幻想複愛物語   作:亜麻乃

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( ºωº )ヌーン←制作中

( ゚∀ ゚)ハッ!←制作完了


ちょっと長いです
以上です

続きどうぞ


紅霧異変 後編 (寂しがり屋の吸血鬼)

 

 

「こちらの棚が幽鬼さんでも普通に読める書籍になってますね…まぁ、数はそこまでありませんが」

小悪魔に連れられ、幽鬼でも読める本のある棚まで案内された幽鬼

 

「いえいえ…充分数ありますよ、これ…」

小悪魔は数は無いと言ったが、普通に読むとしたら生きている内に読み切れない量の本が棚に並んでいる

 

「そうなんですかね…?あ、でも人間さんだとそうかもしれませんね…すみません、感覚がズレていて(汗」

小悪魔が申し訳なさそうに言う

 

「あ!すみません!余計な事を自分が言ったせいですから気にしないでください」

慌ててフォローする幽鬼

 

「ふふ♪大丈夫です♪幽鬼さんて優しいですね♪」

ニコッと笑みを見せる小悪魔

 

「あはは…所で…この棚のジャンル事になってるんですか?なってるのであれば簡単に教えて貰ってもいいですか?」

流石にこの量を1から探すのは時間がかかるため、簡単にジャンルがどのようになっているか分かれば、そこら辺を適当に探すつもりの幽鬼

 

「あ!そうですね!えっとですね、そこっ…きゃっ!?」

説明を始めようと小悪魔が本棚の方に向いた時足が縺れ倒れそうになる

 

 

「っ!?」(ガバッ!!

 

 

「〜っ…ん…あれ?」

いつまで経っても来ない衝撃に疑問に思い目を開けると

 

「大丈夫ですか?」

目の前に幽鬼の顔があった

 

「ひゃっ///!?」

どうやら腰に片手を回し、支えてくれた様だ

その流れて自然と向き合う形になってしまった

 

「あわわっ//」

慌てふためく小悪魔

 

「おっと…すみません、立てますね?」

ゆっくりと小悪魔を立たせる

 

「は、はひ…あ、ありがとうございます…//」

真っ赤な顔になる小悪魔

 

「あれ?顔真っ赤ですけど…大丈夫ですか?」

顔色を見て心配する幽鬼

覗き込むように聞いてくる

 

「ひゃい!?大丈夫れふぅ///!」

小悪魔はドキドキし過ぎて上手く呂律が回らない

 

「ちょっと…じっとしてくださいね…?」

幽鬼の顔が近づく

 

「ぴゃっ!?」

 

その瞬間

小悪魔のおでこに幽鬼のおでこが触れる

どうやら顔が赤いので体温の差を見ているようだ

 

「熱は…少し熱いですね…」

幽鬼は目を閉じて真面目に熱を感じているが

 

「〜っ//〜ッ//!?」

小悪魔は目を見開いたまま固まっている

何故か身体が小刻みに震える

 

すると

 

「だ…だ…大丈夫ですからぁぁぁ///!!」

我慢出来なかったのか小悪魔は逃げてしまった

 

「あ…大丈夫かなぁ…結構暑かった様な…」

この男、無自覚である

 

「でもあれか、人より体温高いのかもしれないしな…パチュリーの使い魔だし…公式に載って無かっただけかもな…さて、本探すか…」

ふっと本棚の方に視線を向けるが

 

「あ…ジャンル教えて貰ってねぇや…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁっ…//はぁっ…//」

少し離れた本棚の影に小悪魔は持たれ掛かっていた

 

「うぅ〜…すごいよぉ…あの人///」

そのまましゃがみこむ

 

「忘れていた感覚が…うぅ…パチュリー様の応援するって決めたのに…//」

小悪魔は何か身体が疼いていた

 

「うぅ…//あの人…天然の魅惑(チャーム)持ちだよぉ…//忘れていた…忘れたはずなのにぃ…//」

 

モジモジと太ももを擦り合わせながら

何かを押さえ込んでいる

 

しかし

 

「…………疼いちゃった…」

顔をあげた小悪魔の目はいつもの穏やかな感じではなく

本物の悪魔の目に…

 

 

それも

 

 

男の精を糧に生きる悪魔

 

サキュバス

 

その者だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こ〜あ〜く〜まぁ〜??

