一樹side~
まず、元動物組が動いた。ユーノとアルフがチェーンみたいな形をした魔法を何本も繰り出して、闇の書の暴走体の周りでうじゃうじゃしてる触手?の首の辺りを斬っていく。そして、獣人さん(ザフィーラさんと言うらしい)が触手?を魔法で一掃していく……触手?がブチブチ斬れていって気持ち悪い……
俺達も何かしないといけないと思ったので、俺は……まぁ他人任せなので、サーヴァントの皆さんに頼むしかないんだけど。ここは……
「カルナさん、君に決めた!!」
俺はポ○モンの○トシの様に大声で元気に言ってみた。周りからの視線が……マジ恥ずかしい。
「…………」
無言で前に出てくれた。スルーしてくれたのか?それはそれで何か寂しい……
「ハハハ!!一樹くんはこんな状況でも余裕なんやな!!」
はやてちゃんがマジで大笑いしてる。周りの皆さんも堪えている人もいれば、驚いたような目で見てくる人もいる。俺がネタを言うのはそんなに意外なのか?……これはこれで最悪だ…… 別に余裕って訳じゃないんだ。ただ言いたくなったんだ。(空気を変えるような意味で)……サーヴァントの皆さん恥ずかしいマスターでごめんなさい。
「真の英雄は目で殺す!!」
カルナさんは目からビームを出す。まぁ、出しているように見えるだけだけど……一応狙いは暴走体だ。
「目……目からビームやて~!!は○いこうせんや!」
はやてちゃん……俺の中での印象が一気に変わったよ。ちなみにカルナさんの【梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)】はどうやら防がれてしまったらしい。すると、カルナさんは槍を手に持って
「アルジュナの真似事ではないがな!」
カルナさんは何でもないように、槍を暴走体の真上に向かって投げた。
「投げるんかい!!」
はやてちゃん……ツッコミうまいなぁ。周り(サーヴァントの皆さん以外)は驚いている。多分、槍で近接戦闘でもするとでも思ったのだろう。まぁ……カルナさんが【梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)】をこんなに早く使用するとは思わなかったので、俺はそういう意味で驚いた。
いきなりオーバーキルじゃないか?あれって確か、何発か火の玉が真上から落ちてくる技だけど、威力は一発が確か核爆弾に相当するって聞いたことがある。……俺は悪くない。判断はサーヴァントの皆さんに任せてるからな。
なのは達がカルナさんが何故あんな事をしたのか分からないみたいなので、簡潔に説明あげた。皆の顔が青ざめているのが分かった。大笑いしてたはやてちゃんまでもが驚愕といった表情をしている。クロノくんからやり過ぎだ!!と言われたので、俺は知らんと言った。だって本当に知らなかったし……
ヴィータがでっかいハンマーで叩き潰そうとしたり、なのはが砲撃魔法を加えるが、防がれてしまう。マジで固いな。
俺達とは反対側から今度はシグナムさんが暴走体に魔法を繰り出す。バーサーカーを一回殺した魔法だったのだが、それでもダメージを与えることは出来ない。あのバリアは何層あんだよ?
次はフェイトの魔法で、デバイスの魔法剣を伸ばして、暴走体にとうとうダメージを与えた。このまま押しきって終わらせたい……
暴走体の周りにいる触手?から魔法が放たれそうであったが、ザフィーラさんが絶妙な援護で触手?を消し飛ばす。
はやてちゃんは魔法初心者だと言うのに、暴走体に魔法を掛けて、白い柱が暴走体に何本も刺さる。そして、石化していった。何あれ?えげつない……
奇声をあげていた紫色の闇の書さんが石化したせいで砕けた。そこから、新しい顔(動物みたいな)が現れる。
すると、カルナさんがさっき放った【梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)】の火の玉が暴走体に直撃した。暴走体は体が吹き飛んだところを超再生で元通りになっていく。……再生速!?並みのダメージなんか直ぐに再生されるな。再生する時間を与えては勝てない……かも。
アーチャーに目を向けた。それでアーチャーは分かっていると言ったように、無数の剣を投影していく。その投影した剣を暴走体に放っていく。そして、刺さった剣はアーチャーの「壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)」という言葉とともに、爆発していく。……綺麗な花火だ。
そして、二発目の火の玉が暴走体を直撃して、怯んだところをクロノくんが氷結魔法で傷ついた暴走体を凍らせていく。そういえば……相手に反撃されてないな。良いことだけど。
俺はセイバー達に宝具の解放を許可した。(カルナさんは勝手に使っちゃったけど)なのはやフェイト、はやてちゃんが砲撃の準備に入った。
セイバーはエクスカリバーを上に掲げて魔力を貯めている。アーチャーは弓と全体が真っ黒で幾つか刃が細い芯に螺旋が巻きつき、そのままやや外側に反り出した外観をしている剣を投影し、弓を構えて魔力を貯める。カルナさんは槍を手に持っていつでも放てるみたいだ。
「カズキ、いつでもいけます」
セイバーの準備が完了したらしい。
「マスター、私も準備完了だ」
アーチャーも完了した。あとはなのは達だが……
「一樹くん!いつでもオッケーだよ!!」
なのはが砲撃体制をとって、笑みを浮かべてこちらを見る。あの笑みを砲撃前にやられると、トラウマになるな。
「私もいける……」
フェイトの冷静な声が聞こえる。こちらも魔法の準備は完了してるみたいだ。
「私も頑張るで~!!」
どうやら終わってるみたいだ。あれ?これ俺が何か言わないといけないの?
「我が令呪を持って命ずる。出来る限りの全力を……皆、粉々に消し飛ばせ!!」
俺がそう言うと、全員から魔法が放たれた。
「全力全開、スターライトブレイカー!!」
なのはからはピンクの砲撃が……
「雷光一閃、ブラズマザンバーブレイカー!!」
フェイトからは黄色い砲撃……
「ごめんな……おやすみな……響け終焉の笛、ラグナロクブレイカー!!」
はやてちゃんからは白い砲撃が……
「【約束された勝利の剣(エクスカリバー)】!!」
セイバーからは全力の星の一撃が……
「【赤原を往け、緋の猟犬(フルンティング)】!!」
アーチャーから十分に魔力を込めた一撃が放たれる。俺では赤い線にしか見えない……
「【日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)】」
カルナさんの黄金の鎧を犠牲にした一撃が放たれた。一ヶ月で復活するけど……
これらの攻撃に暴走体はなすすべもなく、消し飛んだ。オーバーキルになっちゃったな。……てか、令呪いらなかった?
闇の書のコアはシャマルさん達によって無事にアルカンシェル?の軌道上に転移出来たらしい。……闇の書はアルカンシェル?の一撃で消え去ったらしい。
やったー!!俺は生きていた!途中変な夢を見たけど、無事に終わって良かった!!
これで平凡な生活に戻れると信じたい……
一樹sideout~