亜麻乃っす!(」・ω・)オッ─( ─ ・ω・)─スッ
今回でとりあえず…慧音は完了です!
波乱万丈!!
少しだけ鈴のあの子との縁を作ります!!
博麗神社の朝は早い…
早いと言うが、ある特定と人物の事をさす
「〜♪〜♪」
鼻歌を口ずさみながら朝食の準備をする割烹着を着る青年
彼はここの居候件給仕係(世話)である
こう見えて色んな少女、女性達から好意を持たれ関係を続けている…
そして…
「………」
ヨロヨロと後ろに近づく人影
「〜♪♪」
青年は調理に夢中で気がついていない
「…………」
影はゆっくりとその青年の背中に手を伸ばす
ドンッ!
「うわっと!?」
不意をつかれ軽くバランスを崩し、驚く青年…
ゆっくりと振り向く青年の目に映ったのは…
この博麗神社の家主、博麗霊夢だった…
「……おはよぅ…」
起き抜けの霊夢はそのまま、青年に抱きついた
彼女は青年に好意を寄せる1人であるのだ…
「おはようございます…霊夢さん」
そして、霊夢に笑顔で挨拶する彼は…
風華幽鬼と言う青年だった…
ココ最近、博麗神社は平穏な日々が続いていた…
ただ幽鬼は知らなかった…
これからまた起きる騒動が神社に近づいていることを…
ーーーーーー数時間後(39話目終盤)ーーーーーー
朝食が終わり、のんびりした時間に慧音が来たのだ
今日の寺子屋の手伝いの時間がズレたのか…
何か人里で騒ぎか事件が起きたのか…
霊夢も幽鬼も二人はそう思っていた…
しかしそうでは無かった、話を聞くために居間に慧音を通して話を聞こうとしたのだが…
着席して間もない慧音が言った台詞が爆弾だった
「朝早くから来てしまって、すまない…どうしても幽鬼…君に伝えたい事があったのだ…君の周りの人物達の関係とを理解した上で言う…無理を承知もしている……人里に…いや…私の所に来てくれはしないか…//?」
顔を赤く染めてモジモジと言う慧音
「…( ゚д゚)ポカーン……… 」
口が空いたまま固まる幽鬼
「…………(ジロッっ)」
霊夢は黙ったまま睨む
「い…いきなり、すまない!! 」
慧音はいきなり頭を下げ謝ってくる
「……はっ!?…け、慧音さん!、頭をあげてください!…とりあえず、どう言う事か説明して貰えますか?」
そう言うと慧音が頭をあげるが
「そ、それは…一から説明した方がいいのか//?」
何故かモジモジしながら言う慧音
「…えっ…それは…(そうね、ちゃんと説明して欲しいわね…)れ、霊夢さっ………おぅ…」
明らかに睨みつけている霊夢が割り込んで言った
「慧音先生?…アンタは別にそこまで幽鬼と関わりがあった訳じゃ無いわよね…?一時の感情じゃないのかしら?」
ズバズバと聞いてくる霊夢
「………う…うむ…友人としての付き合いを続けていた…しかし、最初は彼を警戒していた…」
「あぁ…(汗)」
幽鬼は警戒していたという言葉で理解した
「……幽鬼が風見幽香の子供であるからでしょ?」
霊夢も理解していた
「……そうだ…しかし…それを知ったのは風見幽香の人里の襲撃事件の時に彼に直接説明を聞いた時からだがな…」
申し訳なさそうに言う慧音
「………ふーん…なら、今回続けていた寺子屋の手伝いも…影では監視する目的の事だったのね…?」
慧音に霊夢が切り込む
「そ…それはッ!………その………」
顔を逸らす慧音
「……そんな事をしていた相手に…どうしてアンタはそう想いを抱いたのかしら…不思議な話ね…」
何処か不信感を持ちながら霊夢は言う
「……れ、霊夢さん…それは…(幽鬼は少し黙ってて…)…アッハイ…」
幽鬼がフォローを入れようとしたら霊夢に一括される
