色々とありまして、投稿が遅れました
申し訳ございませんでしたm(_ _)m
花映塚編はこのストーリを前編・後編挟んでから開始致します
やっぱり話が纏まらないので、テンションがアレになっている時に書き上げたサブストーリー的な物をあげます
永遠亭メンバー堕ち話です
あげるつもりはなかったんですが、これ以上はマズいと思い上げさせていただきます
滅茶苦茶キャラ崩壊と下のネタです
それでも良ければお楽しみください
前編と後編で始まります
「そんなにへそ曲げないでくださいよ…妹紅さん…」
何かひ
「…………うるせ…」
竹林の中を並んで歩く妹紅と幽鬼
しかし、妹紅の様子がおかしい…
「まだ、行くの慣れてないんで…申し訳ないんですけど…」
「行くの慣れる慣れないの前に行かなきゃいいんだよ!あんな引きこもり姫の所なんざ!!」
二人が向かっているのは永遠亭
「いやいや…そうは言っても診療所の開設をしてくれると言う話で唯一の初コンタクトの人間代表として健康診断を受けてくれって頼まれたら行くしかないので…人里に住む人達の為にもなりますし…永遠亭の皆さんのこれからの為になります…」
「それはそうだけど…なんで…」
ピタリと足を止める妹紅
「……説明されたんですけど…どの具合までの身体の検査をするか調整とか色々必要みたいらしくて…馴れも必要ですし…段取り決めをすれば次から普通に開設したら一日の早くて半日もかからず終わるって聞きました…まぁ、一番最初ですからしょうがないですよ…」
「幽鬼は優しすぎるんだよ!確かに前の私にとっちゃ一週間なんて…うぅー//!ちがう//!今はちがう//!今の私にとって一週間のどの日にも好きな時に会えるのが出来ないのが嫌なんだよ!!」
地団駄する妹紅
「……いやいや…あの…永遠亭に会いに来てくれれば…『グーヤ野郎が勝ち誇った顔をするからヤダ!!』えぇ…」
駄々をこねる子供みたいに言う妹紅
すると、飛び込んで抱きついた
「なぁ!せめて私の家から毎日通うって事にしないのか…?それなら!一週間毎日送って迎えにいってやるからさ!」
そう抱きしめながら必死に訴える
「それはとても嬉しいんですけど…検査の後の経過観察をしなきゃ行けないので…いちいち何かあって行くとなると手間になるのでもう居た方がいいかなっと…」
「う゛ぅ゛ーー!!!」
幽鬼を見上げるその顔は完全に駄々をこねる子供
「……まぁ…事の場合にとってはさらに三日、四日伸びる可能性が…」
「う゛う゛ぅ゛ーーーー!!!???」
その後は抱きついたまま駄々をこねる妹紅をそのままにして永遠亭へ向かった
※道を外れたらちゃんと教えてくれたもこたんであった…
「ふふっ〜♪まだかしら〜♪まだかしら〜♪」
「お姫さん…少しはじっとしといた方がいいうさよ?」
左右に揺れ動きながら待つ輝夜とジト目を向けるてゐが居た
「もう楽しみで夜も眠れたわ!!おめめパッチリ!!絶好調よ!!」
どこかハイテンションな輝夜
「そこは…夜も眠れないが普通うさけど…良かったうさね…」
やれやれと呆れるてゐ
(今日から一週間、幽鬼が家にいる…この一週間の内に幽鬼に私を魅力的な異性として目の色を変えさせて、友達以上の夫婦確定にしてやるんだから…フフフフ)
(こんな姫と一緒にされる私の気持ちも考えるうさよ…あーあー後でこの不安を鈴仙にイタズラでぶつけてやるうさ…ニシシ…)
お互いにそんな事を考えていると…
道の影から待ちに待った人物が現れる
「あ、来たうさよ…ひっ「幽鬼〜♪」早っ!?」
予測出来ない動きを輝夜は見せた
「もう♪待ちくたびれ…あら?」
幽鬼の目の前で止まり、一声かけようとしたが…
「おぅ…輝夜…すまないけど…妹紅さんを剥がさないといけないんだ…」
「…………………」
輝夜の視界に入ったのは苦笑いの幽鬼に正面からしがみつく様に抱きついている妹紅の姿だった
「どうしたの?妹紅は?」
「ここまでの道案内を頼んで途中まで歩いてたんだけど…ゴネ出して…こうなったんだよ…」
「……あぁ…そういう事〜…うん…理解したわ…」
幽鬼の簡単な説明で何となくそのシーンが頭に浮かぶ輝夜
「ちょっと?妹紅?今日から幽鬼は永琳のお手伝いなのよ?いつまでもくっついてないでいい加減離れだぼげっ!?」
近づいた輝夜に見えてない筈の妹紅がガチ裏拳を直撃させ、輝夜の頭が一回転する
「も、妹紅さん!?なにしてるんです!?」
ガシッと妹紅の腕を掴む
「嫌だ!!今の私は幽鬼と一体化してるんだ!!どこ行こうとも一緒なんだ!!」
「なんか凄いとてつもない事を言ってるうさね…」
「あ、こんにちは、てゐさん…」
「おう、よく来たうさよ…お師しょーと鈴仙が待ってるうさよ…って言いたい所うさけども…」
そばに来たてゐもその光景に引いていた
「いまのわたしはゆきといったいかしてるんだ…ようはからだのいちぶなんだ…だから…いっしょにいなきゃいけないんだ…けいねもしってたならひきとめればよかったのに…あ、でもけいねはむらびとのためもっていうