よいしょ!亜麻乃です!
今回はーー
(´・ω・`)取り敢えず幽鬼は幽香をしとめます
凄い強引かもしれませんが
暖かい目で見てくれますと助かります
幸せ目指します
( -∀-)お願いします
(´・ω・`)多機能が上手く動かない…
「おっそい!!何してたのよ!?」
仁王立ちして待っていた霊夢、何の表現がなくても怒っているのが分かる
「あはは…すみません…お待たせしてしまい…」
先頭の美鈴が謝る
「呼びに行かしてから、一時間くらい経つでしょ!?全く!人が
霊夢の後ろには四方を光の壁で覆われた結界が貼られていた
「疲れんのよこれ!感謝しなさいよ…幽鬼、退治せずに封じたんだから!」
そう言って霊夢が横に避けると結界の中に結界の四方から伸びた何かの拘束印であろう鎖で手足を結ばれて立っている幽香がいた
何重にも鎖が巻かれ、足腰や首や肩…関節の隅々に帯びていた
「やっと藻掻くのを止めさせたのよ…信じられない位の馬鹿力ね…相変わらず…」
霊夢は呆れながら説明する
「彼女は生きてるの?」
パチュリーが静かに聞く
「はぁ…さっきも言ったけど…動きを封じただけだから生きているわよ…まぁ、コレが持つかは時間次第ね…」
霊夢が大幣で結界を軽く叩きながら言う
「そう…なら、少しでも強度を上げるわ…こあ!」
「はい!パチュリー様!」
パチュリーは小悪魔を呼ぶ
「壊れやすいのかしら?」
霊夢に聞く
「そんなヤワなもんじゃないわよ…別の力が混ざったりしても壊れたりしない代物よ…博麗の巫女の結界技術を舐めないで…」
霊夢は軽くパチュリーを睨みながら言う
「そう…なら、少し手を加えさせて貰うわね…」
そう言ってパチュリーは小悪魔を連れて何やら結界の周りに準備をし出す
「霊夢…」
「あら、アンタ…気がついたのね…」
咲夜に声をかけられた霊夢は視線を向ける
「貴女に助けられたのを聞いたわ…一先ずお礼を言わして貰うわね…ありがとう…」
軽く頭を下げる咲夜
「お礼を言うなら、お礼をしなさい!そんなんじゃお腹は膨れないのよ!今度何か持ってきなさい!」
ビシッと言う霊夢
「…えぇ…今度改めて何か持って来るわ…」
そう言って咲夜も結界に視線を向ける
「あの〜…あの風見さんって人大丈夫なんですか?さっきよりボロボロですけど…」
美鈴の言う通り、幽香の格好は異性から見るとだいぶ目のやり場に困るほどになっていた
「しょうがないじゃない…抵抗するから、あぁなったんだから…」
腕を組んで詫びる様子はない霊夢
「………」
幽鬼は見つめた、確かにボロボロだ、以前の幽香には考えられないほどに…
幽香は綺麗好きなのは幽鬼は知っている
「ンがァ!!」(ガチャン!!
「「「!!」」」
いきなり幽香が意識を取り戻し顔を上げる
不意を付かれたが霊夢以外は警戒する
「大丈夫よ…しばらくは何も出来ないから」
結界の中の幽香を見ながら霊夢は言う
「…そうね…それに今フランを封印してた時と同じ魔法を貴女の結界に上乗せしたわ…それにしても…」
パチュリーは作業が終わったのか元の場所に戻ってきて、幽香の方を見る
「聞いてはいたけど…あの感じは…フランの狂気で間違いなさそうね…長年見ていたから分かるわ…」
パチュリーが言う
「正気はもう無いわね…正直…退治する他無いわね…上手く結界に閉じ込めたられたのは奇跡よ…本来の力と判断力が使えてない状態にだからこそね…普段の
霊夢が幽鬼に近づく
「後はアンタの仕事よ…それでもダメなら…分かっているはず…」
そう言って霊夢は離れ、後ろで腕を組んで立って見守る
「…何かあったらお願いします…」
幽鬼は結界を挟むが幽香の正面に立つ
「ぁあ!ぐぅあ!」
完全に意識が狂気で飲み込まれているが求める物は幽鬼であった…拘束を解こうともがき始める
「ユウ姉…いや…幽香…今…元に戻すよ…」
意識を集中し見る…すると、霊夢との修行の成果なのかくっきりとドス黒い縁が見える
「え…そんな…」
幽鬼は驚いた、何故ならさっき見えたのは完全に1本の縁なのだ…フランの時は分かれていたはずの物が今回はそうではなかった…
「…もしかして…」
幽鬼は仮説を立てた…
幽香自身が望んでいるから…
分かれていないのだと…
フランの時は自分の中で抵抗の思いがあり、それを境に縁が出来ていたので切る事が出来たのだ…
「どうしたら…」
幽鬼は悩んだ、しかし幽鬼は思った
(この縁を操る程度なら…境界その物と変わらない…俺自身の意識を幽香に繋げて…狂気を直接分けるしか!)
しかし、それはやった事がない…しかも常識的に考えて有り得ない事なのだ…
答えは直ぐに出た
ここは幻想郷
常識には囚われてはいけない!!
「霊夢さん…」
幽鬼は静かに声をかける
「ん?なに?諦める?」
腕を解き幽鬼に顔を向ける
「少し…無茶しちゃいますね!!」
「は…え?」
幽鬼は微笑んで霊夢に言った、霊夢は呆気に取られ変な反応して遅れた
「アンタ!やめなさっ!!」
「少し待っていてください!!」
幽鬼は意識を更に集中し
幽香の意識に自分の意識の縁を繋げ深く結び
幽鬼の意識はゆっくりと暗転していった
「幽鬼!!」
霊夢が駆け寄って幽鬼の肩に触れようとするが
「やめなさい、霊夢」
咲夜が目の前に現れ伸ばした霊夢腕を掴み止める
「何すんのよ!離しなさい!」
「落ち着きなさい!!今の幽鬼様の邪魔はしては行けないわよ!」
霊夢に睨みつけられるが咲夜は離さなかった
「……くっ」
霊夢は力を込めるのをやめる
「………」
咲夜も霊夢の掴んだ腕を離した
そして、静かに咲夜は言い始めた。
「さっき幽鬼様に任せたのは貴女よ…そんな貴女が邪魔してどうするのよ…待ちましょう…彼を…」
2人は幽鬼の方を静かに見つめた
「ちょっと、2人共…そのままで良いのかしら?」
「そうですよー」
パチュリーと小悪魔が声をかける
「今の幽鬼はいい標的よ?私達が守らなきゃ誰が守るのよ?」
「パチュリー様の言う通りですー」
「守るのは任せてくださいよ!」
美鈴もヒョコっと顔を出す
「そうね…どうかしてたわ…アンタら手を貸しなさい…」
霊夢軽く深呼吸してから咲夜達にそう言って周りを警戒し始める
「ふっ…素直じゃないんだから…」
パチュリーはそう言って防護魔法壁を幽鬼にかける
「こあ…しっかり魔力の供給よろしくね…」
「はい!パチュリー様!」
「さて、私達も周りを警戒しましょう…美鈴?」
「はい!了解です!」
咲夜と美鈴も周りを歩き警戒し始める
三人を見送った後パチュリーは幽鬼を見て
「…しっかり…戻ってきなさい…」
ゆっくり近付いて、そっと魔法壁に手を触れ
「伝えたいことが…あるんだから…」