どうやら霊夢は機嫌が悪いのか…拗ねているのか…幽鬼に対して少し当たりが強かった…
そんな中、慧音は少し俯いていた
「で…どうなの…黙ってちゃ、わからないじゃない…?」
霊夢が俯いている慧音に再び聞く
「………本当に…最初は見定めだった…人の本性は1回や数回ではわからない物…だからこそ、私は確かめたかった…それだけだったのだ……」
静かに語り始める慧音
「……じゃぁ…妹紅さんの事は…」
幽鬼がボソッと言う
「それは…違う…妹紅とは本当に仲良くして欲しかったのだ…ただ…人の事を気にしすぎて、自分自身の事を疎かにしてしまったようだったのだ…」
真っ直ぐな目を幽鬼に向ける
「楽しかったのだ……私は君と一緒にいて…そして、気づいたのだ…私もまた…孤独だったのだと…」
「孤独って…アンタは人里にいるから…違うじゃないの…?」
そんな慧音を霊夢が一言返す
「霊夢さん…?形の繋がりでは…違うんですよ…?」
そんな霊夢に幽鬼が少し諭すように言う
「……言いすぎたわ…ごめんなさい…」
霊夢は幽鬼に言われて素直に謝る
「いや…大丈夫だ…確かに霊夢の言う通りだ…人の輪に囲まれている私が孤独と言うのは違うかもしれない…」
何処か寂しそうに話す慧音
「…霊夢…私は今の君が羨ましい……」
そう言うと慧音は立ち上がり、障子の近くまで移動し目の前で振り返った
「いきなり押し掛けてすまなかった…この事は忘れてくれ…今後一切…この様な事は言わないし必要以上に関わらない…だから…」
振り向いたその目には涙が溜まっていた
「…嫌わないでくれ…」
そう言って障子を開けて帰ろうと前を向く
「っ!!…慧音さんっ…!」
幽鬼が駆け寄り、腕を掴む
「離してくれ…」
静かに幽鬼に言う慧音
「いいえ…離しませんよ…!まだ終わってないですから…!」
しっかりの腕を掴む幽鬼
「話は終わったんだ…今回の事は気にしないで…1人の戯言だと思って…(…ふざけないでよ……)……えっ…」
そう声を出したのは霊夢だった
「なにを一方的に終わらそうとしてんのよ…幽鬼は答えも何も言ってないじゃないの…」
そう言いながら霊夢も傍に来る
「……だが…私は…」
「アンタが…そこまで幽鬼を思ってんなら…ウジウジしてないでさっきの事をもう一度ぶつけなさいよ…少しばかし茶々が入っただけなのに…馬鹿なの…?」
そう言って霊夢は障子を閉めた
「……幽鬼…正直言うけど、私はこれ以上…アンタの周りにこう言うの増やしたくないの…アンタは私の物になる予定だからね…誰にも取られたくないのよ…」
「霊夢さん…」
「……だけどね…後味悪いのはもっと嫌なの…理由はどうであれ、しっかりと勝負して決着つけるのが私なの…慧音…アンタもそうなら、覚悟があるなら…」
霊夢は目を閉じて、深く息を吸う
そして、霊夢はゆっくりと目を開けて言った
「……ぁぁ…っ…」
慧音はその場にへたり込む
「慧音さん…まだ、返事が出来てませんでしたね…」
幽鬼は膝をつき、慧音を見つめ優しく言う
「………」
慧音は黙ったまま幽鬼を見つめ返す
「こんな自分を想ってくれて…ありがとうございます…慧音さんの気持ちはとても嬉しいです…だから、その想いに答えられるかどうかは分かりませんが…貴女の想いを受け止めます…」
慧音の片手を両手で握る幽鬼
「……ぁぁっ……」
慧音は再び目に涙を溜める
「………慧音さんが宜しければ…自分の想いも受け止めて貰えますか…?」
微笑んで聞く幽鬼
「…こんな…拙い私だが…よろしく頼む…」
慧音は微笑み返しながら答えた…頬に涙を流して…
ーーーーーーーーーー数分後ーーーーーーーーーー
「………」(楽園の素敵な巫女)
