戦姫絶唱シンフォギアAB   作:株式会社の平社員

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サブタイを新章というか最終章に合わせて変更。
G編と言うことでサブタイもGに合わせてK(キロ)M(メガ)も飛ばしてG(ギガ)を採用。
そしてあらすじも最終章開幕に当たってガンヴォルト風のものを追加します。
基本予約投稿なので追加するのはこの話の後になりますが…
あとこの話を最後に連投をやめます。
理由はもう一度じっくりとGを見るのと蒼き雷霆ガンヴォルトをやる為です。やっぱりもう一度見て、やって構想を更に固める必要があると思いました。固めるなら試聴、プレイをするのが一番だと思うからです。決して遊ぶためではないですよ(震え)
しないフォギアこと迸らないシンフォギアABは自分が視聴したしないフォギアが終わり次第、トークルームの話題や4コマの迸れ!ガンヴォルトを交えた話を書いていこうと思います。


激変: Frontier incident
1GVOLT


奏、クリス、響の三人は沖縄にあるソロモンの杖を米国政府へと受け渡す為にその地にある米軍基地への護送任務を行う為に列車に乗り込んでいた。

 

「あーあ、私ももっと早く復帰出来れば翼と一緒にまた大勢の前に立てたのによ」

 

「仕方ありませんよ。奏さんもようやくシンフォギアを纏えるくらいに身体を自由に動かせる様になったのも最近ですし、これからまたステージに立って綺麗な歌を皆に届けて下さい!私、翼さんと奏さんがツヴァイウィングとしてまたステージに立つの楽しみなんです!」

 

「響は本当に素直で可愛い奴だな。翼もクリスも見習って欲しいもんだ」

 

奏は響に抱きつきながら頭を撫でる。響も嬉しそうに奏の抱擁になすがままにされている。

 

「全く、任務中だぞ。そういう事は家でやれ」

 

「なんだ?クリス、仲間に入れなくて寂しいのか?」

 

「ば、馬鹿!ちげぇよ!」

 

「クリスは本当照れ屋だな。やって欲しかったなら素直に言えばいいのに」

 

そう言って響を離した奏はクリスを優しく包み込む。

 

「あー!私も私も!」

 

響も奏に倣い、クリスへと抱きついた。

 

「お前等暑苦しい!」

 

「照れない照れない。ガンヴォルトから離れて寂しいのは私だって同じなんだから少しは素直になってもいいんじゃないか?」

 

奏の言葉にクリスも顔を赤くしながら奏と響の抱擁から逃れようと暴れるが、奏も響もクリスを離さない。

 

ガンヴォルト。現在クリスと奏と共に住む男性であり、英雄の一人。ガンヴォルト自身は装者と違い、諸外国からその希少な能力である第七波動(セブンス)蒼き雷霆(アームドブルー)を狙われており、国はそれらの脅威から守る為にガンヴォルトを匿い、ノイズとの戦闘すら参加出来ず、解放される為に裏で色々と動いていると聞いている。

 

その事を二人は深く理解していると思う。

 

だからこそ響は言った。

 

「大丈夫だよ、クリスちゃん。ガンヴォルトさんも直ぐに解放されるよ。ガンヴォルトさんもそうする為に難しい事を解決しようと頑張ってるんだから」

 

「響の言う通りだ。大体家には帰ってくるんだからこれが終われば家で美味しい物でも作って待っててくれるって」

 

「えっ!?ガンヴォルトさんってずっと国の人達に匿われてる訳じゃないんですか!?」

 

「流石に私達の健康管理も任せられてる立場の奴がずっといない訳じゃないさ。たまに帰れない時はあるけど基本は帰れば家にいるぞ?」

 

「だって奏さんがさっき寂しいって言ったからてっきりガンヴォルトさんってずっと国の人達に匿われてると思うじゃないですか!?」

 

