昔の話だ。
この世界には人間の他に悪魔、天使、堕天使などの人外たちが存在していた。しかし、これらの種族とは別の進化を遂げた異形の存在たちがいた。
その者達は、体が剣で構成されている、体の大半が砂時計になっている、愛する者を自らの中に取り込もうとする、醜く歪んだ思想を自らの中に取り込み、世界を浄化する等常軌を逸していた。
この事を知った各陣営のリーダー達は、彼等には接触してはいけないという掟を出した。そして彼等はこう呼ばれる様になった。
幻妖族と...。
だがしかし、彼等は忽然とその姿を消してしまった。まるで最初からそこにいなかったかの様に。これを知った三大勢力達はもう怯えなくて済むと喜び、その日は三大勢力達にとっての特別な日になった。
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一方、忽然と姿を消した幻妖族達はと言うと...。
??? 「はい、チェックメイト。」
??? 「ウム、負けてしまったか。だが、このチェスというのは面白いな。」
赤色の礼服を見に纏った女性と緑色の礼服を見に纏った男性がチェスをしていた。
それを見ていた赤いドレスを見に纏った女性が、
??? 「貴方達って本当に飽きないわね、それ。どれくらい続けてるの?」
と言った。
??? 「そうだな、もう500年くらいになるか。それよりもシュリンガーラ、お前は何をしているんだ?」
シュリンガーラ 「そうねぇ、いつでも愛してもらえるように美しさを保っているわ。勿論、トレーニングもしてるわよ、ヴィーラ。」
??? 「そういえば、カルナとパラドクスは?見当たらないんだが。」
シュリンガーラ 「カルナなら固有結界に引きこもってるわよ。パラドクスは、確か瞑想しに行くとか言ってどっか行ってるわ。」
??? 「ふむ、そうか。彼等ともチェスをしたかったんだが。仕方ない、ヴィーラもう一度するぞ。」
ヴィーラ 「我で良ければ何回でもするぞ。モラル。」
モラル 「良し、では始めるか。」
そう言い、またチェスを始めた。
シュリンガーラ 「さてと、私はと...、あれ?アドゥブタ何処行ったのかしら。さては、また外に行ったのね。あの子性格がおかしいから何か問題を起こしてなければいいけど。」
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駒王町のとある公園のブランコを漕いでいる1人の少年がいた。
??? 「なんで兄さんと母さん達は僕をいじめるんだろう。僕もう限界だよ。」
彼は俯いていたため、後ろから近づく者に気づくことが出来なかった。そして彼のすぐ後ろに立ち、
??? 「スゥー、わっ!!」
と大きな声で少年を驚かせた。当然いる事がわからなかった少年は驚き、
??? 「??!!」
声にならない悲鳴をあげながらブランコから転げ落ちた。
そして顔を上げ、自分を驚かせた人物の姿を見た。そこに立っていたのは、
??? 「うふふ、貴方のその驚いた表情、堪らないわ〜。ありがとう、最近足りなくてね。」
紫と白のツートンカラーの服を着た女性が恍惚とした笑みを浮かぶながら立っていた。
??? 「あ、あの、貴女は?」
と少年が恐る恐る聞くと、
??? 「私?私の名前はアドゥブタ。驚異の化身アドゥブタと申しますの。貴方のお名前は?」
??? 「僕は、僕の名前は兵藤一誠。」
この時、兵藤一誠は知らなかった。この出会いが、自分の運命を大きく変えるとは。
これから降臨していく轟絶キャラもだしていきます。
誤字脱字があれば報告お願いします。
感想もお待ちしています。
ちなみに、自分は轟絶に挑むたびにボコボコにされてますが。