さぁて…行くか( - ̀ω -́ )✧
( ¯ω¯ )←制作開始前
(゜∀。)←制作中途中
( 0w0)ウェェイ!!←制作仕上げ
( ºωº )←制作終了
こんな感じです
ではどうぞ!
「霊夢さーんー!起きてくださーいー!」
幽鬼は起きて来ない霊夢を起こしに部屋に向かう
「朝ご飯覚めちゃいますよー!霊夢さーん?」
霊夢の部屋の前に止まり、声をかける
紅魔異変から三日目の朝
あの後、レミリアの爆弾発言でキレたフランが
久々に会う実の姉を弾幕で叩きのめした
(今こうして…神社で朝を迎えられて良かった…)
幽鬼はしみじみと思い出すのだ
レミリアがフランにやられた直後
「幽鬼兄様…兄様はここに居てくれるよね?」
レミリア(ヤ○チャしやがって)が煙を出して倒れてる前でフランは背を向けながら幽鬼に聞いた
「え…いやぁ…それは…」
幽鬼が答えようとした瞬間
「貴方はこの館の功労者でもあるわ…その権利はあるのよ…」
パチュリーが後ろから被せて言う
「そうです、そうです♪パチュリー様の言う通りですよ幽鬼さん♪それにここにいれば、色んな事を望み放題です♪」
小悪魔は悪魔特有の誘い文句を言う
「いやぁ…あの…」
たじろぐ幽鬼
「ちょっと待ちなさい…」
低い静かな声が轟く
「あんた達…いい加減にしてくれないかしら?コイツの所有権は私なの…給仕係…要はアンタ達の所にいる、そこのメイドって奴と同じな訳…勝手な事は許さないわ…」
そう言いながら幽鬼の前に立つ霊夢
「それにコイツの管理も私が任されてるの…コイツはまだ下手な所に送れないの…もし、それが護れないのなら…」
霊夢が幽鬼に大幣を向け
「アンタらの前でコイツを…退治するわ」
霊夢の目を見た幽鬼は本気だと感じ取った…
(そうだ…俺は…)
幽鬼は何故自分が博麗神社に身を置いているのか思い出した
現状幽鬼は住人として認められてはいるが…まだ力の安定が確実な状態では無い為、博麗神社に居候している事
自分を鍛え直す為に博麗神社に来た事
幽香にいち早く会いに行く為に
「霊夢さん…大丈夫ですから、それを下げてください…自分からフランちゃん達に説明しますので…」
それを聞いた霊夢はゆっくりと大幣を下ろし
「じゃぁ、さっさと済まして!帰るわよ!お腹ぺこぺこよ!」
そのままスタスタと大広間の入口に向かう霊夢
「な、何かすげぇな…じゃ、先に行ってるぜ〜」
魔理沙も霊夢の後をついて行く
「はぁ…霊夢さんが怒るのも無理ないか…」
頭を抑えて落ち込む幽鬼
「お兄様?」
フランが心配そうに声をかける
「何故…こんな事になるのか…やっぱりまだ抑えられてないみたいだしなぁ…とりあえず…さっき霊夢さんが言ってた通り自分は霊夢さんの元に居ないといけないのが条件なんです…」
話始める幽鬼
「兄様…」
フランが悲しそうな声
「でも、これだけは言わして…お別れじゃなくて帰るだけだから、何時でも遊びに来てもいいし、自分もここにお邪魔してもいいですかね?」
申し訳なさそうに言う幽鬼
「それでいいんじゃないのかしら…?」
「「「!?」」」
いつの間にか復活しているレミリアが声をかけた
「私は貴方の存在を前から知っていたのよ…私達がこの世界に来たばかりの頃…貴方と運命が繋がっていた人物と会ってね…」
先程と雰囲気が違うレミリア
「貴方の持つ力…そして私の持つ力…惹かれ合う似た者同士…それを感じた時…ゾクゾクしたわ…」
いきなりの婿入り発言をしたレミリアとは全然違った
「貴方は
「な…それは…」
幽鬼は困惑する未だに明確に話していない事をレミリアはさも分かっている様に話ていた
「ふふ…運命は縁であり…縁は運命でもあるのよ…ならそれを気付かない訳ないじゃない…そして、」
「貴方を手に入れるのもうんめっ…(はい!ストップ!お姉様!!)ふぎゃっ!?」
フランが後ろからレミリアを倒し抑える
「ちょ!?後ちょっとだったのよ!?フラン!?」
ジタバタと藻掻くレミリア
「かと言って
抑えているレミリアにジト目を向ける
