幻想複愛物語   作:亜麻乃

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オイッス!
オラアマノ!!

書いたのでよんでください!!

語彙力が低下してますだ!!


今回の流れ・落とされた先で出会う→闘う?いいえ…北○の拳です…→異変首謀者接敵→主人公ブチギレ→反省の涙→和解(あっさり系)→全員集合→また次回!!




(´・ω・`)最近ほんとにネタ切れ…





止められた夜、月の異変 後編

 

 

 

「いきなり落とすんだもん…紫さんも人が悪いよ…」

幽鬼は1人広い和室にいた

 

「まぁ…元々こうなるかも…とは踏んでいたから…口を挟んだ普通の人間だからこそね…」

そうして幽鬼はゆっくり振り返る

 

「…貴方があの妖怪の賢者…この世界の管理者が言っていた…地上の人間ね…?」

そこには長い銀髪を三つ編みにして、前髪は真ん中分け。

左右で色の分かれる特殊な配色の服を着ていた…

具体的に言うと、青と赤から成るツートンカラーで上の服は右が赤で左が青、スカートは上の服の左右逆の配色となっている。

袖はフリルの付いた半袖で全体的に色合い以外はやや中華的な装いに近い

頭には、同じくツートンのナース帽ベースで前面中央に赤十字マークが着いたものをを被っている。

 

あらゆる薬を作る程度の能力を持つ

 

月の頭脳の天才

 

八意永琳

 

 

 

( ゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!

 

 

 

 

( ゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!

 

 

 

 

 

静かな雰囲気を纏って立っていた

コチラを警戒しているのか、その手には弓を持っている

 

「…警戒しているのは分かります…しかし先程、紫さんから説明があったはずです…それが全てであり…貴女方が起こしている異変は意味が無いもの…すんなりやめていただければお互いに大きな損失や損壊が起こらないんです…」

永琳を説明と説得する幽鬼

 

「………えぇ…あの賢者に聞いた…私達が起こしたこの騒ぎは無意味だと…的確に話してくるから最初は未来が見えてるのかと賢者を疑った…でも…違った…賢者も悟られ、教えられただけ…影の功労者は……普通の人間だった…」

睨むように幽鬼を見る永琳

 

「それなら、自分の今言いたいこと…分かりますよね…?偶然紫さんが送った場所に貴女が偶然、自分の現れる所にいたってならない筈なんですよ…」

永琳に近づき静かに言い放った

 

「結界で護られた部屋に入れて貰えますよね?」

永琳の背後の部屋を指さす幽鬼

 

「……………………」

しかし、永琳の目は鋭くなる

 

「……ダメなんですかね…?」

残念そうに言う幽鬼

 

「…それとこれのは話が別…例え月からの使者が来なくても…あの娘(輝夜)を狙う人物は誰であろうと…合わせる筈がない…」

永琳はゆっくり弓を構え、幽鬼に矢を向ける

 

「………なるべく手荒な真似はしたく無いんです…お願いします…そこをどいて通してください…」

幽鬼は深々と頭を下げる

 

しかし…

 

永琳は…

 

「くどい!誰であろうが通しはしない!」

永琳は頭を下げている幽鬼に矢を放った

 

「………」

頭を下げた幽鬼には見えていない、このまま行けば、幽鬼の脳天に矢が刺さってしまう

 

 

 

 

普通の人間だったら…

 

 

 

 

 

「………はぁ…なら……仕方ないです…」

軽くため息をして顔をあげる

 

 

 

 

 

「…穏便に終われば良かったんですが…」

ゆっくり構える

 

 

 

「少し眠っててください…」

スッとその場から姿を消す

幽鬼目掛けて放った矢は後ろの襖へ突き刺さった

 

「何っ!?…くっ!?どこに!?」

永琳は辺りを見渡す

 

「……すみませんっ!!」

「…っ!…ぐっ!!」

目の前に幽鬼が現れ、永琳は咄嗟に防御姿勢になる

 

「痛くは…ありません!!」

しかし、幽鬼の速さの方が上だった

 

「ぐっ!?う゛ぅっ…!?かふっ…!?」

永琳は首筋、脇腹、下腹部に一撃づつくらう

 

 

「これで…大人しくしててください…」

幽鬼はゆっくり構えをといて言う

そして、向かうべき場所へ歩み出す

 

「…はぁ…んが…はぁ…まだよ…この程度…なんともっ!!」

永琳は行かせまいと振り返りながら弓を取り、矢を撃とうと構える

 

 

 

 

しかし、彼女は選択を間違った…

 

 

月の頭脳と言われた彼女は…

 

 

 

 

予測不能の出来事が身体に起こる…

 

 

ードクンッー

「……ッ…!」(カランッ…!

