戦姫絶唱シンフォギアAB   作:株式会社の平社員

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白き鋼鉄のXのやりすぎでプレイ時間が100時間を超えてしまった…
白き鋼鉄のXのハロウィン画像を見たせいで更にやる気が上がってしまいやりすぎた気がします。
この前のガンヴォルト情報局を見て、あの人の声優が出て来るからこんなことになったんや!
それは置いといてガンヴォルトが本小説にて鬱になっていくので書いてる自分も書く気が若干起きなかったので遅れました。申し訳ありません。


28VOLT

ボクは翼と奏を信じ、二人の代わりにノイズの討伐を響と共に行うようになった。響は弦十郎の言う通り、今まであったノイズへの恐怖を克服していた事と、今までの戦闘が嘘のようにメキメキと成長していた。これも響自身が胸に刻んだ覚悟の現れであり、弦十郎に師事してもらっているからであろう。

 

ノイズとの戦闘後、本部へと帰り、エージェントの部署で自分のデスクにてノイズによる被害の状況などのレポートを作成している途中、弦十郎が部屋に入ってくる。

 

「戦闘ご苦労だったな、ガンヴォルト」

 

「いつも通りの戦闘だから気にする事ないよ。響も戦えるようになってボクも補助をしなくなる分、被害をかなり抑える事が出来るようになったしね」

 

ボクがそう言うと弦十郎は頷く。

 

「響君もかなり俺の出した特訓を頑張ってクリアしていくからな、指導する俺もつい熱が入ってしまって俺の尊敬するアクション俳優の出演するDVDを更に貸してしまった」

 

「待ってくれ弦十郎。そもそもあなたの見ているアクション映画は確かに実在するというかそのアクション俳優が作った武術を元に作成された映画があるのは知っているけどそれを見せただけで弦十郎も響も体得したのかい?」

 

ボクの言葉に頷く弦十郎に少し頭を抱える。普通なら誰かの師事を得て長い時間をかけて体得するようなものをアクション映画を見ただけで体得する二人。そんな事を出来るなら誰だって苦労しないはずなのに。

 

「それよりもガンヴォルト、お前に頼みたい事があってな」

 

「任務の事?」

 

「違う。そろそろ響君もノイズへの対応が出来るほど戦いに慣れた事だ。これから次のステップである少女との戦闘になった場合の対処として対人戦へと慣らしていこうと思ってな。俺とは何回かやっているがやはり同じ相手ばかりではなく別の人ともやらないと身体も慣れないと思ってな」

 

そう言う弦十郎。確かに、経験を積ませるのは良いとは思う。だが、少女との対人戦ならば身体的特徴の似ている人とやるべきなのではないのか?と思ったが、そんな戦闘に慣れた少女なんて簡単に見つかるはずもないからボクにそう言っているのだろう。

 

「その事についてはボクは構わないけど、いつやるの?ボクは戦闘時以外とエージェントとしての任務がない限り大丈夫だけど」

 

「その事については響君とも相談する。こちらはいつやるのは構わないが、響君は学生の身。俺達二課に協力してもらっているが学生な以上、勉学にも励んでもらいたいしな」

 

「ボクとは状況が違うからね」

 

そう言うと同時に再び扉が開く。

 

「失礼します!師匠がここにいると聞いて来ました!」

 

そう大きな声を出して入って来たのは響であった。

 

「響君。丁度良い時に来てくれた。そろそろノイズとの戦闘に慣れて来た頃だ。少女との戦闘に及んだ時の対処として対人戦を俺以外にやろうと思ってだな」

 

「分かりました!となると師匠がここにいるとなると指導してくれる方はガンヴォルトさんになんでしょうか?」

 

「そうなるな。ガンヴォルト自身はいつでも良いそうだ。後は響君の都合の良い日にしようと思っているんだが」

 

そう言うと響は少し考えてから言った。

 

「なら明日の朝にお願いします!私、少しでも早くガンヴォルトさん達の役に立ちたいんです!」

 

「明日の朝って、平日じゃないか。朝早くから始めるのかい?」

 

「いいえ、明日学校を休みます!」

 

ボクはその言葉に少し頭を抱える。

 

「響、確かに君もノイズと戦えるようになって次にやらなければいけないのは少女ともし戦闘になった時かもしれないけど、君はまだ学生だ。学費は親御さんが出してくれてるんだから学校にはしっかり通わないと」