「え?え?」
困惑する幽鬼
「ほら、幽鬼…あの巫女達と帰りなさいな、レミィは私達が抑えとくから…個人的にレミィとオハナシしたいしね…」
そう言うパチュリーの目は座っていた
「はいはい!パチュリー様の言う通りです!でも!ちゃんと遊びに来てくださいよ!」
小悪魔が何気にレミリアを踏んずけるのに参加する
「何か〜…蚊帳の外ですねぇ…咲夜さん…ん?咲夜さん?」
傍観していた美鈴が隣にいるはずの咲夜に声をかけるが
「幽鬼様」
いつの間にか幽鬼の斜め前に
「うわっと!?」
驚く幽鬼
「先程のレミリアお嬢様の失態をお許しください…こちらはつまらない物ですが…」
そっと小さな包みを渡す
「妹様の件の御礼でございます…この度は誠にありがとうございました、幽鬼様で良ければ何時でも、気兼ねなくお寄りください」
綺麗にお辞儀をする咲夜
「あ!そうです、そうです!何時でも来てくださいねー!」
美鈴が慌てて、傍により笑って言う
「お兄様!!フランは一緒に入れない事は我慢するけど!ちゃんと遊びにきてよー!コラ!お姉様!動くな!」
フランが元気よく幽鬼に言う
足元のレミリアは紐でぐるぐる巻きにされてる
「ちょっと!?フラン!?離しなさい!?やめなさい!?彼は私の傍にいさすのー!うー!」
さっきのカリスマはなんだったのであろうか…
「あのね?お姉様?仮にも久々にあった妹が目の前にいるのに何をそっちのけにしてんの…?とりあえず…フランとこれから久々にお話するんだから!」
そう言いながら笑ってフランはレミリアを持ち上げる
幽鬼はそれを見てふっと笑い
「フランちゃん!喧嘩はダメだよ!」
「大丈夫だよ!お兄様も気をつけて帰ってね!」
そう言って笑顔で手を振るフラン
こうして幽鬼は霊夢達の後を追いかけ無事に帰るのであった
〈回想終了 〉
「何か…こう、あっさり終わったけど…良かったのか…」
ポツリと思い返して言う幽鬼
「終わったからいいのよ…」
「うわぅっ!?」
いつの間にか目の前に寝起きの霊夢が立っていた
「ふぁあ〜…アンタさぁ…人の部屋の前でブツブツ、うるさいわよ…全く…」
ボリボリと寝癖だらけの頭をかき
「あ!すみません!中々起きてこられないんで…起こしに…」
ぺこぺこと謝る幽鬼
「分かってるわよ…仕度するから…先に戻ってて」
部屋に戻ろうとする霊夢
「霊夢さん…」
静かに声をかける
「あによ?」
振り向く霊夢
「修行よろしくお願いいたします!」
深々と頭を下げる幽鬼
今日から霊夢の指導の元、修行を始めるのであった(紫には許可取り済み)
「……はぁ…ご飯食べてからね…」
「はい!」
幽鬼が笑って答える
霊夢は襖を閉めて部屋に一旦戻った
「さて、暖め直すか…」
幽鬼は居間に戻って行った
とあるスキマ
「ふーん…やっぱり底まで危険な子では無さそうねぇ…」
異変開始から今までを覗いていた紫
「それにしても…やはり縁ねぇ…」
レミリアが幽鬼に対して放った言葉…フランの狂気を切った力…それを幽鬼だと言った
「単純な力に見えて…複雑な力ね…」
そう紫が持つ境界の力にも縁は関わってくる
「平を返せば…この世界は危ない…でも、彼はそんな事を企む様な玉ではないわね…」
一瞬鋭い目になるが直ぐに優しい目に戻る
「何せ彼も
静かにスキマを閉じ
「らーん!朝ごはんにしましょー!」
自分の住処に戻るのであった
あっという間に季節は秋の終わり
「今日はここまでにしときましょう…」
霊夢が空からゆっくり降りながら言う
「ハァ…ハァ…ありがとうございました!」
お辞儀をする幽鬼
「四ヶ月間見てきたけど、大分まともになったわね…もう少しで大丈夫なんじゃないかしら?」
霊夢は幽鬼に近づいてくる
「本当ですか!?」
幽鬼は喜ぶ
「でも!少しの油断がダメだからキチッとこれからも精進する!」
大幣を幽鬼に向ける
「はい!」
キリッと返事をする
「うん、よろしい♪…さて、幽鬼!夕飯!!」
笑顔で言う霊夢
「ふぅ…今日は何にします?」