そう小声で言って離れた
〜幽香の精神世界〜
薄暗く淀む空間に幽鬼は立っていた
「うまく…入れたのか…うぐ…」
手の平を見ると微かに散り始めていた
「時間は無さそうだ…」
そう言って立ち止まってられない事を気づき歩き出す
ただ真っ直ぐ、周りを見ても何も変わらず淀む空間を歩いていた
ただ暗い訳ではなく薄暗く何か黒いモヤが辺りを覆っていた
そのモヤに幽鬼は見覚えがあった
「やはり…フランちゃんの狂気か…」
幽鬼は自分の仮説が間違って無かった事…自分のせいで幽香がこうなってしまった事を理解した
「助けなきゃ…」
幽鬼は拳を強く握り前に進む
「あれは…!!」
しばらく進んでいると見覚えのある後ろ姿が見えた
彼女はその場でへたり込むで背を丸めていた
「ゆう姉!!」
幽鬼が駆け出したその時
「ぐわぁ!」
何かに足を取られ転んでしまう
「ぐっ!」
起き上がろうとするが何かが足を掴んで立ち上がる事が出来ない
「っ!?」
足元に目をやると黒いモヤが足にまとわりついていた
「…させない…」
何か声が聞こえた
幽香の方に視線を戻すとすぐ側に幽香を形どった黒いモヤが立っていた
「余計な事はさせない…やっと身体が手に入るのに…前のように邪魔をさせない…」
どうやら狂気本体が現れたようだ
「君は…何か目的なんだ…」
幽鬼は目の前に現れたモヤに聞く
「目的?…フフ…そんなの決まってる…私を作った奴に復讐をする…作るだけ作って…ステタ…ワタシヲ!!」
どうやら狂気はフランのもう1つの人格と言っても良いほどになっていたようだ
「アイツはワタシを作った!寂しくて!憎くて!だから一緒にいた!なのにアイツはワタシは…ワタシヲステタ!!」
幽香の姿からフランの影に変わっていった
「恐かった…寂しかった…消えるのが…嫌だった…気づいた時にはこの人の所にいた…同じだった…取り込むには時間がかからなかった…だって…彼女が望んだんだもん…貴方と一緒にさせてくれって…」
フランの形を持ったモヤが不敵な言い方をした瞬間
「ぐわっ!?」
身体が持ち上がり、辺りのモヤで縛り上げられた
「貴方と彼女を合わせれば…彼女は私にこの身体をくれるって…言ってくれた…」
ゆっくりと背を向けて幽香に近づくフランの影
「さぁ…幽香?彼をつれてきたよ…一緒になれるよ…」
幽香にそう言うフランの影
「………はな…ちゃん…」
ゆっくりと顔を上げ…こちらに顔を向ける幽香
「さぁ…彼も来てくれたんだよ…一緒になるために…ほら…イッショニナロウ…」
そう言って幽香の身体に溶け込むフランの狂気
「コレデ…ヤットイッショニナレル…ハナチャン…」
幽香はゆっくりと立ち上がり、歩き近寄ってくる
「ユウ姉!目を覚ましてくれ!」
幽鬼は必死に声を上げ、もがく
「ムダダヨ…カノジョニハトドカナイ…アナタハワタシタチトイッショニナル…」
辺りからフランの狂気の声がする
すると幽香の手に黒いモヤが集まり、いつも幽香が持っている傘になった…綺麗な幽香に合う傘ではなく…黒くモヤがかかった傘
「ゆう姉…ごめん…俺、ゆう姉に嘘着いてた…」
幽鬼は静かに喋り始める
「俺は…本当はゆう姉…いや、幽香の元から離れたく無かった…でも、恐かったんだ!!」
幽香は歩みを止めない
「幽香は俺に特別な感情を抱いていたのは知っていた…愛情を注いで育てて貰ってる事も分かっていたけど…それとは違う愛の気持ちを…でも、俺はそれを自分の能力のせいでそうさせてしまったって…自分が関わってしまったから…抱かせてしまったんじゃないかって…」
幽香が目の前に来て止まる
「だから…逃げたんだ…怖くて…だから許されないかもしれない…けど…これだけは言わして…」
幽香はゆっくりと傘を後ろに引く
「あの時…殴られて、拒絶された時に気づいたんだ…幽香の事を育ての親じゃなくて…1人の女性として好きだった事を…」
幽香はそれを聞いて一瞬目が見開いたが
身体は止まらなかった
ドシュッ!!
