平凡?な男と使い魔達   作:不屈の根性

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38話

一樹side~

 

高校も卒業し、俺は管理局に入ることになった。面接などをして、晴れて訓練生という形になった。しかし、訓練して一ヶ月も経たない内に昇格試験をやらないか?という提案があった。理由を聞いてみると、まず一つ目、予想外の俺の戦闘力の高さ。……五歳から修行してるんだもの。そこらの奴らには負けたくない。二つ目は、俺の家族が俺のレアスキルとして何故か認められた事だ。多分……俺以外の命令を聞かないとサーヴァントの皆さんが言うからそういう扱いになったのだろう。俺の家族は組織には向かない。

 

昇格試験だが、なのは達に応援されて、恥ずかしかった。平凡な俺はBランクとか何とか意味わからない昇格試験をクリアした。サーヴァントの皆さんは……俺にとって遥か高みにいる。流石英雄だな。

 

俺の階級は二等陸士らしい……分かってはいたが、下っぱ過ぎて笑えてくる。ちなみに、セイバー達は俺より階級が上だ。まぁ、セイバー達の方が強いし、センスもあるし……当然の結果なんだけどね。セイバー達は階級なんて関係無いなんて言ってはいたが……少しだけ複雑な気分だ。ギルさんとバーサーカーに階級は無い。ギルさんは「この我に雑種の下に就けと言うのか!!」と王の財宝を展開して暴れそうになったため。バーサーカーはまず理性がないし、最近は霊体化してずっと俺の側にいる。危険時にバーサーカーが暴れまくる。……階級なんて就けられないよな。

 

ある日、俺は階級が上の上司から、移動を命ぜられた。スカウトが来たらしい。ちなみに、セイバー達も俺と同じ所に移動らしい。セイバー達はマスターである俺と一緒じゃないとここに居る意味が無いとまで言ってくれて、正直に泣きそうになった。ギルさんは面白そうだからと言っていたが、実際は分からない。

 

移動先というのが「機動六課」……新しく出来たらしい。嫌な予感がするのは俺だけか?

 

俺は自分と同じ「機動六課」に移動(スカウトされた)になるスバル・ナカジマとティアナ・ランスターと途中一緒になったので、挨拶などをした。二人とも、俺と同じ二等陸士らしい。同じ階級の人がいて良かった。俺一人だけ低くてパシられたら嫌だ。

 

それにしても、「機動六課」のはどんな所なのか……上司がいい人なら良いんだけど。

 

スバル(そう呼んでいいと言われた)が言うには、「機動六課」には憧れの人が居るらしい。昔に助けてもらったそうだ。その人の所で働けるのはとても嬉しいらしい。……俺はサーヴァントの皆さんと一緒ならどこでも良いんだけどね。そう言ったら呆れられた。……なんでさ?

 

……そういえば、なのは達ってどこの所属なんだ?何も聞いてなかったな。聞こうにも何だか誤魔化されるし、何かヤバい所でも所属してるんじゃ……アイツ等なら何とかしそうだけど。なんたって魔王とその仲間達だし。特に心配する事でもないか……

 

……出迎えが居た。そう……俺のよく知る人物だった。なのはだ……俺は思わず驚愕の表情をしてしまった。なのはは俺のレアな表情を写真に収めていた。……アンタ何してんの?

 

「一樹くんには内緒にしてたんだけど、私達も六課なんだ!!よろしくね!セイバーさん達やスバルやティアナも」

 

撮れた写真を確認しながらそう言うなのは……あれ?"私達"?

 

「なのはさん……私達って?」

 

「フェイトちゃんにアリシアちゃん、ヴィータちゃん達夜天の書のメンバーにはやてちゃんもだよ!!」

 

……前世の俺の両親へ、俺の初めての職場はハッキリ言って魔境だったみたいです。……ギルさんもアストルフォも他人事だと思ってそんなに笑わないで!!泣いちゃうから!

 

俺はふと、なのはに視線を向ける。すると、

 

「……一樹くんの滅多にしないレアな表情……私の一生の宝物に……ハアハア」

 

なのはさん!?……昔の綺麗ななのはちゃんはどこに!?なのはさんはどうやら自分の世界に入ってしまったらしい。戻ってきて案内してくれ。

 

カメラを没収しようかと思ったが、なのはが今にも暴れそうな勢いで睨んできたので諦めた。……いつからこんな怖い子になっちゃったんだ。昔は俺なんかの後ろに隠れるか弱い?女の子だったのに……今では俺がサーヴァント等の後ろに隠れそうになっている。てか、神上はこの睨みを毎回向けられてたんだよな……アイツが強かった(精神的に)のか、唯の気づかないバカだったのか……多分後者だよな?あのバカがこの睨みに耐えられる筈がない。

 

 

 

一樹sideout~

 

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