幻想複愛物語   作:亜麻乃

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どうも、亜麻乃です
やっと導入が終わり、本編が始まる

と思います…

タイトルで察していると思いますが…
( -∀-)主人公は一体どんなチートハーレムができるのか…
(ΦωΦ)フフフ・・まぁ、既に1人は…フフ…
欲に素直になりましょう( ゚∀゜)フハハ八八ノヽノヽノヽノ \


(´・ω・`)甘々に書くのが難しい


自分自身の能力…孤独な魔女との出逢い

 

やぁ…俺は幽鬼…今俺は真っ暗な空間にいる

いや…ちょっと待て何かデジャブなんだけど…

………とりあえず、思い出そう

えーと…やっぱりお昼の時間に帰らなかったペナルティで一緒に寝ることになり現在進行形で寝てたはずなのだが…

 

「ふと目が覚めたら真っ黒…なんなんこれ…」

 

「……え…本当に1人?」

 

そう、彼は1人なのだ

真っ暗な世界にポツリと残され…

 

「おい…この流れ…」

 

だが、彼は諦めない!

 

「おい…コラ…」

 

彼はここから立ち上がるのだ!!

俺の冒険はこれからだ!! <~完~>

 

 

「勝手に終わらすな!!このダメ野郎!!」

 

「(・ε・` )ブー…ママに久々に会ったのにそれは酷いよ〜?」

そこには久々の登場、代理人(母)がいた

 

「ちょ…なんで、あんたが母親を名乗るんだよ?」

 

幽鬼は困惑し始める何故、親と名乗って出てきたのか

 

「ん〜?だって幽鬼ちゃん産み落としたの私だもん♪

 

「(゚д゚)ハァ?」

とんだ爆弾発言に幽鬼は固まる

 

「あれ〜?聞いてなかったの〜?」

首を傾げて不思議そうに言う代理人

 

「聞いてない!!初めて知ったわ!!」

ツッコミが響く

 

「ねぇねぇ♪ママって呼んでよぉ♪」

全力のスルーをする

 

「呼ばねぇよ!話聞けよ!!」

全力否定

 

「じゃぁ…幽鬼ちゃんにある能力とか起きている事教えてあ〜げない〜」

さらっと目的を言う

 

「いやいや!それは教えてくれよ!」

聞き捨てならない事を言った代理人にさらにつっ込む

 

「え〜…親の事をお前とか言う悪い子にはママ教えなぁい♪」

と、代理人は背を向ける

 

「ぐっ…」

「あぁ〜あ…どうしよっかなぁ〜…帰っちゃおうかなぁ〜…」

背を向けたまま言い始める代理人

 

「ぐぅっ…………」

 

「ん〜〜?」

 

「わ、わかったよ…でも頼むから母さんで許してください…」

頭を下げる幽鬼

 

「え〜…もぅ…しょうがないなぁ〜…でもぉ♪いつかママって呼んでね♪」

どうやら許されたようでコッチに身体を向けた

 

「勘弁してくれよ……で、さっき…か…母さんが、言ってた俺の能力って何だ?」

幽鬼は先程、代理人が言ってた事に質問をする

 

「とりあえず、もう幽鬼ちゃんが産まれて…15歳位になってるんだけど…もうその(程度の能力)は発揮させてるんだよ」

 

「うん、それが1番聞きたい奴だ…どんなのなん?」

 

「え〜と、縁を操る程度の能力て言うんだ♪」

 

「円?え…お金?」

 

「違うよぉ…縁!!ほら、縁結びとかの縁だよぉ」

 

それを説明されるが余計に幽鬼は頭を悩ませる

「縁って…何か凄いのか…よく分からないんだけど…」

 

「幽鬼ちゃん…例えば貴方の知る子で、運命をどうにか出来る子がいないかしら?後はその物の境界をいじれるとか?空間に永遠を創る」

 

「え…あぁ…うん…大分いるね…」

幽鬼は思い当たる能力持ちが頭に浮かぶ

 

「その子達は繋がりをどうにか出来るからこその強さを持つの…空間に伸びる糸を紡いだり、別けたり、手繰り寄せたり」

 

「縁は人、物、空間に蔓延る、繋がりその物と言ってもいいほどの凄い物なの…分かりやすく言うと…縁結びで繋いだものは運命になる…欲しい物にも縁があれば手に入る事が出来る…行きたい場所に行くのにも何かの縁があれば行くことがある…縁は色んな所にあるの」

 