「ぐはぁっ!?」
幽香の傘が幽鬼の腹を貫いた
「…………」
幽香は自分がした事に固まっていた
「ぐっ…ぅう…ゆ…幽…香…」
幽鬼は痛みを堪えながら
何とか抜け出した片手を幽香の頬に伸ばし
顔を近づけて
目が震えている幽香にニッコリ微笑み
「好きだ…」
そう静かに言い
幽香に優しく口づけをした
ゆっくりと離れると黒いモヤが離れ幽鬼は幽香の肩に崩れるように寄りかかった
「…………」
幽香は黙ったまま幽鬼を支えた傘を抜かずにその場でしゃがんだ
(何をしてるの?早くしてよ…約束を守ってよ?願いを叶えたよ?)
周りのモヤから声がする
「…………」
だが反応は無かった
「ちょっと、いい加減にしてよ…早く一緒になって私に身体を…」
「黙りなさい…」
幽香は静かに言う
(はっ?何言ってるの?貴女が望んだんだもん…それにもう貴女の身体の殆ど私が貰ったもん…なら、そんな口を…)
「黙れって言ってんのが聞こえないのか?」
そう言った瞬間幽香の身体から妖気が衝撃波になって辺りのモヤを吹き飛ばす
(ぎゃぁかぁあぁ!?馬鹿な…こんな…殆ど取り込んだ筈なのに…何で…)
フランの影が幽香の身体から飛び出る
どうやら先程の妖力の放出した時に一緒に追い出されたようだ
「……全く…私も舐められた物ね…まぁ、底まで追い込まれてたって事ね…情けない…全く情けないわ…」
幽香は気を失っている幽鬼を優しく抱きしめる
「馬鹿ね…私のこの気持ちは嘘偽り無いわよ…私も怖かったんだから…貴方が離れる事と…感情がコントロール出来なかった事に…何せ初めてだったからね…恥ずかしいけど…他人に興味を…いや…好意を持つなんて…ふふ…」
幽鬼の頭を優しく撫でる
「…好き…いえ…違うわね…愛しているわ…ほら、起きなさい…華ちゃん♪」
幽香は優しく言う
「うぐっ…それ聞けて…安心です…てか、愛してるって…」
幽鬼は目を閉じたまま答える
「あら?不満?」
優しく頭を撫でる幽香
「いえ…大満足です!」
相向かいになりニコッと笑う幽鬼
「迎えに来たよ…ゆう姉…」
「遅すぎるのよ…お寝坊さん♪」
幽香は再び口を重ねようとしたが
「ごめん…ゆう姉…コレ抜いてくれない?」
幽鬼が申し訳なさそうにお腹に指を指す
まだ幽香の刺したの黒いモヤの傘は刺さっていた
「あら…でも大丈夫なのかしら?」
幽香は聞いてくるが
「ここはユウ姉の意識の中だからユウ姉が意識すれば大丈夫だよ……たぶん…」
幽鬼がそう答えると
「そう…なら平気ね♪」(ズボォッ!!