「馬鹿かよ。そうなるとあの先輩とかの昼とかどうなるんだよ。学校でいつも私かこいつが弁当渡してるだろ?あいつ以外があんな手の込んだ物用意すると思うのか?」

 

クリスと奏は少し呆れながらも響に言った。

 

「そんな事だったら早く言ってよ!?私も心配だったのにそんなの私が心配損しただけじゃん!」

 

クリスから離れる響は二人に言う。

 

「なんでこいつは知らないでお前の親友は知ってるんだか…」

 

「未来も知ってたの!?」

 

クリスは呆れ、奏は響に悪い悪いと謝った。

 

そんな中、急に列車が揺れ動いた。線路の連結部、切り替えなどの揺れなどではない、大きな揺れ。

 

三人は何かが起きた事を理解する。

 

その瞬間に同行者であるあおいが部屋へと急ぎ入ってきた。

 

「皆大変よ!ノイズが現れたわ!」

 

その言葉に三人は気を引き締める。

 

「とにかく、前の車両へ!ウェル博士とソロモンの杖の安全を確保しないといけないわ!急ぎましょう!」

 

そしてあおいに付いて、後方車両から前方の今回の護衛対象である聖遺物の研究員であるウェルとソロモンの杖を保護する為に四人は向かう。

 

前方車両へと移動の際の列車連結部へと出ると上空には沢山の飛行ノイズがおり、列車に向けて攻撃をしている。

 

「こんなに沢山…何処から…」

 

「全く、ガンヴォルトが折角危機を救ってくれたのにこいつ等は何処へでも湧いて出てやがるな」

 

「んな事言ってないで前に急ぐぞ。ソロモンの杖をなんとしてでも守らねぇと」

 

「雪音さんの言う通り、私達はまず護衛対象であるウェル博士とソロモンの杖の無事を確保する事が優先事項よ」

 

あおいの言葉に頷いて前方車両へと急ぎ向かう。

 

そして前方車両に用意された一室に着き、扉を開くとソロモンの杖の入る特殊な加工のされた箱を大事そうに抱えて隅で怯えるウェルの姿があった。

 

「無事ですか、ウェル博士!?」

 

「え、ええ。ノイズが現れたと聞きましたが、ここはまだ襲われてません」

 

ウェルは四人を見て安堵し、立ち上がるとこちらへと歩き出す。

 

「無事でよかったです。さぁ、ここはまだ危険です。前方の車両へと避難しましょう」

 

五人は部屋を出て前方へと移動し始める。

 

「司令!ノイズの出現と共に護送列車が襲われています!現在、ウェル博士とソロモンの杖の無事を確認しました!」

 

『了解した。こちらでもノイズの出現は感知している。しかし、何故このタイミングでノイズ達が一斉に現れ出したんだ?』

 

「分かりません。しかし、このタイミングで現れるなんて狙いは…」

 

『狙われているのはソロモンの杖…だが不可解だ。何故今になって?それにノイズがソロモンの杖を奪還など有り得ない。ノイズは人々を襲う脅威。なのにソロモンの杖の元に現れた』

 

「まるでノイズが意志を持っているかのように…」

 

『有り得ない。ノイズを操作する事の出来るソロモンの杖は今ウェル博士と共にある。それなのにノイズが狙うとは…再び誰かが操っているとしか考えられん』

 

「まさか!?」

 

あおいも弦十郎と同じ考えをしていたが、まさかノイズを操れる聖遺物が他にもあるという考えとそれを狙う何者かの存在に驚きを隠せない。

 

『いいか?絶対にソロモンの杖とウェル博士を死守するんだ。ガンヴォルトがいない以上、装者達に頑張ってもらう他ない。必ず目的の米軍基地までにノイズを倒し、ソロモンの杖とウェル博士を無事に送り届けるんだ!』

 

「分かりました!」

 

そうして弦十郎の通信が切れる。

 

「司令からの連絡通り、私達はソロモンの杖とウェル博士を無事に送り届けなきゃならないわ」

 

