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(誤字報告もよく届くようになってしまいましたけどね)
私の目覚めはすこぶる快調だった。
私の周りには、昨日の夜あれほど求め、渇望した美羽ちゃんの匂いが取り巻いていた。
美羽ちゃんの上着……。値千金とはまさにこの事だろう。被さっているだけなのに、よく分かる。彼女の崇高な匂いが既に濃厚に漂っていた。
ああ、これを直接鼻に当てて匂いを一身に吸い込んだら、私は一体どうなってしまうのだろう。
手が震えているのが分かる。これは、武者震いだ。もしかしたら私は、今とんでもない事をしようとしているのではないか、そんな思いが巡る。
震える手で、美羽ちゃんの上着を鼻に押し当てた。
息が、止まる。私の心は、思い留まれと言っているのか。或いは、理性が止めろと言っているのか。
もう、後戻りはできなかった。
力一杯目を瞑り、思いっきり鼻で空気を吸い込んだ。
瞬間、電撃が走った。鼻を通って直接脳髄へ響く感覚。私の意識が一瞬、吹き飛んだような気がしていた。
「す、すごい……」
少しの間身体が痙攣を起こし、快楽の渦が巻き起こった。
これほどの物を周囲に振り撒きながら生活しているだなんて、彼女の身の安全が心配になってくる。
そして正気に戻って気づいた。
美羽ちゃんと友奈ちゃんがいない。
私は慌てて時間を確認した。現在、12時10分、完全に寝過ごしてしまったらしい。
美羽ちゃん達が来たのが確か10時程、だとしたら私はかれこれ2時間近く間抜けな寝顔を彼女達に晒してしまったのだろうか。
だとしたら、この東郷美森、一生の不覚。折角わざわざ家にまで来てもらった彼女達に、よもや寝顔だけ見せて帰らせてしまうとは!
口元に情けなく垂れた涎を拭き取り、急いで車椅子を動かして家を飛び出た。
昼食も一緒に食べていっていいのよ? と、4時位まで引き止めるつもりだった。
彼女達の写真を撮って飾る予定だった。
なんだったら一緒に寝たかった。
ああ、私の計画が全て台無しだ。
美羽ちゃん達は今どこに居る。左隣の美羽ちゃんの家か、右隣の友奈ちゃんの家か。はたまた何処か別のところへ外出中か。
私の直感に従い、家の門を左に曲がった。
せめて忘れ物を届けて良い姿を見せ付けなければならない。美羽ちゃんの匂いを手放すのは嫌だけれど、仕方ない事だった。
美羽ちゃんの家の前に立つ。
そこはごくごく一般的な家。しかしその印象は、美羽ちゃんが居るかもしれないということだけで、神域のような神々しさすら感じてしまう。
落ち着け、落ち着くのよ、東郷美森。美羽ちゃん達が出てきたら何と話せばいいかよく考えなければ、確実に言葉が喉から出てこないだろう。
そんな失態は晒せない。優雅さが必要なのだ。
"美羽ちゃん、忘れ物よ。今日は折角きてもらったのに寝過ごしてしまってごめんなさい"
完璧だ。後は噛まずに言えるかどうか、どれだけ緊張を押し殺せるかに掛かっている。
大きく深呼吸をして、美羽ちゃんの家の呼び鈴を鳴らした。しかし、待てども待てども誰が反応を示す事はない。
美羽ちゃん達を呼んでみるも、反応がなく、どうやら留守のようだった。
留守ならば仕方がないと、私は全速力で友奈ちゃんの家まで向かったが、友奈ちゃんのご両親にまだ帰ってきていないと言われてしまった。
まさに骨折り損のくたびれもうけ。あんなにも心臓の鼓動を忙しく早めていたというのに、今はむしろそれが疲れとなって私に溜まっていた。
すっかり意気消沈してしまった私は、勢いを落として車椅子を動かしていた。
美羽ちゃんの匂いに包まれてもう一眠りしようと家の門をくぐると、蔵から出てくる母が見えた。
母は非常にご機嫌な様子で蔵に鍵を掛けていた。
あの蔵に錠前なんて付いていただろか……。
いや、恐らく取り付けるための金具だけあって、つい最近になって鍵をかけるようになったのだろう。
「あら、美森じゃない。どうしたの?」
私が母へ近づくと、にこやかに話しかけてきた。後ろの蔵などないような話し方だった。
「美羽ちゃんが忘れ物しちゃって……。届けたいのだけど、お母さん美羽ちゃんに会ってませんか?」
「いえ、見てないわ。忘れ物なら明日渡せばいいじゃない?」
もうすぐお昼だからと、母は私の横を通り過ぎていった。
私のすぐ横を通る瞬間、私は濃厚な美羽ちゃんの匂いを感じた。起きてから美羽ちゃんの家に行くまでかぎ続けていた匂い、愛しい美羽ちゃんの匂い、それはもう忘れられないものだ。
その高貴なる匂いが、何故母に付着している?