幽鬼が霊夢に聞いたその時
「お邪魔するわよ〜♪」
スキマ登場からゆかりさん
「あによ?何のよう?」
邪険霊夢
「いやーん…霊夢冷たーい…ゆかりん悲しい…シクシク」
わざとらしく言う紫
「…こ、コイツ…」
イライラしだす霊夢
「まぁまぁ、霊夢さん…ようこそ紫さん、何か御用で?お茶出しますよ?」
霊夢を抑え、紫に声をかける幽鬼
「うーん!幽鬼くん優しい!ゆかりん!大好き!」
凄くわざとらしく
「あはは…」
苦笑い幽鬼
「で!?なんの用なの!?さっさと要件言いなさい!?」
痺れを切らした霊夢が怒鳴る
「焦らない♪焦らない♪…コホン…ちょっと真面目な話なんだけど…これから私は冬眠に入るの、だから春の先までこちらに顔を出す事は無いから…その間、お願いね♪」
紫は冬の間、力を溜めるための冬眠に入る事を伝えに来たらしい
「いつもの事でしょ…わかったわよ…」
面倒くさそうに答える霊夢
「まぁ、今回は幽鬼くんがいる事だし…寂しくないわね♪」
ウィンクをする紫
「うっさい!!要件終わったんならさっさと帰る!」
さらに怒鳴る紫
「きゃーこわーい♪それじゃね♪幽鬼くん♪霊夢の事はお願いね♪」
そう言って紫はスキマに消える
「たくっ…なんなのアイツ…」
機嫌が悪くなる霊夢
「あはは…とりあえず、人里に買い出しに行って来ますね…」
幽鬼は支度をするのに神社に向かう
「今日はガッツリ食べたいわ!」
霊夢がリクエストを言いながら後を追った
幽鬼は人里に続く道をあるっていた
「そーなのかー」
1人メンバーが増えて
「何を出待ちしてんだよ…ルーミア…」
幽鬼は後にふよふよ飛んでいるルーミアに声をかける
「そーなのかー」
ただそう答える
「全く…着いてきても、毎回何か食べ物を持ってる訳じゃないぞ…」
「お兄さんでもいいのだー」
「お断りだ!まぁ、茶屋で何か奢ってやるよ…」
「そーなのかー♪」
アレから何回も人里に買い出しに行くと高確率で着いてくる様になったルーミア
(ま、下手な妖怪より強いから護衛にはもってこいだな…ま、ご飯が目的だろうしな…)
幽鬼はそんな事を思いながら着いてくるのを許している
(ご飯にありつけるし、1番はお兄さんといられるのだー♪)
ルーミアがそんな事を思っているのは露知らず
〜人里正面門〜
人里は門を境に囲いがあり人里を一周している
小さな門は所々に設置されてるが大きい門はここだけだ
門番の若いおとこ二人が立っている
「おや?風華殿、ご苦労さまです…お買い物ですか?」
若い1人の男性が声をかけてきた
「えぇ…ちょっと夕飯の買い出しに、大丈夫ですか?」
幽鬼がそう答えると
「いえいえ、大丈夫ですよ…そんな来る度に確認しなくても、貴方だったら顔パスで通れますから、ははっ!」
軽く笑い快く通す
「おっと…そちらの君は一応許可書を見せてくれないか?ルールは守らないと行けないので…」
もう片方の門番はルーミアに声をかける
「これなのだー」
ルーミアが小さな紙を見せる
「うむ…有効期限も大丈夫だね…慧音先生の約束も守る様にお願いするよ…」
門番は渡された紙の内容を見てルーミアに返す
一定の条件とルールを守れば、会得できる許可書
ルーミアのように人を糧とする妖怪には必要な処置なのだ
「頭突きはもう嫌だ〜…」
ルーミアも以前慧音に頭突きを喰らった事がある
「ははっ!そりゃそうだ!」
笑い飛ばす門番
「じゃ、失礼します、ほらルーミア茶屋に行くぞー!」
「そーなのかー♪」
二人は門番に別れを告げ人里の中に入っていった
「いやぁ、しかし…あの博麗さんの所に男がいるとはな…」
二人が去った後喋り出す門番の1人の
「なんだ?何をそんなにガッカリしてんだ?まさか…お前…ぷっ…」
ボソッと言った相方に対して笑うもう1人
「ちげぇよ!!馬鹿野郎!俺にはもう子供もいんだぞ!?」
声を荒らげる
「じょーだん!じょーだんだよ!ごちそうさまですー!」
大笑いしながら談話していると
「「…!?…」」(ゾクッ!?