躊躇無く抜く
「うぐぉ!?抜くなら抜くって言ってよね!!?地味に痛いんだからぁ!!」
幽鬼は悶える
「ふふ♪ごめんなさい♪でも、お腹は大丈夫でしょ♪」
幽香に言われて、抜いた所を見るが傷は無かった
「いや、でも痛かった…うん…」
お腹を擦りながら幽香に言う
「ふふ…♪さて、アレをどうにかしないとね…」
幽香の目がいつも通りの鋭い目に変わり目線を後ろに向ける
底には先程飛ばされたフランの狂気がモヤで無くクッキリとフランの姿で現れていた
どうやら散っていた狂気を集めたらしい
「叶えてあげたのに約束を破るの?また、私を捨てるの…そんな事させない…させるか…コノカラダハイタダク!!」
飛びかかるフランの形をした狂気
「それは出来ない相談ね…」
手に持っていた黒い傘を軽く降るといつも通りの白い幽香の傘に変わり、狂気を軽くいなし、蹴り飛ばす
「ぐわぁっ!?」
蹴り飛ばされ吹き飛ぶ狂気
「華ちゃん?先に戻ってて?」
「え…ユウ姉は大丈夫なの?」
幽香に言われて心配する
「大丈夫よ♪もう迷わないし、恐くないから♪ちょっと子供のお説教をしてちゃんと戻るから…ね♪」
微笑む幽香
「わかった…待ってるよ…」
幽鬼はそう言ってゆっくりと意識を離していく
その時、狂気が邪魔をしようと襲いかかるが
幽香が片手で頭を掴み止める
「駄目よ…貴女は私が遊んであげるんだからね♪」
その幽香の姿を最後に幽香の精神世界から幽鬼は離れた
〜元に戻って幻想郷〜
「おーい!霊夢ー!」
霊夢が周りを警戒し続けていると空から見知った顔が飛んできた
「…何しに来たのよ…魔理沙…」
そう普通の魔法使いで霊夢の腐れ縁、魔理沙が箒に乗ってやって来た
「何しにって…人里で慧音に話を聞いたんだぜ、何か凄い事になってんな…あれ、幽鬼何してんだ?」
チラッと後ろの方を見て霊夢に聞く
「幽鬼が幽香を助けてんの…邪魔しないでね…」
霊夢が答える
「そ、そうか…てか、何で霊夢怒ってんだぜ?」
魔理沙は何故か霊夢の虫の居所が悪い事に気づく
「別に…何でも無いわよ…アンタはどうしてここに」
「んぁ?さっきも言ったが…聞いたんだよ…まぁ、本当は紅魔館に本を返しに行って借りようとしたんだぜ…でも門番もいなくて中に入ったら……………うん…まぁ…フランから聞いて…人里に向かって慧音に詳しく事情を聞いたってわけだぜ…」
何故か途中で変な間があったが霊夢は気にしなかった
「そう…で?どうすんの?」
「いやいや…手を貸すぜ!幽香はともかく、幽鬼は友達だぜ!」
いつもの笑顔を見せる魔理沙に霊夢は
「勝手にしなさい、邪魔はしない事!」
「分かってるぜ!…あ…パチュリー!!この本なんだけどよぉー」
そう言って魔理沙は本来の目的人物の所に向かったのであった
「……はぁ…怒ってる…か…全く…かれこれ二時間よ…早くしなさいよ…余り遅いと…承知しないんだから…」
チラッと幽鬼の方を睨む霊夢であった
「で?勝手に持ってきたの?」
パチュリーは魔理沙に本の事を聞く
「いやいや!これはまだ返す奴だぜ!?返そうと行ったらいなかったから今取り敢えずその有無をだな!?」
魔理沙は疑われてあたふたする
「フフ…冗談よ…読み切らなければ延長していいわよ…取り敢えず…こっちが終わってからね…」
そう言って幽鬼の方を見る
「何かすまなかったな…気付かなかったぜ…案外近い場所でこんな事が起きてたってのに…」
魔理沙は申し訳なさそうに言う
「そういえばそうね…いち早く気づきそうな貴女がね…」
「いやぁ…今日がこの本の返却日だったのを忘れてて…昨日の夜、徹夜で読んでたからだぜ…うん…それはもうグッスリだぜ…」
苦笑いで話す魔理沙は辺りを見渡し
「咲夜達も見張ってるのか…何気に幽鬼って人気者なんだな…」