とても強い匂いだった。まるで、強く抱きしめるようなことがなければ付かない程の匂い。
ああ、母は嘘をついた。
嫌な予感が駆け巡る。家に帰っていない美羽ちゃんと友奈ちゃん。蔵に鍵をかけた母、美羽ちゃんの濃厚な匂いを漂わせている母。
それはなんとも、良くない事が起こっている気がしてならない。
母は家の中へ消えた。その内に私は、母の目を盗み、蔵の前へ車椅子を動かした。
この蔵をこれほどにまじまじと眺めるのは初めてのことだ。それは私が記憶を無くし、初めてこの豪邸に住むようになってから、そう時間が経ったわけではないからだろう。
1年という期間は長い。家族は、私を時間の流れに取り残して、どこか遠いところにいるような気がしていた。
何もかも、一つ残らず変わってしまった。家族も、家も、環境も。変わっていないのは、私だけだ。
知らぬ間に、身体は成長していたが、心は成長していない。両親も、半分は他人となってしまった。ある日目が覚めたら病室で、脚が動かず、1年が経過したなんて言われて、どう日々を過ごせばいいというのだろう。
見慣れた家は無くなった。私がかつて駆け回った家は、消えて無くなった。私は、かつての家にこそ居場所が有ったというのに。
今の家に居場所はない。家族は今や、寄る辺ではなくなった。
私の場所は彼女達の隣にある。神谷美羽と結城友奈、2人と一緒がいい。2人と一緒でなければ駄目だ。
ああ、だからどうか、無事でいて……。
蔵の扉を叩く。渾身の力を込めて、拳を振り下ろす。そして、叫んだ。
「美羽ちゃん! 友奈ちゃん! そこに居るの?」
扉に耳を当て、中の音を探る。それは探るまでもなく私の耳が拾ってきた。
「東郷さん……? 東郷さんなの?」
華麗な友奈ちゃんの声。その声はすっかり弱り切っていて、消え入りそうな声だった。
「そうよ友奈ちゃん! 大丈夫なの? 怪我はない? 美羽ちゃんも居るの?」
「平気! でもわたしも美羽ちゃんも鎖で繋がれて動けなくて……」
くそ、私が間抜けにも寝ていたせいだ。
「分かったわ! すぐ助けるから待ってて!」
ああ、大変な事になってしまった。何が大変なのか、どう大変なのか説明することもできないくらいに大変だ。
状況の整理がつきそうにない。彼女達は、監禁されているのだ。それがどれだけ重大な事なのか、私には見当がつかなかった。
監禁したのが、紛れもなく母だという事もまた、重要だ。
とにかく、何かしなければならない。彼女達を助けに向かわねばならない。動かない脚で、未熟な心で、頼りない腕で、大切な人を救わなくてはならない。
覚悟を決めなければならない。
立てない脚で、奮い立たなくてはならない。
勇ましい心を、持たなくてはならない……。
ああ、最低だ、わたしは。美羽ちゃんを守ると決めたのに、くそ、くそ……。
ただわたしは、見ていただけだった。彼女が、美羽ちゃんが貪られているところを、ただ、ただ。
美羽ちゃん、泣いていた。声も上げず、静かに泣いていた。
わたしはもう、あんな美羽ちゃんは見たくないのに、あんな目に遭わせたくはないのに、美羽ちゃんはただの女の子なのに、一体どうしてこんなことができるのだろう。
大人は皆んなそうだ。こぞって彼女の心に傷を植え付ける。消えない傷を付けて、何が楽しいというんだ。
狭く、暗い部屋の中でも、彼女の顔はよく見えた。
