明けました、おめでとうございました
去年には続きをあげようと頑張っていましたが…
(´・ω・`)いやぁ…社畜ってキツイですね
何とか出来たのであげます
では紅魔館編続きどうぞ!!
美鈴が言った一言に幽香は反応してしまった
その瞬間、湧き出る何かが出てきた…
しかし、幽香は分からなかった…
だか、分からないからこそのムカつきが嫌だった…
何故…この館の主が幽鬼の事を知っているのか…
いや、それ以前にこんなにも他人の奴らに幽鬼の存在を知って欲しくないという思いが…
幽鬼は花々と同じ位置にいる保護対象になっていたが…
花々とはなにか違う、花は小さな存在なのに綺麗に咲く健気さと少しでも扱いを間違えると枯れてしまう儚さ…
その素晴らしい存在を無下にして欲しくない為に幽香は花々を護り、育ててきた…
しかし、幽鬼は…違う…似ているようで…違う思いなのだ…幽香にはそれが理解が出来ないでいた…
だからこそ幽香は
「いいわ…ひと目会ってあげるわ…」
静かに冷たい声で答えた
(あらあら♪うふふ…♪)
その態度を見ていた紫は扇子で口元を隠しながら笑っていた
(問答無用で用が終わったら帰るはずの奴が…ふふっ…最近覗きをしていなかったのが裏目に出てたのねぇ…気が向いたら確認しましょう…「その子供」を…)
警戒心が強い幽香の探りは時間を掛けてゆっくりする事に決めた
しかし、そんな事はつゆ知らず美鈴は
「ありがとうございます!お嬢様も御喜びになります!」
と深々とお辞儀をした
「なぁ?お話は終わったかい?いい加減中に入らないかい?」
と、萃香を担いだ勇儀が言う
「あ!申し訳ございませんでした!どうぞ!!こちらです!」
美鈴が進行方向に手を伸ばしながら建物の門に進んで行く
その後を…紫、勇儀(萃香)、少し距離を空けて幽香で着いて歩く
館の門から中へ入ると立派な庭が広がっていて、中央に噴水があり、数々の花壇や植木があった
管理と手入れが行き届いている綺麗な庭であった
「メイドさん…貴女がお世話しているのね…」
「えっ!?は、はい!」
唐突に幽香に声を掛けられた返答がうわずる美鈴
「あの子達も凄く綺麗に咲けて喜んでるわ…これからも続けてお世話しなさい…」
静かに美鈴に言う
「あ、ありがとうございます!もちろん!私がいる限りお世話はしていきます!!」
ニッコリ笑って答える美鈴
(血まみれなのが凄いアンバランスねぇ…)
二人の会話を聞いていた紫は静かに思った
「うー?イタタ…」
「お、やっと気づいたか?」
担がれている萃香が目覚めた事に勇儀が気づき
「あ〜…えー…あっ…何があったんだっけ?」
意識が朧げで自分の身に何が起きたのか思い出そうと考える
「ははっ…不意打ち食らって壁に叩き付けられりゃ、誰でも軽く意識無くなるわな」
勇儀が軽く萃香に説明すると
「あぁ…そうだ〜、紫のトバッチリ受けたんだっけ〜…全く…気を抜いてる時はやめて欲しいよ…」
そう言いながら勇儀から降り、瓢箪の中身を飲み始める…
「ぷはぁっ!!でも…久々に食らって気失ったなぁ♪」
しかし、何故か嬉しそうになる萃香
「あぁ…正直、少し羨ましいよ、いやぁ!喧嘩してみたいねぇ…」
勇儀も美鈴と話している後ろの幽香をチラッと見て言う
「ニャハハ♪まぁ、楽しみは取っとくとして」
萃香は建物の方に目をやり
「この先のでかい気配を確認するのが先だね〜」
と瓢箪に再び口をつけ、呑み始める
「あ!度々すみません!こちらです!」
急いで館の入口の扉を開けて向かい入れる
「やっとね…」
「うし!」
「ニャハハ♪いい酒あるかな?」
「………」
紫達は紅魔館の中へ入って行った
長く続く紅い廊下
中は薄暗く、やはり紅く染まっている
一行は案内されるまま進んでいる
「うへぇ…やっぱり中も紅いねぇ…」
辺りを見回しながら萃香は言う
「慣れるまで目が大変だな…こらぁ…」
頭を軽く掻きながら勇儀
ロビーを通り抜け、廊下に入りそのまま薄暗い廊下をしばらく歩いている状況がしばらく続いてる
「まだ続くのかしら…?」
紫は前を歩く美鈴に聞く
すると美鈴が立ち止まって振り返り
「ここまで御足労頂きありがとうございます…お待たせ致しました…こちらの扉の奥に我が館の主…レミリア・スカーレット様がいらっしゃいます」
そうしてふと前を見ると
両開きの大きめの扉が現われていた…
「やっと、首謀者とのご対面ね…」
紫の目が鋭くなる…
「ニャハハ…いいねぇ…この気配…」
「そうだね…ここで肌がピリピリするのは久々だね…」
鬼2人は興奮していた
「………」
ただ1人幽香は扉の奥にいる存在に対して神経を尖らしていた
(コンコン…)
美鈴が扉をノックし
「誰かしら…?」
扉の向こうから鋭く静かな声が聞こえる
「美鈴です、お客様をお連れ致しました…」
答えてしばらくすると
「入りなさい…」
と同じトーンで答えがかえってきた
「はい、失礼致します…」
美鈴がゆっくりと扉を開き
「お客様ではどうぞ中へ…」
扉のわきに立ち紫達にお辞儀をして中に入るよう促す
ゆっくりと紫達は部屋の中に入っていく
中は広々としていて同じく紅く染まっている部屋であり、壁にロウソクの灯りが怪しく照らしている
