戦姫絶唱シンフォギアAB   作:株式会社の平社員

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アンケートはアキュラが今のところ多いですね。
二番目はひびみく同年代、三番目にフィーネ組。四番目はその他です。
アキュラ、ロロinシンフォギアになりそうだからどう言ったものかの説明をしておきます。
アキュラがシンフォギア世界に現れるならとあるセプティマホルダーの戦闘で来たと言う感じになります。
ひびみく同年代バージョンは一期のライブ会場にガンヴォルトが現れる感じです。
フィーネ組はネフィリムが暴走状態の時に現れるという感じです。
短編になるので基本キリの悪いところで終わりますけどね!


8GVOLT

「貴方がアッシュボルト…例え敵だとしても仲間をなんだと思っているんだ!」

 

先程の攻撃を威嚇と言い、ボクが防がなければマリアを殺そうとする一撃に激怒する。

 

仲間だと思っていた人に裏切られたボクにとってその行動が何よりも許せない。最後のフィーネよりも救いようのない邪悪。

 

「貴様には関係ない事だ」

 

ボクは会場を覆う雷撃鱗を解いてアッシュボルトへと向けて避雷針(ダート)を撃ち出す。

 

だが、アッシュボルトは避雷針(ダート)を躱し、背中に背負う大きなライフルを構えるとボクへと向けて亜音速の弾丸を撃ち出す。

 

ボクは構えた瞬間に雷撃鱗を展開しようとしていたが、あのライフルに装填された弾は先程撃った雷撃鱗を貫通する謎の弾丸の可能性があり、躱す事に専念する。

 

「流石に何度も食らう訳ないか」

 

「GV!これってあの時の!?」

 

「違う、これはアキュラの使っていた強欲なる簒奪者(グリードスナッチャー)でも白銀の弾丸(ベオウルフ)でもない」

 

「ほう、何故貴様があの小僧の事をを知っている?」

 

「っ!?やっぱり貴方は!?」

 

これで確信した。アキュラの存在を知り、強欲なる簒奪者までも知るとなると皇神(スメラギ)の能力者。そしてボクが戦ってきた相手だけ。

 

「アッシュボルト!貴方はやっぱり皇神(スメラギ)の能力者か!?」

 

皇神(スメラギ)をも知っているか…まあそれは別に知っていてもおかしくはないか…」

 

質問に答える事もなくただ自身が何か思う事を口にするアッシュボルト。

 

「答えるんだ!」

 

だがアッシュボルトはただ何も言わずにボクを見据えるが、未だにぶつぶつ何か言い続ける。

 

「いや、待て。何故皇神(スメラギ)を知っているんだ?貴様はあの時…」

 

痺れを切らしたボクはアッシュボルトへと接近して拳に雷撃を纏わせて殴りかかる。だがアッシュボルトはぶつぶつと何か言いながらも拳を避ける。

 

それでもボクは雷撃を纏う拳と足と避雷針(ダート)をアッシュボルトへと向けて殴り、蹴り、撃ち出す。

 

「この武術は…」

 

「何を言っているんだ貴方は!?」

 

意味不明な事を呟き続けるアッシュボルトへと攻撃を続けるが全て躱していくが何処か驚いた様に声を出す。

 

それでも攻撃する手を緩めない。だが、アッシュボルトはようやく口を閉したかと思うとライフルを振るい、殴りつけてくる。その攻撃を避けると共に更に銃を取り出すと至近距離からボクへと向けて撃ち出す。

 

それも避雷針(ダート)で銃の軌道を逸らして離れずに雷撃を纏う拳でアッシュボルトを殴りつけた。

 

「戦闘センスもまた奴と同じか…皇神(スメラギ)が残していた戦闘データでも学習させていたのか?」

 

「さっきから何を言っているんだ!」

 

「貴様には聞きたい事が山程あるが…とりあえずこれだけ聞いておこう。軌道エレベーターでの戦闘を覚えているか?」

 

「ッ!?」

 

