戦姫絶唱シンフォギアAB   作:株式会社の平社員

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43GVOLT

秋桜祭が終わり、いつも通りの日常へと戻った学園の帰り道。

 

「秋桜祭が終わってまだ一週間も経ってないのに、あんなスピードで授業するのかな…付いていけないよ」

 

弓美がそう呟いた。

 

「仕方ありませんよ。ただでさえ、新校舎への移転に復興での休校で通常よりも進みが遅いんですから」

 

「そうだよねー、付いていくのがやっとだよ」

 

詩織が弓美へと言ってそれに乗る様に創世も言う。

 

だが、一緒に帰る響はさっきからずっと考え事をしているのか何の反応もない。

 

「…」

 

三人も、そして一緒にいる未来も響が休み時間から帰ってずっとこんな状態である為に心配になっているのだが、何を聞いても大丈夫や平気と言って何も話してはくれなかった。

 

「響、本当に大丈夫?」

 

未来も何度も言った言葉を再度響に問いかける。

 

「…うん。大丈夫だよ…」

 

いつもなら明るく、隠していても空元気で答えるのだが今回の響は余りにも違う事に四人は戸惑う。そして心配になってしまう。

 

「あーもう!ビッキー暗い!ビッキーがそんなんじゃヒナも私達も暗くなるでしょ!」

 

そんな響に対して我慢の限界に達した創世が頭を掻きながら叫んだ。

 

「そうやって一人で背負い込むのはビッキーの悪い所なんだって!ビッキーの今悩んでいる事がどんな事なんて私達には分からないけど、私達だって少しくらい力になれるかもしれないじゃん!」

 

創世が響に向けて叫んだ。

 

「そうですね…今回ばかりは言う通りですよ。私達だって立花さんがそんなんじゃ悲しくなってしまいます」

 

「そうだよ!立花さんがそんなんじゃ調子狂うじゃない!話せないのは仕方ないかもしれないけどさ!相談くらい私達でも受ける事だって出来るんだよ!」

 

詩織、弓美も浮かない表情をする響へと向けてそう言った。

 

「…そうだよ、響。私達には響や皆みたいに特別な何かがある訳じゃないけど、相談くらいなら乗れるんだから」

 

みんな響を心配して、そして親身になって聞こうとしてくれた。

 

響は嬉しくもあるが、自身の事を告げる事はそれはそれで皆を悲しませてしまうのではないかと不安になる。そしてそれ以上に自分が自分じゃなくなってしまった時、最も悲しませてしまうんではないかと。だが、それでもここまでしてくれる友人が、親友がいる事にそこまで黙ったままでいる自分もダメだと感じる。

 

話そう。今置かれている。自分の身体がどうなってしまっているのかを。

 

決心した響は話し始めようとする瞬間、何処からか拍手が響いた。

 

「素晴らしいですね、友情とは。この中の誰とも親しくない僕ですら震えてしまうほど心に響きましたよ」

 

「ッ!?」

 

響はその声に反応してすぐにそちらを向いて警戒する。

 

そこにはソロモンの杖を携えたウェル。そしてその後ろには切歌と調の姿があった。

 

「ウェル博士!」

 

「まさか、こんな所で会うなんて思いもしませんでしたよ、立花響さん」

 

「どうして貴方達がここに!?」

 

「いやはや、アッシュからもう目的の物を見つけた帰りでしたが、あんな遠くからでも聞こえる美しい友情を聴いていても経ってもいられなくなりましてね」

 

何処か楽しそうに笑うウェル。その不敵な笑みに不気味さを感じる五人。初めて邂逅する四人は何の事か分かってはいないだろうが、目の前のウェルの不気味さに後退りする。

 

「おっとすみません。知らない人に話しかけられてこんな事を言われたらそうなることもわかりますが何の心配も要りませんよ」

 

そしてそんなウェルに対してゲスを見る様な目をする切歌と調。

 