「………」(知識と歴史の半獣)
「………」(完全で瀟洒な従者)
「………」(半人半霊の庭師)
「………(汗)」(何処か普通じゃない女ったらしの人間)
何故か4人の前で正座している幽鬼の姿があった
その場にいる4人とは、先程の霊夢と慧音に加え…
主の名でお茶会に誘いに来たメイド、十六夜咲夜…
それに同じく主の名で夕飯の招待に来た庭師、魂魄妖夢の姿が増えていた…
「……それで…貴女は幽鬼さんに受け入れられたと言うわけですね…?」
事の顛末を聞いた咲夜が慧音に聞く
「…あ、あぁ…形はどうであれ…私は彼に想いを告げた…そして、受け入れて貰えた…しかし…ここまでだとは予想外だったがな…」
霊夢と幽香だけだと思っていた慧音は咲夜に苦笑いで答える
「……幽鬼さんは…どうしてそこまでして、増やすんですか…私じゃ不満なんですか…」
とある部位が今いるメンバーより慎ましい妖夢はその部位を両手で抑えてながら涙目で言う
「……1人は何で泣いてるのか分からないけど…とりあえず、同じ土俵にまた1人加わったという事で各々伝えときなさい…」
霊夢はそう言ってチラッと幽鬼を見る
「………」
俯いている幽鬼
「……どうせまた、変な事を考えてるんでしょ…?…いい加減にしてよね…アンタは悪くないんだから…」
「……はぁ…すみません…分かってはいるんですが…中々…うん…とても罪悪感が…良いのかなって…」
幽鬼は少し不安になっていた
「……幽鬼…何度も言うけどアンタはシャキッと胸を張りなさい…そして諦めなさい、この先アンタが望まなくとも増えると思うから…正直私は嫌だけど…」
「……勘ですか?」
幽鬼は苦笑いで聞く
「えぇ…勘よ」
霊夢はにこやかに答える
「…アッハイ…ワ、ワカリマシタ...(lll-ω-)…」
幽鬼は色々と考えたり悩むのを諦めることにした
素直に気持ちに答えようと…なぜなら
楽園の素敵な巫女の勘は当たるから…
「さて…私はお暇しよう…寺子屋の時間なのでな…」
そう言って慧音が帰ろうと障子を開ける
「あ、慧音さん、だったら一緒に向かいますよ…今日は行く日でしたもんね…?」
幽鬼がそう言って立ち上がる
「い、いや…今日は大丈夫だ…とても嬉しいのだが…落ち着いて授業がちゃんと出来るか心配なのでな…そ、その…よ、余韻と言うのか…?…1人で浸らしてくれないか…//」
モジモジと顔を赤らめ答える慧音
「わ、分かりました…」(やだ、けーね可愛い…)
そんな事を思いながら言う幽鬼
「…う、うむ…//…つ、次はあの…ゆ、ゆっくりと…//ふ、ふたりぃ…で…あ…会ってくれるか…//」
更に人差し指と人差し指でツンツンとしながら言う慧音
「とても可愛い…けーね…」(えぇ、もちろん♪)
思ってる事が逆に出る
「………んぇっ//!?」
「あ………(汗)」
慧音の反応を見て、幽鬼は気づいた
「……〜〜〜ッッッ///!!!…し、失礼するッッッ///!!!」
一気に顔が真っ赤になり、慧音は飛び出して行ってしまった
「………やらかしたなぁ…アハハ…(誰が目の前でイチャついて良いと言ったかしら…?)…(゚Д゚;)!!」
幽鬼は某ランドセルの奴のフレーズ見たく、背筋が伸びる
そして、ゆっくりと振り返る
「……少し早いけど、私達の弾幕勝負をしましょうね…相手はアンタが1人と私ら3人ね…」
獲物を見る目で髪のリボンと胸のリボンを解きながら近づいて来る霊夢…
「…こんな形で初めてなのは仕方ありませんが…幽鬼さんには少し分からせないとイケナイみたいですね…」
自分の首元のリボンを緩め胸元のボタンを外し始める咲夜