その言葉にボクは驚きを隠せない。それを知っているのは復活した七宝剣の能力者達そして紫電、アキュラ以外知らないはず。

 

「いったい貴方は何者なんだ!その事はあの場にいたボクが倒した能力者しか知らないはずだ!貴方は七宝剣の誰だ!?」

 

ボクの言葉に対してアッシュボルトはそれを聞いて何処か確信めいた様に言う。

 

「なるほど…記憶はあの時の事までしか覚えていないか…だが記憶の説明が上手くつかないな…やはり、そこにいる電子の謡精(サイバーディーヴァ)がお前の記憶、能力の全てを握っているのか…」

 

「記憶…どういう事だ!」

 

「私にとってはその言葉をそっくり返したい所だよ。何故貴様がその記憶を…電子の謡精(サイバーディーヴァ)を宿しているのかね」

 

「私の事も知っている…それにGVの記憶が何だって言うのよ!?貴方が何者だろうと知らないけど、何か知っているなら話しなさいよ!」

 

「全く、うるさい小娘だ…」

 

そう言ってアッシュボルトはシアンへと向けて銃を向けると弾丸を撃ち出す。

 

雷撃鱗を展開して防ごうとしたがライフル同様に雷撃鱗を食い込む弾丸。だが失速する弾丸を見て何故貫通しようとしてくるかも理解した。

 

「蒼い雷撃!?」

 

そう、弾丸に僅かにだが蒼い雷撃が纏われていて雷撃鱗を侵食している事に気付く。

 

「これって蒼き雷霆(アームドブルー)!?」

 

シアンも気付き驚きの声を上げる。雷撃鱗を食い込む弾丸は磁界によりシアンから狙いが外れ、地面へとめり込む。

 

「まさか…貴方の能力は蒼き雷霆(アームドブルー)だというのか!?」

 

あり得ない。だが、似た様な第七波動(セブンス)が出現してもおかしくない世界であった為に完全には否定出来ない。だが、あの弾丸に迸る雷撃は見間違えようがない。

 

いや、もしかしたらアキュラの様にボクの能力を解析した結果生まれたものなのかもしれない。

 

それでもあり得ないとしかボクは考えられなかった。

 

「何を驚いている?同じ様な能力が存在してもおかしくはないであろう?例えそれが蒼き雷霆(アームドブルー)であったにせよな」

 

その言葉にボクは雷撃をアッシュボルトへ向けて放出する。

 

しかし、雷撃はアッシュボルトの身体が一瞬ぶれたかと思うと身体をすり抜けて観客席へと雷撃が当たる。

 

電磁結界(カゲロウ)まで!?」

 

見間違えようがない自分が持っていた攻撃を避ける事の出来る回避スキル。だが、あり得ない。あれはアシモフがくれたペンダントに付与された特殊な機構により蒼き雷霆(アームドブルー)を更に高めてくれる事により可能となるスキルのはず。

 

「全く、本当に不思議でならんよ。貴様が奴と同じ記憶を持ち、この世界に流れ着いている事が。電子の謡精(サイバーディーヴァ)を宿し、再び私の前に現れた貴様がな」

 

アッシュボルトはボクに銃口を向けてそう言った。

 

本当に訳の分からない事しか言わない相手にもう話しても意味はない。ならばやる事は決まっている。目の前のアッシュボルトを倒し、何者かを聞き出せばいい。そして、先程から意味の分からない事の真意を。

 

「シアン!必ずアッシュボルトを捕まえる!」

 

「分かった!」

 

シアンが歌を歌う。

 

「捕まえるか…全く、愚かな答えだ。お嬢さん(レディ)達、いつまで突っ立っているんだ。私がこの男を相手しておいてやる。その間に連携でもしてそこにいる装者でも足止めしているんだ」

 

アッシュボルトはマリア達にそう告げると再びボクへと向けてライフルを構える。

 

「さあ、時間まで付き合ってやる。来るがいい」

 