周りの空気が冷たくなる
「な、なんだ…急に寒気が…」
身体を摩る門番
「お…おい…あ、あれ…」
先程まで自分をからかっていた相方の顔が青くなっていた
「な…なんだ…よ…」
恐る恐る、相方が見ている方に顔を向けると…
頭を下に向けたまま…ゆっくりと何かが歩いて向かっている
「あわわ!?」
それを見た門番は顔を真っ青にし
「ガタガタガタガタ」
相方は震え出す
彼ら二人は知っていた…
しばらく、姿を表さなかった…その妖怪を…
ズリッ…ヨロ…ズリッ…ヨロ…ズリッ…ヨロ…
足を引きずりながら身体を揺らしゆっくりと確実にソイツは来ていた
ズリッ…ヨロ…ズリッ…ヨロ…ズリッ…ピタッ
門の前で止まるそれは普通の人間でも解るぐらいに黒いオーラをだしている
前の様に綺麗な緑色したショートヘアはボサボサに伸び、前髪も目が隠れるまでになっていた
服装もボロボロ、腕や手から指先は乾いた赤黒く所々汚れていた
チャームポイントの傘は持っておらず以前の様な高潔で優雅な風格は無かった
「ねぇ…知らない…?」
腹の底から出てるような低い声が響く
「「はひぃっ!?」」
門番二人は脅える
「ねぇ…知らない…?知らないの?」
ゆっくりと顔を上がると赤黒く光る目がギョロリと向く
「ワタシのハナちゃん何処にいるか知らない!?」
「「ぎゃぁあぁぁああぁ!?」」
門番は二人とも驚いて気絶してしまう
「……何処に…いる…の…?」
ゆっくりと人里の中に入っていく(
ピタリと門を入って少し進んだ所で止まる
「この…匂い…ハナちゃん…だぁ♪」
口が裂けそうな程に三日月の様に笑う
匂いを辿り歩き始める
我が子…いや…愛しい人を求めて進み始める
風見幽香の再来である
人里の奥にある茶屋の前
「ふぃ〜…お腹いっぱいなのだ〜…♪」
満足そうなルーミア
「…やっぱり…容赦ないわ…お前…」
ガックリ肩を落とす幽鬼の姿があった
「おばさんがオマケしてくれたから助かった物の…少しは加減してくれよ…ルーミア…」
お腹をさすっているルーミアに幽鬼は言う
「ここがとても美味しいのが良くないのだー」
満面の笑みで答えるルーミア
「はぁ…じゃあ…そんだけ食ったんだから買い物くらい付き合ってくれよな…」
幽鬼は呆れながら言う
「りょーかいなのだー♪」
ルーミアから返事をもらい買い出しをしようと動こうとした時
「おや?ルーミアと幽鬼殿じゃないか?」
凛々しい声が聞こえ
「うん?」
声がした方に視線を向けると
「やぁ…二人とも茶屋の前で何してるんだ?」
底にはこの人里の守護者兼人里の寺子屋の先生
青いワンピースに首元には赤い紐を結び、変わった帽子を被った
人間時「歴史を食べる程度の能力」を持つ
上白沢 慧音がいた
「あ…慧音先生、どうも」
幽鬼がお辞儀をする
「けーねせんせい!こんにちわー!」
ルーミアは元気に挨拶する
「あぁ、ルーミア…こんにちわ、で何してたんだ?」
慧音はルーミアに挨拶をしてからまた聞く
「ちょっと買い出しに行く途中で一緒になったんで、茶屋でご馳走する代わりに博麗神社の行きと帰りの道中を着いてきて貰おうとしたんですよ」
幽鬼は慧音に説明する
「ふむ、ルーミアは悪さはしてないんだな?」
慧音はルーミアを見て幽鬼に言う
「はい、大丈夫ですよ」
笑って言う幽鬼
「なら、安心だな…ルーミア、最後までちゃんと幽鬼殿を神社まで送るんだぞ?」
「わかってるのだー」
「慧音先生は何かの帰りですか?」
幽鬼が聞くと
「あぁ、ちょっと友人の所にな…その帰りだよ…まぁ、留守だったがな…」
残念そうに言う慧音
「そういえば、幽鬼殿は霊夢との修行は大丈夫かい?」
幽鬼に日頃の修行の様子を聞いてくる