「……幽々子様…申し訳ございません…今日は…少しお夕飯が遅れます…幽鬼さん、お覚悟を…!!」
覚悟した目つきでスカートを脱ぎ捨てる妖夢
「…………お、落ち着きましょう…皆さん…」
近づいてくる三人に後ずさりしながら言う幽鬼
しかし…
「あっ………」
あっという間に角に追いやられる
「さぁ…覚悟しなさい…!!」
幽鬼は霊夢の声と皮切りに考えるのを辞めた…
男の悲鳴が轟いた……
次の日・人里(昼)
「き、昨日はえらい目にあったな…」
とぼとぼと人里を歩く幽鬼
結局あの後、三人にお仕置という搾り取り戦が行われた
「三途の川が見えた気がする…」
限界を通り越した幽鬼は1度一瞬意識が神社ではなく川のほとりの土手の上にいた様な気がした
「……赤い髪の毛のが船の上に横たわってたような…うーん…まぁ、今はいいか…無事にいるんだし…」
結局、その一瞬だけで次の瞬間には目が覚めた
「……夕飯美味かったな…滅茶苦茶スタミナ料理だったけど…ハハッ…」
結局、夕飯は霊夢と妖夢が準備していて、気がついた幽鬼は咲夜に膝枕されていた
気を失った幽鬼を誰が見るか軽く争いが起きかけたらしいが…大人しく三人でジャンケンで決めた結果らしかった…
「……そして、夕飯の準備中に幽々子が乱入…妖夢吊し上げてからの結局一緒に夕飯…ハードだよ…本当に…」
いい笑顔の幽々子が現れて、妖夢は血相を変えて謝罪と説明をしたが…「忘れてたのは事実でしょう♪」って一言で終わった
「………よく生きてるよ…ハハッ…」
幽鬼は青く広がる空に目を向け、遠い目をする
雲ひとつ無い青い空に少し気分が軽くなった
「よし!…昨日の使ってしまった分買い出しだ!」
軽く頬を叩き再び、目的のお店に向かって歩きだす
その直後に曲がり角から人影が現れ
ドンッ!
「おっと! 」
「きゃっ!?」
ドサッ…
ぶつかってしまい、お互いに倒れ尻もちをつく
「あいてて…あ、すみません!大丈夫ですか!?」
幽鬼は咄嗟に立ち上がりぶつかった相手に駆け寄る
笠を被っており顔は見えなかったが声からして女性だったので幽鬼は少し慌てた
「う〜…いたた…大丈夫です…」
笠を被った女性は問いかけに答えた
「良かった…本当にすみません…掴まってください」
安心した幽鬼は手を差し出して言う
「……あ…はい…ありがとう…ございます…」
女性は少し躊躇したように見えたが幽鬼の手を取る
「よいしょっと…ふぅ…良かった怪我がなくて…」
よく見ると背中に何か大きな箱みたいな物をを背負っていたので下手な転び方をしていたら怪我をしていたかもしれなかった
「い、いえ…お気づかいなく…体は丈夫な方なので…」
明らかに顔を見られないように深く笠を被る女性
「あはは…そうですか、薬売りの途中すみませんでした…」
「え…」
幽鬼のポロッと言った事に女性が驚く
「ど…どうして…薬売りだと…?」
何処か警戒した声に変わる女性
「あ…すみません…いやぁ…あのなんて言うか…貴女が背負っているものって普通の物売りの人の奴では小さすぎますし…かと言って着飾りとか髪飾りの小物売りにしては大きすぎます…まぁ…薬屋…と言っても乾燥した薬草とかですよね?…自分も身近にその良く似た小さな箱に採った薬草を乾燥させて保存してたので…あ!?…気を悪くしたのであれば謝りますよ!?」
説明して途中で自分の話した内容に気づいて女性に慌てて言う
「………いえ…大丈夫です…少し驚いただけです…ただ少し間違っているのしたら…薬は売ってません、ただの様子見程度だったので…」
最後の方はボソッと言ったのでハッキリとは幽鬼には聞こえななかった