 

その瞬間、ドス低い声が響く

 

 

「ぴゃい!?」

小悪魔はその声にビックリする

 

随分…彼と仲良くなったみたいねぇ〜…

冷たく静かに聞こえるその声の主

 

「あわわ…(ガタガタ)」

先程の雰囲気が無くなり顔が真っ青になる小悪魔

ゆっくりと声がする方に顔を向けると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<●><●>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瞳孔が開いた小悪魔の主と目が合った

 

 

 

「パパパっ…ぱ、パ…!ち、ちっチュっリーさっま…!?」

恐怖で口がガタガタと震えている

 

言い訳は…必要無いわ…貴方は応援するとか言っといて…裏切ったのだから…何故?どうやったらキスに持ち込んだの…

パチュリーは心配になり様子を見に来てたようだ

しかしそれがいけなかった

 

丁度、目撃したシーンが幽鬼と小悪魔の顔が重なる所でだったのだ(おでこをくっつけただけ)

パチュリーのいた角度と見えた位置がいけなかった

 

恥ずかしいからか…すぐ離れたけど…私は見てたし…現に貴女はここで1人悶えている…

パチュリーは最初は疑ったが、小悪魔の状況で確信に変わったらしい

 

「あわ…あわわわわ…ごっ…誤解ですぅ!!パチュリー様ァ!!私が転びそうになったのを幽鬼さんが支えてくれて、私が顔が赤いと言っておでこで体温を調べただけなんですぅ!!」

小悪魔は必死に訴える

 

 

 

だが…それがいけなかった

 

 

 

 

 

 

 

私より先に…そんなシチュエーションがあったのは間違いないって訳よね??

 

 

 

 

「あ…」

 

小悪魔は忘れていた

 

「えっ…とぉ…」

 

パチュリーが恋愛小説を読みまくっている事を

 

「あの…不可抗力…と言う…」

 

憧れのシーンがある事を

 

「たまたま…なんです…」

 

そのシーンのシチュエーションがまさに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小悪魔がさっきやられた事だった事を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「許してくださぁぁぁぁぁいぃぃぃ!!」

 

 

 

 

 

 

「火水木金土符・賢者の石!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その直後爆発音と断末魔が轟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぉ!?なんだ?」

小悪魔がいなくなったので自力で本を探している幽鬼は爆発音にビックリした

 

「だ、大丈夫なのかよ…この館…」

まだ誰かが弾幕勝負を始めたのだろうと思った

(パチュリーの圧勝)

 

「それにしても…色々とあるなぁ…うーん…読む前に終わりそう…(汗」

幽鬼は膨大な数の本に圧倒され困惑していた

 

「もっと簡単な本は…んっ?」

その時、視界の端に薄暗い扉が目につく

 

「なんだあれ?」

扉に近づいて、ドアノブを回す

 

「あ、開いてる…なんだろ…階段?」

扉を開き覗き込むと薄暗い階段が現れる

 

「さらに地下があるのか……ちょっと覗いて見るか」

幽鬼は薄暗い階段を気をつけながら降りていった

 

幽鬼はこの時完全に忘れていた

この階段の先になんの空間があるのかを

この館にもう1人「彼女」がいた事を

 

 

 

 

 

「こ…これは…」

しばらく階段を降りていった幽鬼の目の前に現れたのは

大きな扉だった、それも普通の扉ではなく所々、破損していてボロボロの状態である

 

「あぁ…まさか…忘れてたぁ…」

幽鬼は扉から何となくだが、ヤバい気配を感じていた

 

冷たく、黒く、刺さる気配

「と、とり…あえず…ひきかえっ…(そこに…いるのは、ダレ?)っ…!?」

背を向けて引き返そうとした時声が聞こえる

身体全身で感じ取るその気配、頭の中で警告アラームが鳴り響く

 

「ゴクリっ…」

幽鬼はゆっくりと声のした方へ顔を向ける

 