大きく心臓が脈打ち、ポロッと手から弓を落とす

 

ードクンッドクンッ!!ドドドッッッ!!ー

「……ぁな゛ッ…んぃ゛ッ…!!??

心臓がありえないくらいに脈を打ち身体全体が暑くなる

 

バッボンッ!!!!??

ぁ゛ッギぃ゛ッっ!

聞いた事のないような心臓の音が聞こえ、跳ね上がった

 

 

 

 

「初めて使う技なんで…すみません…」

幽鬼が静かに言う

 

 

 

その瞬間永琳は身体全体が味わったことの無い快楽に包まれる

 

 

 

そして…

 

 

 

 

ハグァガァァギィぃぃぃぃッッッ///!?!?!?!?

奇声を上げ、白目を向いて仰け反った

 

 

 

「二速縁打(えんだ)有情(うじょう)天昇(てんしょう)ツボ押し・三連…」

幽鬼は申し訳なさそうに小さく言った

 

 

ひ…ぎぁ゛…ぁ…

永琳はそのまま仰向けに倒れる

 

 

 

 

 

 

「………威力すごっ…(汗」

幽鬼は静かに呟いた

 

 

 

この技の経緯はいたって簡単…

 

慧音が幽鬼の身体に触れた時に(キスした時)発動した奴の劣化版であり、考案者は代理人()である

 

何故こんな形になったのかと言うと…

 

これから先絡んで来る人物は殆ど女性であり、異性である幽鬼は今後巻き込まれる事を考えて、女性相手(妖怪であっても)には弾幕ごっこ(一部の鬼除く)をするのは余りいい気分では無いので悩んだ幽鬼が代理人に相談して、最終的に頼んで考えて貰ったのだが…

 

 

快楽につき落とせばいいんじゃね?

と言う代理人の練にねった?案が打開策になってしまった

 

そして、幽鬼の縁を操る程度の能力に応じて、代理人のなんか都合のいい神様の神秘の力を使って編み出したのである!!

 

 

なんやかんやあって出来たって訳だよ〜ww(By・代理人

 

 

 

「怪我させない技…初めて使ったけど…」

チラッと永琳の方に視線をやる

 

…ぉ゛う゛ッ…ひぅ゛ァ

全身を痙攣させ、声にならない音が口から漏れていた

 

「………色々とアウトだろ…コレ(汗)…死にたくないから…万が一を含めて、二速の三連でやってみたけど、効きすぎでしょ……やるこっちも色々危ない気がする…」

苦い顔をする幽鬼

 

「………さてと…とりあえず…収穫としては…縁でツボの位置が分かる事…三連でも絶大な効果がある(蓬莱人含め)と…でも、人にやったらどうなる事やら…やめよ…良くない!!」

幽鬼は強い意志を硬め、それ以上考えるのを辞めた

 

 

しかし、この強い意志は近いうちに簡単に崩れ去るのである…

 

 

 

 

 

( ^ω^)素直が1番だよ♪(By・代理人

 

 

 

 

 

 

「……っ…な、なんだ?悪寒が…いや、とりあえず先へ行こう……」

幽鬼は軽く身震いしたが気合いを入れて歩き出す

 

 

 

 

この異変の首謀者のいる…

 

 

 

次の部屋へ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、正面突入メンバーは…

 

 

 

「ここにもいない…」

スっと長い廊下に続く襖を開けて言う霊夢

 

「…いい加減にして欲しいわね…この鬱陶しい程の部屋の数…」

霊夢の開けた部屋を含めてまだ、この長い廊下には部屋が沢山あるのだ

 

