戦姫絶唱シンフォギアAB   作:株式会社の平社員

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迸る雷撃の何度目かの衝突。その雷撃はボクとアシモフのものであり、再び接近戦となった事で迸る雷撃通しが常にぶつかり合っていた。

 

拳と拳。蹴りと蹴り。そして避雷針(ダート)と銃弾。

 

銃撃を相手へと確実に打ち込む為に接近による肉弾戦。

 

だが、互いに一歩も引かない為に膠着状態。

 

先程の様に避雷針(ダート)が、銃弾が再装填という隙を出さない為に、確実に打ち込めるタイミングを互いに見極めようとしている。

 

だが、その隙をボクもアシモフも見せない。銃口が向けば直ぐ様、躱し、腕を使って押し退けてあらぬ方向に向けていく。

 

(スキル)を使う手も残されているが先程のスパークカリバーで最大級の(スキル)であるヴォルティックチェーンは放てない。ライトニングスフィアは打てるが、アシモフには依然として電影招来(シャドウストライク)という(スキル)もある。無駄打ちは出来ない。

 

それにいざという時のためにヒーリングヴォルトを使えるようにしなければならないために、ボクは(スキル)をここぞという時、確実にアシモフへと当てられる確信がある時でない限り、使わない様にしていた。

 

アシモフはボク同様に(スキル)を使っていない。何かを待っているのか?それとも、他にもまだ見ぬ(スキル)を隠しているのか?

 

だが悩んでいる暇はない。使わないのであれば、こちらが有利を取れる様に立ち回るだけ。注意すべき(スキル)は分かっている。だからこそ、それを使われる前に叩く。

 

そしてボクはアシモフを殺すためにギアを更に上げる。雷撃で肉体を強化する。その強化と共にボクの身体から蒼いオーラが噴き出し、身体を覆う。

 

蒼き雷霆(アームドブルー)による強化が齎した状態へと変化させた。

 

そしてギアを上げて更に力が、速さが増したボクにアシモフは苛立ちと憎しみを込めて叫ぶ。

 

「巫山戯るな!何度も言わせるな!それは奴が辿り着くべき純然たる蒼き雷霆(アームドブルー)能力者の辿り着くべき領域だ!貴様の様な紛い者がその領域に踏み込むな!」

 

「だからボクも本物だと言っているだろう!貴方が認めないとしても!貴方一人が認めなくとも!認めてくれる人がいる!シアンが!装者が!二課が!その人達が認めている!そしてボク自身も自分を本物だと!だからこそ辿り着いた!この領域に!」

 

そしてボクの雷撃を纏う拳とアシモフの雷撃を纏う拳がぶつかり合った。

 

アシモフよりも強力な雷撃。ボクの拳がアシモフの拳に強力な雷撃を流し込もうとする。

 

だが、アシモフの拳にも強力な雷撃が流れ、ボクの雷撃と拮抗した。

 

蒼き雷霆(アームドブルー)の能力者が達する事の出来た新たな領域。その領域にアシモフは踏み込んではいない。

 

ならば何故、ボクとアシモフの拳に纏う雷撃が拮抗しているのか?

 

それはアシモフの精神に宿る底知れぬ執念。そしてボクと言う紛い者を本物であるはずがないと言う思いがアシモフの持つ蒼き雷霆(アームドブルー)の能力因子に更に強力なバイアスをかけたのだ。

 

「本物を知らぬ奴の言葉に耳を傾けて自身が本物であると?巫山戯るな!戯言をほざき続けるな!何を言おうが貴様は紛い者!誰が貴様を本物と言おうと信じようと私が否定する!私が使命を与え!私が育て上げた奴がガンヴォルトだ!断じて貴様なのではない!貴様の様な紛い者ではないのだ!」

 

何度も語るアシモフのガンヴォルトという本物の存在。

 

知っている。ボクもその本物の存在だから。

 

アシモフが否定しようが、肉体が違おうが、この魂が、精神が本物だからこそ。だからボクは名乗っている。

 