しみじみ思う魔理沙
「…ん…もしかして…魔理沙…霊夢と咲夜達を呼んでちょうだい…こあ!防壁の魔力供給やめて回復魔法の準備!」
「はーい!!」
パチュリーがこあを呼び幽鬼の魔法壁の所に駆け寄る
「何か動きがあったみたいだな…おーい!おまえらぁー!」
魔理沙はパチュリーに頼まれた通りに霊夢達を呼ぶ
魔理沙は気づいていないがコレが幽鬼の縁の力でもある
「う…ぐぅ…」
幽鬼は膝をつく
(な、何とか無事に意識の縁を切れたみたいだ…きっつぅ…)
力が入らず膝を着いてる状態から倒れそうになる
「ご無事で良かったです…」
咲夜に身体を支えられる、時止めで幽鬼の後ろに来たようだ
「はいはーい!回復ですですー!」
小悪魔が傍にしゃがみ
「パチュリー様ー、お願いしますー!」
「分かってるわよ…少し待ちなさい…」
パチュリーも傍に来てしゃがむ
咲夜が後ろでささえ、左右にパチュリーと小悪魔がいて囲われてる状態になる
「…ぁ…ぅ…」
幽鬼は喋ろうとするが上手く呂律が回らない
「いいの…静かにしなさい…分かっているから」
パチュリーが回復魔法を展開する
「取り敢えず…峠は越したみたいね…幽鬼を連れて後ろに下がってなさい…魔理沙、アンタは私と一緒に幽香の方を見るわよ…」
霊夢が幽鬼の無事を確認してからパチュリー達に下がらせ、魔理沙に幽香を一緒に見張るように言う
「んぉ?幽鬼の方は大丈夫なのかぜ?て言うか…幽香の方は失敗したのかぜ?」
あらかた事の顛末を聞いた魔理沙は霊夢に聞く
「大丈夫よ…私の勘がそう言ってる…」
「へいへい…霊夢の勘は当たるから平気だな」
そう言って未だに結界が貼られてる前に立つ
「はぁ…ちゃっちゃと終わらせて…帰りたいわ…」
「なんだぁ〜?何か余裕の雰囲気出てきたな?もしかして…幽鬼が無事だったのが安心したのかぁ?」
「……っうっさいわよ…無駄口は必要ないわ」
魔理沙にからかわれるが軽くあしらう霊夢
その時
ビキビキッ!
「魔理沙…」
「おうよ…」
結界に音を立てヒビが入り始めた
「………」
「………」
それぞれ構えてその時を待つ
その瞬間
けたたましい音をたてながら派手に割れる結界
「うげぇ…凄い妖気だぜ…」
険しい顔をする魔理沙
「そうね…その衝撃で割れたみたいね…」
霊夢はただ幽香を見る
ゆっくりと顔を上げ、目を開く幽香
しかし、そこにいる幽香は
「はぁ…ここまで縛られてると…嫌になるわね…」
いつもの風見幽香だった
「こんな物で封じられていたなんてね…」
すると幽香は拘束している札の鎖を破り始めた
それもいとも簡単に
「はぁ…そう易々と破れる代物でもないのよ…」
霊夢がため息をつきながら警戒を解く
「ま、それが普段の幽香ってことだぜ…」
魔理沙も苦笑いをしながら同じく警戒を解く
「……まぁ、迷惑かけたわね…色々と…」
前髪を手で後ろに上げ、顔を見せる
「それで?アンタをそこまで変わらせた原因は結局なんだったの?」
霊夢が幽香に聞く
「そうね…恥ずかしながら、他の子の干渉が入ったって説明すればいいかしら?…あ、そうね…コレを渡すわ返してあげて?」
幽香はゆっくりと片手を差し出す、手のひらには黒い何かの種が一つあった
「なんだぜ?コレ?種か?」
魔理沙が確認しようと手に取ろうとした時
「魔理沙、それは下手に触らないで…」
霊夢が止める
「んぇ?」
「そうね…それは私達が引き取るわよ…」
幽鬼の傍にいたパチュリーが霊夢達の元に来る
「その種の正体は…フランの狂気その物よ…コレに入れて貰えるかしら?」
パチュリーは特殊な形をした小さな容器を取り出す
そして幽香に差し出して手のひらの種をその容器に入れさせる
「迷惑かけたわ…」