「……近づいてるのは間違いない…でもあやふや…鬱陶しい…」

苛立ちを隠せない霊夢

 

その時

 

「せやぁー!!」

響いた声と同時に2つ先の襖が細切りになり吹っ飛ぶ

 

「…んっ!…また別の!…幽々子様!!また!!別の廊下に続いてます!!」

「あらあら、真っ直ぐ来てたと思ったのにいつの間にズレちゃったのかしら?」

現れたのは部屋の襖を片っ端から切り込んでいる妖夢とその後に続く幽々子だった

 

「近づいたと思ったらまた別の廊下…幽々子様…やはり屋敷の大きさと今まで進んで来た長さを重ねるとつり合わないです!」

刀を収めながら幽々子に言う

 

「そうね〜…でも、必ず当たりはあるはずよ?幽鬼ちゃんを落とした紫も怒らなきゃだけど…先に幽鬼ちゃんの安全確保と身柄確保が優先〜♪……それに近づいてるのは確かだからね♪」

チラッと幽々子が霊夢を見る

 

「…えっ…どういうっ?…あっ!霊夢さん!…ご無事でしたか!!」

妖夢は霊夢に駆け寄る

 

「…なに…さも先に幽鬼を見つけたら…自分達の物風な言い方…」

しかし霊夢は幽々子を睨む

 

「あらあら…そんな風に聞こえちゃったのかしら?…別にそんな事思って無いわ〜?…今晩は幽鬼ちゃんは家にいる筈の日なんだからそう言っちゃっただけで、自分達の物なんて〜…思ってもないわよ〜?」

幽々子はいつも通りマイペースな返答をする

 

「……アンタも紫と同じで何考えてるか正直分からない方だと思ってたけど…幽鬼に関しては弱いわね…」

霊夢はそう言って背を向けて歩き出す

 

「あ、霊夢さん!!待ってください!!一緒に幽鬼さんを探しましょうよ!!その方が早いですよーー!!」

妖夢はそんな霊夢の後を追いかける

 

「………それはお互いさまでしょ…♪」

幽々子はそう呟いて、2人の後に着いて行った

 

 

 

 

 

 

 

ーー同時刻ーー

 

真っ直ぐ伸びる別の廊下を歩くふたつの影

 

「ねぇ…咲夜?」

 

「はい…お嬢様…」

互いに歩みを止める

 

「今更なのだけど…貴女は幽鬼の事をどう思っているのかしら?…こんな時にだけど」

チラッと自分の後ろにいる咲夜を見るレミリア

 

「どう…思ってる……それはお嬢様もとっくにお気づきかと思いますが…」

 

「お前の口から聞きたいんだ…お前の主であり…お前を拾った育ての親でもあるのだ……わかるだろ…親は娘の幸せを願うものだ…」

静かに強く言うレミリア

 

「……失礼致しました…お嬢様……」

咲夜はレミリアの言われた事を理解し、頭を下げ謝罪した

 

「……わかったのなら…今一度行くわ…咲夜?貴女は彼の事…幽鬼の事をどう思っているのかしら?」

再びレミリアは咲夜に聞く

 

そして、咲夜はゆっくり深呼吸をして言い放った

 

「……お嬢様、咲夜は幽鬼様の事を心からお慕いしております…この気持ちはお嬢様に対しての忠義に引け劣らぬ物にございます…しかし、お嬢様がやめろと仰るのであれば咲夜は……咲夜は……幽鬼様を……あきらっ…『咲夜っ…』

咲夜の言葉を遮るレミリア

 

「貴女ね…何か勘違いしてないかしら?別に私は咲夜に幽鬼を諦めろなんて一言も言ってないわよ…」

 

「しかし!私は…」

 

「なーに今更怖気てんのよ…つい2日、3日前の貴女は何処へやら…私を丸め込ませて、パチェの作った変な道具と私を繋げたのは何処の誰よ…私は今まで聞きそびれてきた咲夜の本心をちゃんと聞きたかっただけよ…全く…貴女は何処か抜けてるわね…」

やれやれと首を振るレミリア

 

「も、申し訳ございません…少し勘違いを…」

再び頭を下げる咲夜

 

