……失敗しとるやんけ!
いや、アンケート結果に意味がなかった訳ではないです。 はい(汗)
「ま、待ってくれ、お互い落ち着いて話し合おう」
地下で人形達とロボット達が一触即発の中睨み合う状況。
その中で人形達のリーダーである男は、ロボット達のまとめ役である大佐に話し合いを持ち掛けるが、
「話し合いだと! この泣き喚く無能な人形の為に何を話し合う必要がある! 役に立たないなら処分するだけだ!」
「いやぁっ……助けてダーリン、ダーリン、ダーリン、助けてぇ!」
だが大佐は聞く耳も持たず三つのセンサーアイで泣き崩れるMk23を睨みながら詰め寄ろうとするが、その視線をM21が前に出て阻む。
「これ以上近づく気なら、私達だって黙ってないよ!」
「ハッ、黙ってない? お得意の銃も持ってない売女人形共に何ができる! 今のお前等はハンディーどころかプロテクトロンにも劣るただのカカシだ!」
「戦術人形を舐めんじゃないわよ、あんた達みたいな鉄屑なんて格闘戦で十分よ!」
またも言い合いを始めるM21と大佐をなんとか宥めようと必死に説得しようとするリーダーだが、言い合いはヒートアップするばかりだ。
今にも殴り掛からんばかりのM21や他の人形を必死に止める。
「M21、他の奴も手を出すな! 攻撃される口実になる!」
「だけどリーダー! もう我慢の限界だよ! ここらで一発でも殴っておかないと」
「やめろ、大佐が何故お前達に未だ一発も撃ち込んでこないのかわからないのか」
人形に対して攻撃的な大佐が、この場で言い合いだけに留まっているのは理由も無しに人形達を攻撃することができないからだ。
ここにいる人形達は運び屋の所有物という扱いであり、大佐は勝手に危害を加えられない、だから人形達に罵倒を浴びせたり挑発をして人形側から手を出してくるのを狙っているのだ。
攻撃されれば後は反撃という名目で大佐達は嬉々として襲い掛かってくるだろう。
そう考えていたリーダーである男はふと気が付いた。
「……大佐、Mk23の処分の許可は本当に出ているのか?」
男は大佐がMk23を処分するのを装って挑発しようとしているのではないかと考え、追求してみる。
「ハッ! オマエの様な人間のように嘘をつくと思っているのか? 許可申請後に廃棄処分にしろと指示が来ている! 何も問題はない!」
「許可を出したのは誰だ……」
「カストディアンだ! 奴は作業効率の低下を指摘したら、すぐ処分を実行せよと指示が出た!」
「ちっ、あのプロテクトロンめ……」
……だが、どうやらその予測も外れてしまった。
この地底には地下施設全体の管理を任されているロボットがいる。
それがカストディアン、または管理者と呼ばれているプロテクトロンだ。
カストディアンはプロテクトロンという性質も相まってか、とにかく融通の利かない上に管理や指示は正に役所仕事のお手本のようなやり方をするロボットだった。
あのプロテクトロンならば、Mk23の処分許可を出してもおかしくはないと納得せざる得なかった。
「ねぇ、リーダー…… もしかしてMk23を引き渡すとかしないよね?」
「……カストディアンが許可したのなら、そうするしかないだろう」
「そんな、そんなのってないよっ!」
スコーピオンが恐る恐る聞くも、男は目を背けながら諦めてしまっていた。
この地下で最も権力を持っている管理者が指示したとなれば、もはやどうしようもない。
こうなれば、状況をこの場で覆せるのは運び屋か、それに並ぶ扱いになる人物しか無理だろう。
「無茶言わないでくれ、お前達と同じ立場の俺にはこの状況を覆すことはできない」
「ふざけないでよ! あんたは私達のリーダーでしょ! こんな場所に連れて来られて、また切り捨てられるっていうの!?」
諦めきった態度の男に掴みかかって訴えるM21、傍では泣きながら怯えるMk23、それを見て途方に暮れるスコーピオンと他の人形達。
そんな状況を見て愉悦に浸りながら大佐は言う。
「そうだ! 貴様等人形共は道具の立場である癖に、一丁前に扱われるのが当然と思っているようだがな! そんなザマでは売り飛ばされるのも当然というものだ!」
大佐から放たれたその言葉に、人形達の何人かは顔を俯けてしまい、中にはすすり泣く声が聞こえ始める。
だが、その言葉に対して納得いかないスコーピオン。
「……たしかに私達人形は道具かもしれない、けどだからってこんな扱いされるなんてないよ!」
「それが思い上がりだというのだっ! 不平不満を理由にあるべき立場から逃げ出そうとするコミ―のごとき鉄屑共め!」
スコーピオンの態度が気に食わなかった大佐、標的を泣き続けるMk23に変えて言い続ける。
