刀使と紡ぐ物語   作:生き甲斐探す

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今回はタイトル道理、沙耶香の回です。

頑張ったけれど、安定のちぐはぐさが残っていると思います。


恥ずかしい。



沙耶香

どうして舞衣が優しくしてくれるのかわからなかった。

 

 

これは一人の少女の成長を描いた物語。

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめて舞衣と話したのはいつの事だっただろうか。

 

確かあれは高津学長に怒られて少しだけ落ち込んでたときのことだ。

 

謹慎処分を言い渡され一日部屋に閉じ込められていた日だ。

 

 

本来その日は誰とも話さない日。

 

でも私は声をかけられた。

 

 

気づくと部屋のドアが開けられ一人の少女が顔を出していた。

 

「?」

 

 

 

 

「…?だれ?」

 

無機質な声が問いかける。

 

「糸見沙耶香ちゃんだよね?」

 

「?」

 

「あぁ、え〜と…私は御前試合で沙耶香ちゃんの対戦相手のとも…親友の柳瀬舞衣です。」

 

 

「?」

 

美濃関学院の? 

 

その時は分からなかった。誰の何か、舞衣が誰のどんな人なのか。

 

「あの…ちょっと聞きたいことが…」

 

「?」

 

 

舞衣は私に襲撃先の出来事を聞いてきた。

 

私はてっきり怒られると思ってた。

 

 

よくあることだ。私はよく学校で先輩に叱られる。学長も昨晩は怒ってた。

 

けど、舞衣は違った。

 

私の話を真摯に聞いてくれた。

 

「可奈美ちゃん無事なのね!良かったぁ…」

 

「あっ…ごめんね…」

 

「別に…勝てなかった事は事実だもの…」

 

 

「沙耶香ちゃんは、大丈夫?」

 

「?」

 

「……この部屋にずっといるから…」

 

「この部屋を出るなと命令を受けたから…」

 

 

「…高津学長に…?」

 

その時の舞衣は少し顔を曇らせていた。

 

 

「そっか…少しだけなら…お話しない?」

 

 

困惑する私に合わせて、ゆっくりとお話してくれた。

 

 

「あっ…ほっぺた、怪我してる…」

 

 

「…?」

 

「ちょっとごめんね」

 

舞衣は優しく笑いかけて傷跡のある私の頬に絆創膏を貼ってくれた。

 

 

「あっ、ごめん。いつもの癖で…上の妹がこれ…好きだから…キャラクターもので大丈夫?」

 

舞衣は優しくて気にしないような事までたくさん考えてくれる。

 

「…別に…気にしない…」

 

「そうだ…沙耶香ちゃんは甘いもの好き?」

 

「……うん?」

 

「良かったらこれ食べて…作りすぎちゃって…」

 

 

「可奈美ちゃんのこと教えてくれて有難う!また勝負してあげてね。」

 

そう言い残し舞衣は部屋を出ていった。

 

 

 

その時の優しい言葉もさながら、その澄んだ瞳に吸い込まれそうになった。

 

 

これが舞衣との出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

糸見沙耶香に身内と呼べる家族はいなかった。彼女が4歳の時に既に他界している。

 

両親の死後、彼女は親族の家々を転々と転がされた。最初はその可愛らしい容姿から引き取り手は少なくはなかった。

 

でも時間がたつに連れだんだんと減っていった。

 

その後引き取りても尽き、施設に引き取られた。

 

 

 

そんな彼女に愛情を注ぐ者は誰一人といなかった。

 

 

 

 

「さっきの沙耶香ちゃん、困ってたから。」

 

 

だから、柳瀬舞衣の言葉は沙耶香の胸に残った。

 

胸に残るあたたかい感触に不思議な感覚をおぼえた。

 

 

 

 

柳瀬舞衣とは折神家に残る学長らの都合上顔を合わせる事が多くなっていた。

 

「はい、クッキー。今日も焼きすぎちゃった。」

 

舞衣は沙耶香と会うたびいつもクッキーを渡していた。

 

それは密かに沙耶香の楽しみにもなっていた。

 

 

 

「ん。…舞衣?またつくってくれる?」

 

素っ気ない態度、でも今の沙耶香にはこれが精一杯。

 

その精一杯に応えるように柔らかな声で舞衣は続ける。

 

「うん、また作るね。沙耶香ちゃんは、どの味が好き?」

 

その時間は甘く穏やかなもので閉ざしてしまった沙耶香の心をじっくりと溶かしていった。

 

 

 

 

「フフッ」

 

 

「沙耶香、これを使えば、貴方は最強の刀使になれる。あの今の親衛隊(出来損ない)など不要だ。」

 

目をギラギラ光らせ怪しい目つきで沙耶香の頬をなぞる。

 