「はぁ…好きなら好きで貫きなさいな…まだまだこれから先、増えるのだろうから…かと言って私も幽鬼を囲おうとしてる1人なんだけどね♪幽鬼との相性は1番なレミリア・スカーレットなのだから!!」

胸を張って宣言するレミリア

 

「そうでございますねー(棒)」

 

「ちょっと…咲夜?なんでそんな感情がこもってないのよ…」

 

「気の所為でございますよー(棒)」

 

「いやいや…受け答えがまるで棒読みなんだけど…」

 

「それよりも、お嬢様、早く幽鬼様を見つけましょう!!」

 

「いや、誤魔化さないでよ」

 

 

 

「誤魔化してません!!もう正直我慢の限界なんです!!グッチョグチョなんでございますから!!!」

 

 

「何処がよ!!…と言いたい所だけど察したわよ!!ふざけていても!そんな事を大きな声で叫ぶんじゃないの!!はしたない!!良い話が台無しよ!!」

 

そんな事を言いながら騒いでいるとスっと襖の一枚が開くと

 

「…大声が聞こえたと思ってきたら、案の定ね…少しは静かに行動出来ないのかしら?」

ゆっくりとアリスが部屋から出てきた

 

「…はぁ…取り乱したわ…貴女は1人なの?霊夢と同じ位の速さで奥に進んで行ったでしょ?」

軽くため息交えて聞くレミリア

 

「途中で別々に進む方を変えただけ…幽鬼を早く見つけだして、こんな異変早めに終わらすためよ…」

アリスは静かに言う

 

「そう、なら…ここで合流したのも何かの縁なのか…はたまた…幽鬼が近くにいるのかもしれないわね…

レミリアがそう言いながら、スっとアリスの横を通る

 

「「えっ…」」

アリスと咲夜が驚く

 

「私は運命を…彼は縁…なら、必然的に紐づくのよ…」

そうレミリアが言った瞬間

 

 

ドォォン!!

衝撃音が前から響く

 

「ほらね、行きましょう…ほら、アリス、咲夜…彼が待ってるわよ♪」

レミリアは進み始める

 

「はい、お嬢様…参ります…」

咲夜も後に続く

 

「…はぁ…なんか出し抜かれた気分だけど…」

アリスもレミリア達の後に着いて行った

 

 

レミリア達が進む部屋は、時を同じくして別の方から霊夢達も向かって行ったのだった

 

 

 

 

しかし何故か…この時…

 

皆、幽鬼が無事な事を確信していた…

 

 

 

レミリアだけが…その理由を気づいている…

 

何故なら…

 

それが…

 

運命だから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分前…

 

 

最後の部屋へ向かった幽鬼は…

 

ゆっくりとその部屋の襖を開けた…

 

広々とした空間で部屋の奥には…

時代劇で見る偉い人が座る高座があり…

 

そこにはこの異変の首謀者…

 

腰より長いほどのストレートの黒髪なびかし…

そして、手足の先まで隠す衣服は純然たる和風の美をだす…

絶世の美女…

 

二つ名・永遠と須臾の罪人

 

能力ははたまたチート能力

永遠と須臾を操る程度の能力を持つ

 

 

「お待ちしてました…」

綺麗で透き通った声が響く

 

月明かりに照らされて、その姿がハッキリと見える

 

 

「蓬莱山輝夜と申します…以後お見知り置きを…貴方が、次の私の夫婦立候補者かしら♪」

声と見た目が何よりも綺麗なかぐや姫本人が目の前に現れた

 

 

普通の男性だったら、そこで恋に落ちるだろう…

 

金を懸け、彼女を振り向かせようと…

 

命を懸け、彼女に愛をもらおうと…

 

時間を懸け、彼女の傍に長くいようと…

 

まさに…全てを懸けて彼女を物にしようとするだろう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし幽鬼は一言…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え…君、頭大丈夫?」

ガチな心配した顔で言い放った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(え…な、なんてっ?)

輝夜は固まった

 

数刻前に部屋に入って来て現れた青年に

 

 

『頭大丈夫?』と割と…いや、本当に心配された顔して言われたのだが…

 

 

(………えっ…なんで?わ、私がっ…えっ?)

