画面越しの君に恋をした。   作:トミザワ

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どうも!トミザワです!大変長らくおまたせしました。遅れて大変申し訳ありません。

書くこと自体が久しぶりなので誤字やおかしい部分があれば報告してくださると幸いです。


第7話 合宿

 

「暑い…」

 

気温33℃ 天気 晴天

 

俺は砂浜でパラソルを立て、座りこむ。ちなみに千歌たちはビーチに到着しだい海に飛び込んだ。なので砂浜にいるのは、善子、花丸、梨子、ダイヤさんと俺の5人だけとなる。

 

「けーくん!」

 

声のする方を見ると千歌たちが手を振ってくる。

 

「けーくんも遊ぼうよ!」

 

「いや、遠慮しとく」

 

「え~!?せっかくの海なのに…」

 

実は泳げないなんて口が裂けても言えない…。中学の水泳の授業も毎回俺だけ沈むという謎現象が起きたのを思い出したわ。なんせ先生に「君は泳いでいるというよりかは溺れている」って言われたぐらいだからな。

 

「行かないの?」

 

中学の頃を思い出していると、梨子が話かけて来た。

 

「まぁ…色々あってな…」

 

本当に色々あったね…。背泳ぎを試してみたらなぜかプールの底まで沈んでいてパニックになったり、クロールで息継ぎしようとしたら沈んでいて死にかけたこともあったな。何で毎回沈むんだろうか?俺は潜水艦か何かかな?いや結局泳げてないから沈没船の間違いですね。

 

「あっ!もしかして泳ぐの苦手?」

 

「は?べ、別に苦手じゃねぇし!む、むしろ得意だし!」

 

ほらもしかしたら、泳ぐのヘタクソだったのは前の世界の話であって、もしかしたらラブライブ!の世界だったらむしろめちゃくちゃ泳げたりして!そんなことないですね。現実見ましょうか

 

「そ、そうなんだ。」

 

うん。さすが、俺の桜内梨子だ。これで『じゃあ泳げ』なんて言われてたら危うく天国に行くところだった。いや嘘ついたから地獄かな?

ちなみに前の世界で俺の桜内梨子なんて言ったら梨子ファンからボコボコにされるので注意。

 

「そ、そういえば海の家はどうなんだ?」

 

「鞠莉さんが、食材用意してくるって言ってたよ。」

 

あっ…用意してくれるのね。ちょっと食材買って来ちゃったよ…。まぁいいか例の"アレ"も買えたことだし、問題ないか。

 

「そういえばあの件は千歌に言ったのか?」

 

あの件とはまぎれもなくピアノコンクールについてである。

 

「ううん。あと千歌ちゃんが言わなかったらジュースおごりだからね?」

 

「別にジュースじゃなくてもいいぞ!」

 

「本当に?約束ね」

 

まぁ俺はあらすじ知っちゃてるから奢るようなことはないんだけどね。

 

「ああ、俺が保証する。」

 

「そっか…。ありがとう相談に乗ってくれて」

 

「別に俺は何もしてないよ」

 

「そんなことないよ…。私、圭君に相談してなかったらきっと千歌ちゃんにも相談できずに一人で抱えこんでいたと思う…。」

 

「まぁまだ相談できてないし、解決もしてないけどな。」

 

「それもそうね。」

 

「圭さん!」

 

声のする方を向くとダイヤさんが、こちらに手招きしている。きっと海の家の件だろう。

 

「じゃあ呼ばれたから行くわ。あとで千歌たちも来るように伝えてくれ。」

 

「わかった」

 

俺は梨子の返事を聞き、ダイヤさんのもとへ向かう。さてそろそろ作戦開始といきますか…

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「さて、あなたたちには料理をしてもらいますわ!」

 

 

海の家の清掃も終わり、俺、曜、善子、鞠莉の4人が集められた。どうやら俺は料理担当に選ばれたらしい。

 

「圭くんは何作るの?」

 

食材を用意していると曜が話かけてきた。何を作るか…

俺はそう考えながら横を見る。

 

「クックック……堕天使の涙…」

 

「シャイニー…コンプリート……」

 

とりあえずあの2人は駄目そうだから、無難なものでも作るか。

 

「俺はたこ焼きかなんかでも作るよ」

 

「オッケー♪」

 