「そうなんですか…色々大変ですけど…頑張ってくださいね、それでは…失礼します、すみませんでした…」
幽鬼はそう言って頭を軽くまた下げてその場から立ち去ろうとした…
その時…
「……あっ…ちょっと待ってください!」
そう声をかけられる
「ほい?何かありましたか?」
足を止めて振り返る幽鬼
「あの…手のひらから血が…」
「え?…あ…本当だ…」
女性に言われ確認すると手のひらにかすり傷が出来ていた
「あ〜…でもこの位だったら…洗っとけば…(ダメです…!ちゃんと消毒とかしなくちゃ!!)ふぉっ!?」
いきなり大声を出されビックリする
「あ…ごめんなさい…声を上げてしまい…でも、それくらいとか言って油断は駄目ですよ!…ちょっと、待ってください…」
そう言って女性は背負っていた箱らしき入れ物を下ろして何か探し出した…
「…だ、大丈夫ですよ…?」
「ダメです…!」
断ろうとしたら即答される
「…ありました…一応…売るつもりでは無かったのですが…試しで持ち運ぶよう言われた塗り薬です…これを塗れば大丈夫です…差し上げます…」
女性は小さい小箱を差し出してくる
「いやいや!?…お薬はタダで貰えるの物では無いですよ!?…せ、せめて…いくらかお渡ししますので!!」
女性の発言にビックリして財布を取り出す幽鬼
「先程も言いましたが…これは…売り物でもなんでもないです…なので気にしないで下さいよ」
そう言って女性は幽鬼の怪我をしていない方の手に小箱を持たせた
「…では、お大事…(やっぱり駄目です!)…はぁ…だから大丈夫ですって……えっ…」
呆れながら振り向いた女性は少し驚いた
「貴女が渡す薬は…作った方がいるはずです…無償で貰うような物では無いはずです…価値があります…例え知れてなくても…払うものです…貴女がどう言うか勝手ですが…これは受け取って貰います…!」
そう言って女性の手にお金を掴ませる
「…えっ…えっ…あのっ…!」
慌てて返そうとする女性…しかし…
「言っておきますが!返金不可です!!それじゃ!!」
そう言って幽鬼は小箱を持って駆け足で本来の目的の店へ向かった
走り去る背中が角で見えなくなり、女性は手に掴まされたお金に目線を落とし軽く息を吐く
「……なんなのよ…あの人…はぁ、一応報告しなくちゃ…波長を変えて忍び込んでいたけど…まさか…人にぶつかるなんて…さて、他に見られる前に…退散ね…」
そう言うと笠の下から赤く光る目が見え、次の瞬間には彼女の姿はその場から消えた…
ただ、小さく聞こえる足音だけを残して…
その頃、幽鬼は目的の店の手前まで来ていた
「はぁ…ふぅ…走った〜…まさかの初接触が妖夢と同じになるとはな…変なデジャブを感じた」
チラッと走って来た方を見る
「……あの格好…薬売りの行商人の格好…思わず口に出しちゃって焦ったけど…他にいないよね、時期的にもうそろそろだしな…」
歩きながら、ふっと空を見上げる幽鬼
幽鬼は先程のぶつかった女性は誰なのか気づいていた 、これから起きる次の異変の道中に現れる人物であり、首謀者の側近の弟子…
そんな事を考えていながら、ピタリと目的の店の前で止まり
「まぁ、もこたんとも接触してるから…どうかと思ったけど…やっぱり交わるか……よし…その時を楽しみにしとくかね…さーて!買い物!買い物!!!」
幽鬼は店の中へ入っていった
これが、幽鬼と竹林に住む月の脱走兎兵との初めての接触だった
生徒が帰り、静まり返った教室…
その中央に慧音と妹紅の姿があった…
しかし、2人の空気は重かった…
「その…なんだ…今話したことが全てだ…うむ…いきなりこんな事を話して巫山戯ていると思うが…事実だ…」