その手には禍々しく蠢く液体状のノロの注射器が握られていた。

 

「受け入れなさい、沙耶香。貴方は私の意のままに。」

 

ドクンドクン、胸の高鳴る音がうるさい。

 

 

「喜びなさい。」

 

あたかも当然の如く、続ける高津。それは

 

沙耶香の事などまるで関係無い。テキパキとノロを取り込むための準備を勧めてゆく。

 

「い…」

 

不意に漏れた声を気にして高津を見つめると怪訝そうな顔をしていた。

 

「貴方は…なんだ?これは…」

 

高津は沙耶香の頬に貼られた絆創膏に気づいた。

 

「こんな物は貴方にはいらない。」

 

それを引き剥がす。沙耶香には、そんなもの必要ない。

 

引き剥がされた沙耶香の表情すら確認せず注射器を構えた。

 

 

「さぁ…わたしの見出した最高の器っ…」

 

「や…」

 

「これで貴方は…」

 

 

「ッッッ嫌っ!……やめ…やめて!」

 

そこで沙耶香の感情は爆発した。

 

「!?」

 

 

 

拒絶した。それに高津は気圧される。そして沙耶香の顔をまじまじと見た。

 

 

 

初めてのことだった。

 

沙耶香が反発したことが。そして高津が沙耶香を本当の意味で見つめたのは共に初めてだった。

 

 

高津はその事実に驚いた。

 

次の瞬間、驚きが苛立ちへと変わる。

 

自身に、上の者に、道具如きが楯突くな。

 

心の底からの憤りが沙耶香に向けられる。

 

気づけば沙耶香は部屋の窓から外へ飛び出してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこは潮風の吹く海辺の路地だった。

 

すぐそこには海がある。すぐ隣には線路もあった。

 

 

電車の音と波の音で頭がおかしくなりそうだ。

 

近くで別の声が聴こえる。五月蠅い。

 

 

やってしまった。高津は逃げ出す沙耶香に待てと言った。

 

だが、それを無視し逃げ出してしまった。

 

ただ怖かっただけなのだ。未知な物を無理やり押し込まれる感覚が。

 

気が落ち込む。

 

こんなときは大概嫌なことを思い出してしまう。

 

不意に高津の顔が脳裏に過る。それは先程の驚愕に打ち震えた表情ではない。普段の表情だ。

 

それは呪いだ。沙耶香を縛り付ける足枷。

 

…沙耶香。貴方は紫様の剣なのよ…

 

 

 

「…ちがう…」

 

…貴方は私の意のままに…

 

「…やめて…」

 

「…たすけて…」

 

体育座りで壁にもたれかかる。その手には携帯電話が握られていた。お守りのつもりだった。誰かが守ってくれるかもしれないと。

 

そして無意識に呟く。助けを求めるだれかを。

 

 

「舞衣、助けて!」

 

その時、その液晶越しから別の声が聞こえていることを沙耶香はしらない。

 

 

 

 

 

 

 

「や〜と見つけた。糸見沙耶香ちゃん?」

 

「…だれ?」

 

振り向く先、自身と同じくらい小柄な体躯の少女が行く手を阻むように立っていた。

 

 

「親衛隊第四席、燕結芽だよ。まぁ第四席って言っても私が一番強いんだけどね?」

 

 

「……」

 

 

「それより、高津のおばちゃんが探してたよ。すごく怒ってた。」

 

 

「帰ろ?」

 

妖しく目を光らせ笑う少女。

 

それは威嚇だ。素直について来いと。それが無理なら力尽くで連れて帰ると。

 

「…かえら…ない。」

 

沙耶香はゆっくりと立ち上がる。御刀を構え戦闘態勢に入る。

 

睨みを効かせ刀使は斬り掛かった。

 

出来るものならやってみろ…と。

 

 

 

 

 

 

 

「…?おかあさん?」

 

「うん、私の事を一番気にかけてくれる人はお母さんだったから。沙耶香ちゃんは?」

 

 

「…わからない。」

 

「…そうだ!はい、これ。」

 

「?」

 

「クッキーだけど、落ち着くために作ってたら作りすぎちゃった。」

 

「…ありがと…」

 

それはただの思い出でない。

 

大切な時間。忘れたくない、なくしたくない思い出。

 

 

 

 

金属の擦れ合う音が夜の空に響く。

 

高速で衝突を繰り返し

 

「あははっ、すごいすごい!!速いねぇ〜!」

 

高々な声で笑い踊るように舞う少女と無言の少女。

 

 

 

「…」

 

「それ、無念無想って技だっけ?」

 

パァーン

 

沙耶香は御刀を吹き飛ばされ無力化されてしまう。

 

無念無想の太刀はあくまで御刀あっての代物。

 

抵抗法はかき消されてしまった。

 

 