「はい、毎日精進していますよ!霊夢さんに早く認めて貰うように!」
笑って答える
「そうか、もしまた手があったら寺子屋の方も手伝ってはくれないか?皆も喜ぶぞ?」
慧音は人里の幽鬼の評判が良い事を分かっていた
前回も少し霊夢に頼み手伝いの依頼をしたのだが思いの他生徒たちの反応が良かったのだ…良すぎたのだ…
「あはは…また、霊夢さんに聞いてみますね」
笑顔で答える幽鬼
ふと慧音は思う
(彼の人の良さ以外にある…何か…もしかしたら…)
真剣な表情をしていると
「幽鬼様、御機嫌よう」
凛と静かな声が響く
「あ、買い出しですか?咲夜さん」
パッと横に現れるメイドに幽鬼は挨拶する
「おや?君は?」
慧音は初めて見る咲夜に対して冷静に聞く
「お初にお目にかかります…私は紅魔館、レミリア・スカーレットお嬢様にお使いするメイド長、十六夜 咲夜と申します…以後お見知り置きを…」
慧音に綺麗なお辞儀をする
「あ、あぁ…以前の異変の…私は上白沢 慧音だ、よろしく」
慧音は少し警戒しながらも自己紹介をする
「あはは、慧音先生…警戒しなくても、大丈夫ですよ?自分も度々、紅魔館にお邪魔しているので」
幽鬼は笑って慧音に話す
「そうか…それは失礼した」
慧音も話を聞き咲夜に謝る
「いいえ、人里の皆様にはご迷惑をお掛けしたのは間違いございませんので…所で幽鬼様…お嬢様からのお茶会のお誘いが…」
咲夜が懐から手紙を出し幽鬼に見せる
「ふ、フランからじゃなくて?」
幽鬼は警戒する
「はい、お嬢様からですが?」
首を傾げて言う
「……」(ガサッ
幽鬼は渡された手紙を広げ、読む
内容
御機嫌よう、我が愛しき人間 幽鬼よ
この招待状を見てるという事は興味を持ったって事よね
そうよ、そうに違いないわ、そうだって決めるわ
フランとこの間お茶会をしたそうじゃない
私を差し置いて、まぁ、それは気にしないわ
とりあえず、不公平だから私も貴方を招待するわ
来なさいよ?来ないと酷いわよ?
なんだったら今目の前にいる咲夜もつけるわ
咲夜には、幽鬼が目の前で手紙を呼んだら
貴方の言う事を聞くように伝達してあるわ
要は読んだ瞬間貴方の短期メイドという訳よ
喜びなさい!そして私に感謝しなさい!
私は何時でも貴方を迎える準備が出来ているわ!
フランに何を言われようと!パチェに冷たい目で見られようと!!
貴方を心から待っているわ
PS・ちなみに咲夜は何でも言う事を聞くわよ♪
「………」
ゆっくりと手紙から目を離すと
「ご主人様、何なりと御命令を…」
咲夜が綺麗なお辞儀をする
「そーなのかー」
ルーミアは後ろから手紙を見ていた
「な、何が起きたんだ?」
慧音は咲夜の態度が変わった事に驚く
「咲夜さん…まじですか?」
片手で頭を押さえて幽鬼は咲夜に聞く
「はい、ご主人様」
変わらぬ咲夜の態度
「あはは…参ったな…霊夢さんに何て言えば…」
困惑しだす幽鬼
その時
「慧音先生!?ここに居たんですね!?」
血相を変えた村人の青年が現れる
「ど、どうしたんだ…そんなに慌てて…!」
慧音は青年の様子を見て駄々ごとでは無いことを察する
「はぁ…!か…かのじ…ょ…が。はぁ…!」
息を切らし何を言っているのか分からない
「落ち着け!息を整えろ!」
青年の肩に手を乗せて言う
「咲夜さん!お水持ってきて!」
幽鬼が咲夜に頼む
「はい、お持ちしました」
すぐ様水の入ったコップを持っていた
「慧音さん!」
慧音に渡す
「ほら!飲んで落ち着け!」
青年に水を渡し飲ます
しばらくして
「はぁ、はぁ…ありがとうございます…」
水を飲み少し落ち着いた様子の青年
「何があったんだ?」
慧音が再び青年に聞く