慧音は全て妹紅に話したのだ…
「………」
しかし妹紅は黙ったままそっぽ向いていた
「だからその…妹紅には…知ってて貰いたくってな…あの…わ、私も初めてな事でな…こ、困惑はしてるんだ…(汗」
どうにも妹紅の反応がよろしくなさそうで焦る慧音
「………」
妹紅は手癖をしたまま、一向に慧音の方へは向かない
「…ゆ、幽鬼は…あ、後に…ちゃんと話はしとくのだが…も、妹紅の意見というか…な、なんだ…え〜っと…う〜…」
慧音は完全に妹紅が興味が無さそうな態度に言葉を詰まらせ、悩み始めてしまった。
「…慧音…」
「な、なんだ!?」
今まで反応が無かった妹紅に呼ばれ構える慧音
「……アイツは…今どこだ…?」
そう静かに言った
「ぬぅ?…あ、アイツ…?…す、すまん…妹紅…誰だ?」
慧音が聞くとゆっくりと妹紅が顔を向ける
「色んな意味で女ったらしで慧音の
炎を撒き散らしながら今にも飛び出しそうな妹紅を必死に抑える慧音
「妹紅!!気持ちが分かるが!!落ち着いてくれ!!」
羽交い締めになり妹紅を止める慧音
「落ち着いていられるかよ!!なんなんだよ!!訳が分からない!!なんで!慧音はそう納得してるんだよ!!」
妹紅は人里で見かける人形遣いの魔女と幽鬼の関係を見てしまったが、それ以外に関係を持つ女性が幽鬼の周りにいた事を知らされて、更に自分の古い旧友までもが加わったと聞いたら驚かずにはいられなかった…
(これじゃぁ…父上の二の舞じゃないか!!)
同時にそう考えていた
「も、妹紅!!ひとまず落ち着いてくれ!!幽鬼も策略とかした訳ではないんだぞ!」
その言葉に妹紅は藻掻くのをやめる
「ちゃんと…追って説明をする…私が幽鬼と霊夢から聞いた話だがな…」
ゆっくりと妹紅から離れる慧音
「……そうだとしても…私は…」
しかし妹紅はやっぱり納得していなそうだった
「…確かに納得だろう…状況が似ているのだから…だから、私の話を聞いてもダメなら…明日、博麗神社に行って…幽鬼に直接に妹紅に話すように…た、頼んでくるぞ…?」
慧音がそう言うと妹紅が振り返った
「そう、なら…直接アイツから聞きたいね…慧音、私の家に明日連れて来い…私の納得いく理由を聞かせろと…伝えてくれ…」
妹紅はそのまま教室から出て行ってしまった
「はぁ…」
一人残された慧音はガックリと頭を下にたれ、ため息を吐く
「……色々とゴタゴタしてしまったな…幽鬼に申し訳ない事をした……うむ…しかし、裏を返せば…幽鬼と妹紅の所まで二人っきりと言う訳だな…………ゴクリッ…///」
慧音の顔は赤くなり、生唾を飲み込む
「はっ!何を良からぬ事を!…も、妹紅にちゃんと納得させねば意味が無いんだぞ……冷静にならなくては………フヘヘ…//」
何処が抜けてしまった人里の半獣半人教師…
誰もいない、教室で所々で腑抜けた幸せそうな顔をしていた…
大きな屋敷の門前にフラフラしている人影
「ウサ〜…暇ウサ〜…おっ?戻ってきたウサね〜」
垂れたうさ耳をピクっと反応させる
「アンタ、何をしてんのよ…お師匠の手伝いはどうしたのよ?」
竹林の中に伸びる道から現れた人物
「そんなんとっくに終わってるウサ…それよりも帰って来たなら直ぐに報告するようにって言ってたウサよ〜」
フラフラと屋敷の中に入って行った
「はいはい…今行く所よ…よいしょっと…」
笠を取り、現れるうさ耳…
「さて…早く報告しなくっちゃ…」
彼女もまた屋敷の中へ入って行ったのだった
とある座敷部屋
「……ついに…あの時と同じ、満月がくるのね…」
障子の空いた窓から空を見上げる女性の姿…
銀髪の長く伸びた三つ編み結び腰近くまであり、独特な赤と青の左右で色の分かれる特殊な配色の服を着ていた