輝夜は訳が分からなかった

 

「…ね、ねぇ…貴方は…今さっきなんて?」

輝夜は恐る恐る聞き直した

 

「えっ?…いや、いきなり変な事言うから頭おかしくなってないかって…言ったんだけど?」

目の前の青年は躊躇なく言い直した

 

「…………」

輝夜は再び固まった

 

(え、なんで?今までの男達だったら、なんであろうが求婚してきた筈……え?…私の容姿を一目見て…一言…『頭大丈夫か?』って…本当に心配されたんだけど…か、彼は…な、なんで?…えっ?えっ?)

輝夜は余計に混乱した

 

そんな最中に青年は近づきながら、喋りだした

 

「いやまぁ…さ…色々とおかしい所は多々あるよ?…多分、君が自覚してないだけで…沢山ね…とりあえず抜粋して言うと今の君は…うん…夫婦所か友達にもなりたくない…本音言っちゃうとね?…俺は今君に怒ってるんだよね…うん、なんで怒ってるかってわかるよね?」

少し声のトーンが低くなる青年

 

「…はっ!?…わ、私は君じゃないわよ!!輝夜!!蓬莱山輝夜!!…貴方が怒ってる理由なんて知らないわよ!!とりあえず私は頭おかしくないからね!!…それに!!貴方も名前を名乗りなさい!!」

輝夜は目の前の状況に気づき答える

 

「それは失礼した…俺の名前は風華幽鬼だ…以後よろしく……さて、輝夜は怒ってる理由が分からないと言うの?」

幽鬼は少し手前で腕組みしてその場に立つ

 

「えぇ!分からないわよ!!どっちかって言うと失礼な事を言っている貴方の方が自身の態度を改めなさいよ!改めないんだったら私は聞く耳持たない!!」

そう言って輝夜はそっぽ向く

 

「………そうか、なら遠慮はいらないね?…少し反省していたり…分かっていたのなら…許してあげたんだけど……な゛ぁっ!!

 

ドオォォォン!!!

 

「ッ!?」

輝夜は驚いて、目線を目の前に戻すと幽鬼が畳に拳を突き立ててクレーターを作っていた

 

「……ここからはちょっと…乱暴になります…」

 

「……な、何が…よ…」

輝夜がそう言うと幽鬼は深呼吸をした

 

 

そして…

 

「何がじゃなくてな?…この拳……お前が女じゃなければ…殴り飛ばしていたよ…さっきの威力で…まぁ…お前は死なねぇ身体だから?死ぬこたぁねぇー…痛みも屁でもねぇだろがよ??」

 

「………な、なに…を…」

明らかに雰囲気が違う目の前の幽鬼に動けなくなる輝夜

 

「分ってんだろ!!とぼけてんな!!お前があんな惨い目に合わした女はな!!妹紅はなぁ!!俺の女だって分かってあんな惨い事をしたんだろぉうがよぉぉ!!!

 

「……い…ぁ…あの……」

迫力に負けて上手く声が出せなくなる輝夜

 

「確かによぉ…テメェと妹紅との因縁とかよ…テメェが妹紅の為にその罰を受け止めてんのはわかってんだよ…だがよ?今回のは…話が別だァ!!

 

「…うぐっ!?」

輝夜は幽鬼に胸ぐらを掴まれる

 

「でっ!?俺が部屋に入って一言目があんなふざけた言葉でぇ!?『次の夫婦立候補者?』だと?…んなわけあるかクソがァぁ!!テメェなんか嫁所か知り合いにもいらないわっ!!俺は嫁がテメェじゃなくても沢山いるんだぉよっ!!勘違いお姫様なんかお断りだ馬鹿ぁ!!妹紅の方がとてつもなくテメェより綺麗だし可愛いわぁクソがぁ!!テメェなんか今はそこら辺の石っころと同じなんだよぉっ!!」

 

「……っ…ぅ…ぁっ…」

(どうして?そんな酷い事を言うの?なんで…私の事を褒めてくれないの?なんでっ!?どうしてっ!?…私だって!!妹紅にあんな事しなくてもっ!!アンタ以外に昔は男が擦り寄って来たんだからぁ!!……昔は…むかし……むか…し……)