その奥の玉座に1人座る幼い少女がいた
「ようこそ、紅魔館へ…歓迎するわ…」
「私がこの館の主…レミリア・スカーレットよ」
両手を顔の下で重ねてそう答える
「お招き頂き感謝致しますわ…スカーレット嬢…ご存知かもしれませんが、私はこの幻想郷の管理者…八雲紫でございますわ…」
そう静かに自己紹介をする紫
「それと、後ろの者たちは私の協力者であり、先住民の方達ですわ…」
そう言って簡単に勇儀達の事を説明する
「フフ…妖怪の賢者…八雲紫…そう畏まらなくても大丈夫よ…むしろ御礼と感謝をするのはこっちなのよ…ありがとう…アイツらを片付けてくれて…」
レミリアは軽く頭を下げる
「形はどうであれ…攻撃をしてきたのは貴女方の部下であって何故…御礼を言われるのかしら…」
先程の態度とは別で鋭い目で敵意を向ける
「それは説明させて貰うわ…私達の本当の目的は純粋な移住だったの…けど、何処で嗅ぎつけたかのか余計な奴らがついてきたの…奴らは私に使えながら、虎視眈々と私の地位を狙っていたのよ…」
静かに説明し始めるレミリア
「でも、ここに住んでいる家族は違うわ…美鈴もその1人よ…だからこそ、そんな考えてる奴らがいる所とは縁を切りたかったのだから奴らが着いてきた時は焦ったわ…」
深く息を吐き、しばらく沈黙した…そして
「でも私は運命を見て、奴らの考えてる事を利用させて貰ったの…形はどうであれ…奴らがいなくなればと思ってね…ここまで大事になるのも解っていたわ…ごめんなさい…だから、責任は私1人で取るわ…私の家族は関係ないの…」
レミリアは頭を下げる
「お嬢様!?」
美鈴は驚き、慌ててレミリアの傍により
「駄目です!!お嬢様だけが責任を取るなんて!!」
必死にうったえる
「いいえ…美鈴、家族の為だとは言え…この世界の日常を脅かしたのは…許せないこと…」
静かに答える
「しかし…」
「その心配は無用です…レミリア・スカーレット…」
紫が静かに喋り出す
「確かに、貴女方のした事は許せないこと…だからこそ、一定期間この館の周りに結界を貼らせてもらうわ…でも、外には出れるから大丈夫よ…館だけが見えなくなるだけのものだから…今回の罰と言うことで…」
「どうしてかしら…下手したら、この世界が壊れてしまうかもしれなかったのよ?」
レミリアは疑問に思って質問した
「それは簡単…幻想郷は全てを受け入れる、それはとても残酷な事…敵意が無ければ尚更…だから、貴女方を歓迎するわ…レミリア・スカーレット…」
敵意を消し、この世界の移住者に歓迎の言葉を言う、管理者の姿があった…
「よかったですねぇ!!お嬢様!!」
美鈴は嬉しさの余りレミリアに抱きつく
「ちょっ///!!美鈴やめなさいっ///!!」
ビックリしながら赤くなるレミリア
「あ!!そうだ!お客様の皆さんにお茶を出さなければ!!」
美鈴は気づき
「な…なら準備しなさいな…美鈴…」
「かしこまりました!お嬢様に頼まれたお茶菓子も沢山用意したので!!」
美鈴爆弾投下
「ちょっ//!?」レミリア真っ赤
「では!!紅美鈴!!いって準備して参ります!!」
(しゅたたたたっ!
「……あらあら♪…」 にっこり紫
「まぁ…その何だ…」苦笑いの勇儀
「あたしは酒がいいなぁ…」呑気な萃香
「うぅうーー!!」(カリスマブレイク!!)
そんな事が起きた後
「話が終わったのなら…私はここで帰らして貰うわ…」
幽香が背を向けて扉に向かって歩き出す
「待ってちょうだい…風見 幽香…」
すると、声がかかる
「何か私に用でもあるのかしら?吸血鬼さん?」
後ろを振り向き声の主を睨む
「レミリア・スカーレットよ…名前ぐらい覚えて欲しいものだわ…」
呆れながら言うレミリア
「別に貴女の名前何かは興味はないわ…これ以上、私を止めるなら…後悔するわよ…」
レミリアに対して凄まじい殺気を放つ
「ふふ…そう、怒らないでちょうだい…貴女とは仲良くしたいと思ったのよ…気分を害したのなら謝るわ…」
殺気を受け止めながらレミリアは話始める
「これだけは言っておくわ…私の運命は…
「なんの事?」
「さぁ?」
「…そう…ふふ…」
鬼2人はなんの事か分からなかったが紫は何となく理解し、自分でも確かめようと考えながら幽香に目線を流す
その言葉に幽香は
「私は貴女と仲良く関わって行くのはお断りだわ…」
そう言い残し、扉から出ていく
彼女の耳は興味が無いことは反応せず、頭は記憶もしなかった
「貴女が断っても…
レミリアは椅子に座り直しポツリと一言
「私と似た
その場にいる他の三人には聞こえない声で呟いた
幽香は今回の一件で改めて考え直し
幽鬼に対して思う愛情
そして強く思う、誰にも取られたくないという
独占欲があると言う事を気づいた
幽香が帰った後、残った3人はお茶(酒)と茶菓子を楽しみ
紅魔館は妖怪の賢者 八雲 紫によって結界を貼られ
霧の湖からその姿を消しこの異変…吸血鬼異変は終着した
いずれ来るその運命の日を待ちながら
縁が繋がり合う人物達を待ちながら
静かに待つのだ
次回からまた幽鬼の話が進みます
中々の書けないので、しばらくお待ちください
ここまで読んで下さりありがとうございます!