曜はそう返事すると、野菜を切り始める。よくよく見ると曜って本当に女子力高いよな。美人だし料理は出来るしスタイルいいし、もうヤバくね?なんで現実世界にはこういう子が少ないの?マジで不思議

 

「さてと…」

 

俺は紙袋を取り出す。まずたこ焼きを作る前にあの堕天使ヨハネ復讐作戦の準備をしようではないか。

 

「善子。疲れただろ?変わるよ」

 

 

「別にこれくらい大丈夫よ。」

 

「いやいや、お前そんなずっと立ちっぱだったら熱中症になるぞ。少し休んでこい」

 

「あ、ありがとう…」

 

善子は少し顔を赤らめながらキッチンを出ていった。一体どこに顔を赤らめる要素があったのか謎だが、とりあえず堕天使の涙はありがたく利用させてもらおう。

 

 

 

 

さて、アニメ ラブライブサンシャイン!の10話と言われたら何を思い付くか…。梨子の『ホント、変な人…』や次話に続く曜ちゃんの嫉妬などあるが、やっぱり合宿回と言えば目の前にある堕天使の涙でしょ!

と言うことでさっそくこれを使って堕天使ヨハネを討伐して行こうと思いまーす。

まずこの堕天使の涙…あくまでも俺の考えだが、そこまで辛くないのでは?

理由はアニメで見た時の反応がルビィ以外の反応がそこまでなかったこと。あっても「辛い~」ぐらいの反応である可能性があること。

 

もう1つは善子自信が辛い物が平気ではないかと言う説。 これはアニメで善子が平気な顔して食べていたからだ。

これでは復讐にならない…。でも答えは簡単。

 

 

改良すればいいんですよ(ゲス顔)

 

 

 

 

まずはたこ焼き機にある奴をすべて取り出す。何故か毎回串で刺すたびに赤い液体があふれ出るのかは触れないでおこう。

 

俺は新しい生地をたこ焼き機に入れ、その中に唐辛子とデスソースを入れる。

 

「うわぁ…」

 

自分で作ってて嫌になっちゃったよ…。絶対辛いじゃんこれ...

 

そして一通り焼き終わったら、器に乗せて完成!

 

 

 

堕天使の涙 改 上手に出来ました~

 

 

だがこれで終わりではない。備えあれば憂いなし!前回の二の舞にはさせない!

 

 

ってことで俺は新たに生地を入れて焼く。今度は中身がデスソースや唐辛子ではなく、普通のタコを入れる。いわゆるこれはダミーってやつだ。善子に怪しまれた時に対して俺がこのダミーを食べれば警戒心が解けるであろうと言う考えだ。

 

 

「フッフッフッ…覚悟してろよ!堕天使ヨハネ!」

 

なんで俺一人でこんなこと言ってるんだろう…。

 

 

さて、一仕事終えたし、浜辺に行って美女のπでも見てくるか!

 

「善子、俺休憩するからよろしくな!」

 

俺は善子に対してそう言い残し、海の家をあとにする。

 

実際的にはaqoursの水着姿を見ただけでもヤバかったが、あまりジロジロ見てると『うっわ…気持ち悪い…』みたいな反応をされそうなので今回は一般の方々で我慢しとこう…。

 

「あっ!けー君!」

 

砂浜を歩いていると千歌に話かけられた。

 

「おう千歌。お前何やってんだ?」

 

「お客さんを呼び込んでるの!」

 

なるほど。どうりで変な看板みたいなのしょってるのね

 

「けー君は何してるの?」

 

「い、いやちょっと溺れている人がいないかパトロールの方を…」

 

「それ絶対嘘でしょ!それにけー君泳げないじゃん!」

 

ちょっと千歌?なに大声でカミングアウトしてくれちゃってるの?

 

「はっ!?お、泳げるし!」

 

「だって中学の頃、毎回水泳の授業でプールの底に沈んでたじゃん!」

 

結局ラブライブ!の世界でも底に沈んでるんですね…

 

「ねぇ~梨子ちゃん!けー君が泳げないくせに泳げるとか嘘つくんだよ」

 

おい!なぜそこで梨子に言いふらす!