「なぁ〜んだ。全然大したことない。」

 

「何でって顔してるね…だって沙耶香ちゃんの剣は軽いもん。」

 

「遊びは終わり…さっ、帰ろ?」

 

かるい……そんなの分かってる。だって何も考えてこなかったから。

 

 

無言の少女はただ命ぜられるままに戦ってきた。

それは意味もなく、無機質な時間だった。

 

「…」

 

 

そんな人生の中、少女にこういった者がいた。

 

…魂のこもってない剣じゃ何も斬れない…

 

 

…かるい…そんなの知ってる…

 

 

…魂とは?わからない…

 

…斬れない?そんなことない。現に今までたくさん斬ってきた…

 

…それなのに…貴方には届かない。かるいから?…

 

…私と貴方、何が違うの?…

 

…わからないっ…それでも…

 

 

「かえら…ない…」

 

それでも分かることがある。

 

自分を軽いと諭した美濃関の制服を着た茶髪の少女はこんなところじゃ止まらない。

 

折れない。曲がらない。

 

死んでも引かない!!

 

それが教わった強さだから。それがあの人たちの強さだから。

 

だから少女は己にその勇姿(つよさ)を重ねる。

 

「かえりたくないっ!!」

 

 

「…まだやるの?…いいよったくさん見せてよ、沙耶香ちゃんの技っ!!」

 

 

 

「やるっ…折れないっ…負けたくないッッッ!」

 

 

 

 

 

 

再び刃を交える。以前よりも速く、強く、重く。

 

以前諭した少女を思い重ねて。

 

 

 

「アッハっくくっ───ま〜あ速くなったっ!!すごいよっ」

 

 

「────クッ…ハァッ…はァァァっっぁ!!」

 

でも沙耶香の剣は届かない。僅かで避けられ、防がれる。

 

 

 

「でもまぁ……弱いね────」

 

 

 

その瞬間沙耶香の首筋がゾワッと震える。熱を帯びたそれが冷めてゆく。

 

「──────お〜わりっと!」

 

 

 

 

 

 

その筋は沙耶香の首を確実に跳ねる体制だ。避けることは無理、不可避の一撃が来る。

 

もはや、沙耶香にはもうどうすることもできない。

 

 

だが、その攻撃が命中することはなかった。

 

「!?危なっ…い…」

 

 

「横槍入れるのはズルくない?おねーさん?」

 

 

そこにはクッキー作りが十八番の少女、柳瀬舞衣が沙耶香をかばうように立っていた。

 

「沙耶香ちゃん…平気?」

 

 

「なら立って。」

 

 

「どうして?」

 

来てくれたの

 

沙耶香の声は震えていた。

 

だから彼女はそれに応えるように、不安を拭うように笑ってみせる。

 

「だって沙耶香ちゃんが助けを求めてたから。」

 

「それに…電話くれたでしょ…それで十分。」

 

 

 

無機質な瞳に色が戻る。意思が宿る。

 

先ほどとは違った涙を浮かべ立ち上がる。

 

 

そっか…あのとき…私は無意識に…

 

 

 

「おねがい…舞衣…あの人は強い…」

 

 

「だから…手伝って!」

 

 

そう目に涙を浮かべ笑顔で突っ込む。

 

「わかった!」

 

 

 

 

 

そこから決着までに時間はかからなかった。

 

 

沙耶香は結芽へ真っ直ぐ斬りかかる。妙法村正の継承者は意思を宿し三連撃を繰り出す。

 

 

 

 

その剣を容易く往なす結芽。にっかり青江の継承者である彼女にとって沙耶香の斬撃を掻い潜る事など造作も無い。

 

 

その剣戟の最中沙耶香は燕結芽の規格外さを体感した。

 

あの十条姫和を追い詰めた三連撃をいとも簡単に弾く。それだけじゃない、沙耶香の御刀を弾き返す。

 

「アハッお〜わりっとっ」

 

弾かれた衝撃を受けきれず体制を崩す沙耶香にトドメの一撃を振り下ろす。

 

確かにその一撃を喰らえば沙耶香はしばらく動けなくなるだろう。

 

 

刀使としては完敗だ。

 

だが、今の沙耶香は一人ではない。

 

 

後ろを支えてくれる仲間がいる。

 

「沙耶香ちゃんっチェンジ!!」

 

斬られそうになる沙耶香の身体を後ろに引き下げ前に出る。

 

舞衣が沙耶香の代わりにその一撃を受け止める。

 

「え〜〜ズルっい!!」

 

駄々をこねる結芽。

 

 

そんな彼女に舞衣は()()()バカ正直に突っ込む。

 

「おねーさんはつまらないや…」

 

そんな舞衣を無慈悲にバッサリと斬り裂く。写シがなければ真っ二つで死んでいる。

 

 

そんな結芽の圧倒的さに感心しながら舞衣は告げた。

 

「私達の勝ちだよ。」

 

 

それと同時に結芽は思い出す。糸見沙耶香という天才の存在を。

 

(沙耶香ちゃんは…どこ!?)