「今の幽鬼ちゃんも頑張れば視えるかも…ほら、意識を集中してみて?」

 

「えぇ…」

いまいち信じていない幽鬼

 

「…………(スッ」

無言の笑顔で拳を握る代理人

 

「わ…わかったよ…だ、だからその拳収めてくれよ…(汗)」

焦って代理人(母)に言われた通りに意識を集中する

 

しばらくすると…うっすらと線の様な物が見え始める

幽鬼はそれを目で追うと代理人と自分自身に繋がってるのがわかった

 

「あ…これか?」

幽鬼はそう言って代理人に顔を向ける

 

「幽鬼ちゃんの目に見えてるのが縁…として私と貴方を繋ぐ親子の縁だよ♪どの位の濃さだった?ワクワク♪」

わざわざ口で言いながら聞いてきた

 

「えっと…薄い白だった…」

 

「ん?………あはは♪ごめんね♪もう1回言ってくれる?」

 

「薄い白線だった」

 

「…………(꒪д꒪II」

明らかにショックを受けている

 

数分後

 

 

「うん…しょうがない、一緒にいる期間が短かったからね…うん…」

代理人が1人ブツブツと喋り初めて数分がたった

 

「あ、あのさ…母さん…そろそろ他の事を教えてくれないかな?」

話が聞けないので幽鬼が切り出す

 

「うん…私は幽鬼ちゃんのお母さん…大丈夫、大丈夫…ヨシ!」

何とか立ち直ったようだ

 

「ごめんね?ちょっと予想が外れちゃったからショックが大きかったの…大丈夫、私は幽鬼ちゃんのお母さんだから…うん、…あ、えーと能力の説明の途中だったね…とりあえず、幽鬼ちゃんの努力次第でその能力は強くなるよ、後、幽鬼ちゃんが視えた線が人との縁!濃さと太さとかで違いが解るよ…多分…後は幽鬼ちゃん自身でどう使うか気づいていかなきゃなんだよね…」

 

 

「え、それだけしか教えてくれないのか?」

幽鬼は焦る

 

「その能力はあくまでも幽鬼ちゃん自身の事だから、余り干渉しちゃダメなの…私は親だけど、傍観者だから…ごめんね」

申し訳なさそうに言う

 

「いや…わかった、努力して、それで分からないのであれば…そこまでの男だったと言う訳だ…足掻いて見せるよ…」

幽鬼は自分の能力をものにしようと決意する

 

「ふふ♪流石幽鬼ちゃん♪女の子1人攻略しちゃう位だから大丈夫よ♪」

 

「あ…それなんだけど…どうして、人を好んで干渉をしないユウ姉(幽香)が俺に対して態度が変わったのかな?」

幽鬼は幽香のベタ甘態度になったのを不思議に思ってたので聞きたい事であった

 

「多分だよ?幽鬼ちゃんの能力と元々持っていた体質が上手く絡み合ったんだと思うんだよね…」

腕組みしながら頷き

 

「体質?」

首を傾げ

 

「幽鬼ちゃんは懐かれやすい…?好かれやすいかな?まぁ、そんな感じな体質があるんだよ…私にはわかる♪…んで、元々あったそれが幽鬼ちゃんの能力とガッチリハマった感じだと思うよ〜?、幽鬼ちゃんはこれから先、色んな子と縁を結んで行くはずだから頑張ってね♪」

ウィンクして何か意味深な感じに聞こえた

 

「イヤイヤ…言い方…縁を結ぶじゃ…ねぇ?」

困惑しながら幽鬼は言う

 

「え、根本的な縁は恋愛の縁が濃いからね?」

すんなり爆弾投下

 

「ぶっ!?」

 

「お母さん♪孫の顔が早く見たいわ♪ズッコンバッコン頑張ってね♪」

すげぇ事を平然と言う代理人(母)

 

「アホか!!何言ってんだ!!」

 

「おや?そろそろ時間のようだ!!じゃ♪頑張ってね♪」

辺りが明るくなって、代理人が幽鬼を背にして歩き出す

 

「ちょ!?まだ話は終わってないぞ!?おいコラ!?」

走り出し追いかける幽鬼

 

「大丈夫♪貴方の事はちゃんと見守ってるから♪」

「親子の縁は切れないから♪」

先程見た時のより、代理人(母)との縁はハッキリと繋がっているのが視えた

 

「私は代理人…1人の神…のつ…かい……ク…ヒ…ノ神…の」

段々と消えていく声

 

「待ってくれよ!!!」

そう言った瞬間、幽鬼自身も光に包まれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「縁を深く結ぶ子が異性だと、視える縁に何かあるかもね…♪」

最後のアドバイスだけはっきり聞こえた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ま…まって…うぁ?」

目が覚めるといつものベットに寝ていた

窓の外から鳥のさえずりと朝日が差し込んでいた

 

(夢…でも…うーん…)

うっすらと目を開き考えようとするが

 

 

 

 

 

ムニュ

 

 

 

 

 

(ん?)

