一樹side~
俺が意識を取り戻したら、自分達の家だった。どうやら、セイバーが俺を連れて帰ったようだ。あの後、士郎さんは良い笑顔?の桃子さんに引きずられて道場から出ていったらしい。士郎さん……ごめんなさい。
何故かセイバーが機嫌が悪い。俺が気絶した後の事を教えてくれたきり、話もしてくれない。話かけても無視されたり、そっぽを向かれる。
「俺が悪いことしたなら、謝るからさ、機嫌を治してくれないか?」
「…………」
俺が負けて、怒ってるって事はないと思うんだけど……良し、伝家の宝刀土・下・座をするか!!
「この通りだ!!機嫌を治してくれ!!」
素晴らしく決まった!自画自賛出来る程に。やっとセイバーがこちらを見てくれた。
「私は、機嫌など悪くない……」
嘘だ!!声のトーン低いし、何か口調怖いし……
俺の何処が悪かったんだ?士郎さんに負けた以外に思い付かないが、あれは負けるのが当たり前だった筈だ。だったら、戦闘の仕方?まぁ、武器を変えるのを待ってくれる敵なんて居ないだろうけど。……もしかして……
「セイバーとの修行の成果を出さなかった事を怒ってるの?」
「だから、私は怒ってなどいない!!」
うん。正解みたいだ。ヤベー更に機嫌悪くなったよ……後ろに鬼?が見える気がする。
「それは、ほら……相手は達人だし、別の武器とかだったら、有利になるかなって……」
「アーチャーはシロウと同じ二刀流ですよ……」
ヤベッ!!うっかりミスった。もうどうしたら……
「やれやれ、セイバー……いつまで怒ってるのだね」
偶然通りかかったアーチャーの助け船。今アンタが行くのは不味いって!!
「うるさい!!この勝ち組が!!」
「何のこっ……グヘラッ!!」
アーチャーが死んだ!!この人でなし!!
どうにか出来ないのか?周りを見渡すとタマモとアストルフォがこっち見てた。
「タマモ!!アストルフォ!!助けて!!」
タマモが諦めろ的な目をこっちに向けて
「ご主人様……私達みたいなゴミステータスであの鬼を抑えろって言うのが無理な話です」
「そういう事だから、マスター頑張って……」
酷いよ……もうこうなったらバーサーカーを……駄目だ。今のセイバーには、ヘラクレスであろうとも、止められる気がしない。
「私の剣が一番使いやすくなるようにすればいいのですね……」
小声でなんかセイバーが呟いてる……何かどんどん平凡という言葉が遠くなってる。よし、最後の賭けに出よう。
「セイバー……機嫌治してくれたら俺のプリンあげるよ」
セイバーのアホ毛が動いた。脈ありだ!!後もうひとおし!!
「お菓子もあげる」
「仕方ないですね。今回は不問にします」
セイバーの機嫌が治った!助かった。俺だけでも危機回避は出来るんだ!
「お腹が空きました。カズキ、ご飯食べましょう」
「うん。分かった」
俺達はご飯を食べるため、移動した。
あ、アーチャー忘れてた……
一樹sideout~
そろそろ原作に入らないと……次回多分9歳まで飛ばします。