「お願いします、これがないとようやく広まった櫻井理論の解析が出来なくなります。奪われたりしようものならまたフィーネの様に…今度はこの国だけでなく、世界がノイズに狙われる事になる」

 

「そんな事させる訳ないだろ!」

 

ウェルの言葉にクリスが叫ぶ。

 

「そいつは絶対にそんな使い方をされちゃいけない物だ。私が…私が犯した罪でこれ以上誰かを犠牲にするのなんて許せない…」

 

それを起動して使ったからこそクリスは拳を握り、言う。もうあの時の様な悲劇を起こしてはならない。だからこそソロモンの杖を今この事態を裏から操る者に渡す訳にはいかない。

 

「心配するなって。そんな事させない為に私達がいるんだろう?」

 

「そうだよクリスちゃん!私達ならなんとか出来るよ!」

 

奏がクリスの頭に手を置き、響はクリスの握った拳を解すように手を握る。

 

「ッ!?」

 

クリスは二人の行動に顔を赤らめるが、それでも二人の言葉に助けられた為に礼を述べる。

 

「あんがと…」

 

「にひひ」

 

「やっぱクリスは素直じゃないなー。そんなんだからガンヴォルトも困るんじゃないか」

 

「あいつの事は今関係ないだろ!」

 

少しだけ空気が和んだ所で急に天井に穴が開き、飛行ノイズが現れる。

 

「ウェル博士!伏せて下さい!皆戦闘を許可します!速やかに護送列車を取り囲むノイズの掃討をお願い!」

 

そしてその言葉に三人は頷くとそれぞれのシンフォギアを起動する為の鍵となる聖詠を歌う。

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

「Croitzal ronzell Gungnir torn」

 

「Killter ichaival torn」

 

三人は聖詠を歌い、それぞれのギアをその身に纏い、入り込もうとするノイズを倒すと列車の外へと出る。

 

「全く群れ雀がうじゃうじゃと湧きやがって」

 

「同感だな。まあ、私達がいればなんとかなるだろ」

 

「当たり前です!それに私達にはこれまで練習してきたコンビネーションがあります!」

 

「それはまだ未完成だろうが。あれをここでするのは不安過ぎる」

 

響の言葉にクリスがそう言った。

 

「そう言うなって。私達がやろうと思えばなんとかなるかもしれないだろ?」

 

「そうだよ!クリスちゃん!やろうと思えばなんとかなるはずだよ!師匠もそう言ってた!それと師匠から借りたDVDでも!」

 

「おっさんの言葉って…それにおっさんが見てるのはおもしろ映画だろ?そんなもんの何処を信用すればいいってんだ」

 

「ははは、まあ敵さんもいつまでも待ってくれないんだ。いくぞ!二人共!」

 

そう言って奏は自身のアームドギアであるガングニールの槍を展開させた。

 

クリスも倣い銃を手に握る。

 

響も拳を構える。

 

「先陣は任せろ!クリスは援護!響は遊撃を頼んだぞ!」

 

「了解!」

 

そして奏が先陣を切り、ノイズとの戦闘が開始される。

 

先陣を切る奏の槍が目の前のノイズを貫き、更にそこから穂先を回転させて竜巻を起こすと周囲にいるノイズを一気に掃討する。

 

それを躱したノイズには響が向かい、自身の拳を奮い、奏の攻撃から逃げるノイズを撃破していく。

 

「ちょせえ!」

 

クリスが響や奏を死角から攻撃しようとするノイズの群れに向けてガトリングを向けて弾丸を撃ち込んでいく。

 

「クリスちゃん!ありがとう!」

 

「馬鹿言ってねえで次を狙え!」

 

その瞬間に一体のノイズが高速で飛行し、クリス目掛けて突撃を開始し始める。

 

「っ!?」

 

クリスは応戦しようとガトリングを撃ち込んでいくが、妙に素早い動きにより、補足する事もままならない。

 

「クリスちゃん!」

 

「こんの!」

 