ガンヴォルトであると。

 

何度も言い合い、互いに交わらない意見。

 

「言い合いはもう不要だろう、アシモフ!互いに交わらないのなら意見を貫き通すのならする事は最初から変わらない!」

 

「貴様に言われなくともそんな事理解している!」

 

言葉の掛け合いと共に、互いに力を込めて打ち込んだ拳が弾け、距離を置いたボクとアシモフ。

 

殺す事でしか証明出来ない。殺す事でしか否定出来ない。アシモフと言う存在を知ってからし続けている殺し合いで勝利を収める事でしか証明出来ない。

 

「殺して終わらせよう!貴様と言う紛い者の巫山戯た妄言を!」

 

「殺して終わりにしよう!ボクも本物であると言う事を証明する為に!」

 

そう言って弾かれた距離を一気に距離を詰めて再び殴り合いを開始する。

 

信じる者によって本物である事を自覚し、そしてボクも本物であると認めさせるボクの拳、そしてボクを紛い者であると否定し、憎悪という感情を宿るアシモフの拳が、互いの顔面へと打ちつけられようとする。

 

ボクとアシモフは首を僅かに動かして頬を掠めながらそれを躱す。

 

そして素早く、アシモフがボクの頭へと銃口を向け、ボクはダートリーダーを握る腕でそれを払い、銃口からボクへと向かう射線を退ける。

 

そして再び始まる互いを殺す為の肉弾戦。

 

だが、それで決着はつかない事は理解している。互いの手を知っており、同じ攻防では拉致が開かないことくらい。

 

だからアシモフが先手を取る。

 

「視界を無くそう!」

 

そう言ってアシモフが拳を振るうと同時に腕にいつの間にか握られていた何かを起爆させた。

 

その瞬間にアシモフの手から大量の煙が噴き出し、アシモフの言う通り、視界が真っ白になり、何も見えなくなった。

 

煙幕。

 

アシモフがスモークを焚いた事により、視界が奪われた。

 

だが、ボクはその瞬間にある思考が駆け巡り、ある事を行った。出来るかは分からない。だが、見せられ、その恐ろしさをその身に刻んでいる。そしてその正体をなんとなくだが理解している。ならばボクにも出来る筈。やり方はこれであっているか分からない。だが、それでもやる価値はある。それが勝たなければならない戦いに勝利を見出せるのだから。

 

アシモフ。今度こそ決着をつけよう。

 

そう心の中で思いながら、ボクは身体から蒼い雷撃を迸らせてある事を行った。

 

◇◇◇◇◇◇

 

スモークを焚いて素早く身を後退させるとアシモフは雷撃を一度に多量に放出させるととあるものを生み出した。そしてそのまま雷撃を潜ませる。

 

生み出した物、それはアシモフと瓜二つの姿をした存在。

 

アシモフが使う(スキル)電影招雷(シャドウストライク)。その正体がこれだ。

 

強力な雷撃を使い、雷から自身の分身を生み出す(スキル)

 

実態を持ち、身体から離れた瞬間に生み出した際に組み込んだ命令通り動く生写しの分身を作り出す。それが電影招雷(シャドウストライク)という(スキル)

 

とある思考実験から着想を経て、アシモフ自身が生み出した(スキル)

 

自身が育てたガンヴォルトにすら教えていないアシモフの奥の手。視界を無くしてから使わなければバレるという事、少し強力な攻撃を喰らえば雷撃が分散されて消えてしまうというのが難点ではあるが、それでも、その(スキル)の有用性は紛い者との二度の戦闘が証明している。

 

そしてアシモフは作り出した際に命令した通り、分身が動き始めた。

 

雷撃を迸らせながら、先程のガンヴォルトがいる地点へと向かい始めた。

 

一撃で倒されるが、視界を無くした今、この場で先に倒されれば都合がいい。こちらは無傷にてあちらの位置を特定できる為である。

 

だからアシモフは煙の中でただ気配を消し、殺すべき紛い者である存在が分身を倒す瞬間を付け狙う。

 