「グリフィンではお前達人形を同等に扱うような指揮官がいるようだがなぁ! 誓約だぁ!? 指輪はめたついでにハメようってのか! そうだな人間様の性欲処理の道具としてなら可愛がられるだろう! そして、道具らしく性欲処理後に使い捨てられたのがこの役立たずって訳だ!」
「そんっなぁ……違う、違う違う、違う、違う、ダーリンは」
「違うなら何故貴様はここにいる!」
「あ……ぃゃ……」
「Mk23!?」
大佐に完全にメンタルを叩き折られたMk23は意識を失い倒れこみ、スコーピオンが咄嗟に寄って支える。
「ふざけるな! 私達はっ……っぐ!?」
そしてついに我慢の限界にきたM21は拳を振り上げ、大佐に殴りかかった。
だが、大佐は殴られる前にいともたやすくマニピュレーター先のアームでM21の首を掴み上げてしまう。
「お前は戦術人形が俺の様な軍用のロボットに格闘して勝てると思いあがっているようだが、貴様等の様に人工の血肉を無駄にまとわりつかせたダッチワイフ風情が思いあがりもいいところだ!」
「うっ……ぐぅっ」
大佐のアームによってミシミシとM21の首が締まっていく。
だがその時、大佐のアームに青く光る斧が突き刺さり小規模なパルス爆発を起こした。
「ガァ!? なんだ!?」
突然のことに大佐は驚きM21の首を掴んでいたアームを放してしまう。
首は放されたM21はその場で力なく腰を落として座り込むと、その斧が飛んできた方向を見た。
そこに居たのは斧を投げた本人であるCZ75と後ろに控えておっかなびっくりしているM3、そして呆れ顔のスケアクロウだった。
「クソったれのブローカー野郎とクソったれのタコ野郎、どっちもムカつくけどよ……」
CZ75は大佐を睨みつけながらプロトン・スローイングアックスを片手に持って構える。
「人形だって理由で目の敵にしてるタコ野郎だけは絶対許せねぇ! ぶっ壊す!」
「何かと思えば貴様も首輪付きかっ!」
CZ75と大佐が睨み合い互いに臨戦態勢になるが、そこへ男が割り込んで止めようとする。
「やっ、やめろ! これ以上は収拾がつかなくなる!」
「うるせぇ! コイツ等を切り捨てて保身図ろうってのが見え見えなんだよ! タコ野郎がいなかったらオマエの脳天に斧投げ入れてたところだ!」
「うぐっ……」
男はCZ75に睨みつけられると尻込みしながら、情けなくスコーピオンの後ろに逃げる。
「あ、あわわ…… ど……どうしたらいいんでしょう!?」
そんな混沌とした状況にどうしたものかとM3はスケアクロウに縋るが、スケアクロウは呆れ顔のままで言葉を返した。
「はぁ……ここの人形達を助けたいのか、この場を収めたいのか、どちらにせよ私に知ったことではない事です。 けれども、それをどうにかしたいのならできるのは、今この場で一人だけですわ」
「え…… こ、この場で一体誰が」
一体誰だろうと、元ブローカーの男や周りの人形、そしてCZ75と大佐やその周りのMr.ハンディー達をM3は順々に見回した。
「貴女ですわ、M3…… この場で貴女だけが運び屋と同等で、モハビ・エクスプレスの社員としての立場を持っている」
「えっ、えええ!?」
そうなのだ……実の所、運び屋と同等の立場を持つのはモハビ・エクスプレスの社員という扱いで雇われたM3だけなのである。
これはラウルやリリー、そしてDr.モビウスも例外ではなく、それぞれはあくまで運び屋につき添ってきた仲間なだけであり、ここモハビ・エクスプレスL38地区支部で正式に存在する社員は運び屋以外にはM3しかいないのだった。
「自覚がなかったのでしょうけど、この地区では貴方は運び屋と同等の権限を持っている。 ここへ行く道中でも実際にはロボ・スコルピオンにも襲われなかったでしょうね」
スケアクロウの言葉に唖然とするM3、ふと周りを眺めると目前ではCZ75と大佐、人形とロボットが対峙する光景が目に入る。
「で、でも……私なんかが…… あっ、そういえばたしか!」
戸惑いと怯えが混じり合った感情の中で戸惑うM3、だがその時ふと思い出し腰に掛けたマガジンポーチのポケットを弄る。
そして、ポケットから取り出されたのはここへ来るまでに出会ったDr.モビウスから手渡された一箱の薬だった。
実はM3ちゃんはかなり優遇されてたってことです。
もうちょっと話を簡潔にして短くするべきだとは思ってるんだ、でもできない。
素人の趣味程度だからね、仕方ないね。
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ドルフロ知ってるけどFallout知らん
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両方とも知ってるぞ
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