クリスはガトリングは無駄だと悟り、切り替えて腰のユニットから追尾機能のついた小型のミサイルを大量に発射させる。

 

「これでどうだ!」

 

放たれた小型のミサイルは高速で飛行するノイズを追尾していくが、逃れる様に大量に浮かぶノイズ達の間を縫う様にして飛んで、ミサイル全てを別のノイズにぶつけて回避する。

 

「くそっ!」

 

そしてミサイルが全弾無くなった瞬間にクリスへと目掛けて更に加速して向かう。

 

「やらせると思ってんのか!」

 

だが、高速で移動するノイズに向けて奏が既にルートを特定していたのか槍を突き立てた。

 

「サンキュー!助かった!」

 

「いいって事よ!」

 

そして響と奏はクリスの立つ列車の天井へと降り立つ。

 

「しかし、数が多いな」

 

「いくら倒しても切りがありません。ガンヴォルトさんがいればヴォルティックチェーンって叫んでこのノイズ達を一掃してくれるんですけど…」

 

「まあ、あいつなら出来るな」

 

奏、響、クリスはガンヴォルトの広範囲殲滅出来るスキルを羨みながら空に浮かぶノイズを見上げる。そして雲を裂き、現れた巨大なノイズ。

 

「あれがノイズを統率でもしてるのか?」

 

「だとすればあいつを墜とすしかないですね」

 

「だったら私が奴を墜とす!お前等はその間、カバーを頼んだぞ!」

 

奏はクリスの言葉に槍を肩に担ぎ、響は笑顔を浮かべる。

 

「任せたぜ、クリス!」

 

「任せて、クリスちゃん!クリスちゃんの邪魔は私達がさせないから!」

 

そう言って奏と響は宙を舞うノイズへと再び突撃していった。

 

荒れ狂う空。響の拳が起こす拳圧と奏の振るう嵐をも思わせる槍の一撃が空をも揺るがす。

 

その攻撃はノイズにとっては一撃必殺と言ってもいい。その嵐の様な猛攻に触れでもしたノイズは身体を炭の塊とされ、吹き荒れる旋風の様な攻撃に塊は直ぐに塵と化す。

 

だが、それでもノイズは攻撃する事をやめない。それは響も奏も同様であり、クリスの準備が整うまでの僅かな時間。

 

長くもあり、短くもあるその時間を活かし、奏と響は少しでもノイズを減らして、空に浮かぶノイズへと繋がる道を切り開いていく。

 

「待たせたな!こいつで終わりだ!」

 

そしてクリスが声を上げると共に、巨大なバリスタの二丁の銃に換えるとそれを空へ向けて撃ち放つ。

 

二つの鋭い矢の様なものがノイズ達を貫通して行き、巨大なノイズをも貫いた。

 

しかし、そこで終わらず巨大な矢が空中に対空すると同時に分裂し、空をも覆い尽くすクリスタルへと変化する。

 

そしてそのクリスタルは光ると同時に、そのまま落下の勢いでノイズ達へとぶつかり爆発を起こす。

 

「流石クリスちゃん!」

 

「よくやったなクリス」

 

降りてきた響はクリスへと抱きつき、奏はクリスの頭を撫でる。

 

「このくらい私なら当然だ。というより引っ付くな!撫でるな!」

 

しかし、束の間の休息は終了する。

 

再び上空の雲を裂き、今度はオレンジと青の様な装甲を纏ったノイズが空中に出現した。それと共に更なるノイズの軍団が雲を裂いて出てくる。

 

「まだ終わりじゃないみたいだな」

 

奏は再び槍を構えて上空を見据える。

 

「いくら増えた所で私等にかかればどうって事ないだろ!」

 

クリスも響を振り解き、上空のノイズを見据える。

 

「だね!私達にかかればどんな敵がどれだけこようと平気、へっちゃら!だよ!」

 

そして新たに現れたノイズを倒す為に三人は敵と対峙する。

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