彼女は目を開いていたが、その目に宿る光はなく、死んだような顔だった。活気のない表情は、完全に硬化しきってしまっていた。差し込む僅かな光が、ささやかに彼女を照らしていた。
光を失った彼女は、呼吸すらしていないのではないかと思うほどで、開いた目は虚空を見つめていた。
今の彼女は、完全に空っぽだ。中身もない。心もない。残された身体に、きっと美羽ちゃんは存在しないのだろう。
ああ、その姿は以前見た彼女と同じだ。以前、両親に監禁されていた彼女と同じだ。
わたしは、彼女がこれから一生傷つかないように奔走しようと誓ったというのに、小さなわたしは今こうして囚われてしまった。
ああ、最低だ。こんな様でわたしは、本当に勇ましい者にはなれない。わたしには、足りない何かが多すぎる。
ああ、美羽ちゃん、貴女を守れるなら、貴女が笑顔をみせてくれるなら、何だってしてあげたい。でもそれには、何かが致命的に足りなかった。
突然にして、それは起こった。音が、扉を強く叩く音が辺りを木霊した。
何度も、何度もその叩きつけるような、耳を塞ぎたくなるような音は続き、そして、砕けた。
わたし達を捕らえていた扉が音を立てて粉砕された。外の光が入り込み、人の影を作っていた。
今や無残に崩れ去った扉には、大型のハンマーを持った東郷さんがいた。
ハンマーを放り投げ、わたし達の事を見やると、東郷さんはとても厳格な顔をして、わたしの方へ車椅子を動かした。
「友奈ちゃん……」
東郷さんは、猛烈に何か言いたげな顔をしていたが、むしろわたしに掛けようとしている言葉を必死に堪えているようだった。
ただ目に涙浮かべ、彼女はわたしに抱きついた。
「東郷さん……」
「ごめんなさい、友奈ちゃん、美羽ちゃん。私のせいで……」
深く、深く、わたしを抱きしめた。
「ううん、東郷さんは悪くないよ。助けに来てくれたんだから」
東郷さんは、名残惜しそうに抱きつくのをやめ、わたしの顔を見つめて言った。
「ありがとう、友奈ちゃん」
涙で頬を濡らして、満面の笑み浮かべていた。
東郷さんは自分の手で涙を拭き、小型のハンマーを取り出して、鎖が伸びている漆喰の壁を砕き始めた。
「……こんなの、許せない。2人をこんな目に遭わせて、許されるはずがない」
決して手を休める事はなく、東郷さんは呟き始めた。その呟きに反応は必要ないのかもしれないが、わたしの口は動き出した。
「昔からこうだった。美羽ちゃんを見た大人達は眼の色を変えて、捕まえた」
作業に込められた力が更に強くなったような気がした。東郷さんの顔に影が差し、怒りを込めているように見えた。
「どうしてそんなことを……!」
少し崩れた鎖の周りの壁に東郷さんは小型のバールを差し込み、テコの原理を用いて右腕の鎖を外した。
「監禁なんてしても、美羽ちゃんは心を開いたりしないのに……」
わたしはそう呟いて、ふと、美羽ちゃんを見た。わたしに釣られて東郷さんも美羽ちゃんを見た。
ピクリとも動かない彼女。野に咲く花のような彼女。ああ、きっと誰かが囲いを作ってあげないと、風で吹き飛ばされてしまう。
「美羽ちゃん……」
この呟きは誰のものだろう。わたしのものでもあって、東郷さんのものでもあったように思える。
ああ、彼女は、心底美しい。そんな彼女を泣かせてしまったことが、わたしは悔しくて堪らなかった。