 

「アハハ……」

 

一体梨子の笑いが、千歌が言いふらしたことに対する笑いなのか、それとも俺が泳げないことに対する笑いなのか…。ちなみに後者だった場合はすぐさま自殺できる自信がある。

なぜならこういう場合の苦笑いは心の中で『うっわ…泳げないのかよ』と思うけど、口に出したらかわいそうだからとりあえず笑っとく言う、少し優しさが入った笑いなのである。ちなみにこれは中学の時に一番かわいいクラスメイトに実際にされたことである。

 

「なんでけー君泣いてるの!?」

 

「人生にはなぁ…色々あるんだよ…」

 

「そ、そうなんだ…。」

 

 

って言うかなんで現実世界で起きたトラウマを二次元の世界で体験しなきゃならないんだよ。とりあえず俺をこの世界に送った直人は死すべし。

 

あと言いふらした千歌はヨハネと同じ目にあって貰おう。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「もう………無理ぃ……」

 

 

夕方。なぜか俺はマネージャーにも関わらず砂浜を走っている。

特訓が面倒なのにバレないように家へ帰ろうとしたらダイヤさんにまんまと捕まり、この状態である。

 

しかし、ゴールは目の前。ゴールすればあとは千歌と善子に堕天使の涙(改)を食わせて、家に帰るだけだ!

 

えっ?お前は泊まらないの?だって?ヘタレスーパー童貞な俺が女子9人と寝ることが出来ると思うか?(圧)

 

 

「げーぐん…おんぶじでぇ…」

 

千歌はそう言うと俺の背中に乗ろうとする。

 

「おい!バカチカ!今乗ったら…って痛い!痛い!重い!潰れるから降りろ!」

「なっ!?重くないよ!」

 

「そんなのいいから早くおりろ!って……」

 

 

「「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」

 

千歌が俺の背中に乗ってきたせいで、俺はバランスを崩し前へ倒れる。それに乗ってきた千歌を支えるため両手がふさがっている。

 

 

 

あれ?これ、もしかして結構ヤバくね?

 

 

 

もちろん手が塞がってるため、顔面から突っ込むことになる。

 

 

 

 

 

 

あっ………終わった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「うーん……」

 

 

 

目を覚ますと見知らぬ天井があった。まさか誘拐された!?いや違いますね。海の家の天井でした。

っていうか砂浜だから多少は顔から突っ込んでも大丈夫だと思ったが、全然そんなことなかったわ。

そして何が残念って膝枕の一つや二つしてくれると思ったのにそのまま硬い床で寝かせて放置されてることなんだか…。

 

「あっ!起きたのね。」

 

 

声の方向に振り向くとそこには梨子がいた。

 

「倒れたらそのまま起き上がらないから心配したのよ?」

 

様子を見る限り、どうやら付きっきりで看病してくれたみたいだ。

 

「なんか悪いな…。他の奴らは?」

 

「みんなは夜ご飯の用意をしてるわよ。まぁあんまり期待しない方がいいと思う……。」

 

まぁ…シャイ煮と堕天使の涙だからな……。

 

 

「そうだ!作戦のこと忘れてた!早くしないと!」

 

俺はすぐさま起き上がりキッチンへと向かう

 

「えぇ!?まだ寝てた方がいいわよ!。それに作戦って何よ!?」

 

「悪いな!迷惑かけたみたいで!あと看病してくれてありがとな!」

 

俺は急いでキッチンに向かう。まずい!早くしないと俺の作った堕天使の涙とダミーがバラバラになってわからなくなってしまう。

 

「善子!」

 

きっと堕天使の涙を皿に盛り付けてるあろう善子を呼ぶ。

 

「いつの間にか起きていたのね。まだ寝ていた方がいいんじゃないの?」

 

「そ、それより俺が作った堕天使の涙は?」

 

「それならヨハネの作った奴と一緒にしたわよ?」

 

「………」

 

 

まずい…。非常にまずい…。一緒にしたと言うことはあのお皿の上に山盛りになってる堕天使の涙にダミーもデスソース入りの奴も全部入ってるってことだよな?

つまり俺が普通にデスソース入りか、通常の堕天使の涙を食べる可能性もあるし、逆に善子がダミーを引く可能性もあるってことか………。

 

「…?どうしたのよ?何かまずかった?」

 

「い、いえ…。とりあえずテーブル運ぼうか....」

 

「えぇそうね…」

 

 

俺は堕天使の涙をテーブルに置く。すでにテーブルにはアニメで見たシャイ煮もあった。

 

 

「で?これを処理しろと…。」

 

「うん。美渡ねえが自分たちで処理しろって…」

 

「申し訳ないデース!」

 

まぁシャイ煮は確かに味は美味しいんだろうが、第一印象魔女のスープみたいだもんな…。確かに間近で見るとこりゃ誰も買わないわ。あと俺の皿に熊の手らしき物が2つ入ってるんだけど、これ食品衛生的大丈夫?

