俺は決心したあと校舎へ入り屋上へ向かう
「あっ先輩おはようずら」
「先輩おはようございます!」
「おはよう!我がリトルデーモンよ!」
「グッドモーニング!ケイ!」
「おはよう!圭」
屋上の扉を開けるとアニメで見たAqoursのメンバーたちがそこにはいた。
「ああ、おはよう」
とりあえず、もうラブライブ!の世界なことにはかわりはない。
まず俺がやるべきことは転移する前の俺を知ることだ。
「なぁ千歌、合宿ってもうやったか?」
「ふぇ?やってないよ?もしかして合宿やるの!?」
千歌は目を輝かせて俺に聞いてくる。つまりまだ9話と10話の間ぐらいってところか…
「いや、そういう予定はないんだ…」
そう言うと千歌はしょんぼりとした顔になる。安心しろ千歌、終業式が終わったらそこのポンコツ生徒会長が言い出すからそれまで我慢しろ
とりあえずこの世界の時間軸はわかった。あまりヘタな質問をすると不審に思われる可能性がある…質問しまくるのはやめた方がいいかもな…
「ほら圭!ボーッとしてないで早くストレッチやるよ!」
「へ?俺マネージャーなのに?」
「もう!2人1組だったら一人あまるからローテーション組んで余った人とやるって圭が言ったんだよ!」
なるほど要は毎回余った人間と組めばいいってことか…で今日は果南さんと言うことね
「どうすればいいんだ?」
「背中をおもいっきり押して」
あぁ…あの股広げて背中押される奴ね…あれすごく痛いんだよなぁ…直人におもいっきり背中押された時はマジで死ぬかと思ったわ
「とりあえず押すぞ」
俺は果南の背中を押すが果南は一切動じない、さすがと言ったところだろう。
「じゃあ交代!」
「えっ?何俺もやるの?」
絶対嫌だよ?だってあれ骨折れるじゃん。
「たまには圭もやってみなよ。」
「わかったけど…超優しくやれよ?」
「わかったって」
そう果南は言うと俺の背中に手を当てる。
そういえばこの世界に転移してきたことによって俺の体に変化とかあるんじゃないか?もしかしたらものすごく運動神経抜群になってるとか!?
言われてみれば背中を押されてもあまり痛くない気がする…
「果南、もう少し力入れていいぞ」
「そう?じゃあいくよ!」
バキッ
前言撤回全然そんなことなかったわ。って言うか果南さん?いきなり強くするのは違くない?
「ごめん!いきなり力入れて…って圭?」
「………………………」
やばい…痛すぎて声も出ねぇ…
とにかくラノベとかでよく見る転生特典とかそういうものはないと身をもって知ることができた。やったね!
「ち、ちょっと圭!?大丈夫?」
「あー果南ちゃんけー君の腰へし折ったー」
あっこれガチでアカン奴や…
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昼休み
「だ、だれか…杖を持っておらぬか?」
朝練で果南に腰をへし折られた痛みはまだ続いており、歩行もままならぬ状態である。
「ちょっと本当に大丈夫?」
梨子が心配そうな表情で話しかけてくる…
「マイエンジェルよ…大丈夫じゃよ…」
「何で天使?って言うかなんでおじいちゃん口調?」
「そんなことより早くみんなでお昼食べようよ!」
このバカチカ…俺の腰より昼飯を優先しやがって…それに何がつらいって転移したばっかりだから弁当用意するの忘れてたのが一番つらい…
「あーごめん俺パス…」
「えー!何で!?」
「ち、ちょっと食欲がなくて…」
本当は正直に言いたいところだが…すでに教科書も忘れており、曜と梨子には助けられてばっかりなのでさすがにこれ以上迷惑はかけられない。ちなみに千歌はずっと寝ていたので一切役に立たなかった。
「あれ?さっきけー君、お腹すいたー餓死しそうって言ってなかった?」
おい何でコイツよりによって俺の独り言だけは聞いているんだよ…
「き、気のせいじゃないか?俺ちょっと用事思い出したから屋上行ってくる!」
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と屋上に来たわけだが…別に弁当の件で屋上に来たわけではない。教室いや校舎のなかに居づらくなったからだ
この昼休みまでにもう一つわかったことがある。たぶん…いや絶対と言ってもいいほどに俺はこの学校の4割ぐらいの女子生徒に嫌われている。
とくになにかしたわけでもない。女子高という女子しかいない中で男子もいうイレギュラーの俺が入ってきたことで起きたことである。
やはり女子高の中ではルビィみたいな男が苦手な人も少なからずいるその結果こうなったのだろう。
いくら沢田 圭賛成派が過半数いたとしても反対派もかなりいると言うのが現実である。しかもケータイの連絡先をみても男友達がいる痕跡も見当たらないので実質ボッチと言う悲しい出来事が今起きている状態である
「ちくしょうめえぇぇぇ!」
俺は周りに人がいないのを確認し大声で叫ぶ
マジでなんなんだこの扱いは。いきなり転移させられて腰をへし折られて、弁当も教科書類も突然の転移によりすべて忘れるし、おまけに一部の生徒から嫌われると言うこの状況…俺を転移させた奴がいるなら一発ぶん殴ってやる。
「先輩何してるずら?」
うしろを振り向くとそこには花丸と
「なんだ善子か…」
「なんだとは何よ!あとヨハネ!」
やはり善子は堕天使であり、どうやら俺はヨハネ様のリトルデーモンらしい…
「って言うかルビィは?」
「ルビィちゃんはダイヤさんの手伝いに行ったずら」
なるほどならば今聞いとくべきだろう
「そういえばルビィって男性恐怖症だよな?俺には大丈夫なのか?」
「そういえばアイツあんたには平気よね…」
そうなのか…俺だけには平気なのか
「っていうかアンタさっき何か叫んでなかった?」
「へ?な、何が?さ、叫んでねーし!」
「そう…ならいいんだけど」
女子校の屋上で叫んでたなんて…そんなことバレたら頭おかしい奴だと思われるぞ
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帰りのHRが終わり、俺は素早く玄関に向かう今日はAqoursの練習もないため俺は一秒でも早く家に帰るため小走りになる。
「ま、待って!」
声の方を振り向くとそこには梨子がいた。
「どうした?梨子。」
推しが話しかけてくるのはありがたいが、今日は早く帰りたいんだ…と言うか元の世界に帰りたいわ。なんなんだよ前の世界より俺の扱い悪いじゃねぇか…
「いきなりで悪いんだけどさ…私の家来ない?」
「へ?」
それって…推しの家に入れるってこと?
続く
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