「いつまで余裕を!必ず貴方を捕まえて正体を明かす!迸れ!蒼き雷霆(アームドブルー)よ!世界を混沌へと導く、悪しきテロリストを止める雷霆(いかずち)となれ!」

 

「懐かしいその言葉をも使うか。まあいい、行くぞ!」

 

そしてアッシュボルトの発砲を合図にボクとシアンはアッシュボルトへと雷撃を纏い駆け出した。

 

◇◇◇◇◇◇

 

翼はガンヴォルトがアッシュボルトが戦闘を行う傍ら、三人の相手をしていた。

 

しかし、それは戦闘と呼ぶにはあまりにも横槍が入り過ぎる。三人の連携も見事なものであるのだが、ガンヴォルトとシアンは翼への被害を考えて立ち回っているのだが、アッシュボルトはまるで三人を仲間と思っていない様にライフルの流れ弾や銃弾が三人をも襲い掛かろうとする。

 

「あいつ!邪魔ばかりしやがるデス!」

 

「周りも見れてない」

 

「仕方ないのかもしれないわ。あの雷撃を紙一重で躱しながらあの男と対峙しているのだから」

 

荒れ狂う弾丸の雨を避けながらマリア、切歌、調が拙いながらも連携して攻撃をしてくる。

 

だが、そんな拙い連携では翼に叶うはずもなく、一人一人の相手を着実に相手取り、確実に三人を追い詰めていく。

 

だがそんな時に限って再び姿を現す大量のノイズ。

 

「また!?」

 

マリア達を守る様に配備されるノイズの群れ。

 

「この程度で私を止められると思うな!」

 

翼は配備されたノイズを叩き斬る。それを皮切りにノイズは翼へと向けて襲い掛かろうとする。

 

「はぁ!」

 

翼は襲い掛かるノイズを着実に斬り払う。だが、そのせいでノイズの群れの中に三人が姿を消して見失う。

 

「何処に!?」

 

ノイズを斬り払いながら、三人の行方を探す。

 

「こっちデス!」

 

突如背後のノイズの影から姿を現した切歌が翼へと向けて鎌を振るう。

 

「くっ!」

 

翼は付近のノイズを斬り、素早くその鎌を防ぐ。

 

「調!今デス!」

 

「何!?」

 

その瞬間に鎌と剣が鬩ぎ合いに向けて現れた調が二枚の丸鋸を翼へと向かい、振るわれる。

 

だが、その二枚の丸鋸は突如飛来する雷撃により弾かれ、翼と切歌の横を通り過ぎて客席を破壊する。

 

「翼!悪いけどこっちも手一杯なんだ!あまりサポート出来るか分からない!」

 

アッシュボルトと対峙しながらもシアンの指示で翼を守るガンヴォルト。だが、アッシュボルトがそんな隙を見逃すはずもなく、一気にガンヴォルトへと接近すると至近距離から雷撃を纏わせた弾丸を撃ち込もうとする。

 

ガンヴォルトはそれを何も持たない手で払い、銃口を自身から逸らすと雷撃を纏う拳でアッシュボルトへと殴りかかっていた。だが、アッシュボルトはその攻撃も躱して再びライフルをガンヴォルトへと向けて放つ。

 

「こっちは何とかするから貴方はその人物の相手に集中して!もう小細工には引っかからないから!」

 

「何が小細工というのかしら!」

 

更に調とは逆から接近していたマリアが翼へと向けてマントを操り、翼を絡め取ろうとする。

 

切歌は既にそれを察していた様で翼との鍔迫り合いをやめてバランスを崩し、マリアの攻撃のサポートに呈していた。

 

「三人いようが関係ない!私はガンヴォルトに任せられているんだから!」

 

翼はマントを足のスラスターを起動して地面を滑る様に移動して躱すとマリアへと向けて接近する。

 

「マリア!」

 

切歌と調がマリアが危険と察知し、叫び、マリアを守る為に駆け出した。だが、翼の動きの方が早く、マリアへと向けて剣を振るっていた。

 

「甘く見られたものね!」

 

マリアはマントに隠した腕から槍を取り出すとそのまま距離を詰める翼へと槍を突き出した。

 