わたしの鎖を壁ごと外す作業は、順調に進んでいた。漆喰はほんの2、3ミリしかなく、下は土壁になっているから、漆喰さえ壊してしまえば、砕けたも同然だった。
もちろんそれは、邪魔が入らなければの話だ。
扉の前で、食器が崩れる音がした。
「お前……!」
奴が来た。足元には食器と、溢れた昼食がばら撒かれている。顔を歪ませる程の憤怒を纏って、奴は立っていた。
「お母さん……」
奴は東郷さんを睨みつけると、大型のハンマーには目もくれず大股でこちらに向かってきた。その歩き方ひとつひとつに怒りが感じられた。
「東郷さん急いで!」
壁を砕き、東郷さんがバールを差し込んだと同時に、奴は拳を既に振り上げていた。
衝撃に備え、自由になったばかりの右手を構える頃には、その拳は振り下ろされた。
わたしを殴りつけるかと思われた拳は、東郷さんの頭を直撃した。車椅子から転がり落ち、痛む頭を手で押さえていた。その顔には戸惑いと、確かな怒りが写っていた。
幸いなことにバールは差し込まれたままだ。わたしは急いでそのバールに手を伸ばしたが、横から入ってきたやつの手に引き抜かれてしまった。
「余計な事をするもんじゃないわよ。大人しくしていれば、痛い目を見ずに済んだものを」
奴はバールを手に持って勝ち誇っていたが、今、勝ち誇りたいのはわたしも同じだった。
ああ、今日は、何一つ上手くいかない日だと思ったけれど、今この瞬間は最高に運がいい。
わたしは今、地に足を付いて立っていて、利き腕が自由の身だ。そして奴が今、わたしの距離にいる。わたしの腕が届く距離で、間抜けに勝ち誇っているのだ。
「大人しくしていた方が良いのは、お前だ」
陰鬱とした部屋の中で、わたしははっきりと言い放った。一瞬困惑した顔を見せたが、奴は一呼吸の間に、わたしを馬鹿にしたような表情に変わり、けたけたと笑い出した。
「貴女はどうしてそんな態度しか取れないのかしら? ああ! もう見ているだけで腹が立つ!」
「腹が立っているのはわたしの方だ! 美羽ちゃんにあんな事をして、無事に済むと思うな!」
「あらあら、威勢が良いことで!」
バールがわたしに迫る。痛みを覚悟で、そのバールを掴み取った。指か掌か、どこが痛いのか分からない程に痛む。
けれどそんな痛みは、美羽ちゃんが感じてきた痛みに比べるまでもない。
バールを力強く掴んだまま、一歩前に踏み出し、上体を正面に向けたまま奴の腹を蹴り抜いた。
「うぐっ……!」
悲鳴をあげる事すら出来まい。腹を蹴り抜いたのだ、数秒は呼吸もままならないだろう。
わたしはある程度の武道を経験している。全てはこの時のための稽古だった。
「わたしの勝ち」
バールから手を離し、腹を抱えて地に膝をついている奴の顎に回し蹴りを食らわせた。
顎を揺らせば、脳も揺れる。あっけなく奴は、地面に伸びていた。なにが起きたか理解する事もできず、動かさない身体に苦しんでいた。
落ちたバールを拾い、わたしの鎖を外した。といっても、完全に外せるわけではない。わたしの手首にはまだ冷たい腕輪が付けられていて、そこから伸びる鎖を引きずっている状態だ。
こればっかりは誰かに外してもらうしかないだろう。
早く美羽ちゃんも助け出さなくてはならないが、その前に始末をつけなくてはならない事が残っている。
奴に、東郷さんの母親に目を向ける。無残にも敗れ去った哀れな女に目を向ける。