意識がそちらに向く

 

 

ムニュ…フニュ…

 

先程から右手に柔らかいマシュマロの様な感触が伝わっていることに

 

(…………)

 

幽鬼は1回思考を止めて、ゆっくりとその感触が伝わる方に視線を向ける

 

(大丈夫だ…まだ、慌てるような時間じゃない…)

冷静を装っているが自分がやらかした事実を受け入れたくないが…事実を確認しなければという好奇心が…同時に働き混乱し始める

 

ゆっくり、ゆっくり視線を右手に向けると

 

 

 

 

 

「んぅっ…//華ちゃんっ…//朝から…大胆ね♪」

 

 

 

 

 

顔をほんのり赤に染めている幽香の顔があり

 

 

少し視線を落とすと

 

 

 

幽鬼は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽香の(B:87)を右手で鷲掴みしていたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝のハプニングから昼過ぎ

 

幽鬼は森に近い花畑(幽香の所有地範囲内)

 

 

「ふぅ…こんなもんかなぁ…」

幽香と(原作キャラの原型が全くない程に甘くなった幽香が幽鬼にアーンをする、しないの攻防あった)お昼を食べた後に

 

午前中からの続きの作業である肥料巻きをしていた

長いこと、この太陽の畑で作業しているがやはり広くて1人で終わらすのは中々の骨である

 

「あぁ〜…腰がァ〜…」

幽鬼は背伸びをして、軽く腰を叩く

 

 

すると

 

 

ガサガサ…ガサガサ…

 

「うん?」

 

森の草むらが不自然に揺れだした

 

「妖怪…か?」

すぐ様、草むらの方に意識を向けて警戒する

 

(う〜ん…ここ最近、何も無かったから…怪しいと思ってたけど…弾幕ごっこで何とかなる相手かなぁ?)

 

太陽の畑は幽香の「華ちゃん安全防衛ライン」と言う幽鬼の知らない所で働く植物達があるのだが、ごく稀におこぼれが突破する事があり、現れるのだ

 

(まぁ…いざとなったらユウ姉が飛んでくるか…)

安心安全ゆうかりんである

 

ガサガサ…ガサガサ…ガサガサ!!

 

こちらに近づいているのか草が激しく揺れる

 

 

ガァサァ!!!

 

草むらから何かが出てきた

 

(さぁ…こい!!)

幽鬼は構える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シャンハーイ」(ヒョコ

 

 

 

 

 

 

 

「へ?」

 

 

 

 

数分後

 

幽鬼は一体の人形と目があっていた

 

 

「シャンハーイ?」

首を傾げる人形

 

幽鬼はその人形が何なのか分かっていた

 

(しゃ…上海!?あれ!?何で!?)

 

その人形の名前は上海と言う登場キャラの1人が連れている人形の一体なのだ

 

(え…てことは…彼女がいる?)

幽鬼は辺りを見回すが肝心な彼女が居ないのだ

 

(え〜…どうしよう…)

幽鬼はどうしようか考えようとしたら

 

「シャンハーイ…」

急に上海の元気がなくなりその場に、座ってしまった

 

それを見た幽鬼は気づく

「そうか!魔力が少くなっているんだ!?…ど、どうするか…うーん…悩んでても仕方ないか、上海が居ると言うことは彼女も近くで探している…」

上海が現れた草むらの奥に続く森の方に目線を向けて

 

「よし!」

何かを決意し

 

ゆっくりと上海のそばにより、しゃがみ

 

「大丈夫?はぐれたんだよね?」

と話をかけてみた

 

「シャンハーイ…」

小さく頷く

 

「言葉は理解してるね…じゃぁ、君の落とし主を一緒に探して上げるよ」

幽鬼は両手を差し出す

 

「シャンハーイ…♪」

上海人形は幽鬼に飛びつき抱えられる

 

 

「さぁ…て、行くか…」

幽鬼は上海が現れた草むらの方に歩き出した

 

 

 