 

「さぁ!どんどん食べて!」

 

俺は恐る恐るシャイ煮を口に運ぶ。

 

 

パク

 

 

 

 

「お、おお!めっちゃうめぇぇぇぇぇ!」

 

 

ヤバい!予想よりも100倍うまい!これは金払ってもいいわ。

 

「本当だ!美味しい!」

 

「おかわりずら!」

 

いやマジで何杯でもいけるわ。ただ一つ問題があるとすればたまに得体の知れない物が入ってるぐらいかな。

 

まぁそれはいいとして…問題は堕天使の涙である。本来の目的は堕天使ヨハネと俺が泳げないことをばらした千歌に堕天使の涙(デスソース入り)を食わせることだが、残念ながら今はそれどころじゃない。

二人に食わせる前に俺が一人で自爆する可能性が十分にある。だからと言ってこの大量の堕天使の中からダミーを見つけだすのは不可能。

 

 

 

残された選択肢はただ1つ

 

 

 

 

 

 

運である。

 

 

 

 

 

 

もはやダミーが当たることを信じて願うしかない。

しかし、ダミーが12個、デスソース入りが24個、ノーマルが36個と確率的にダミー以外の方が当たる確率は高い...。

 

自ら提案して準備した作戦で苦しめられるとは…。

しかし運命は避けられない。

 

犠牲者は多い方がいい。こうなったら全員に食わせよう(クズ)

 

 

「で?この堕天使の涙はどうするの?」

 

ちょうどいいところで千歌が話題に出してきた。

 

「ちょっとさすがになぁ…」

 

 

「ちょっと!何でヨハネのは食べないのよ!」

 

 

やはりさすがに他のメンバーも食べるのはためらってるようだ。まぁシャイ煮よりもヤバそうだしな。

 

 

「そんなに食うのが怖いならみんなで一緒のタイミングで食おうぜ?」

 

「そういえば途中から圭君が作ってたよね?」

 

「あぁ。味は俺が保証する」(嘘)

 

「じ、じゃあみんな行こうか。」

 

 

みんなそれぞれつまようじで刺し、口の近くまで持っていく

 

「じゃあ行くよ?」

 

千歌の合図で口に入れる。頼むダミー来い!

 

口に入れたあとゆっくりと噛む。

中から出てきたのはタコ。

もしかして当たり!?

 

 

 

 

よっしゃあ!日頃の行いが出たな。

 

 

 

さて周りはどうかな?

 

 

 

「美味しいずら!」

 

「本当だ!美味しいね」

 

「美味しいデース!」

 

花丸、ルビぃ、鞠莉まさかのセーフ。

 

 

「な、なんですのこれは!」

 

ダイヤさん、反応と中身の色的にたぶんノーマル

 

 

「うーん。ちょっと辛いかしら?」

 

 

善子。デスソース入りを引くも効果なし。えっ?嘘。デスソースだよ?死んじゃうソースなんだよ?なんでそんな平然としていられるの?

 

「な、にゃにこれ…。」

 

「ゲホッ!だ、誰か!み、水!」

 

「辛い!」

 

「な、なによ!これ!」

 

千歌、曜、梨子、果南もデスソース入りかな?

 

 

とりあえず目標は一部達成できたからよしとしよう。

 

 

「で?何が味は保証するのですの?」

 

 

「圭。もちろんわかってるよね?」

 

 

「……………………」

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

夕食が終わったあとみんなで皿洗いをすることになった。ちなみに先ほど報復として堕天使の涙を4個ぐらいあーんされて無事に死亡しました。

 

 

「まだ舌の感覚ないんだけど」

 

「自業自得よ…。」

 

「アハハ…」

 

「よし!お皿も片付け終わったから部屋に戻ろうか!」

 

どうやら皆さん部屋に戻るらしい

 

「そうだね」

 

「じゃあ俺は家に戻るわ」

 

 

「「「「「「「「は?」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

続く




いかがでしたでしょうか?次回で合宿回が終了する予定です。最近多忙なためまた遅れる可能性があります。大変申し訳ありません。

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