「貴方はダレ?」

扉が開いて、その人物が姿を表していた

 

ナイトキャップ被り、実の姉と似た赤い服を着ている

七色の宝石の様な羽が目を引く

この館の主の妹であり

館の最深部に当たる地下の部屋に住まう吸血鬼

 

「ありとあらゆる物を破壊する程度の能力」

 

狂気を持つ、孤独な吸血鬼

 

フランドール・スカーレット

 

 

彼女の姿がそこにあった…

 

 

「あはは…こ、こんにちは…」

幽鬼はぎこちなく挨拶をする

 

アナタだったんだ…

小さい声で呟く、フランドール

 

「えっ?」

反応をする幽鬼

 

 

「フラン…ここで1人なんだ…誰も来てくれない……」

フランが近づいてくる

 

「お姉様も滅多にフランに会いに来てくれないの…」

幽鬼は動けなかった

 

「いつも…1人ボッチ…でも今日は何か違ったの…」

目の前で止まるフラン

 

「ねぇ…私と一緒に…アソボウ…

幽鬼を見る目は狂気に満ちていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃

 

 

紅魔館時計塔

 

 

「全く…なんの因果か知らないけど…アンタ出した紅い霧のせいで、洗濯物が乾かないはずだわ…」

大幣を目の前の黒幕に向ける

 

「はた迷惑なこの異変さっさと終わらして貰うわよ!」

相対する目の前の黒幕に言う霊夢

 

「フフ…もう少し静かな夜を過ごしましょう…私は日光に弱いから、あまり外に出ないのよ…」

今回の異変の首謀者、レミリア

 

「うっさい!!アイツもアタシも困るだけなのよ!黙って退治されなさい!」

 

 

「フフ…♪こんなに月も紅いから…」

「行くわ…こんなに月も紅いのに…」

 

 

 

 

お互いに構える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽しい夜になりそうね♪」

 

「永い夜になりそうね!!」

 

 

 

 

2人の弾幕勝負が始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方魔理沙は

 

 

「なんで…私がこんな事をしなきゃならないんだぜ…」

今まで壊して通った扉の修理をしていた

 

「貴女が壊したのですよ?直して貰うのは当然です…」

傍にはメイド長、咲夜の姿があった

 

「いやいや!壊したのは分かるが、今は異変中だぜ!?霊夢の奴がお前んのとこの主人と戦ってるんだぜ!?せめて、終わってからだよな!?」

扉を直しながら魔理沙はそう叫ぶ

 

「私はお嬢様にこの騒動の中、一度侵入者と相対したら、1回だけ妨害しろとその後は通常業務に戻れと言われましたので…」

黙々と片付けをする咲夜

 

「いやいや!?それもおかしいぜ!?だったら何のための異変だぜ!?弾幕勝負しようぜ!?侵入者目の前にいるぜ!?まだ門番はちゃんと守ってたぜ!?」

魔理沙はツッコミの嵐

 

「美鈴の仕事は当然ですが…私はお嬢様に直に命令されたので、それにお客様を連れて来られた貴女はただの迷惑な住宅破壊者です」

 

 

 

「それを侵入者って言うんだぜぇぇ!?」

 

 

 

その後黙々と咲夜と一緒に片付けをした魔理沙だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場面は地下のフランの部屋に戻り

狂気に呑まれたフランに出会ってしまった幽鬼

あの後どうなったのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フ)「やったぁ♪またフランが大富豪だよ♪」

 

幽)「うげぇ…フランは強いなぁ…(平民」

 

小)「い、妹様…に…また…革命返し…された…(貧民」

 

パ)「………うぐっ…(富豪」

四人で楽しく大富豪をやっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ???

 

 

 

 

 

 

こんな時は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時を戻そう!(`・ω・´)キリッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランと出会った直後

 

 

 

 

アハハ!!マダマダ…イクヨ!!