 

 

所変わって幽香の家

 

「フフ♪今日の夕ご飯は何がいいかしら♪」

ルンルン気分で夕飯の支度をしていた

「朝の事は不可抗力だったのは解ってるけど…フフ♪華ちゃんが…フフ…本能的に私の身体を求めた…フフ…♪」

身を捻りながら、時たま悶えながら支度していた

 

 

 

が…

 

 

 

「ん…?」

さっきまでの雰囲気が切り替わり、鋭い元の幽香に戻る

 

「華ちゃんの…気配が離れた…」

準備をしていた手を止めて、窓の外に目を向ける

 

「……他に気配はない…連れ去られた訳じゃない…」

ゆっくりとドアに近づき、扉を開け外にでる

 

「華ちゃん自身で…離れたのかしら…」

日傘をさし、空を見上げる

 

「フフ♪ダメよ…華ちゃん…ワタシカラ…ハナレチャ…」

ハイライトが消えた目を覗かせ、空に飛び上がる

 

周りの気配を探りながら愛しい子を探し始める

 

 

 

 

 

 

そんな事つゆ知らず

 

 

 

 

幽鬼と上海は森の中を歩き回っていた

 

「あかん…迷ったな…」

「シャ…シャンハーイ」

 

迷っていた

 

「あ〜…考えて見れば…太陽の畑からこの歳になるまで出たことなかった…」

遠い目をして空を見上げる

 

「シャンハーイ…」

 

「ごめんよ…余計なお世話しちゃって」

幽鬼は元気の無い上海に謝る

 

「シャンハーイ!!」(ブンブン

首を横に振り、必死に大丈夫とアピールする

 

しかし、周りは深い森

土地勘のない幽鬼には不味い状況であり、妖怪の格好の的になってしまう

 

「参ったなぁ…」

目線を上海に戻し、考える

 

「シャンハーイ…」

上海はどんどん元気を無くしてしまう

活動力である魔力が少なくなっている証拠だ

 

「魔力を補給しないと…このままだと………ん?補給…」

幽鬼は引っかかった

(補給…は要するにエネルギーを供給する…供給するには…)

 

 

 

 

 

 

(管が必要になる!!)

(管は繋がる…上海は常に繋がれてるのであれば…追える!)

 

幽鬼は自身の能力を教えて貰ったことを思い出し

早速、あの時と同じように意識を集中して上海を見つめた

 

 

 

 

 

「シャンハーイ?」

見つめられて上海は不思議そうな顔をする

 

 

意識を逸らさず見ていると、上海から伸びる縁が視えた

 

(よし!視えた!)

 

伸びる縁を目で追うと一定の方角に伸びていた

 

(これでもう大丈夫かな…ん?)

よく見るとその縁は左右に少しずつ動いていた

 

(多分…彼女も上海を探しているんだろう…早く会わさてあげなくちゃ!)

幽鬼は視える縁を辿り始めた

 

「上海、安心して?もうすぐ会えるから!!」

「シャンハーイ♪♪」

進み始めた方向に何か感じたのか上海は嬉しそうに笑った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽鬼と上海が出会って間もなくの人里

 

「こうして…勇者はお姫様を無事に助け…2人は結婚し幸せに暮らしましたとさ…めでたし、めでたし♪」

と言って人形劇を終わらす

 

金髪ショートの女性…見た目は普通の人に見えるが

 

 

 

彼女はアリス・マーガトロイド

 

こことは別の世界、魔界出身の魔女である

 

フリルの付いた白、青のドレスに腰にリボンのベルト

お人形さんの様な服である

 

魔法を扱う程度の能力、人形を操る程度の能力を扱える

 

今は魔法の森に住んでいて…定期的に人里に来て、人形劇をしに来るのだ

 

「おねーちゃんおもしろかったよー!」

「おひめさま、たすかってよかったー!」

「ぼくもゆうしゃみたいにつよくなりたいなぁ…」

子供達がそれぞれ感想をアリスに言い始める

 

「ありがとう♪」

笑顔で答えるアリス

 

「でも…きょうはおにんぎょうさんとあそべないんでしょ?」

1人の女の子が残念そうに言う

 

「ごめんね…今日はこれから用があるから早く帰らないと行けないの…また、次遊ばせてあげるわ」

しゃがんで女の子に優しく言うアリス

 

すると離れた所で見ていた子供達の親が近づいてきて

 

「ほーら、お姉ちゃんは早く帰らなきゃだからバイバイしなさい…?今日もありがとうございました」

と優しそうなお母さん

 