 

 

「はぁァァァァァァァ─────────────────ぃぁああっ!!」

 

 

(う…え!?)

 

 

 

 

それは終結の合図だった。

 

決着は互角だった。

 

 

「上は…避けれないはず…なのに……」

 

 

舞衣は見た。沙耶香の御刀が結芽の間合いをすり抜けたのを。

 

だが、実際はどうだ。結芽の胴を捉えたはずの妙法村正は結芽の頬をかすめただけだ。

 

さらににっかり青江が沙耶香の首筋に突き立てられていた。

 

せめてもの救いは沙耶香の写シはまだ解けていないということだ。結芽の写しは先程の攻撃により剥がせていたらしい。

 

 

 

信じられない事は結芽のその反射速度と動体視力。天性の才能だ。

 

 

 

 

「ハァっ…少し本気…出しちゃった」

 

「でも、思ったほどじゃ…無かったな…」

 

 

 

 

 

沙耶香とてこの五分五分の状況で安々と負けるつもりはない。それは結芽も同じ。肩で息をし、構える二名。

 

 

あたりを静寂が取り巻く。戦いはまだ終わっていない。

 

 

だが、その静寂を破るものが現れた。

 

「結芽っ!何をしているっ!!」

 

「高津…学長?」

 

鬼の形相で結芽を睨み付ける。

 

それに参ったのか

 

「あ〜あ、無駄な時間使っちゃったな。」

 

 

そう言い残し最後に二人に手を振りその場を後にした。

 

最後のそれはきっと称賛だろう。

 

「沙耶香ッ!ワガママはおしまいよ…さぁ…鎌府に…私のもとに戻りなさい。」

 

 

その時、沙耶香の手を舞衣が包み込んだ。

 

ギュッと握り放さないように優しく包み込んだ。

 

沙耶香は意思を固めた。

 

「私は貴方の望むようには…なれません………」

 

 

「は?」

 

 

「ううん……なりたかない…です…」

 

 

「空っぽのままでいいと思った。」

 

 

「でも…わたしをいっぱいにする…この熱…なくしたく…ない!!」

 

 

  

「ッッッ!?沙耶香ァァァ!あなたは紫様の剣なのよ!!」

 

 

「あなたは私の変わりに……いいえ、私の為に紫様をお守りするの!」

 

「それがあなたの使命なのよ!!」

 

 

「いいえ…違います。

  沙耶香ちゃんは貴方の道具じゃありません!」

 

「黙れぇぇッッッ、あんたは何様だ!?一体何故邪魔をする!!」

 

「部外者はッッッ黙ってろォ!!」

 

怒鳴りつける高津。まるで見苦しいその様を聞き流す舞衣。

 

そして優しく問いかける。

 

「ねぇ、沙耶香ちゃんはどうしたい?」

 

「…わたし…」

 

「うん。沙耶香ちゃんはなんで剣を振るうの?」

 

 

「わた…しは…いとみ…沙耶香。」

 

 

パキン

 

殻が敗れるような音が鳴った。

 

「わたし…は、高津学長の道具では……ありません…」

 

「さ、沙耶香ァァァ」

 

パキッピキパキ

 

崩壊の音はなり続ける。

 

 

 

 

 

 

以前、柳瀬舞衣に聞かれた事を今ここで答える。伝える。

 

 

 

そうだ…何者かになる必要はない。

 

 

 

わたしは私でいい。他の誰かを求める姿になる必要はない。

 

 

「ッ…わたしは鎌府女学院、妙法村正を振るう刀使。」

 

 

「!?さ、さや、何を言って…」

 

 

「糸見沙耶香。」

 

覚醒と言ってもいい。

 

胸を火があたため凍った心を溶かしてゆく。

 

 

「これからは指示に従うではなく……自分で考え、心のままに生きていきます。」

   

 

 

「私に熱をくれる人たちと……もう一度…いたい…」

 

 

「そのために戦います。」

 

それは羽化のようなものだ。

 

殻にこもった少女が、自分をさらけだす。

 

 

 

「今までありがとうございました。」 

 

機能までの彼女からは考えられないほど意志をもったことばで語る。

 

親離れの言葉を…

 

その日彼女は操り糸を断ち切った。

 

 

 

 

 

「完全に校則違反だね、私たち。沙耶香ちゃん、これからどうしたい?」

 

「私、舞衣のこと、もっと知りたい。」

 

その夜は涼しく、そしてあたたかかった。




次回は夜見との戦いをかく予定です。

前回、夜見の暴走で終わってたはず。

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