必死にフランから放たれる弾幕を避け続けていた

 

 

「ぐぉ!?ひぇ!?」

幽鬼は何とか避けきっているが弾幕の密度がどんどん上がっている

 

「マダ!コワレチャダメダヨ!モット…モット!!アソボウ!!」

無茶苦茶な弾幕が展開され幽鬼に迫る

 

 

 

(くっそ!?やべぇ!?何とか!?)

幽香に鍛えられていたとはいえ、実戦はほぼ初めてであり

 

「はぁ…はぁ…くっそ!?」

何より普通の人間、体力が限界に近い

 

 

その時

 

「ぐぉ!?」

ドサッ!!

 

元々あった瓦礫に足をとられ、転んでしまった

 

「しまっ!?」

咄嗟に身体を起こし避けようとするが

 

ドガァーン!!

 

「ぐぁぁあっ!?」

小さな弾幕に被弾してしまう

 

「アハハハハ!!ツカマエ…タァ!!」

隙が出来た所にフランが爪で切り裂く

 

「グハァアア!?」

鋭い痛みが脇腹に走る

 

ドカァァーン!!

 

そのまま部屋の隅に飛ばされ、痛みで動けなくなる

 

「うぐぅ…」

脇腹から血が滲みでる

 

「くぅ…(ここまでか…)」

幽鬼はゆっくりと近づいて来るフランを見て思った

 

 

その時

 

 

(もうイヤ…イヤだァ…壊すのは…)

朦朧とする意識で聞こえた声

 

「うぅ…(この声…フラン…か?)」

幽鬼は何とか意識を保ちフランに目をやる

 

 

モウ…オワリナノ…ツマンナイ…(イヤ!ダメ!)

ゆっくりと近づいて来るフランの声と別に声が聞こえる

 

ツマラナイ…オモチャハ、イラナイ…(もうヤダ!壊したくない!!)

目の前に立つフラン

 

オカタヅケシナクチャ…♪(イヤなの!止まって!!)

 

フランは右掌を広げ、幽鬼に向ける

 

キュット…シテ…(イヤ!イヤァ!!)

右掌が握られるその瞬間

 

 

「ま…待ってくれ!フランドール!!」

幽鬼は大声を上げる

 

ナニ?コワレタオモチャハイラナイヨ?

ピタリと握るのを止めるフラン

 

「最後に壊れた玩具からのお願いがあるんだが…」

幽鬼は痛みに堪えて話続ける

 

「両手の親指と人差し指をくっつけて輪っかを作って見せてくれない?こうやって…」

幽鬼は何とか手本を見せる

 

ソンナノデイイノ?

フランは首を傾げる

 

「そう…そんなのでいいんだ…そしたら…目の前で見せてくれないか?」

 

するとフランは疑いなく言われた通りに目の前で輪っかを作った

 

「あり…がとう…」

幽鬼は意識を集中する

 

 

微かに白と黒の線が手の輪っかを通して一本に繋がっていた

 

「……悪い物とは…縁を切らなきゃ…

静かに言う幽鬼

 

えっ…

 

 

 

 

 

(断縁・エンガチョ)

 

 

 

 

 

幽鬼が片手を振り落とし、フランの手の輪っかを切る

 

 

 

 

「あ……れ……」

するとフランから狂気の雰囲気が消えた

 

「…ふ…フラ…ン…は…」

フランは自分に起きた状況に戸惑っていた

そんなフランを見て幽鬼はふっと笑みをうかべ

フランの頬に手を添えて

 

「こ…これで君は…だい…じょ……う…ぶ…」

ゆっくりと意識を手放した

 

 

 

その直後

 

バーン!!

 

と勢い良く部屋の扉が開かれ

 

 

「ここに居るってしかないわよ!!」

「ひぇ〜ごめんなさい…パチュリー様ぁ…」

パチュリーと煤けた小悪魔がいた

 

「パチュリー!どうしよう!助けて!」

フランは咄嗟に大声を出す

 

「…え…ふ、フラン?」

パチュリーは驚いた

ココ最近、精神の状態が不安定で真面に話が出来なかったはずのフラン

 

だが今の状態は狂気の1つも感じられなかった

 

パチュリー達は幽鬼が図書館から姿を消して、フランの部屋に続く階段の扉の鍵が開けっ放しだったのを発見し急いで降りて来たのだが

 