「それが!今まで姿を余り見せなかったはずの…!?」
青年が発した言葉に誰もが固まった
「何…しかし、彼女は底まで騒ぐ事では無いはずだか…」
慧音は今まで幽香が人里にただ買い物に来ていた事を知っていた
「最初はそうだと思ったんですが!身なりも見た目も変わり果てて…しかも正面門番の二人がやられたんです!!」
青年からその言葉を聞いた瞬間
「今!風見幽香は何処に!?」
血相を変えた慧音
「今は多分中央通りを…ヨロヨロと進んでいます!」
青年は必死に言った
「すまん!皆!用事が出来た、皆も早く人里から離れるんだ!!向かおう!」
「はい!!」
青年と慧音は走り出した
「大丈夫なのかー?」
ルーミアはいつものテンションで
「私達はどうしましょう…ご主人様のご自宅に、あ…先に紅魔館の方に荷物も…ご主人様?どうかなさいましたか?」
咲夜は幽鬼が呆然と立ち尽くしている事に気がついた
「…ゆ…ゆぅ…ねぇ…ま、まさか!?」
いきなり走り出す幽鬼
「あ!?ご主人様!?」
咲夜は時止めで追いかけようとすると
「ルーミア!!咲夜さん!霊夢さんにこの事を知らせてください!!」
幽鬼が大声で言う
「おにーさんはどーするのだー!!」
ルーミアが聞くと幽鬼は足を止め振り返り言う
「彼女の…目的は…多分…俺だ!!」
そう言って再び走り出す
取り残された二人
「そーなのかー…人間さん〜…どーするのだ?」
ルーミアは咲夜に聞くと
「私は今のご主人様の命令に従うだけですわ…一度紅魔館の方にも報告を…失礼…(パチンッ!」
指を鳴らすと咲夜の姿が無くなる
「と言うことは、おにーさんに私は着いていくのだ〜」
ルーミアは幽鬼の後を追う
〜中央通り〜
いつもの時間帯は買い物客で賑わう通り
しかし、何処の店もやっておらず静まり返っていた…
ただ一人を除いて
「こっち…から…する…」
ゆっくりとゆっくりと歩き進める幽香
そこへ
「止まるんだ!風見幽香!」
目の前に慧音が現れた
「何をしに来たが、わからんが!今は大人しく人里から引き返してくれないか!!」
慧音は下手に刺激せずに説得をした
先に門番の安否を確認した慧音だったが門番の二人は余りの恐怖に気絶しただけだと言うことが解り、敵対はないと悟っての説得の判断だった
(ここで、下手に刺激したら人里は無事ではすまない…)
冷汗を垂らしながら慧音は相対する
「……何処に…いる…の?」
「なに?」
ボソッと幽香の言った言葉に反応する慧音
「匂い…貴女…から…匂い…ハナちゃん…の…」
ゆらぁっと身体が動く幽香
「っ!?何っ!?!?」
その刹那
ガシィッ!!!
一瞬の瞬間に胸ぐらを掴まれる慧音
「ぐぅっ…うぐっ…!?」
軽々と持ち上がり足が浮き首が締まる
「何処に…やった…ハナちゃんを 何処にやったぁ!? 」
「うぐぁ!?」
ギリギリと首が締まる
(だ…ダメだ…正気じゃない…ぐぅ…どうしたら…)
徐々に首を絞める力が強くなる
「あがぁ!?がぁっ!?」
慧音の口から泡が吹き出る
(もう…い、意識が…だ…め…か…)
慧音が意識を失いかけたその時
幽香は動きを止める
あの時と同じように彼女は彼に止められた
幽香はゆっくりと振り返る
あの時も後ろを向いたら彼はいた
彼女はあの時と同じように彼の名を呼ぶ
「ハナちゃん…」
幽香は慧音を持ち上げていた手を離し幽鬼に近づき始める
「ゲホッ!?ゲホッ!?ハァ!ハァ!」
慧音は解放されて、やっとまともに息を吸う
「ゆ、幽鬼!?あぶなっ…!?」
慧音が幽香を止めようとした時
「慧音先生〜、こっちなのだ〜」
後ろからルーミアに引っ張られ
「ルーミア!?何してる幽鬼があぶないんだぞ!?」
引っ張られながらルーミアに言う慧音
