一樹side~
すずか達が安全な所に転移して、結界内には俺達と闇の書しか居ない。闇の書が俺達の近くに来た。なのはとフェイトが闇の書と話している。闇の書の行動が止まってる……これはチャンスか?
俺はアサシンから習った気配遮断を使って闇の書の後ろに周り、剣で闇の書に斬り掛かった。
一瞬決まったと思ったが、闇の書に間一髪のところで防がれてしまった。アサシン先生……無理でした。
「無駄な足掻きを……お前も、我のうちで、眠るといい……」
闇の書がそう呟いたかと思ったら、俺の意識が遠退いていった。なのはやフェイト達が叫んでかもしれないが、ほとんど聞こえなかった。
一樹sideout~
なのはside~
私ははやてちゃんと闇の書さんを止めるために必死に話しかけた。でも、闇の書さんは私達の話をほとんど無視する。スターライトブレイカーを闇の書さんに使われた時は本当に驚いた。アーチャーさんが盾を出してくれてなんとか助かった。でも、すずかちゃんとアリサちゃんに魔法を使ってるところを見られちゃった……
私達は闇の書さんに止まってもらう様にお話をしたけど、全くダメだった。闇の書さんって大きく名前を呼んでみたけど、闇の書さんは本当の名前じゃないみたいな事を言ったの。やっぱり、本当の名前があるんだ。
私達が闇の書さんとお話してる間に一樹くんが後ろから闇の書さんに攻撃していた。いつの間に!?さっきまで私の後ろに居たはずなのに……
一樹くんの奇襲は失敗した。闇の書さんが何かを呟いたら一樹くんが消えちゃった!!どこに消えちゃったの?一樹くん……もしかして闇の書さんの中?
一樹くん、待ってて……すぐに助けるから。今の私なら本当に星を砕けそう……闇の書さんなんかに一樹くんは渡さないからね?
なのはsideout~
一樹side~
俺は今何故か学校にいる。でも、いつもの学校の雰囲気じゃないんだ。だって……クラスの皆が俺に話掛けてきてくれるんだ!俺はいつの間にボッチから脱出したんだ?アリサ達も優しい感じになってるし……もしかしてドッキリ?
初めて学校が楽しいと感じられて、家に帰宅する。前世はこれが日常だったのにな……家にはサーヴァントの皆さん以外にも人が居た。誰だ?
よく見てみたら、遠坂時臣とその妻の葵さん、その娘の凛が居た。何故か桜が居ない……何でアンタらが居るんだ?もしかして、俺がこの家族で言う桜の位置に居るのか?……それってヤバくね?
「帰ったか……一樹」
時臣が話掛けてきた。えーと、ここは俺の家なんだが……何平然と椅子に座って紅茶を飲んでるんだ?このチョビ髭。葵さんは何かずっとニコニコしてるし……
「ちょっと一樹!!帰ってくるのが遅いのよ!」
凛は俺を怒るし、ハッキリ言おう。意味が分からん。サーヴァントの皆さんは何かこれが普通な光景みたいな感じで過ごしてるし……ここはカオスか?
今は桜が居ないのが気になる。俺が桜の位置に居るんだとしたら、俺は間桐に引き取られることになる筈だ。そして、臓硯に虫を入れられるのか?嫌だ!!俺が何であんな気色の悪いクソジジイの居る家に行かないと行けないんだ!!これは夢だ!俺に親と姉が居るはずない。上げて落とす最低な夢だな!こんな嫌な夢さっさと覚めてくれ!!さっきから時臣達が一緒に暮らそうとか言ってるけど、夢は夢だ!さっさと目覚めろ俺!!
一樹sideout~