「また次の機会があるんだ!その時まで楽しみに取っときな!アリスちゃん毎回あんがとな!!」と元気のあるオヤジ

 

 

それぞれアリスに感謝を述べる

 

「いえいえ、それでは」

アリスは軽くお辞儀をして、人里の入口を目指し歩く

 

 

「おねーちゃん!!たのしみにまってるねぇー!」

子供達の声に見送られながら

 

 

 

 

 

 

 

 

人里の入口に着くとアリスの顔に焦りと緊迫した雰囲気が見て取れる

 

「急がなきゃ…蓬莱?」

 

そう名前を呼ぶと

 

「ホウラーイ!!」

アリスの持っていた人形が閉まってある鞄から人形が飛び出してきた

 

「やっぱり時間がかかってしまったわ…さぁ…蓬莱、上海を探しましょう?」

 

「ホウラーイ!!」

 

アリスはそのまま人里に来た時に使った道を飛び始めた

 

彼女は落としてしまった…

大切な、大好きな人から貰った二体の人形の内、一体を人里の来る途中で…

 

(こんな事絶対に起きないのに…)

幻想郷での落し物は拾われて売られるか…壊されるか…

 

前者はまだ何とかなる可能性がある…しかし後者になると話は別だ…

人形の一体二体位どうだと思う人はいるだろうが彼女にとって人形は友達でもあり家族だ

 

異界の自分に深く関わろうとする人物は、この幻想郷に殆どいない…まぁ、人間あがりの魔女とは慣れ浸しいが…それだけである…

 

人里の人たちも結局、魔女と人間と言う壁がある

そんな、アリスの支えが人形だ、特に「上海」と「蓬莱」はアリスの育ての親の贈り物でもある

 

彼女の目指す、「生きている人形」それの完成に近い形が…「上海」と「蓬莱」である…

手塩にかけて出来た、アリスの宝物

 

しかし、「生きている人形」に近いだけである

 

上海も蓬莱も意志の疎通が出来て、表情が出るが…アリスの目指す「生きている人形」には程遠い…

 

この2体には定期的に魔力を与えなければならない…永久機関が存在しないのだ…魔力を与えなければ動かなくなってしまう…その間に壊されてしまえばそれまでなのだ…

 

 

 

「絶対に見つけてなきゃ!!」

アリスは日が落ちても探すことを決心した

 

「ホウラーイ!!」

蓬莱にも伝わったのか、元気よく答えた

 

 

 

 

数十分後

 

 

 

 

地上に降りてからしばらく探していると

 

 

「ホウラーイ!」

蓬莱が声をあげた

 

「どうしたの?蓬莱?」

すると

 

ガサガサ…ガサガサ…

 

草を掻き分ける音が響く

「蓬莱!構えて…!」

「ホウラーイ!」

アリスは戦闘態勢になり、蓬莱も続く

 

ガサガサ、ガサガサガサガサ!!

 

音は大きくなっていく

 

アリスに緊張が走る…つい最近、弾幕ルールと言う物が出来たらしいが未だに根付いている範囲は限られている

 

もしかしたら、本当に戦闘になるかもしれない…

そんな事を考えて、冷汗が垂れる

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間

 

 

 

 

 

ガサっ…

 

「うぉ?」

「シャンハイ?」

 

見知らぬ少年と探していた上海が草むらから顔を出した

 

 

 

 

 

数分間の間

 

 

「あ…ど、どうも…」

見知らぬ少年が声を掛けていた

 

 

「あ…はい…どうも…」

「ホ…ホウラーイ」

お互いに変な接触になった

 

すると

「シャンハーイ♪」

上海がアリスに飛び込んできた

 

「上海!!良かった!無事だったのね!」

「シャンハーイ♪」

上海を抱きしめるアリス

 

 

「あー…良かった…見つかって…」

その声の主の事を思い出し

慌ててそちらに向く

 

「ご、ごめんなさい//!私ったら安心して//!」

改めて少年を見る

 

「いえいえ…自分も迷子のその子をちゃんと届けられて良かったですよ」

笑顔で答える少年

 

見た目は同い年か年下風に見えるがアリスにとって寿命が違うので余り関係ない

 

顔は普通に整っていて、黒髪ショートの普通の少年だった

 

「貴方…人里の人?」

アリスが質問をすると少年が

 

「あー…自分、人里に訳あって住んでないんですよ…」

頬を人差し指で掻きながら、苦笑いで答える

 