 

「でも、いつまた姿を見せない敵が攻めて来て、私が未熟であるばっかりに大切な親友や友達を危険な目に遭わせたくないんです!それに私が強くなりたいのはあの子と戦う為じゃありません!あの子は私と同じ人間です!あの子の持つ聖遺物から出るノイズを倒して、私はあの子と話をしたいんです!なんでこんな事を起こすのかを、なんで私を狙うのかを聞きたいんです!」

 

響の言葉にボクは考えさせられる。響のその意欲はとても良いと感じるが、学生の本分である学業を疎かにするのはどうだろうと考えてた。だが響自身ら既にその事を見越して考えていた様だ。確かに、ノイズの襲撃、少女がまたいつ現れるかなんてボク達には分からない。

 

「確かに学生という身分である響君には学業を優先して欲しいという事は俺やガンヴォルトも思っている事だ。だが、響君の言う通り敵はいつ現れるかなんてこの中の誰も分かるはずもない。なら、俺は学業と平和なら平和を取れと思う。何故なら平和じゃなければ学業なんて受ける事が出来ないからな。よし、ならば明日は明朝からビシバシ行くぞ!」

 

「弦十郎がそう言うならボクは構わないよ」

 

響はそれを聞いてはい!と返事を返す。

 

しかし、

 

「だからと言ってその後を考えると響君の学力が落ちてしまうのも協力を要請している我々がご両親に申し訳ない。ということでガンヴォルト、ついでに響君の遅れた分の家庭教師をしてもらいたいと思うんだがお前は構わないか?」

 

「ボクは仕事の合間なら大丈夫だよ。ボクとしても学生が本業である響にはしっかりと勉学に励んでもらいたいし、家庭教師はもともと翼が音楽活動を始めたばかりの頃よくやってたから構わないよ」

 

そう言うと少し苦笑を浮かべる響。

 

「えっと、それはありがたいんですけど仕事もあるガンヴォルトさんに負担がさらにかかると思うんでそこは自分でなんとかしようと思うんですが…」

 

「遠慮しなくて大丈夫。さっきも言った様にボクは学生だった時も仕事の合間で翼の勉強を何度も見ているから別に苦ではないし気にしなくて良いよ」

 

そう言うと何処か遠い目をしながら響はぎこちなく頷いた。

 

「という事だ。とにかく、明日は明朝から俺の家にと言いたい所だが、明日はここのトレーニングルームを使用してやろうと思う」

 

弦十郎の言葉にボクも響も頷いて応える。響の顔は何処か苦悶に満ちているが、多分さっきの反応からして勉強をする事でそんな顔をしているのだろう。あまり突っ込まないでおこう。

 

◇◇◇◇◇◇

 

次の日、ボクは明朝から弦十郎に戦闘服で来いと指定され、ボクは先にトレーニングルームに足を踏み入れていた。

 

慣らすために身体を動かしているとジャージを着た弦十郎と響がトレーニングルームに入ってくる。

 

「待たせたな」

 

「お待たせしました、今日はよろしくお願いします!」

 

ボクは二人に挨拶を済ますと何故戦闘服で来るように言ったのか聞いた。

 

「気にしなくていいよ。それよりなんで今日はこの格好なの?動きやすい服で良い様な気もするんだけど」

 

「ああ、今日は響君にガングニールを纏ってでの対人戦に慣れてもらう予定だからな。安全のためだ」

 

その事を聞いて納得する。

 

「だが、戦闘服を着たからといってダートリーダーと雷撃鱗の使用は禁止、さらにスキルもだ。今回は主に肉弾戦でのトレーニングだからな。雷撃鱗やスキルなんてお前が使ったら響君は手も足も出ないだろう」

 

「分かったよ」

 

「よろしくお願いします!」

 

ダートをしまって、広いトレーニングルームで響と距離を取る。

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

響は聖詠を歌いガングニールを身に纏うと拳を構える。ボクも拳を構えると弦十郎は開始の合図を出した。

 

「始めっ!」

 

「はぁ!」

 

合図と共に響はシンフォギアの脚力を使ってボクとの距離を一気に詰める。近付いた拍子に弦十郎直伝の拳を振るうが、ボクはそれを払って拳を逸らす。響は拳を逸らされるとそのまま流れる様な動きで回し蹴りを繰り出す。