「何!?」

 

突然出現した槍に対応が遅れるが何とか鎬で槍を受け止めるが、突き出したマリアの槍の一撃はとても重く、そのままノイズの群がる地帯まで弾き飛ばされる。

 

それに追い討ちをかける様に三人が吹き飛ぶ翼に向けて強襲をかける。

 

「こんな所で!」

 

翼も巨大な剣を出現させてノイズを吹き飛ばし、体勢を空中で整えて巨大な剣を足場に三人の攻撃に対応する為に剣を構える。

 

「はぁ!」

 

「やらせるかよ!」

 

その瞬間に空中から聞き覚えのある、そして頼りになる声が響く。

 

槍で襲い掛かろうとしていたマリアには同じ槍を持つ奏。鎌で襲い掛かろうとした切歌の前には拳を構えた響。そして丸鋸を打ち落とし、調の前に降り立つクリス。

 

「翼!無事か!?」

 

「翼さん!」

 

「何とか間に合ったみてぇだな」

 

三人はそれぞれの敵と対峙しながら翼の無事を確認して安堵した。

 

「みんな!来てくれたか!」

 

心強い助っ人の出現に翼は安堵する。

 

だが、依然状況は変わりはない。

 

そして、マリア達は危険と判断したのか一旦距離を取り、集まる。

 

それに合わせたかの様に翼の元へ三人が集まる。

 

「おい!あいつが戦っているのってアッシュボルトじゃねえか!?何で奴までここに!?」

 

「貴方達もアッシュボルトを知ったの!?」

 

「沖縄じゃ奴にいっぱい食わされちまったからな…それにあいつには私等の攻撃が通用しないみたいだ」

 

「そうなんです!ガンヴォルトさんでも流石に危ないかもしれないんです!」

 

その言葉に翼も先程知ったアッシュボルトの事について三人へと告げた。

 

「奴の相手はガンヴォルトしか出来ないわ…奴もガンヴォルトと同じ蒼き雷霆(アームドブルー)の能力者みたいだから」

 

その言葉に三人は驚愕する。

 

だが、今は戦闘中であり、ガンヴォルトが未だアッシュボルトと激しい戦闘を行なっている。

 

だからこそ、今出来る事をしなければいけない。早く三人を行動不能にさせて、ノイズを掃討し、早くガンヴォルトを手助けしなければいけない。

 

四人は今一度マリアへと向き直り、各々のアームドギアを構え対峙する。

 

「あんた等も何が目的かは知らないけど、アッシュボルトと組んでいるなら私等の敵だ。ここで止めさせてもらう!」

 

「奏さんの言う通り、貴方達のやろうとしている事は皆を困らせようとしている!なら私達が貴方達を止めなきゃダメなんです!でも、出来る事ならこんな事やめて手を取り合って一度話し合いましょう!」

 

響の言葉に調が激昂する。

 

「ふざけないで!貴方達がしでかした事を理解していないのに話し合う!?手を取り合う!?いい加減な事を言うのをやめて!この偽善者!」

 

「調!落ち着きなさい!私達はこいつ等とは分かり合わなくていい!ただ、目的に沿って事を進めるだけよ!」

 

「でもマリア!」

 

「そうデス!あいつ等は何も分かってない!自分達が正しい事をしていると思っている偽善者デスよ!」

 

切歌と調がマリアに向けて言う。だが、マリアは落ち着かせる様に言った。

 

「何も知らないからこそ、あいつ等は気付けないのよ。あんな事を起こしたのに…だからこそ私達が為さなければいけないのよ」

 

「どういう事だ!」

 

「マリア…貴様は何を知っている!?」

 

クリスと翼がマリアへと向けて叫ぶが、マリアは何も答えない。

 

「貴方達に伝える事など何もないわ!私達の目的の邪魔をするのならここで倒させてもらう!」

 

そしてマリアの言葉を合図にマリア、切歌、調は四人へと向けて各々のアームドギアを構えた。

 

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