「お師しょう〜…戻りました〜」
「えぇ…お帰りなさい、ご苦労さま…優曇華…」
後ろから声が聞こえ、声がした方に振り向きながら入ってきた人物の名を呼ぶ
「……はぁ…ししょー…すみません、少し予想外な事が…」
優曇華と呼ばれた彼女は早速、先程の人里の事を報告をするのだった…
〜 少女説明中 〜
「…………」
「……どうしますか…ししょ〜…?」
報告を聞いた銀髪の女性は黙ったまま空を見上げ直す
すっかり空は暗くなり、辺りを月明かりが照らしていた
「優曇華…この事は誰にも言わないのよ…?落ち着くまでね…もし…姫の居場所がバレたら…」
深刻そうな顔をして言う
「…わかりました…それでは外を出歩くのもしばらく辞めると…?」
優曇華が聞くと
「…そうしてちょうだい……満月が終わるまでね…さて、優曇華?…そろそろ下がっていいわ、報告ありがと…」
「…はい、失礼しました」
優曇華は軽く頭を下げて、部屋から出ていった…
一人になる銀髪の女性…
「……予想外だったわね…永遠の中に関わりを持つ人物がいるなんて……」
月を再び見上げる女性、美しく照らす月明かり…
だが彼女は目を細め睨みつけていた
「……本格的に…結界を強くはらなきゃね…連れていかれてなるものか…」
その表情は美しくも、殺気が溢れていた…
〜・とある部屋・<
薄暗く灯るランタンを囲っている人物達…
喘息紫モヤシ魔女・「……状況的に有利なのは霊夢ね…」
森の人形遣い・「…それに一人増えたって聞いたけど…本当に?」
喘息紫モヤシ魔女・「えぇ…確かな情報…そうでしょ?」
瀟洒なメイド・「はい、確かでございます…人里の寺子屋の教師でした…」
森の人形遣い・「そう……で?…この状況は説明したの?…結構生真面目な人でしょ?」
魔法使いの吸血鬼・「でも〜、お兄様はそういう人だと納得させちゃうんじゃないのかな?…後はそのきょうし?って言う人が折れかけて…お兄様に優しくされて…キャッ//♪っじゃない?」
喘息紫モヤシ・「…ありえるわね……」
瀟洒なメイド・「妹様の言う通りかもしれません…」
森の人形遣い・「幽鬼なら…そうね…」
魔法使いの吸血鬼・「でしょ〜?…でもお兄様には沢山優しい事を言われたいな〜♪」
喘息紫モヤシ・「純粋ね…でも、悪くないわね…」
森の人形遣い・「……囁いて欲しいわね…」
瀟洒なメイド・「…ですね…言われたいです…」
森の人形遣い・「あら、言われたのじゃないの?…貴女から幽鬼の濃い匂いがするのはそういう事でしょ?」
瀟洒なメイド・「……なんの事でしょう…?」
森の人形遣い・「…とぼけなくても分かるわよ…」
喘息紫モヤシ・「そうよ…分かるわ、幽鬼の匂いよ…特にスカートの辺りから…ね?」
瀟洒なメイド・「………しっかりと洗ったはずなのですが…」
魔法使いの吸血鬼・「隠さなくても大丈夫だよ〜?…私も含めてここにいる皆そうだしね〜♪」
喘息紫モヤシ・「……ここにいる時点でライバルだけど…同じ人を好きになった集まりなのだから……それで…どうだった?」
瀟洒なメイド・「……とても愛くるしいお姿を見れました…それでいて…とても優しく、丁寧で…ふふっ♪」
森の人形遣い・「……」
喘息紫モヤシ・「……」
魔法使いの吸血鬼・「2人の目が怖いんだけど…」
かりちゅま・「…あんた達…何しているのよ…」
ヽ(`Д´)ノウワァァァァァン!!ネタギレで遅くなったよォー!!
(´・ω・`)眠気との戦いの中、書いております…
(´・ω・`)1回どこかで…攻略済みの女性陣をだしたいです
すみませんが、待ってて下さい