平凡?な男と使い魔達   作:不屈の根性

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43話

一樹side~

 

今日は久しぶりの皆で合同訓練。皆は師匠を見つけて訓練してたから、今回の合同訓練は本当に久しぶりだ。一体何をするんだろうか?……嫌な予感がする。

 

皆が集まったところで、なのはが説明を始めた。今回は、二つのチームに別れて模擬戦をするらしい。二つのチームねぇ……俺は誰と同じチームになるんだ?

 

くじ引きでチームは決まった。決まったのだが……

 

「おい、なのは。これはおかしい。やり直しを要求する」

 

「やり直しは出来ないよ。このままでお願いね」

 

「お前は俺に死ねと?皆もおかしいと思うだろ?何か言ってくれよ……」

 

「しょうがないですよ。諦めてください」

 

「公平なくじ引きなのよ?諦めなさい」

 

「よし、ティアナ。本当にそう思ってるなら、お前の目は節穴だ……おかしいだろ?チームが俺一人だって……」

 

そう、くじ引きなのに俺以外が同じチームって……これはイジメですか?なのはさん、俺に何か恨みでもあるの?

 

「何で誰も俺の味方をしてくれないんだ!」

 

「だって、くじの結果だし……ねぇ?」

 

「そうそう。出ちゃったものはしょうがないのよ」

 

「まぁ、一樹さん」

 

「諦めてください」

 

「……本当は?」

 

「「「「なのはさんが怖い」」」」

 

「仲良いな!?オイ!!」

 

息が揃いすぎて何かズルい。なのはが怖い事は認めるけど。

 

「へぇ……私って怖いんだ?ねぇ……一樹くん? 」

 

何故俺に振る?うん、怖いよ!!凄く!目からはハイライトが消えてて顔が笑っているようで声が全く笑ってない!!これを怖いと思わない方がおかしい!

 

「よ、よ~しそれじゃ、始めようか 」

 

俺はなのはから逃げるように訓練に向かう。……一体いつからだろう?なのはがあんなんになっちゃったのは……

 

俺らは所定の位置に着いた。すると、模擬戦が開始された。まず、スバルとキャロが俺に向かってきた。俺も剣を構えて二人に突っ込んだ。すると、キャロは槍で突いてくる。中々に鋭いが、まだまだ甘いな。俺は突きを避けながらキャロに一撃を加えようと剣でキャロに斬りかかった。しかし、スバルにその一撃を拳でガードされ、なおかつ俺に一撃を与えようと殴りかかってきたので、俺は後ろに後退するしかなかった。……連携ヤバい。何であんなに連携取れるの?俺絶対無理だよ!?……ボッチだからかな?

 

そんなことを考えていたら、いきなり魔法弾が俺に迫っていたので、剣で斬って防いだ。しかし、魔法弾が連発されていたので、俺は剣で斬りながら防ぐしかなかった。段々と俺に当たる魔法弾が増えてきた。……あんま痛くないんだけど。

 

俺は魔法弾を防ぐ事に夢中だったので、エリオの接近に気づかなかった。気づいた時には俺の真後ろにまで迫っていたので俺は魔法弾を防ぐ事を止め、エリオの気配のした真後ろに剣を投合した。……魔法弾が放たれている場所を見ながら。

 

エリオは攻撃をされると思わなかったのだろう……認識しにくかった気配がハッキリと認識出来るようになった。アサシンは何事にも焦ってはダメだろう。まぁ、頑張りたまえ。未来の二代目アサシン!

 

魔法弾が止まったと思ったら、またキャロが出てきた。さっき剣を投げてしまったので、俺は『ふしぎなふくろ』から一本の槍を出して構えた。

 

キャロが槍で突いてくるので、俺はそれを槍の先端で防いでいく。……正直、キャロはあまりフェイントを入れないので、防ぐのは楽だ。俺は槍を振りかぶってキャロの槍をはじいて、槍の柄でキャロを突いた。キャロは吹っ飛んでビルに直撃した。……模擬戦だけどごめん。

 

キャロに心の中で謝っていると、スバルに殴られた。……痛い。隙を見せてしまった俺が悪いんだけど。追撃されそうだったので、スバルにカウンターを入れようと槍で腹を突いた。でも、スバルは止まらず、俺は殴られた。どんだけ打たれ強いんだ?結構本気で突いたのに……スバルの表情は何か無表情だ。目に光りがない。

 

「そんな攻撃、怖くない。痛くない。バーサーカーさんの方が何倍も怖いし、痛い……」

 

そう呟いていた。……なのは、バーサーカーを使ってスバルにどんな訓練をさせたんだ?予想出来そうなのがさらに怖いんだけど……

 

俺は何とかスバルの猛攻を受け流して、スバルから距離を取る。距離を取ったら、また魔法弾の嵐が俺に向かってきたので、俺は避けながら投げナイフを魔法弾が放たれてくる方向に投げた。……普通に撃ち落とされたんだけどね。

 

俺は一回体制を立て直そうと気配遮断して、目立たない所を行こうとしたら、バインドに囚われました。……こんな所に仕掛ける奴は……エリオしか居ない。

 

抜け出そうと頑張って抵抗したけど、バインドでさらにグルグル巻きにされて、俺は芋虫状態になって、エリオに敵の前にやられた。

 

「俺の負けだ。解放してくれ」

 

「そんなに直ぐに負けを認めるのは感心しませんよ?」

 

「それに、私達はまだ勝ったと思ってませんし……」

 

「勝ったって言うのはね、相手を戦闘不能にするまでの事だよ」

 

「なん……だと」

 

俺はこのままボコされるってことか?ヤバい……こいつらの目……本気だ!

 

「やめろ!は・な・せ!!まだ死にたくない!!!」

 

「「だが断る」」

 

「なっ!?」

 

「大丈夫ですよ。ただちょっと……」

 

「痛いだけですから……」

 

何この子達!その槍で俺に何をする気?エリオ、ナイフを首に当てないで!スバルはフフフと笑いながらのシャドーボクシング……

 

「ちょっと……そこまでしなくても……」

 

ティアナが止めに入ってくれた!!ありがたい!本当に!!

 

「「「やるなら、徹底的に」」」

 

……家の決まり事だ。あぁ、そうか。俺が出来なかったから……やられるんだな。

 

俺は三人の攻撃に耐えられず、気絶した。

 

後日、俺は四人に飯を奢ることになっていた。しかも、高級店……俺の借金返済用の貯金が消え(スバルが大食いで沢山注文したため)、俺は身体的にも精神的にもボロボロになった。

 

ちなみに、セイバー達の修行が地獄化したのは言うまでもない。

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