「今の慧音先生が1番危ないのだ〜、おにーさんは大丈夫なのだ〜」
幽鬼はルーミアに頼んで、慧音を安全な場所まで運ぶよう頼んだのだ
(おにーさん、気をつけるのだ〜)
ルーミアはそう思いながら離れるのであった
「ハナちゃん…ハナちゃん…」
幽香はゆっくりと近づいてくる
「やっと…会えた…やっと見つけた」
愛しい人を抱きしめるべく
「これで…寂しくない…」
目の前の幽鬼に両手を広げを伸ばす
「これからずっと一緒にいましょう…ワタシノカラダノ…ナカデェェェ!!!」
幽鬼のいた場所に両手が空を切る
「何処…に…ハナちゃん…?」
辺りを見回す幽香
すると
「はぁ…はぁ……」
少し離れた所に彼は尻もちを着いていた
そして、隣に立つ女性
「た、助かりました…咲夜さん」
「いえいえ…間に合って良かったですわ、ご主人様」
紅魔館や博麗神社に向かった咲夜がいた
「咲夜さん…霊夢さんは?」
「伝えましたわ…最初は何でご主人様をそう呼ぶのか聞かれましたが…こちらに向かって来られています」
にこやかに答える咲夜
「あはは…(この人楽しんでない!?)」
ちょっと咲夜が怖かった幽鬼である
「邪魔…するな…邪魔するなぁぁぁあぁあぁぁ!!」
幽香が飛び掛ってくる
「咲夜さん!!」
「かしこまりました…」
幽鬼が咲夜に声をかけ、その場から消える
「がァあァぁあぁあア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
幽香は消える幽鬼を求めて辺りを見回す
「こっちだ!ユウ姉!!」
声をかけて気づかせる幽鬼
この行動を繰り返す事により人里から外に出ようと言う考えだった
(人里でこれ以上騒ぎには出来ない!かと言って放っておけない!!一先ず、暴れられても大丈夫な所まで!!)
幽鬼は一定の距離を保ち、咲夜に時止めで移動したのであった
「どうやらおにーさん達は上手く行ったみたいなのだー」
中央通りから少し離れた通りにいるルーミアと慧音
「しかし…本当に大丈夫なのか…」
慧音がそう言うと
「ちょっと!!あんた達!!」
空から声をかけられた
「うん?おぉ!!霊夢!!」
慧音が上を向くとそこに霊夢の姿が
「挨拶してる暇はないわよ!さっき紅魔館のメイド長が風見幽香が幽鬼目的で現れたって聞いてきたんだけど!!何処に向かったか分かるの!?」
霊夢は慧音とルーミアに聞く
「人里から離れたのは確かだが…何処に向かったまでは…」
慧音は申し訳無さそうに言うが
「私は分かるのだー」
ルーミアが答える
「なに!?ルーミア本当か!?」
「ほら!!早く教えなさい!!」
霊夢と慧音に言われるルーミア
「簡単なのだ〜…おにーさんの匂いを辿るのだ〜」
「うぅ…うぁ…」
意識を取り戻す咲夜
「こ…ここは…はっ!ご主人様!?」
何が起こったのか思い出す
「ぐぉ!?うらぁっ!!」
「アハハ!イイワヨ!!ハナちゃん!!」
取っ組みあっている幽香と幽鬼
弾幕勝負ではなく肉弾戦になっていた
数分前
「ここまで離れればしばらく大丈夫でございますよ…」
咲夜が静かに答える
ここは人里から離れた森の中
「……」
押し黙って考え込んでいる幽鬼
「どうかなさいましたか?ご主人様?」
不思議そうに覗き込む咲夜
「おかしい…上手く行き過ぎてる…こうも簡単に…」
幽鬼は静かに言う
「とりあえず、ここまで離れれば人に被害はありませんよ…ここには森で植物だらけで木や花しかないんですから…」
咲夜が言う
「……もり…植物…花!?しまった!!っ!?あぶない!!」
幽鬼が声を上げ、咲夜を跳ね飛ばし、自分も飛び降りる
「きゃぁ!?」
「くそっ!?」
ドガァァアン!!