殺す。その意志すらも今は気配を気取られる要因である為にアシモフはそれを一度納め、ただ分身が倒される瞬間を待つ。

 

そして聞こえ始めた、何かがぶつかり合う音。

 

その音を聞いたアシモフは足音を殺し、その方へと駆け出した。

 

そこにいる。殺すべき奴が。だからこそ、アシモフは慎重に、確実に殺す為に、動き始める。

 

そしてその瞬間が訪れた。

 

雷撃が激しく放たれたと共に、自身が生み出した分身が消える瞬間が。

 

その雷撃に照らされて映る、紛い者の影。

 

だからこそ、素早く言葉を紡ぎ、聖剣を出現させる。

 

「瞬くは雷纏し聖剣、無慈悲なる蒼雷よ、敵を穿て!迸れ!蒼き雷霆よ(アームドブルー)!スパークカリバー!」

 

そして生み出した聖剣を影へと逃げる隙を与えず、アシモフは突き出した。

 

その雷により作られた聖剣に伝わる何かを貫いた感触。

 

その瞬間アシモフは勝ちを確信する。何度も殺す事が出来なかった奴を倒した感触。だが、アシモフは何度もそれを失敗している。だからこそ、貫いてスパークカリバーを素早く戻し、貫いた影に確実なる死を与える為に首をスパークカリバーで薙いだ。

 

そして影のみであるが、不愉快であり、アシモフの知る本物と同様の三つ編みをした頭が首が飛んだのを確認する。

 

流石に首を落とせば復活も出来ない。今度こそ、奴をこの手で殺した。紛い者を殺した。

 

そうアシモフが確信した瞬間。

 

背中に何かが触れた様な感触が現れる。

 

何だ?そう考え出そうとした瞬間。アシモフが無事で居られる雷撃の出力を超える雷撃がアシモフの身体中を駆け巡る。

 

「グッ!?」

 

何が起こった?何が起きている?

 

雷撃によって身体が思うように動かない。

 

普段のアシモフであれば動けただろう。だが、勝ちを確信し、油断したアシモフにそれを逃れる事が出来なかった。

 

そしてその瞬間に更に背中へと衝撃が走り、更に駆け巡る雷撃が強力な物になっていく。

 

何が起こったか分からないアシモフ。

 

だが、アシモフに現れた蒼の紋様。それが何なのかをすぐに理解した。

 

否定したい。あり得ない。そう感じるが、身体を駆け巡る雷撃が、身体に浮かび上がった紋様がその正体を確定させてしまっている。

 

「貴様ぁ!何故生きている!紛い者ぉ!」

 

だが、それ以外有り得ない。だからこそ、アシモフはそう叫んだ。

 

「ハァ…ハァ…電影招雷(シャドウストライク)…思ったよりも相当な雷撃の消費だったよ…でも、二度も見させてもらった…二度それを体感させられた…それだけの情報と倒した時の分散の仕方…それが何なのかを推測して何とかなったよ…それに…今のボクにならそれでも貴方を殺し切る雷撃を流し込むことが出来る!」

 

アシモフの言葉に返したのは殺したと思っていた筈の紛い者がそう返すのであった。

 

◇◇◇◇◇◇

 

ぶっつけ本番で、アシモフが二度使用した電影招雷(シャドウストライク)。それを自分自身の推測を元に実行してそれを実現させた。

 

そのお陰で自身の雷撃を流し込む事に成功した。

 

出来るかどうか不安ではあった。だが、それでもアシモフに出来て、同じ蒼き雷霆(アームドブルー)の能力者であるボクに出来ないはずがない。その思いがそれを成した。アシモフの生み出した電影招雷(シャドウストライク)の分身。それをボクの分身と戦わせ、後方より、ボクの分身が倒される前に、自身の雷撃で倒した事により、アシモフはそれを勘違いしてボクの分身へとスパークカリバーを放った。そのお陰でボクはアシモフの居場所を割り出し、アシモフの背後を取る事が出来た。

 

