刀使と紡ぐ物語   作:生き甲斐探す

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前話のお祭りの日から2週間後のお話です。少しおちゃらけてます。





襲撃

 

 

 

 

 

女なんてろくなもんじゃない。俺は知っている。私利私欲の為、利己の為、自らの生が脅かされたのなら…簡単に裏切る。

 

 

例えそれが実の弟であったとしても、関係はなかった。

 

 

 

 

でもあの瞬間、祭りで魅せられて不覚にも守ってやりたいと思った。信用したいと心の何処かで思ってた。初めての事だった。戦いなど縁遠い世界で笑って居りゃいいと思ったのは。

 

 

 

それなのにあいつ等は戦うことを選んだ。有馬と折神紫の妹と姫和で何度も話し合ったが姫和の意思は変わらない。

 

 

 

姫和は自らでとどめを刺したいと聞かなかった。だが、それは同時に姫和自身の生の終結を意味する。だから紫の中の大荒魂の討伐諦めろはと何度もは聞かせた。俺が代わるとも言った。この世界なんて所詮その程度、嫌なことに目を瞑れば意外となんとかなると。

 

 

 

でも彼女は自分の力でやり遂げると決めていた。たとえ自死を黙然としても、その時の彼女は少し笑っているように見えた。その表情に目を奪われてもうそれ以上言及する事はできなかった。

 

 

 

 

だから思う、少しの間でもいいからこの平穏が続けばいいなと。舞草の連中も悪くないことを知った。戦闘力は猿に毛が生えた程だが、それでも大荒魂を倒したいと思う心は十分だった。

 

 

そして思う、何故こんな結末しか迎えれなかったのか。

 

 

どうしてこうなった………?

 

 

 

 

 

 

 

 

「おに〜さん?あ〜そぼ?」

 

 

目を開けるとその先には薄ら笑いを浮かべた幼い少女が立っていた。

 

その横には何人もの刀使が横倒しにされている。その中の一人、彼女と今しがた対面していた刀使は崩れ落ちた。

 

 

 

「………てめぇは?」

 

 

「親衛隊第四席、燕結芽。一番強い親衛隊だよ。」

 

 

 

「……はなせっ!」

 

 

 

 

「このおねーさんはもう要らない。じゃあね?」

 

 

 

 

 

すっかり力の抜けきった山積みの刀使。意識はある。だが傷が深い。どれほど抵抗すればこんな斬られ方をする?致命傷になりかねないほどの刀傷。写シを剥がされても喰らいついたのだろう。周りを見れば血だらけの刀使が点々と転がされていた。

 

 

きっとコイツらも姫和と一緒なんだ。折神紫の正体を知り、抵抗することが何を意味しているか分かった上で戦うことを決めた。だからその結果、ボロボロに薙ぎ払われても仕方が無い。

 

 

 

 

「チッ……んな事……納得できるわけ無いだろ……」

 

 

 

ならまだ諦めない。ここでコイツを自由にしていればきっといずれ姫和の喉元に迫る事となる。それだけはさせない。アイツは先を見ているのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

足を運ばせる。

 

 

─────シュパッ

 

 

 

「!?」

 

 

なにが!?見えなかった。あの人は何をした!?

 

ツぅ─────!?

 

 

 

きれてる!?いつの間に!?

 

 

 

液が頬を伝う。頬が切れていた。もし見えない攻撃が結芽の体を貫いていたら……そう考えるとゾッとする。

 

写シを剥がされ同時に肉体に攻撃を届ける。

考えただけで胸の高鳴りが止まらない。笑けてくる。凄すぎだ。

その神業に心が震える。そして、この人は私を証明できる人だ、と確信させる。

 

 

血を垂らしながら、それでも笑える結芽の肝のすわり具合に内心驚く。

 

 

 

「!すごいね。見えなかったよ。」

 

 

 

「いいよ……おにいさんなら……もしかしてさ……────さぁ……見せて。お兄さんの凄さ。」

 

 

ザシュッ

 

気づけば結芽は天馬の後ろにいた。恐ろしく速い超高速移動。

 

 

そして身につけていた着物の裾が斬られていることに気づく。

 

 

背を取られたことに若干驚きながらも余裕の笑みを絶やさない。

 

 

「やるじゃねぇか……」

 

 

 

 

 

「どぉ?私の迅移………凄いでしょ!!さ、始めよ?」

 

 

 

 

 

「何を企んでやがるかは知らねぇが……てめぇの親分に伝えなっ、てめぇの計画なんざ斬り伏せてやるってよっ!!……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えーー異変はもう伝わっていますかね?こちら本部…………の横のソファーで横になっていたら叩き起こされなものです。では皆さんはどうでしょう?

 

 

「ヤバイですっ!グランパっ!」

 

 

「分かってる!!拠点付近が覆われたっ。薫、エレン……皆を呼んできてくれ。」

 

 

 

「グランパは?」

 

 

「船の準備をする。崖下のあの場所で落ち合おう。」

 

 

 

「………それは……」

 

 

 

「あぁ……決行までもう少し間が欲しかったがやむを得ん……こちらの居場所がバレた以上仕方が無い。可奈美君たちを頼んだよ。」

 

 

 

 

「マイマイ。聞きましたね?いきますよ!!」

 

 

「そんなっ……1人でなんてっ!!無謀にm」

 

 

「グランパを信じて走るデスよ。あとヒヨヨン達とも合流しましょう!!」

 

 

「舞衣……行こう。」

 

 

 

「そうだね。行こう!」

 

 

こちら私を含め、エレン、舞衣、沙耶香ら四名はおじさんと別れないぺったんと可奈美を探しに業務外労働を強いられています。これが社会の闇というやつだ。

 

なお、この実況は私の頭の中で走りながら行っておりますゆえ。

 

 

 

「なに馬鹿なこと言ってるんですか!!ちゃんと走ってください!!」  

 

 

 

「ヘーイ……」

 

 

怒られちった。

 

げ………やばいよ………やばいっ!!

 

 

「不味いなっ……村全体を囲まれてるっ!……はやいとこ後輩二人を見つけねぇとっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「姫和ちゃん……」

 

 

 

「最悪だ……なぜ………ここに……?」

 

 

 

 

 

 

 

 






天馬vs結芽


姫和&可奈美vs???


走る警報機 舞衣、薫、沙耶香、エレン



こんな感じです。
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