輝夜は幽鬼が怖くなっていく一方凄く悲しくなっていたが思い返し始めた

 

(………昔…私は見た目とかだけで京の王族やら権力者が求婚を求めてきた…ちやほやと飽きること無く、毎日の求婚の手紙や贈り物多かった…でも誰も私を理解しようとはしなかった…高価な物で釣って権力を振りかざして…ただ見てくれが綺麗ってだけで看板になる私は…そのお飾りになるのは見えていた……唯一…私を育ててくれたお爺様とお祖母様……そして、妹紅の父親…だけが、私の本心を理解してくれた………心のそこから…褒められたい…大切にされたい…そんな事をこの永い間忘れていたのかもしれない…けど…けどね…)

 

「………おいっ?聞いてんのか?石っころ?なんか言ってみろよぉ!!」

胸ぐらを掴んだ幽鬼は輝夜に顔を伏せられ無視されてるのかと声をかけた

 

「………で……もっ…」

ボソッと何か喋る

 

「…あ?なに?…っうぉ!?」

幽鬼が聞き直そうとしたら顔がいきなり振り上げる輝夜

 

 

彼女はまずさけんだ…

 

 

 

 

「ひっ゛…ぐ…わ、わだじっ…にっ!なっ…な゛んでぇ゛っそんなっ…ごどぉ゛…い゛ぅ゛のぉ゛ぉ…わ゛ぁぁん゛!!!わた゛っじだっでぇ!!もぉごぅうみだいにぃ゛ぃぃッ!!」(号泣)

さっきの絶世の美女の顔はそこには無く号泣して鼻水を垂らす女の子がいた…

 

「あのな…先ずはあやまっ…

「あ゛ゃっま゛るがらぁ゛!!もごぅぁう゛にも゛あ゛っなぁだぁにもぉ゛!!う゛あ゛ぁぁぁん!!だっだ…がぁっらぁ…!びぇ゛えぇぇ゛ぇ゛ン!!」

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

ー数分後ー

 

 

 

 

「…ぅぅ゛っ…ヒッグッ…」

肩を揺らししゃくり上げる輝夜

 

「どう?落ち着いた?」

幽鬼は輝夜が落ち着くまで隣で座って待っていた

 

「………グゥ゛…ヒッグッ…も、もぅ…い、言わない…?」

恐る恐る肩を震わせて輝夜は幽鬼に確認する

 

「はぁ…まぁ、妹紅さんに対してした事を謝って欲しかっただけなので…今回の事で反省するのであればもう何も言いません…」

幽鬼は啓す様に輝夜に話す

 

「……ごめんなさい…」

輝夜はぺこりと頭を下げて謝る

 

「自分だけじゃなくて…妹紅さんにも謝って?…貴女方の取っ組み合いは過度じゃなければ戯れなんでしょ?…それで、なんで今回妹紅さんにあんな事を?」

 

「うっ…//」

幽鬼がそう聞くと輝夜は顔を赤らめ言葉を詰まらせる

 

「う、…//…ただ…妹紅が…ぅ…うら…ゴニョゴニョ…//」

輝夜は声が小さくなる

 

「うら……?」

チラチラと何か言っている輝夜に言う

 

「うぅ//だ、だから//!妹紅が羨ましかったのよ!…お互いに殺し愛をしていた仲だし…それに私は見てくれだけで男が求婚して来てて…実際にお互い想って結ばれるなんて…経験した事なくて…出し抜かれた感じがあったし…」

輝夜はチラチラと幽鬼を見る

 

「だから…妹紅に意地悪を含めて……まぁ、私もへそ曲がりしてたって事もあるけど…でも、いきなり出会い頭にあんな事を言われるなんて思いもよらなかったし初めてだった…変わり映えの無い日々を送る私にとっては新鮮ちゃぁ…新鮮だけどね…もう少し優しく言って欲しかった…」

と言って少しため息をつく

 

「何となくだけど…輝夜の言ってることは…うん、まぁ…理解はしたよ…けど…やっぱりやり方は違うと思う…もう少し輝夜は素直に頼んで見るとか…みえをはったりするのをやめたりしてみたらどう?」