「一体…な…何が…あったの…」

フランの狂気は何処に…と考え始めたその時

 

「!?っ…パチュリー様!幽鬼さんが!!」

小悪魔がフランの後ろにいることを気づき幽鬼の傍に近寄る

 

「ッ!!!」

パチュリーはすぐ様、幽鬼の傍によりしゃがみこむ

 

「フランが!怪我させちゃったの!」

フランは涙ぐんで訴えた

 

「フラン…貴女…いいえ…一先ず彼の治療を先にしましょう…傷はそこまで深くはないわね…何が布で傷口を押さえて、上に彼を運んで治療魔法をするわ…小悪魔は上の準備をお願い!」

 

「はい!かしこまりました!」

小悪魔は部屋から出て図書館に戻る

 

「私は傷の辺りに簡易的な治療魔法を掛けながら行くから、フラン?貴女は彼を運ぶのをお願いできるかしら?」

パチュリーはフランに頼む

 

すると

 

 

 

「うん!」

すぐ様返事は帰ってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

 

 

「う…ぅ…ん?」

幽鬼が目を覚ます

 

 

「良かったぁ!!目を開けたよ!!パチュリーー!!」

喜び跳ねるフラン

 

「幽鬼さん、大丈夫ですか?起きれます?」

小悪魔が幽鬼に確認する

 

「ぁぁ…だ、大丈夫…です…」

ゆっくりと身体を起こし

 

「あれ…自分は…(ごめんなさい…)ぁ…」

フランが謝ってきた

 

「フランが怪我させちゃったの…それで、パチュリー達に魔法で治してもらったの…あの…えっと…ごめんなさい…」

今度は頭を下げて謝ってきた

 

「大丈夫だよ…それにごめんなさいが出来ればもう十分です…」

幽鬼は優しく声をかける

 

「とりあえず…傷口は治療魔法で治したけど、流れた血は再生してないから激しい運動はしばらく控えた方がいいわね…」

パチュリーが説明する

 

「いえいえ…治して頂きありがとうございます…」

幽鬼はパチュリーに笑顔で感謝する

 

「む…むきゅ…///」

赤くなるパチュリー

 

「ねぇ!ねぇ!そういえば名前何て言うの!!」

フランが元気な声で幽鬼に話しかける

 

 

「あ…そういえば名乗って無かったね…名前は風華 幽鬼…普通の人間です」

幽鬼は自己紹介をする

 

「かざ…ばな、ゆき…うん!改めて、フランも自己紹介するね!フランドール・スカーレット!」

 

お互いに初めて真面に話、自己紹介をした

 

「あのね?お願いがあるの…」

フランはモジモジしだす

 

「お兄様って呼んでもいい?」(バキューン!!)

 

「!?(可愛ええ!!)」

幽鬼はその可愛さに射抜かれた

 

「…ゴホン…ど、どうしてかな?」

高ぶる感情を抑えて幽鬼はフランに聞く

 

 

「フラン…何をしても…すぐに壊れちゃった…壊したくなくても…残したくても…だから逆にすぐ壊れるのなら遊んでから壊すって頭がいっぱいになって…そのまま諦めてたの…でも助けてくれた…だから…あの…」

フランはそのまま黙ってしまった

彼女はずっと狂気に悩まされていた被害者だった

それを知っている幽鬼はフランの頭を優しく手で撫で言った

 

「何も取り柄もない普通の人間だけど…フランちゃんが良ければ自分は良いよ」

そう優しく言う

それを聞いたフランは笑顔になり

 

「ユキお兄様!ありがとう!大好き!!

