャーが助けを求めた目をしていた気がするが無視した。
アーチャー達のおかげでスムーズにお見舞いをする事が出来た。途中、「アーサー王とあろう者が……」とか「北京ダックは譲りません!」とか聞こえてきた。はやてちゃんがアーサー王?とか言っていた気がする。……はやてちゃんは歴史詳しいのか。病院内でセイバーが暴れそうだったのでカルナさんに止めに行ってもらった。全員が苦笑いし、俺は凄く恥ずかしかった。
無事お見舞いが終わり、帰ろうと思ったらなのは達に捕まってビルの屋上に連れて行かれた。帰りて~。
屋上でシグナムさんと美人さん(シャマルさんと言うらしい)がなのは達と話していた。闇の書の事はハッキリ言ってどうでも良かったので詳しい事は何も聞いてない。
「はやてちゃんが闇の書の主……」
なのはが暗い顔で言う。
「悲願は後わずかで叶う」
シグナムさんが言う。
「邪魔をするなら、はやてちゃんのお友達でも……!」
シャマルさんが言う。俺は別にどうでも良いんだけどね。何も聞いてないし。
なのはが一歩前に出てきて
「待って、ちょっと待って!話を聞いてください!駄目なんです!!闇の書を完成させたら、はやてちゃんが……」
何かを言いかけたが、最後まで言うことは出来なかった。なのはが幼女(ヴィータと言うらしい)にいきなり攻撃された。魔王様が吹っ飛ばされていた。痛そうだな。
フェイトはシグナムさんにいきなり斬り掛かられていた。こっちは避けていたが……不意討ち!?
全員の目が怖い!!帰りますって帰れないかな?無理だろうな……話聞いてくれそうにないし。
なのはがヴィータに追撃されていた。バリアジャケット着てなかったけど大丈夫か?
炎の中からなのはが出てきた。様になってる。今まさに
「悪魔め……!」
ヴィータが言ってくれました。ありがとうございます!
「悪魔で……いいよ……」
杖を出して
「悪魔らしいやり方でお話を聞いてもらうから!」
悪魔って認めたよ。白い悪魔か……似合ってる。なのはが睨んできた。俺はダメなの!?
一樹sideout~
怒らせるタイミングが掴めない……(汗)