選ばれし英雄と悪魔の娘 with極東の魔法使い達   作:Quick

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あの惨劇から一夜・・・


新たな始まり

 

あの日から翌日、

 

ハグリッドが、ハリーと共にウィングの家に来た。

 

 

「ダンブルドアが、2人にハリーを育ててほしいんだと」

 

「しかし、何故、僕たちが?」

 

「その事についての手紙をダンブルドアから受け取ってるんだ」

 

ハグリッドは、ウィングに手紙を渡した。

 

 

『この様な形で頼むことになってすまないと思っている。実は、ハリーのことについてじゃ。』

 

手紙には次のようなことが書かれていた。

 

 

 

 

リリーは死の直前、ハリーに護りの呪文を使っていた。

 

 

その護りの呪文は、リリーと血が繋がっている者のそばにいると強くなる。

 

その護りの力というのは、リリーのハリーに対する愛である。

 

 

 

ということであった。

 

 

「・・・」

 

「いきなりの事で動揺しているかもしれんが、お前さん達にハリーを託したいそうだ」

 

「・・・

 

申し訳ないハグリッド、直ぐに結論は出せないよ。だから、もう少し時間を」

 

「わかったわハグリッド。あの子は私達が育てるわ」

 

ウィングが言い出そうとした時にペニュニアが部屋に入ってきた。

 

「チュニー・・・」

 

 

「お願いウィング。あの子を引き取りたいの。

 

私、どうしてもあの子を、

 

リリーの子を、見捨てられない・・・」

 

「・・・・・

 

わかった。僕も同じ思いだよ。

 

しかし、もう1人の子も見捨てることは出来ない。

 

 

だから、

 

その子も僕達が育てる」

 

そう言って、昨日拾った赤ん坊がすやすやと寝ているゆりかごに指を指したウィング。

 

ゆりかごの中に入っていた手紙をウィングは既に読んでいた。

 

 

『訳あって私は命を狙われています。

 

せめて、あの子だけは何とか助けてください。

 

私の愛する ライラを』

 

 

「必ず、ライラとハリーは僕たちの手で育てると、校長に伝えてくれ・・・」

 

「わかった。ダンブルドアにはしっかりと伝えておく。ウィングは言ったら聞かないからな」

 

こうして、ハリーとライラはウィングとペニュニアによって育てられることになった。

 

 

「必ず、僕達がハリーとライラを守るんだ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルフォイ邸

 

 

「・・・何ということなの」

 

ナルシッサ・マルフォイは天を仰いでいた。

 

無理もない話だ。

 

 

一夜にして、夫が信仰する人物が消え、最愛の姉が倒れるという悲劇に見舞われたのだ。

 

マルフォイ邸には、2人の赤ん坊がいた。

 

銀髪の男の子と、黒髪の女の子だ。

 

 

夫のルシウスは、魔法界のコネクションを活用して状況整理に追われている。

 

「何としても、せめてこの子達だけでも・・・」

 

 

純血主義、ましてや闇の陣営に属する存在であるナルシッサと言えども、目の前にいる2人の赤ん坊を見捨てるほど冷酷ではない。

 

 

(何としても、2人を守りましょう・・・

 

ドラコ、そして、

 

 

 

カリーナを・・・)

 

 

 

 

 

運命は、新たに動き出した・・・

 

 

 

 

 

続く

 




ここから、ハリーは史実と違う少年時代を過ごします。

そりゃ、あの意地悪なダーズリー一家の元で過ごすことは無いのですから。


ホグワーツへ行くのはまだ先の話です。
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