幽香にパチュリーは言いながら容器の蓋を閉めて何かの魔法をかけ、持っていた魔導書の中にしまう
「色々とオハナシしたからしばらくは平気だとは思うけど…その子とちゃんと向き合ってあげなさい…まぁ、呑まれてた私が言うのもなんだけどね…」
幽香はそう言って背を向けて歩き出す
「ちょっと!?何処行くのよ!?」
霊夢が慌てて声をかける
「何って帰るのよ?」
当たり前でしょ?みたいな目を霊夢に向ける
「あんたねぇ…曲がりなりにも異変て呼んでもいい騒動になったのよ!?」
「諦めるんだぜ…霊夢、人里とかには被害は出てないみたいだし…大人しく帰らしとけばいいぜ…アイツはそう言う奴だから…」
魔理沙は幽香の性格を知っているようだったみたいで呆れながら言う
「そう言う事、私もこんな格好は嫌だからね…迷惑かけた人里にちゃんとお詫びをしたいしね…それも兼ねて貴女の神社にも行くわ…華ちゃんの面倒お願いね♪」
そう言ってあっさり帰って行った
取り残されたメンバーは取り敢えず一旦人里に戻り、慧音と阿求に事の顛末を話、騒動が終着した事を説明した
慧音も阿求も良かったと安心して話を聞いた
しかし、明日お詫びしに幽香が再び来ると行ったら二人とも苦笑いで返事をした
そうして、各々帰路ついたが
魔理沙は幽鬼を連れて行くのを手伝う為に付き添うことなり一緒に神社に向かった
パチュリーと咲夜も付き添うと言ったが紅魔館(レミリア)の事もある為、幽鬼が大丈夫と断り帰した
神社に向かっている道中
霊夢1人は納得がいってなかったのかイライラしていたのを見かねた魔理沙が霊夢に言った
人脈の縁は再び広がりを始める
幽香はゆっくりと歩いていた
「ふふ♪ふふ♪」
嬉しそうに時々足を止め笑っていた
「私も落ちぶれた物ね…一人の人間にここまで執着する事になるとは…冷静に考えて見るとありえないわ…」
再び歩み始めて、太陽の畑に近くなった所で幽香は足を止めた
「いつまで着いてくるのかしら?」
静かに一人言う
「あやや…バレてましたか…(汗」
すると木の影から射命丸 文が現れた
「何のよう…と言いたいけど、大体わかるわ…どうせ今回の騒ぎを新聞に載せるつもりなんでしょ?」
「はい!御察しが良くて助かります♪と言う訳でしゅざっ…グェ!?」
ニッコリ笑顔で答えていた文の胸ぐらを掴み持ち上げる幽香
「新聞にするのは構わないけど…華ちゃんの事は載せちゃダメよ♪今回の騒動はあくまでも1人の妖怪の暴走…解決者…功労者は博麗の巫女と他の子…華ちゃん以外のね?」
ニッコリ笑顔で話続ける
「ぐぇ…わ、わがりましだ…わが…りまじだ…ので…ぐ…ぐるじぃ…ばなじぇ…でぇ…」
胸ぐらを掴まれ首が締まる文は何とか答える
「そう♪お願いね♪」
幽香は文を離す
「ゲホッ!ゲホッ!はぁ〜…酷いですよ…ケホッ…いきなり…分かりました…彼については一切書きません…」
「少しでも…載せたらわかってるでしょ…山に住んでるカラスが駆除するわ…」
幽香はそう言って歩き出す
一人残された文
「あぁ…酷い目にあったわ…ん〜、あそこまでになるとは…まぁ…今回の事は諦めよ…彼はまだまだネタの宝庫ですからね♪これからが楽しみです♪」
そう言って文は自分の住処へ戻って行った
強引にちょっと片付けてしまいましたが…
(´・ω・`)話が収集つかなくなると言う判断です
( *°∀°* )最近色んな方に呼んでもらっているので嬉しいです
こんな1人の妄想の話を楽しんで貰えるなら嬉しい事です
ほんと…恥ずかしい私です( -ω- ´)フッ
次回から小話(宴会編)挟んでからの妖々夢に入りたいですねー!
キタワァ━━━━━━(n'∀')η━━━━━━ !!!!
お楽しみに!
最後まで読んでいただきありがとうございました!