そう言って抱きつく

 

「(゚Д゚ )へ?」

呆気に取られる幽鬼

 

「……あ…あはは…よ、良かったですね〜妹様〜…」

小悪魔はフランに言う

 

「うん!!フランは!お兄様と一緒にいる!!」

無邪気に喜ぶフラン

 

「あはは…弱ったなぁ」

幽鬼は苦笑いをする←(親戚の子供に懐かれてる感覚)

 

「ね…ねぇ?パチュリー様もそう思い…ひっ!?」

小悪魔がパチュリーの方を向き息を飲む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「<●><●>」

 

 

 

瞳孔を広げて幽鬼とフランを見つめていた

 

「ん?」

それに気づいたフラン

 

 

 

「ふっ…」

鼻で笑ってドヤ顔した

 

 

 

 

 

 

パチュリーは思った

(こいつ解っててやってやがる…フラン…貴女もそうなのね…なら、貴女もリスト入りよ…負けない!)

密かに恋する乙女達の戦いが始まるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく戯れていて、何故か機嫌の悪いパチュリーと小悪魔とくっついていたフランと一緒に遊ぶ事になった

 

 

(中間の大富豪のセリフ)

 

 

「フランちゃんは強いね…ここぞって所で…」

幽鬼は驚いていた、ここまで平民と貧民を行き来していた

 

「うぅ…何で…やっと…うぅ…」

小悪魔はやっと大富豪になれると思った切り札があっさり跳ねられてへこんでいる

 

「ふふ!何となく予測をつければフランでも簡単だよ!」

ここまで大富豪と富豪を行き来しているが、圧倒的に大富豪になっている時が多かった

 

「……くっ…ここまで、フランが出来るなんて…」

頭の回転と予測を立てる事に自信があったパチュリーは大富豪になる物のすぐにフランに取られている

 

 

「パチュリーは思ったより大富豪取れないんだねぇ〜…フランビックリしたよぉ〜…」

ドヤ顔でパチュリーを煽るフラン

 

「うぐっ!?(こ、こいつ…)」

パチュリーはフランの知らない一面を垣間見た

 

フランは結局の所、吸血鬼…悪魔の子になる

今まで自分の能力と狂気の暴走により、色んな物を壊してきた

でも、壊れず残った幽鬼にフランは執着してしまった

 

(お兄様は例え、お姉様やパチュリーにも渡さない…でも、お兄様が悲しい顔は見たくない…フランももう壊したくない…なら、取られる前にフランのお兄様にする!!)

 

子供の純粋な考え方の結果である

 

 

 

すると…

 

「ん?」

パチュリーが視線をフランから外し天井を見る

 

「どうしましたか?」

小悪魔が聞くと

 

「どうやら…決着が着いた見たいね…」

静かに答えるパチュリー

 

「あ…忘れてましたね…」

「ですね…」

幽鬼と小悪魔

 

「?」

フランはなんの事だろうと首をかしげる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大広間に続く廊下

 

 

「出していた霧の魔力が消えたわ…多分レミィが止めたのよ」

パチュリーは先頭を行く

 

「霊夢さんが解決したと言う事ですね?」

その後ろに幽鬼

 

「ぶー!!お兄様!霊夢って誰!!」

幽鬼におんぶされているフラン

 

「これで表に買い物とか行けるんですかねぇー?」

何故かウキウキ小悪魔を最後に廊下を進む

 

 

 

 

 

 

しばらく歩くと

 

大きな扉が現れ、扉の前に誰か立っていた

 

「お疲れ様です…パチュリー様」

綺麗なお辞儀をして出迎えるメイド長咲夜だった

 

「えぇ…ご苦労さま、咲夜…レミィは中に?」

パチュリーは咲夜にそう聞く

 

「はい、お待ちしております」

静かに答える

 

「やっほ〜♪咲夜〜♪」

ひょこっと幽鬼の影から顔を出すフラン

 

「お久しぶりです…妹様…」

フランにもお辞儀をする

 

パチュリーはそっと咲夜に聞く

「レミィは知っているのかしら?」

 

「はい…私も先程言われましたが…この目で確認するまで信じられませんでした…」

咲夜は静かに答えて目の前で無邪気にはしゃぐフランを見ているとおぶっている男性(お客様)がこちらを見つめていたのに気づき

 

「ようこそお越しくださいました…貴方様をお嬢様は待ち望んでおられました…どうぞ中へお進み下さい」

そう幽鬼に言うと予想外の反応が来た

 

 

 

 

「綺麗…(ボソッ」

 