そして避雷針(ダート)を更に打ち込んでより強力な雷撃をアシモフに流し込む。

 

そしてボクはアシモフに雷撃流し込みながら言葉を紡ぐ。

 

ヴォルティックチェーンは出せない。だが、それでも先の戦闘で経過した時間のお陰でスパークカリバーを出せるまで回復した。

 

単体の敵にはあまり力が出ないヴォルティックチェーンよりも至近距離から放てばアシモフを屠れるほどの威力を持つスパークカリバーを。

 

「煌くは雷纏いし聖剣、蒼雷の暴虐よ、敵を貫け!」

 

そして押し付けた手にアシモフに流し込む雷撃とは別に強力な雷撃がボクの手に集まる。

 

「迸れ!蒼き雷霆よ(アームドブルー)!スパークカリバー!」

 

その言葉と共に、アシモフの身体を押しながら貫くスパークカリバーが顕現した。

 

「ガァ!」

 

アシモフの身体を貫いたスパークカリバー。ボクはそのスパークカリバーに更に雷撃を流し込んで強化する。

 

そしてそのままスパークカリバーを押し出してアシモフを吹き飛ばした。

 

「ハァ…ハァ…」

 

立て続けに強力な雷撃を放ち、ボクが纏う蒼いオーラが解除される。

 

だが今度こそやった。手応えはあった。スパークカリバーがアシモフを貫いた感触。そして貫いた際に吹き出した血がボクの頬を伝っている。

 

だが、アシモフという男はそれでも油断ならない。これだけやられていようが生きている可能性もある。確実に止めを決めた訳ではない。

 

吹き飛ばされ煙が舞う先にいるであろうアシモフの死体を確認するまでは油断出来ない。

 

だからボクは疲れていても煙が舞う場所へと向かう。

 

アシモフの死を見届ける為。アシモフの死を決定づける為に。

 

だが、

 

「よくも…よくも…やって…くれたな!紛い者ぉ!」

 

歩みを進める中、煙の中でからアシモフの叫びが聞こえる。

 

「まだ生きているか、アシモフ」

 

ボクは先程で止めをさせていなかった事に悔しがりながらも、今のアシモフは相当な重傷であり、ヒーリングヴォルト、またはリヴァイヴヴォルトを使われる前にケリを付けようと駆け出した。

 

だが、ボクが駆け出したと同時に、煙の中からアシモフが現れる。

 

口から血を吐きながら、身体には穴が開き、ほぼ死に体の身体で。

 

だが、そんな死に体でもボクは容赦をせずに避雷針(ダート)を放ち、雷撃を放った。

 

しかし、アシモフはその死に体の身体で避雷針(ダート)と雷撃を躱す。いや、躱したというよりもう立つ事が出来ず、倒れそうになったところを避雷針(ダート)と雷撃が通過したと言ったところ。

 

虫の息のアシモフ。だけどそんな状態だろうと関係ない。ボクの手でアシモフを殺す。

 

だからボクは更に加速して駆け出した。アシモフを殺す為に。

 

ボクの接近に気付いているアシモフは何かを取り出して自身へとそれを打ち込んだ。

 

「う…グッ!…グァァァ!」

 

そして何かを打ち込んだ瞬間に悲鳴を上げた。何をしたのか?しかし、そんな事関係ない。ボクはすぐにアシモフまで辿り着くとアシモフへと向けて雷撃を流し込もうとした。

 

だが、その身体の傷が修復している事、そしてアシモフが徐々に見覚えのある何かに変異している様を見てボクは危険を察知した。それでもボクは雷撃を流し込もうとする。

 

しかし、その瞬間、アシモフの足元に現れた穴が、アシモフを飲み込んだ。

 

「ッ!」

 

その穴も見覚えがある。前の世界の七宝剣である男の能力、そしてこの世界でも最もボクを苦しめてきた能力。

 

亜空孔(ワームホール)

 

何故アシモフがこの力を?今のアシモフにはネフィリムの心臓はない。それに力があるのならばボクを殺す為に既に使っているはず。

 

