選ばれし英雄と悪魔の娘 with極東の魔法使い達   作:Quick

3 / 6
遂にこの日が来てしまいました。


運命の日

 

10月31日

 

 

ウィングの自宅

 

 

 

この日はハロウィン。ウィングとペチュニアに加えて、シリウス・ブラックも家に来ていた。

 

 

「今夜くらいは、羽を伸ばしても大丈夫だと思うよ」

 

「今日は連戦だったな」

 

「本当にムーディさんやウィーズリーさんが一緒でよかったよ。幾らなんでも僕とシリウスだけじゃきつかった」

 

 

ウィングとシリウスは、ペチュニアが焼いたパンプキンパイを食べながら今日を振り返っていたが、話題はジェームズとリリー、ハリーへと変わる。

 

 

「平和だったら、3人も一緒だったのに・・・」

 

「そうだな・・・」

 

「でも、また一緒に笑顔でいられるために、必ず、戦争を終わらせないといけない。

 

 

一緒に頑張ろう」

 

「当然だ」

 

「パンプキンパイはまだありますから、遠慮なく食べてくださいね」

 

「ありがとうチュニー」

 

「ああ、ありがたくいただくぜ」

 

ワインと共に、ペチュニア特性のパンプキンパイを食べながら、友人と過ごせるのを楽しんでいたウィングとシリウス。それを優しい眼差しでペチュニアは見守っていた。

 

 

「今日は泊まっていく? もう、夜は遅いし」

 

「すまないな」

 

「いいよいいいよ、こんな遅い時間だし、死食い人に襲撃される可能性だってある」

 

 

そこに、

 

 

 

「?

 

 

ふくろう?」

 

 

突然、窓からふくろうが現れて、手紙を落としていった。

 

 

「ダンブルドアからの手紙・・・」

 

 

 

ウィングは、手紙を読む・・・・・

 

 

 

「・・・・・」

 

 

「ウィング・・・?」

 

 

ウィングの右手が震え、手紙が落ちる。

 

 

ウィングの頬は、濡れていた。

 

 

 

落ちた手紙をシリウスとペチュニアが取り、読み進める。

 

 

内容は、

 

 

 

 

ジェームズとリリーは死んだ

 

ハリーは無事

 

ヴォルデモートは消滅した

 

 

 

という内容だった。

 

 

ペチュニアは泣き崩れ、シリウスは大声で叫んだ。

 

 

「俺のせいだ・・・!!

 

俺が秘密の守人をピーターに託したのが間違いだった!!!

 

俺がピーターに託さなければ・・・!」

 

 

シリウスは自らの失策を責める(ウィングは秘密の守人をピーターにしたことを知っていた)。

 

 

ウィングは崩れ落ちたまま、虚ろな目をしていた。

 

 

「何で・・・

 

 

何でなんだ・・・

 

 

皆、暗闇に包まれた世界を光で包まれた世界にするために頑張ってきたのに・・・

 

 

 

 

でも、ジェームズのリリーがいなきゃなにも意味がないよ・・・

 

 

セブルスだって、リリーの為に二重スパイを」

 

 

「おい待て!! 何であいつの名前が出てくるんだ!?」

 

 

「愛する人を守るために、敢えて敵陣に入り、自分が犠牲になるリスクを背負って、彼は・・・

 

 

リリーの為に戦っていたのに・・・」

 

涙を溢しながら、真実を吐露するウィング。

 

 

「・・・!

 

 

そんな事よりも、ピーターを探さないと!!!」

 

シリウスはそのままウィングの家を出ようとする。

 

 

「!!?

 

行かないでくれ・・・!!!」

 

 

「止めるなウィング・・・!!

 

アイツを捕らえて、文句の一言二言言っても気が済まねえぐらいだ!!!」

 

「ダメだ・・・!!!」

 

「離せウィング!!!」

 

 

ウィングを足蹴にし、外に出ようとするシリウスだが、ウィングはシリウスの足を掴んで阻止する。

 

 

「もう嫌だ・・・

 

皆がいなくなるのは・・・!

 

お姉ちゃんも居なくなって、親友も居なくなって、

 

 

そして、シリウスまでいなくなったら・・・!

 

それに、ハリーは誰が守るんだ・・・!!」

 

 

 

「・・・

 

 

冗談だ、ちょっと風に当たろうと思ってな」

 

 

シリウスは外へと出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、

 

ガチャン

 

 

「シリウス・・・!?」

 

何故かシリウスはゆりかごを手にとって戻ってきた。

 

 

「・・・もうハリーを連れて帰ってきたの?」

 

 

「いや、違う、路上に置かれてた赤ん坊だ。ハリーではない」

 

 

 

 

 

何故、赤ん坊が路上に置かれてたのか。 ウィングとペチュニアは、どういうことなのか理解できなかった。

 

 

 

 

そして、もう一通の手紙がウィング宅へと届いた。

 

 

その内容は、

 

 

ピーター・ペテグリューは、アリエス・リドルにより殺害される。

 

アリエス・リドルは、ピーター・ペテグリューの抵抗もあり重傷。

 

というものだった。

 

「自業自得だぜ。裏切った挙げ句、その主君が死んだのだからな」

 

「しかし、この後、どうなっていくのかな・・・

 

 

ハリーも、そして、この赤ちゃんも・・・」

 

 

ヴォルデモートが消滅し、光陣営の勝利に終わった魔法戦争。しかし、その先、永遠に闇に包まれないという保証はない。

 

 

 

 




ヴォルデモート双子の娘の行方や、戦後処理等を次回は説明する予定です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。