「えぇ?じゃぁ…貴方妖怪か何かなの?」

人間が人里以外で住むことはほぼ不可能に近いので自然とそんな質問が出る

 

「あぁ〜…何て説明したら…」

少年は困り始めてしまった

 

「あぁ!!ごめんなさい!変な事を聞いてしまって…野暮っだったわ…」

 

 

 

そして、アリスは不思議に思った

 

(何で…私は、この子に…興味を持ったのかしら…)

 

アリスは人嫌いでは無いが、自分から親しくなろうという行動はしない、寧ろ何か起きた時に巻き込まれないようにするため

極力、一人で行動している(たまに、近所の魔女に絡まれるが)

 

だから、アリスは自分自身が人に対して質問を投げかける行為に何かされたのではと軽く警戒心が出できてしまう

 

 

「いえいえ…お互い初対面ですし…それにとても大切な子との再開でしたので仕方ありません…」

少年は軽く笑いながら言う

 

 

 

「あっ…」

アリスは気づく

 

先程から少年は上海の事を「物」扱いをしていない事に

初対面での人の反応は大抵、「物」扱いするが…

少年は「迷子」と「大切な子」と言って、「物」として扱っていない

 

 

「何で…貴方は、この子を物扱い…しないの?」

自然とそんな言葉が出てしまった…

でも、知りたかった…

 

少年はすんなり答えた

 

 

「え…その子達は生きてるんですよね?…だったら…モノ扱いは失礼ですよね…?

 

アリスは驚いた…

近所の魔女のアイツでさえ最初は上海達を物扱いした…

今は変わって物扱いはしないが…

 

接した時間はどうであれ、アリスは少年に特別な何かを感じ取っていた

 

「そ…そうなの…そういえば…お礼を言ってなかったわね…ありがとう…私の大切な家族を見つけてくれて…」

アリスは改めてお礼を言う

 

「いえいえ、当然の事をしただけです」

少年はそう答えた

 

「自己紹介をしてなかったわね…私はアリス・マーガトロイド、貴方が連れてきた子が(上海)でこっちが(蓬莱)よ」

 

「シャンハーイ!!」

「ホウラーイ!!」

 

それぞれの自己紹介をするアリス

 

 

「あ…そういえば、自分もしてなかったですね」

少年は自分の番だと名を名乗ろうとした

 

「自分は風ばnっ…(ミィツケタァ♪)

 

「えっ…?」

 

その瞬間何かが空から勢いよく降りてきた

 

 

ズドォォオオオン!!!

 

衝撃波が生まれ、辺り一面に砂埃が舞う

 

「キャアァ!!」目を腕で覆う

「シャンハーイ!!」必死にアリスにしがみつく

「ホウラーイ!!」 同じくしがみつく

 

「えっ!?ユゥnっ!!(カエリマショウ♪)

そう声が聞こえた瞬間

 

 

シュダーン!!

 

 

再び地響きが鳴る

 

 

 

「う…くぅ…??」

土埃と地響きが収まり目を開ける

 

少年の姿は無かった

 

その変わり…その場所にはクレーターが出来ていて先程の衝撃の凄さを物語っていた

 

 

「シャ…シャンハーイ…」悲しそうにする上海

「ホ、ホウラーイ!」その上海を慰める蓬莱

 

「何だったの…今のは…でも、あの声は…」

アリスは一瞬何が起きたのか理解出来なかったが、

聞き覚えのある声を聞いた

 

「…風…見……幽香…何で貴女が…彼を…」

アリスは人里にたまに来る彼女とは面識はあった

しかし、自分が知っている限り…

花や植物にしか興味を持たなかったはずだ…

ましてや、自分より弱い人間など眼中に無い

 

「本当に…どうして…」

アリスは見上げる、幽香が彼を連れ去った空を

 

「名前…聴けなかったわね…」

ポツリと見上げたまま、悲しそうに言う

 

「シャンハーイ…」

「ホウラーイ…」

アリスのそばに寄る上海と蓬莱

 

 

静かな風がその場に吹く

 

 

しかし

 

 

 

彼と彼女達はまた会うだろう

 

 

 

 

 

 

 

縁は繋がったのだから

 

 

 

 





こんな感じです…
不安なんですが…ちゃんと話になってますよね?
( ゚д゚)ハッ!変態の考え方になってます


テンションがおかしくなってます
ご了承ください…

ここまで読んでくれてありがとうございます!
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