その瞬間、先程までの場所に何かが落ちてきた
「何が…!?(オソイワヨ…)…え…(ドカァ!!)きゃぁ!?」
咲夜は着地をしたが瞬間に吹っ飛ばされる
「うぐぁ!?」
勢いよく吹き飛ばされ気を失う咲夜
「咲夜さん!!」
幽鬼はやられた咲夜に声をかけるがその隙を与えないのが現れた人物だ
「ニガサナイワヨ♪ハナちゃん♪」
〈場面は戻り 〉
咲夜が目を覚まし今に至る
「ぐはぁっ!?」
一撃を喰らう幽鬼、咲夜がいる場所に飛ばされる
「ご、ご主人様!?ご無事ですか!?」
咲夜が傍による
「はぁ…はぁ、咲夜、気がついたんですね…やっぱり、ユウ姉は強いです…」
片膝をつき息を切らす幽鬼
「ご主人様…お聞きしてもよろしいでしょうか…?」
咲夜は今まで気になっていた事を聞く
「
「……」
幽鬼は聞かれ直ぐには答えられなかった
(どういった…か…そういえば…深く考えて無かったな…この世界に転生して…最初の出会った東方キャラ…いや…この歳になるまで…一緒に…いた…それが1回の拒絶をされてあんなに…悲しかったのは……)
幽鬼は黙ったまま考えた
「それに…どうして、このタイミングなんだ…」
幽鬼はそれと一緒に幽香が何故今になって現れたのか
「ハナちゃん…♪」
その時、幽香の目が髪の隙間から見えた
赤黒く染まり、正気の無い目を
「まさかっ!?」
幽鬼は気づいた
幽鬼は前に見た事がある、一人ぼっちで何をしても壊してしまう…館の地下に幽閉されたフランドールが…
狂気に呑まれていた時同じ目をしていた事に
「ご主人様?どうなさいましたか?」
黙ったと思ったらいきなり声をあげた幽鬼に声をかける
「咲夜さん…今回の騒動、原因は自分です」
幽鬼は悔しそうに歯を食いしばる
「ど、どういう事です…」
困惑する咲夜
「ユウ姉のあの目の感じ見覚えのあるんです…フランちゃんが狂気に呑まれていた時の感じに!!」
幽鬼は気づいた事を言う
「し、しかし!何故…今このタイミングなんでしょうか…あれから四ヶ月位は経っているんですよ…!?」
咲夜が思うのは当然である、紅霧異変から夏が始まる頃であり、今は秋の終わり頃なのだ
「……ユウ姉の腕辺りを…見てください…」
幽鬼は答える
「腕…ですか?」
咲夜は言われた通りに見る
見ると指先は血で染まっている…がよく見ると既に乾いて大分経っていた…そして腕辺りは引っ掻き傷が刻み込まれていた
「ユウ姉は…もしかしたら、今日まで狂気に呑まれるのを耐えていたのかもしれません…あの人は…結構寂しいがり屋で負けず嫌いですから…一緒にいたので分かります…」
幽鬼はそう言うと幽香の方に歩き出す
「ご主人様!?」
咲夜が止めようとすると
「咲夜さん!貴女はもういい!!」
大声を出す幽鬼
「!?」
咲夜は動きを止める
「すみません、いきなり声を荒あげてでも、これは自分がまいた種です…咲夜さん、貴女はもう普通に業務に戻ってください…すみませんが貴女のご主人様は…終わりです…だから貴女は逃げてください!!」
幽鬼は走り出す
「ユウ姉ぇぇぇえぇえ!!」
「ハナちゃぁぁぁぁん!!」
二人の肉弾戦が再び開始した
しかし、長くは続かない…
圧倒的強さに幽鬼は押されていた…
(くっそぉ!!やっぱり!普段より強い!!)
普通の人間がここまで戦えるのも凄い事だが攻撃回数より躱す回数の方が増えている
「楽しい♪ハナちゃん♪前みたいに♪沢山!!」
やはり大妖怪、圧倒的な強さで押し始める
その時バランスを崩し倒れそうになる幽鬼
「しまっ!?」
次の一撃が放たれる
時が止まる
「…うっ…あれ?」
幽鬼はまた幽香の少し離れた所にいた
「さ、咲夜さん…なぜ?」
隣には先程逃げろと言った咲夜
「貴方を置いて逃げるなんて選択はございません!侮らないでください!」
幽鬼に向かって怒鳴る咲夜
「……はぁ…御迷惑おかけします…」
幽鬼は体制を整える
「いえ…ご迷惑をお掛けしたのはこちらですから…」
咲夜もゆっくりと構える
そうしていると幽香はゆっくりとまたこちらに身体を向ける
「今度こそ…止めるよ…ユウ姉!!」
咲夜はナイフを投げて援護し、
幽鬼は幽香に向かって走り出した
大切な人を狂気の縁から断ち切るべく
( ̄▽ ̄)まさかのゆうかりんの狂気落ちっす
(´・ω・`)いやぁ…あっさりしてたんで少しハードに挑戦しました
(;´Д`)おかしいですかね?
色んな人に読んで貰っているのでこれからも頑張っていきます!
ここまで読んでいただきありがとうございます!!