パック「僕はこのまま前回あらすじ皆勤賞を狙おうと思ってるよ。」
ベティー「流石にーちゃなのよ!」
パック「さて、前回はスバルが『時戻し』によってこの屋敷に戻されて女の子を襲ったところ、何かに気づいた様子だったね。」
ベティー「何してんのよアイツ。」
パック「スバルも年頃の男の子なんだろうね。ではどうぞ!」
「まさか…何ですか?だが男だなんて展開は無いですからね?」
「いやちげーよ、お前、地球から来たんじゃねぇのか?」
「は?何ここが地球じゃないみたいな言い方して…いや待て…」
言葉も通じるし空気だってある。重力にも違和感は無いからてっきり地球だとばかり思っていたがしかし、
私はあのとき死んだ筈だ。ここがあの世であっても可笑しくないが…
私は天国に逝くほどの善行はした覚えないしなぁ…
「残念だが、この世界にエロ同人なんて無い。あぁ、本当に残念だ。しかしその存在を知っているということはお前は何らかのアレ(語彙力)でこの世界に召喚された人間ということだ!」
「スバル、『えろどーじん』って何?」
「エミリアたんの口からそんな言葉を聞くことになろうとは…」
「きっと清楚なリアには似合わない言葉だからリアには教えたくないんじゃない?」
「えっ、じゃあスバルはこの子にそんな酷いことをしようと…」
「してないぞ!断じてしてないぞ!」
「で、召喚って?童貞さんは何か知っているんですか?」
「ラムより変なあだ名だから止めて!?
まぁ、要するにお前は異世界召喚、もしくは異世界転生してきたんじゃないかって事だ。」
「私は別に引きニートでも不登校児でもなく社交的かつ健全な高校生なのでそれは無いです。」
「健全ってとこが引っ掛かるがそうでもないぜ?お前が実は知らず知らずの内にこの世界と何か接点を持ってしまったとか…」
「まぁ、こんな能力持ってて普通なワケ無いですけど、私だって欲しくて得た能力じゃないし、潜在的にあった能力ですし…」
…む、充分に引き寄せられる原因はあるな。
だとしたら私が死んだのが引き金になったのか?
「…ところで、童貞さんが異世界転生or召喚じゃないかと言う説をあげると言うことは、童貞さん自信もその体験をしていると?」
「そうだ、俺自信が経験済みだからな。」
実際に転生or召喚された人間はいる。なら私にも十分事になる。
なら、受け入れるしか無いのか。
「わかりました。童貞さんの説を信じましょう。でも、それでどうするんですか?この危険人物を。」
「ねぇ、家で暮らさせてあげない?すごーく珍しい能力の持ち主なんでしょ?」
「いや、連れて帰れとは言われてるけど、そこまでするか?」
「私が人を見捨てられないの、知ってるでしょ?」
「ま、決めるのはロズっちだからな。でも、『童貞さん』はいい加減止めろ。」
「わかりましたクリぼっちさん」
「なぜバレたし!」
◇
屋敷につくと二人のかわいらしいメイドが出迎えてくれた。
二人のメイドは一瞬顔を見合わせこちらを向いた。
「おかえりなさいませエミリア様、スバル君。そしてようこそお客様、ロズワール様は客室でお待ちになっております。」
「ようこそお客様、うちのバルスの無礼をお許し下さい。」
「俺が何かした前提!?」
「あはは、お客様なんてそんな、大層なものじゃないですよ。」
バルスってなんか天空の城が破壊されそうなあだ名ですね。
私のクラスメイトにもスバルって名前の子が居るんですけどその子もそんなあだ名でした。ちなみにこいつじゃありません。
さて、そろそろ客室に到着ですね。
「ようこそ。私はこの屋敷の当主、ロズワール・J・メイザースだーぁよ。まぁ座りたまえ。」
「時雨 悠です失礼します。」
高そうな椅子に座る。生憎私は高校受験の際、面接で落ちたら自殺する!という勢いで練習したのでお偉いさんとの作法はある程度身に付けているがエミリアという美少女も相当なご身分だったのに気づかなかったのは反省したい。
「ではエミリア様、彼がここに強制送還された原因…能力についてはわかりましたかーぁな?」
「パックの知識だけど彼女の左手には『時戻し』?の能力があって、それにスバルが触れました。」
「ほう…」
ロズワールさんがこちらを見る。
「な、何でしょう?」
「いやぁ、『時戻し』の能力者に出会えるのはとても光栄だーぁからね。ぜひ研究させていただけなーぁいかな?」
「研究?」
果たして研究でどうにかなるのだろうか?
まぁ、それで宿を得られるならそれも良いかな。
「ねぇ、それなら研究のついでにこの子をここに住まわせてあげない?お話をしたところ、お家もないみたいなの。」
「勿論許可しようじゃなーぁいか。よろしくねユウ。」
「あ、ありがとうございます!」
嬉しい。とにかく嬉しい。
何がって聞かれれば元の世界より良い生活ができそうだし、何せここの人たちは面白そうだから。
でも、いくら研究と言えど、なにもしないのは良くないよな…。
「何か、この屋敷で働かせて下さい。」
「ほう?」
「この手があるかぎり、出来ることが減ってしまうのは確かですが、何もしないのは失礼かと…」
「君が望むならそぉーれもいいけど、そうだな…3日ほど待って頂ければ、その能力をコントロール出来るようにしよう。働くのはそれからだーぁね。」
「本当ですか!?」
働けで能力の操作も出来るようになる…一石二鳥だ!!
さて、私の異世界生活とやらも、何だかんだ言っていろいろ用意されてた感もありゼロからでは無いけど、良いスタートが切れました!
ロズっち「あれ、今回私だけかーぁな?」
ロズっち「えー、次回予告だーぁよ。」
ロズっち「ユウの能力の研究と共に始まった我が家での生活。一体なにが起こるのかーぁな?」
ロズっち「次回:『一日目』お楽しみにぃーね。」
ラム「ロズワール様特集は実現したわ。」
レム「流石姉様。」