 

ボクはその蹴りを半歩後ろに下がって躱す。響はそれでも攻撃の手を止めず、ボクに向けて拳を躊躇いもなく振るう。

 

「せいっ!」

 

ボクは声と共に振るわれる拳を避けた。ついこの間まで逃げてばかりだった頃の彼女に内心喜びつつも身体は能力者達の戦いの時の様に本能的に動いていく。反撃を試みようと思うがまだ様子を見る事にする。

 

「ガンヴォルト相手だ!遠慮せずにぶつけていけ、響君!」

 

弦十郎の声と共に更に攻撃の勢いを速める響。ボクはとにかく今は回避に専念する事にする。弦十郎の考えだと回避よりも反撃をして欲しい所だろうが、ボクとしてはもう少し響の成長を確認したいと思う所もあった。

振るう拳、薙ぐような蹴り。弦十郎の動きを自分の身体に合わせて上手くトレースしている。

 

「ガンヴォルト!そろそろ攻撃に移ってもいいぞ!響君の成長を見るのはいいが、そうなると響君のペースになってしまう!」

 

ボクの心を読む様に弦十郎からの指示が飛んでくる。ボクとしてはもう少し見たい部分もあるのだが、これでは訓練にならないと思い、ボクも反撃に移る事にする。

 

ボクは響の猛勢を避けずに全て捌き始める。振るう拳、薙ぐような蹴りを腕を使い払い退ける。響もボクが避ける事から捌く事に切り替えた事により、攻撃をやめ、ボクから距離を取ろうとした。

 

だが、ボクはそんな響を距離を取る前に響との距離を縮め、バックステップで距離を取ろうとしていた響の足を蹴り、バランスを崩して転倒させた。

 

「うわっ!?」

 

転倒する響は直ぐに立ち上がろうとするがボクはそんな響へマウントを取りに向かうが、一旦距離を置いて響の様子を伺う。

 

響は既に体勢を整えており、再びボクの方に向かって駆け出した。

 

「…響、真っ直ぐに来るのはいいけどもう相手の手の内を知らないで攻めるのはあまり感心できないな」

 

そう言って響の繰り出す拳を避けるとそのまま背負い投げで響をまた倒した。

 

「うっ!」

 

響は苦悶の表情を浮かべながら受け身を取るがボクはそんな受け身を取る響に向けて拳を振り下ろす。だが、ボクは響の目の前で拳を止める。ボクは一度拳を収めてから響に言った。

 

「真っ直ぐなのは響の良い所だと思う。でも、相手にもよるけどそれが欠点になってしまう事があるんだ。君の戦い方はボクは否定はしないけど、もう少し君なりにどうすればいいか考えていけば伸びると思うよ。ボクのアドバイスが参考になるか分からないけどね」

 

「ありがとうございます」

 

そう言って立ち上がろうとする響に手を差し伸べた。響は手を取るとボクは響を立ち上がらせる。

 

「まだ始まったばかりだし、弦十郎からもアドバイスをもらったら再開しようか」

 

「はい!」

 

響は元気よく返事をすると弦十郎の元へと向かいアドバイスをもらっていた。しかし、稲妻を喰らい、雷を握り潰す様に拳を振るえと言っているが、そんな事を雷撃の能力の蒼き雷霆(アームドブルー)を使い、響がそれに適応しろとでもいうのかと思う。というか、そんな事が出来るのなんて蒼き雷霆(アームドブルー)の能力者であるボクしか出来ない様な気もするが。

 

いや、あの人間離れの身体能力を持つ弦十郎の事だ。もしかしたら弦十郎も出来るのかもしれない。いや、本当に出来るとしたらもうそれは普通の人間なのか疑わしい。

 

そんな事を考えていると響は弦十郎からアドバイスを受けた様で続きをお願いしますと言いながら構えを取っていた。

 

弦十郎もボクに構える様に言っているので構えを取ると再び弦十郎が合図を送り、響がボクへと迫り拳を振るった。

 

結局あの後休憩を挟んで何度も響と手合わせしたが、響の拳はボクへとは当たる事とはなかった。しかし、一回一回やるごとに響は少しずつ成長している事を実感した。

 




そう言えばXDで響も雷を使って暴走状態に変化してましたが、蒼い雷なんてよく見た光景だな…
これはコラボの前兆なのか?
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