だが、そんなことを考えている暇などない。ボクはアシモフがどこに行ったのか周囲を探る。

 

そしてボクから少し離れたところで苦しんでいるアシモフを発見した。

 

そしてアシモフは苦しみながらも何かを呟いている。

 

「物如きが…聖遺物如きが私の身体をどうにか出来ると思うなよ…お前は私が上手く使ってやる…大人しくしていろ…」」

 

そう呟くアシモフ。たが、その呟きと共に、アシモフの傷が完全に治り、そして変異していたはずの姿がどんどん治っていく。

 

何が起こったか分からずボクは呆然としていた。だが、しばらくするとアシモフはようやくその苦しみから抜け出したのか、ゆっくりと立ち上がる。

 

「よくもやってくれたな…紛い者…まさか、ここで使わされるとは思わなかった…貴様如きに今使わされてしまった…本当に苛つかせてくれるな!紛い者ぉ!」

 

そう叫ぶアシモフはスーツを脱ぎ去ってフェザーの戦闘服を現わにした。

 

そしてまるでここからが本番だというばかりに腕にギアペンダントを巻き付ける。

 

そのギアペンダントはボクにとって大切な人、シアンを中心が封じられたギアペンダントであると理解出来た。

 

その瞬間、ボクへと腕を構えるとアシモフが雷撃を、そして蒼き雷霆(アームドブルー)の能力だけしか持たないアシモフはその雷撃に炎を追加させて放った。

 

「ッ!?」

 

ボクはそれを素早く躱し、アシモフが何を打ち込んだのかを理解した。

 

ネフィリムの心臓に近い何か。おそらくネフィリムの何かを抽出した物だろう。そうでなければこの事象はおかしい。蒼き雷霆(アームドブルー)以外持たぬアシモフにこんな芸当出来るわけがない。そしてシアンを封じたペンダントを巻く理由が見当たらない。

 

「ネフィリムを取り込んだのか!人間をであることすら辞めたのか!」

 

「貴様を殺せるのであれば人という存在に固執する必要などないからな!だが、少し違う!私が取り込んだネフィリムの細胞!これは私をより完璧な能力者へと進化させるための物だ!奴と違い、私には暴走という枷が存在する!それを克服する為のネフィリムだ!能力因子を持つ聖遺物を取り込み己の力へと変えたネフィリム!それを取り込む事が、私を更なる高みへと!頂点(ゼニス)へと到達させる!そして蒼き雷霆(アームドブルー)の暴走を克服し、真なる雷霆へと至った!そして他の能力をも手中に収める事が出来た私は、能力者達の頂点(ゼニス)に立ち、無能力者達という災いから守ることの出来る守護者となった!これがどういう意味かわかるか!紛い者ぉ!」

 

「分かりたくもない!独善的な野望で人間である事をやめた貴方に、何一つ共感出来ない!」

 

「分からなくて結構だ!貴様は私がここで殺すのだからな!真なる雷霆へと至り、その他の能力を併せ持つ第七波動(セブンス)能力者にとっての守護者が!」

 

「何が起きようが、ボクは殺されない!もう貴方に死の淵に立たされない!そして!ボクが貴方を殺す!貴方だけはボクの手で!ふざけた野望を持ち!二つの世界を壊そうとする貴方をボクが殺す!」

 

「ほざくなよ!紛い者ぉ!」

 

そしてボクとネフィリムを取り込み、完全に回復し、その他の第七波動(セブンス)という脅威を身につけたアシモフと対峙するのであった。




終わったはずだった。終わらせたはずだった。
だが、終わらせたと思っていただけで、続いていた。
想像を絶する存在となって。

-まさかこんな形で貴方にまた会うなんて-

それは本当の意味で決着を付け、第七波動(セブンス)というものが空白であるこの世界に蒼き雷霆の新たな神話を刻む。

初期段階名はこのような最終章で行く予定でした。ですがここまで書こうとすると長くなるのと確実にエタると思うのでやめました。
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