「え…」

軽く驚く咲夜

 

「「「!?」」」

パチュリー・フラン・小悪魔が声を出した本人を見る

 

「へっ…あっ…」

一気に3人の目線が向かれる幽鬼

 

「オニィ〜サァ〜マァ〜」

ギリギリと力が入るフラン

 

「イダダダァ!!フランちゃん!ギブ!!ギブ!!」

締められる幽鬼

 

やはり…顔なの…かしら…いえ…まだ…ブツブツ

独り言を言い出すパチュリー

 

「……(プクー」

蒸すくれて咲夜を見る小悪魔

 

コホン…//皆様方ここで立ち話もなんですからどうぞ中へ…お嬢様がお待ちしております……」

ふいっと背中を向けてそそくさに中へ進む咲夜

 

「ブツブツ…」

ブツブツ言ったまま中に行くパチュリー

 

「む〜…」

蒸すくれてままその後に続く小悪魔

 

「オニイサマ、アトデ、オハナシアルカラネ?」

耳元でフランに言われ、背中から離れ中に行くフラン

 

 

 

 

 

「……え…俺…なんかした?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中に進むとこの館の構造と合わない広さの大広間が現れた

そんな広い場所で幽鬼の聞き慣れた声が響く

 

「たくっ!魔理沙!アンタ馬鹿なの!?なんでアイツを連れてきたのよ!!」

 

「いやぁ〜…成り行きでそうなっただけだぜ…」

 

「アンタはともかく、アイツはただの人間なのよ!何かあったら紫に何て説明するつもりよ!!」

 

「悪かったって言ってるだろぉ!今は説教は勘弁してくれだぜぇ…ヘトヘトなんだよー!」

霊夢に怒られてる魔理沙だった

 

「霊夢さん!魔理沙さん!」

幽鬼は声を掛けながら傍による

 

「っ!」

 

「おっ…来たかぜ…なぁ、幽鬼からも何か言ってくれよ…私はクタクタなんだぜ…」

項垂れる魔理沙

 

「え?魔理沙さん…どうしたんですか?」

幽鬼は疲れきっている状態の魔理沙を見て聞いた

 

「それが…(その方には、壊した扉を直して貰っていたのです)うぐ…咲夜…」

パっと横に現れる咲夜

 

「うおっ!?」

知っていたが生で見るのは初めてなので驚く

 

「驚くのも無理はないわ…そいつ時間止める事ができるのよ…」

霊夢が素っ気ない態度で言う

 

「ビックリしたぜ…弾幕勝負始まると思ったら、工具持たされて…壊した箇所を直せって言われたぜ…」

 

「いや…壊した魔理沙さんに非がありますね…それ…」

幽鬼が魔理沙に言う

 

「うぐぅ…」

何も言い返せない

 

「まぁ…いいわ…それより、幽鬼…分かってるわよね?」

霊夢が凄んだ顔で幽鬼に近づく

 

「ア、ハイ」

幽鬼は覚悟した

 

(数分後)

 

「とにかく…アンタは金輪際!異変とか事件に関わるのは禁止!」

長い説教(どっかの閻魔より短い)が終わり新しい条件が加わった

 

「わ…分かりました…」

しみじみと自分が何をしでかしたのか思いふける幽鬼であった

 

「終わりましたか?」

咲夜が静かに霊夢に聞く

 

「えぇ…大丈夫よ、待たせたわね…ほら、さっさと行くわよ」

そう言って霊夢は奥に進む

 

「…幽鬼大丈夫かぜ?」

魔理沙が幽鬼の隣にきて聞く

 

「大丈夫です…最初の頃にめちゃくちゃ言われてましたから…でも、自分の身がどれだけ危なかったって説教は初めてでしたよ…」

霊夢が自分を気にかけていてくれたんだと幽鬼はちょっと嬉しかった

 

「まぁ…今更だが…幽鬼、連れ出して悪かったぜ…」

魔理沙が弱々しく言う

 

「いえいえ…魔理沙さんは悪くありませんよ、何より連れ出してくれてありがとうございます、色々と経験出来たので気にしないでください」

幽鬼は魔理沙に優しく答える

 