奴を生かしておく事はできない。けれど東郷さんはどう思うだろう。奴を始末したら、怒ってしまうだろうか……。
次に東郷さんに目を向けた。東郷さんは腕の力だけで、地面を這いながらも奴に近づいていた。
そして奴の首に、その白い手を伸ばした。煮えたぎる怒りを込めて、奴の首を絞めていた。
「お前のせいだ。お前のせいで2人はこんな目に……」
奴の呼吸が小さなものに変わってゆく。奴は、ろくな抵抗もできていなかった。
「……ダメだよ、東郷さん」
わたしは東郷さんの手を止めた。
「どうして! こいつは2人に酷いことをしたのに……!」
「……ありがとう。東郷さんは優しいね」
東郷さんの両手を握った。とても綺麗な手だ。そして、自分の手を顧みる。
ああ、なんて汚い手なのだろう。見えない血で、わたしの手は汚れてしまっている。
「東郷さんの手、とっても綺麗だよ。美羽ちゃんと同じくらいに。だからね、そのままの綺麗な手でいてほしいな」
「友奈ちゃん……?」
「わたしの手はもう、東郷さんや美羽ちゃんみたいな手には戻れないよ」
手に持ったバールの先端の尖った部分を、奴の喉元に勢いよく突き刺した。
悲鳴はない。ただ喉元から流れ出た熱い血液が、わたしの手を濡らす。
ああ、わたしが殺した。もう手が震える事もなかった。簡単に、いとも容易く、死んだ。
ああ、わたしは……。わたしは、何も感じなかった。悲しみも、喜びも。今この手の中で生命の灯火が静かに消えていったというのに。
わたしの目から、涙が溢れた。わたしの頬を通っていくまで、自分が泣いていることに気付かなかった。もう嗚咽が混じる事もない。
この涙は、わたしの何処が泣いているのだろう。心か、身体か、はたまたその両方か。
「友奈ちゃんの手は、汚れてなんかいない」
東郷さんがわたしの手を握った。ぴちゃりと、握った東郷さんの手にも血がついた。東郷さんも、泣いていた。
ああ、その血は、洗えば落ちる。けれどわたしにこびり付いた血は、洗っても洗っても、わたしの視界に映ってしまう。消えない十字架をわたしはまた、背負ってしまったのだ。
美羽ちゃんの鎖は外したが、美羽ちゃんの意識が戻る事はなかった。光のない美羽ちゃんを優しく、丁寧に、彼女の家に連れて行った。
彼女をベッドの上に寝かせ、わたしと東郷さんは彼女と同じベッドに入った。今日はもう、何もする気になれなかった。
身も、心も、わたし達は限界だった。明日、警察を呼ぼう。わたし達はそう決めた。
大人は信用できないけれど、このまま美羽ちゃんの目が覚めないかもしれない。
わたし達には、美羽ちゃんが必要だ。傷ついた身体は、疲れ切った心は、美羽ちゃんが居なければ回復することもない。
美羽ちゃんがわたしの支えで、美羽ちゃんがわたしの中心で、美羽ちゃんがわたしの全てだ。
ああ、だからどうか、目を覚まして美羽ちゃん。どうかあの笑顔を、早く見せて……。
漆喰の壁だとか、友奈さんの戦闘シーンだとか、鎖に繋がれていたりだとか、色々書きましたけれど、設定や描写はかなり大雑把です。雰囲気だけお楽しみください。もし私が一度でも監禁を体験できていたら、もっと現実味溢れる描写ができるのですけどね。残念です。
投稿スピードは今後少しづつ落ちていくかもしれませんが、精一杯頑張ります!ストックを貯めないポンコツ投稿者ですが、今後ともよろしくお願いします。
次回、勇者部メンバー登場(予定)