「なんせ貴方はここで死ぬんですからね!アッシュに必ず立花響を殺せと言われてましてね!こんなチャンスが目の前にあるのならばやらないとダメですからね!」

 

そう言うと同時にウェルはソロモンの杖を翳してノイズを大量に召喚した。

 

「ッ!未来!皆を逃げて!」

 

響はそう叫んだ。何で皆がいる時に現れるのか。タイミングが悪すぎる。もう纏ってはならない。そう言われていたが、自分よりも皆を助けたいと考える響は聖詠を歌おうとする。

 

だが、その前に大きな竜巻が目の前のノイズを蹴散らして行く。

 

「心配して付いて来ておいて良かったよ…それにあんたがここにいるなら尚更な!」

 

竜巻が収まり、そしてその先を見るとガングニールを見に纏い、槍をウェルに向けて構える奏の姿があった。

 

「響!お前はその子達と一緒に逃げろ!ここは私が何とかする!」

 

そう言って奏は槍を構えるとウェルの元へと駆け出した。

 

「全く、邪魔が入りますね。まあいいでしょう、装者には装者をぶつける。貴方達の出番ですよ」

 

そうウェルが言うと何処か不服そうに聖詠を歌い、シンフォギアを纏うと奏と衝突する。

 

奏とぶつかり合う切歌と調。鎌と槍、そして刃鋸が火花を散らす。余波が空気を震わせる。

 

「奏さん!」

 

「ダメだ!響!お前は逃げろ!」

 

二人を相手取る奏が叫ぶ。

 

「逃がす訳ないでしょう!立花響!貴方にはここで死んでもらうんですから!」

 

そう言ってウェルがノイズを響達の前に出現させる。

 

だが、それに気付いた奏は二人を吹き飛ばして響達の前に出現したノイズを薙ぎ払った。

 

「逃げろ!響!今のお前は戦ったら駄目だ!」

 

奏は響達の前に立ち、近くノイズを薙ぎ払う。

 

「全く、情けないですね。数はこちらが有利だと言うのに一人の足止めも出来ないんですか」

 

「うるさいデス!だったらあんたかやってみたらいいデス!」

 

「あっちの装者で一番の強敵なのに!何を言ってるの!」

 

ウェルが切歌と調にそう言い、ムカついた二人がウェルに叫ぶ。彼方はどうやら連携が取れていない。だからこそ、響達へと逃げる様奏は言う。

 

「響!奏さんの言う通り、ここは逃げよう!」

 

未来はその隙とばかりに響へと言った。未来の言う通り、ここは逃げるのが正解かもしれない。だが、それでもウェルとノイズ。そして切歌と調がいる。

 

奏一人で何とかなるのか?確かに奏は強い。響よりも、クリスよりも、翼よりも。だが、それはノイズに対してであり、もしウェルがまたあの赤いガスを使ってしまったら…

 

しかし響は戦えない、いや戦えるが、それ以上に自身の身が危険になる為に戦うという選択肢を取れない。

 

「行け!響!」

 

奏の叫びに響は未来に手を引かれながら走り出した。

 

奏を一人戦わせる事に申し訳なさを感じながら。そして自分が戦える力を持ちながらもう戦えないと言う自分の不甲斐なさを感じながら。

 

それを見た奏は己が武器を構え、ウェルへそして切歌と調へと駆け出す。だがその瞬間にウェルは不敵に笑みを浮かべる。

 

「だから!逃がさないと言ったでしょう!」

 

ウェルはそう叫ぶ。その声と同時に響達五人が逃げ出そうとした道に亀裂が入ると地面から突き出る様にノイズが大量に現れる。

 

五人はその夥しい量のノイズが目の前に現れた事に恐怖する。響と未来の前を先に走っていた三人は自身の身に晒された恐怖に足が竦み、その場で尻餅を突いてしまう。

 

「テメエェ!」

 