「ふっ…不思議な奴だぜ…何となく霊夢が気に入ってるのがわかった気がするぜ、これからよろしくな!幽鬼!」

いつもの魔理沙の元気を取り戻しそういう

 

「はい!こちらこそ!」

幽鬼もそう答え魔理沙と共に奥へ進む

 

 

しばらく歩くと玉座が見えてきたが…

 

「「ギャー! ギャー!ワー!ワー!」」

先に奥に進んでいた霊夢達が騒いでいる

 

「何かあったのかぜ?」

「さぁ?なんでしょうね?」

魔理沙と幽鬼はゆっくりと近づく

 

「アンタはどういう了解を得てその話が出るのよ!!アンタは今回の異変の首謀者で!私に負けてそんな事を言える立場では無いはずよ!!」

怒鳴る霊夢

 

「お姉様…色々と話したい事があったけど、それとコレとは全くの別物だよ!フランはそんな勝手な話は許さないからね!!1部に関しては賛成するけどね!」

495年間振りの実姉に強く反論するフラン

 

「フランの言う通りよ、レミィ…今の今まで友人として色々と話を聞いたり、賛同して手伝える事は手を貸して来たけれど…今回のその話には素直にYESとは言えないわ…!」

静かに友人に詰め寄るパチュリー

 

「妹様とパチュリー様のご意見に同意いたします!小悪魔も…その…交ぜて貰えれば何も言いませんが!いきなり独り占めはダメだと思います!」

主人の友人の館の主に詰め寄る小悪魔

 

「……」

「あ…はは…」

玉座の前に静かに立っている咲夜と苦笑いをしている美鈴がいた

 

「おーい?一体何があったのぜ?」

魔理沙が2人に近づき聞くと

 

「あ…どうも、えーと?(魔理沙だぜ!)あ、魔理沙さんですね…私もよく分からないんですが…何やら幽鬼さんに関してだと思いますよ…?」

美鈴が魔理沙にそう説明する

 

「幽鬼が?」

チラッと幽鬼の方を見る魔理沙

 

「?」

首を傾げる幽鬼

 

「レミリアお嬢様のご意見を先に集まっておられた方達にお話になられた…と言う訳でございます…」

咲夜が静かに言う

 

するとレミリアはこちらに気付いたのか座っていた玉座から飛んで離れてる

 

「ちょっと話は終わってないわよ!?」

 

「お姉様!?」

 

「レミィ!何処に!?」

 

「お嬢様〜!?」

 

目で追いかけると幽鬼が来ていた

 

レミリアは幽鬼の目の前に降り立つ

 

「えっ…?」

幽鬼は軽く驚く

 

レミリアが口を開く

「今回の件、貴方には感謝してもしきれないわ…フランを助けてくれてありがとう…正直貴方が来なければ、この騒ぎを起こした意味が無かったわ…私の可愛い妹…いえ…大事な家族を助けてくれて本当にありがとう…」

静かにレミリアは幽鬼に感謝を述べる

 

「お姉様…」

フランはやはり姉は自分の事を思ってくれてたと認識した…

フランは胸が暖かくなった、

 

(そうだ…フランはひとりじゃないんだ…)

フランはレミリアの後に飛び降りる

 

 

 

 

 

「お姉様!!ありがっt…

「御礼に貴方を私のお婿にしてあげるわ」

 

 

 

 

 

 

 

「はっ?」

フランは忘れていた先程聞かされた実姉の戯言

 

 

 

 

 

 

 

 

長い事霊夢達に言っていた戯言

直訳すると

 

 

 

「彼を私の永遠の従者(婿入り)にさせるから紅魔館で引き取る」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……(ブチッ#

フランの堪忍袋の緒が切れる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、目の前が真っ白になり見えなくなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

縁結び(運命の出会い)






うわーい!かけました!
これにて異変は終了!、

(;´Д`)ちょっとあっさりし過ぎて物足りないかも?

(´・ω・`)いずれ読んでる皆さんがニヤニヤしながら読める物を書きたいです!


それでは!!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
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