Re:ゼロからでもない私の異世界生活!   作:アルトΔライヤ

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第一章:秘鬼編
見たことのない世界


きっかけは何でもない事だった。

 

「おはようユウ。」

「おはようハルマ。」

 

ちょっと良いとこの坊っちゃんと遊園地に遊びにいく日。

 

「じゃあ、行こっかハルマ。」

「うん。あはは、何かデートみたいだね。」

「そうかな?別にハルマと付き合った覚えないんだけど。」

「う、ひどい。」

 

残念そうに肩を落とすハルマ。彼はユウのことが好きなのだ。

 

改札を通る。

 

階段を登り、駅のホームに出る。

 

生憎今の時間は人が少なくて、一番前にならんで電車を待った。

 

「うぅ...僕、ユウのこと好きなのに...。」

「私もハルマのこと好きだよ?好きじゃなきゃ一緒に遊園地行かないじゃん。最高の友達だよ。」

「友達かぁ…」

 

『まもなく、二番線に東京行きの電車が参ります。危ないので、黄色い線までお下がりください。』

アナウンスが流れる。

 

「…ハハ…ハ……ハハハハハ!」

 

ドンッ

 

「えっ?」

 

電車が着たところにハルマがユウを突き飛ばす。

 

「このバカ女。僕の家に素直に嫁げば良いのに…ハハ…ハハハハハハハ!」

 

狂ったようにハルマは笑い声を上げる。

 

少ししてハルマは駅員に取り押さえられて警察に連行された。

 

「申し訳ありません母上、僕はせっかく見つけた『能力者』を殺してしまいました。

でも安心してください。彼女はそう簡単には死にません。いえ、死なせませんから。」

_____

 

 

 

「…ねえ、大丈夫?」

「おーい、聞こえる?」

 

誰かが私に話しかけてくる。

 

「…何ですか………」

 

目を開けて見るとここは、見たことのない世界で、

目の前には二次元的銀髪エルフ美少女と飯使いっぽい青年が居た。

 

「ほら起きた、だから言ったでしょスバル、この子は生きてるって!」

「お、おう。わかったわかった。死んだとか言って悪かったって。」

どうやら私は死んでいるように見えたらしい。

 

それにしても何だ?私はさっきハルマに突き飛ばされて電車に撥ねられた筈だ。

そう、死んだ筈なのに何故…?

私は死んで、ここはあの世とか?でもそれにしては中世ヨーロッパ感溢れているし…

うーん、なんだろ、ジャンヌダルクとかが居そうな雰囲気のこの世界は一体…

 

そんなことを考えていると、銀髪エルフ美少女が話しかけてきた。

 

「…で大丈夫?そこの路地から急に飛び出して来たけど。」

「え?あ、はい。大丈夫です。」

「それはよかった。立てるか?」

 

そっと手を差し出す青年。目付きは悪いけど実はいい人なのかも。

「ありがとうございます。」

 

しかし、うっかりしていた私は、

その手を左手で握ってしまった。

 




スバル「やぁ読者の諸君!一話はどうだったかな!?このコーナーはずばり、次回予告だ!」
エミリア「ねぇスバル。じゃんぬだるく…って、何かしら?」
スバル「おぅ!ジャンヌダルクってのは女騎士の一人でな、簡単に言うと忠君愛国、キリスト万歳な、少女だ!」
エミリア「うーん、よくわからないけど次回予告に入りましょう!」
スバル「だな。えー、ユウの左手に触れた俺はまさかの展開に!?」
エミリア「次回:『時戻し』お楽しみに♪」
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