 

「素直に言ったら叶うの?」

幽鬼にそう返す輝夜

 

「あぁ〜……人によるし…時と場合やタイミングにもよると思うよ?…」

幽鬼は苦笑いしながら答える

 

「………じゃあ…さ…あの時私に言った言葉が本気じゃないのなら………と、…も…だちっ…に…//」

ゴニョゴニョと再び輝夜は喋りだし幽鬼に

 

「友達か…なっても良いけど…先に妹紅さんに謝ってからだね…後は…」

と幽鬼が言いかけた時

 

「やったぁ!初めてのお友達、第1号ね!これからよろしくね!!」

「うわっ!?ちょっと?」

輝夜が両手で抱きついてきた事に幽鬼は驚く

 

「あ、ごめん…//永琳達以外に誰か知り合いが出来たのは初めてだから…嬉しくて、つい…//」

照れながらサッと離れる輝夜

 

「さっきまで泣きわめいてたのになぁ…切り替え早いよ…」

肩透かしをした幽鬼

 

「切り替えの早さが取り柄なの♪でねでね♪」

「はい、少しストップ!」

輝夜のターンになりそうだったので幽鬼が止める

 

「何よ〜!これから楽しくなるって言うのに〜!」

プクッと頬を膨らます輝夜

 

「楽しんでる所悪いけど…色々と忘れてるし、話が脱線してるって自覚ある?」

ジト目する幽鬼

 

「………あっ……てへっ♪(ノ≧ڡ≦)」

コツンと輝夜は自分を小突く

 

「はぁ…何か自分が情けなくなってきちゃったよ…さて…多分そろそろかな…」

幽鬼は輝夜から視線を外し前を見る

 

「……?何が?」

輝夜も合わせて前を向く

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間…

 

 

前方と左側の部屋を隔ててる襖が吹っ飛び…

左側の屋敷の庭に続いてる障子が炎に包まれる…

 

 

三方向ほぼ同時にたどり着いた…

 

 

 

 

 

「……………」

顔がひきつる輝夜

 

「ね?ある意味…俺が最初に来て良かったでしょ?」

その幽鬼の一言に輝夜は全力で首を縦に振り同意した

 

三方向から伝わってくる、異変の解決への気魄(練られた殺気)が輝夜が今まで味わった事のない迫力だったのだ…

 

 

 

 

 

そして、ゾロゾロとこちらに向かってやってくる人影…

輝夜はこの時自分ではなく、自分の隣にいる幽鬼に向かって来ているのだと瞬時に理解した…

 

「…………」

輝夜は黙って、交互を見ていると幽鬼が立ち上がり人影達の前に立つ

 

 

「異変は無事に終わりました…自分は無事なのでもう何もしないでください…片付けして…宴会しましょう♪

幽鬼が笑顔でそう言うと目の前の空気が変わり…

 

 

「幽鬼がそう言うなら…これ以上は追求はしない…」

1番前に立つ博麗の巫女がそう答え、幽鬼に抱きついた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月異変の終演…

 

 

 

 

 

 






( ゚д゚)予告しときますね?


(゚д゚ )ごく普通の予告ですので深く考えないでくださいね?



ー次回予告ー

まさか、こんな形でやられて終わるなんて想像もつかなかった…

予測も付けられないような負け方をしたって思う…

…輝夜も何故か嬉しそうだった…でも、何か肩透かしを喰らったのは間違いないわ…

ふぅ…取り敢えず、私達が起こした『異変』の後は催しをするみたいね…

宴会…ね…いつぶりくらいかしらね…

遠い前の頃だから忘れてしまったわ…でも、輝夜も乗る気みたいだしね…いつも通り姫様のお願いは聞きましょう…

…………まだ身体が落ち着かない…んっ……あの子は来るのかしら…

……だ、ダメよ…何言ってるのよ…

……本当に…どうしちゃったのかしら……私…
……悩んでても仕方ないわね…優曇華とてゐの手当てをしてから準備に取り掛かり始めましょ…

床も増やしとく必要もありそうね……




次回・『The宴会!酒は呑んでも!呑まれるな!』




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