「ッ!?何をしてるデスか!」

 

「関係ない人まで巻き込もうとするなんてどういうつもり!?」

 

「関係ない!?そんな人、今この場には存在しませんよ!大体、僕が立花響だけを殺すと言いましたか!?言ってないですよね!それに貴方達もいい加減理解しなさい!いずれやらなければならない選別!それがただ早まっているだけなんですから!」

 

そうウェルが言うと切歌と調は苦い顔をする。だがそんな事を今は奏にとって関係ない。響を救わなければならない。未来もそれに他の人達も。

 

だから奏は二人を背に響達の元へと駆け出す。

 

二人は慌てるが動こうとしない。だが、それをウェルが許しはしない。

 

「全く!守る為に着いてもらってきたのに何の役にも立ちませんね貴方達は!」

 

少しイラついたウェルがそう叫ぶと奏へと向けて何かを投げ付ける。

 

奏はそれを斬りつけるがそれが悪手であった。

 

奏が斬りつけた何かは破裂すると共に赤いガスが噴き出て奏を覆う。それと同時に奏の纏うシンフォギアの出力が落ちて動く事すら出来なくなる。

 

「クソッ!響!未来!」

 

奏は襲われそうになる響達へと叫ぶ。だが、ノイズ達は容赦なく襲い掛かろうとする。

 

絶体絶命。

 

しかし、その中で響だけは意を決した様に襲われそうになる三人の前へと駆け出して歌を歌う。

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

そしてその瞬間に響はノイズ達の前に立ち塞がると同時に光に包まれ、その光が辺りのノイズを消し去る。

 

「纏っちゃいけない…戦っちゃいけない…分かっているけど…目の前で誰かが…友達が居なくなる様な状況で何もしないなんて出来ない!私は逃げちゃいけないんだ!もう迷っちゃ駄目なんだ!」

 

目の前に居るノイズを蹴散らしながら響は叫んだ。

 

己の身体が変わっていこうとしていても、誰かを助ける為に響はガングニールを纏い戦う。

 

「馬鹿野郎…」

 

奏は再びあれ程注意していたのにも関わらず纏う響へと。そしてそんな響にガングニールを纏わせてしまった自分へと向けて重くなった身体をなんとか起こし呟くと同時にもう起こってしまった事を直ぐ様終わらせる為に駆け出した。

 

◇◇◇◇◇◇

 

「…」

 

切歌と調はそんな二人を眺めながらどうすればいいか考えていた。

 

倒すべき敵。しかし、倒して仕舞えば背後にいるウェルは何の躊躇いもなく、逃げようとする民間人を殺そうとするだろう。

 

いずれそうしなければならないと考えている切歌と調だが、この手で人を殺してしまうと考えるとどうしても動けなくなってしまう。覚悟したはずなのに。いずれ自分達は恨まれる事を覚悟していたはずなのに踏み出せないでいた。

 

正しい事をしている。外道とも手を組んでてもしなければならない事。だが、それが。自分達が行おうとしている敵を倒す事が本当に正しいのか分からなくなってしまう。

 

ノイズを使い、人々を選別として殺そうとする事が本当に正しいのか。外道と共に世界を救おうとする事が間違っているのか。

 

「何を突っ立っているんですか、二人共。敵は死にたいと何か爆弾を抱えてシンフォギアを纏おうとしなかった立花響。倒すべき対象を目の前にして何を躊躇っているんですか?先程も言った様に本当に世界を救うつもりがあるんですか?」

 

気付けばイラついたウェルが切歌と調に近付いており、そう言った。

 

「…殺す事以外で解決は出来ないんデスか…」

 

「別に殺さなくても戦闘出来ない様にすればいいんじゃないの?」

 

「はぁ…本当に貴方達は世界を救いたいんですかね…そんな覚悟もないままやろうとしているなんて貴方達はふざけているのですか?」

 

二人へとウェルは冷たい視線を向ける。

 

アッシュボルト同様の冷たい視線に切歌と調は身体を震わせる。

 

「まあ、まだ貴方達には少しは利用価値があります。よかったですね、一緒なのがアッシュじゃなくて僕で。アッシュなら君達二人なんてガンヴォルト同様に殺していたかもしれませんよ」

 

その瞬間に切歌も調も息を飲む。

 

ガンヴォルトが死んだ。敵であるがマリアをアッシュボルトの凶弾から守り、数日前の虐殺を止めた男の名前。

 

世界を救う為に最も警戒しなければならない男であるが、ガンヴォルトの死に対して切歌と調は悲しいと感じる。

 

なぜそう感じるのか分からない。

 

だが、ガンヴォルトが死んだという事はほぼ計画が上手くいく事を意味している。それなのに切歌と調はどうしても嬉しいなどという感情は浮かばなかった。

 

これは正しい行いのはず、いずれ滅んでしまう世界を救う為のはずなのに。

 

「…呑気にしている間に、ノイズが一掃されてしまいましたか…それに民間人にも逃げられましたか…貴方達が呑気にしてるからこうなっているんですよ?まあ、あの二人だけは始末出来る可能性があるのは幸運ですが」

 

切歌と調が考え事をしている間にも、ウェルが召喚したノイズ達は完全に倒されており、辺りに散らばるノイズであった炭の塊の奥に響と槍を支えに立っている奏が見える。

 

「もう止めて!切歌ちゃんも調ちゃんも!その人達の言う事を聞いていたって誰も救われないよ!マリアさんだってそうだよ!」

 

「あんた達がどれだけ苦しむ人を増やしているのか分かっているのか!」

 

響と奏が切歌と調にそう叫ぶ。確かに苦しめる人を増やしている事は自覚している。だが、それは終末を回避する為であり、仕方ない事。そう思ってもどうしても迷いが生じてしまい、武器を握る手から力が抜ける。

 

「敵の事に耳を貸すなどあってはなりませんよ。世界を救う為なんです。正しいのがどちらなのか自分達の中でとっくに決まっているでしょう」

 

ウェルが背後でそう言う。

 

正しい。この行動はテロ行為だと言われてもいずれは正しいと思われるはず。そう自分達に言い聞かせるが、それでも浮かんでしまった迷いが判断を鈍らせ、武器を握る手に力を入らなくさせる。

 

「全く、本当に使えない。それなら」

 

ウェルがそう言うと切歌と調の首筋に何かプスリと鋭い痛みを与える。

 

「ッ!?何をするデス!?」

 

「粗悪品のLiNKERですよ。貴方達が余りにも使えないもので打ち込みました。安心してください、普通のLiNKERと効力は変わりません。しかし」

 

ウェルの言葉共に身体が千切られそうな程の痛みを生じさせる。

 

「通常のLiNKERよりも出力を大幅に強化するものですが、それと引き換えにその出力を使い切らなければ身体に酷い痛みを伴い、下手したら死ぬかもしれないですがね」

 

「外道!」

 

調は痛む身体を抱えてウェルを睨みつける。だが、それ以上に湧き上がる力に身体が耐えきれずに痛みが全身を駆け巡る。

 

「それを抑える為には絶唱しかありませんよ。それに、その出力をぶつけるのにうってつけの人達がいるじゃありませんか?」

 

そう言ってボロボロの奏と響に目を向ける。

 

身体中が軋みを上げて耐えきれない。もう言う通りにするしかないと考える二人は諸刃の剣である絶唱を歌う。

 

「ッ!?止めろ!その歌は!」

 

奏がその歌を聞いて叫ぶ。奏はその力の代償を知っている。だからこそ叫ぶ。

 

「そんな事したら二人共大変な事になっちゃうよ!?」

 

響もその威力、そしてその後の事を知っているからこそ止めようとする。

 

だが、切歌と調は歌う事をやめない。こんな事をしてはただじゃ済まない事は理解している。だがそれ以上にこれ以上の苦痛を味わわなくていいように、抜け出せるように歌う。

 

ボロボロの奏は止めようとすると上手く身体が動いてくれず、崩れ落ちる。だが、響は動き、それを止めようと切歌と調に接近する。

 

「させませんよ!」

 

ノイズが響の前へと出現して近付くのを阻止する。

 

そして苦しみながら歌い切った絶唱は二人の周りへとフォニックゲインを収束させて莫大なエネルギーの塊を生み出す。

 

「さあ、終わらせましょう!立花響を!天羽奏を!僕達の目的が完全に遂行出来るよう今この場で!」

 

そう叫ぶウェルの言葉に不服ながらも切歌と調は接近しながらノイズと戦う響と倒れる奏へとエネルギーの塊を向ける。

 

「駄目ぇ!」

 

だが、その向けたエネルギーの塊をノイズを振り切った響が触れた。

 

その瞬間にその莫大なエネルギーが響へと流れ込むように吸収されていく。

 

「馬鹿ですね!そんな事をしたって貴方の身にその莫大なフォニックゲインが耐えられるなんて不可能ですよ!」

 

ウェルは勝ち誇ったように笑い声を上げる。

 

それでも響はエネルギーから手を離さず、その身に全て吸収していく。しかし、ウェルの言葉とは反対に響は莫大なエネルギーを全てその身に取り込んだ。

 

「ぐっ!?」

 

切歌と調が与えた苦痛がなくなると共に、今度は響がその身に全てを宿してしまい、その痛みに身体を踞らせてしまう。

 

「こ、こんなもの…」

 

だが響は痛む身体を無視して立ち上がると同時に自身の拳に全てを集めるように拳を握る。それに呼応するかのように響の身体が光り始めるとそれが全て拳へと集約される。

 

「こんなものぉ!」

 

そう叫んで響は拳を上空に突き上げると共にその莫大なエネルギーの塊が上空へと放たれる。その余波に切歌と調、そしてウェルは余りの風圧に吹き飛ばされそうになるが、なんとか堪える。

 

そして余波がなくなったと同時に響の方を見るとボロボロの状態でありながら、その場に立つ響の姿があった。

 

「はぁ…はぁ…」

 

「響!」

 

そんな状態の響に奏が声を掛けるが、その力もないのか振り向く事もしない。

 

「まさか、こんな事が…」

 

ウェルもあれほどのエネルギーを身体に宿し、ましてや解き放ってまで立ち上がる響に恐怖で顔を歪める。

 

だが、それでも状況が変わっておらず、寧ろ好機とばかりに叫んだ。

 

「こんな事になってしまいましたが、それでもチャンスに変わりはありません!さあ!今のうちに二人にトドメを刺しなさい!」

 

切歌と調へと命令するウェル。

 

「もうここまでやれば良いじゃないデスか!」

 

「これ以上したって私達の価値に変わりはない!」

 

だが、二人がその命令を拒否する。と同時にウェルへと向けて一発の何かが放たれる。

 

ウェルは運良くその何かをソロモンの杖で受けて倒れながらも無事であったが、突然の攻撃に慌てふためく。

 

「な、なんですか!」

 

そしてウェルが何かが放たれた方向を見るとそこにはウェルにとって決して出逢いたくない男が立っていた。

 

「…ああ…最悪だ…何で…何でよりにもよって貴方が目の前に現れるんですか…」

 

「こっちもだ…奏をこんなにまでさせて…響君にもシンフォギアを纏わせてしまった…」

 

「司令。怒るのは分かりますが抑えてください。今はこの場にいる奏さんと響さんの安全の確保、そしてウェル博士及び敵装者の捕縛を」

 

現れたのは弦十郎と慎次であり、ウェルにとってネフィリムを追い込む弦十郎とは二度と会いたくのない人物であった。

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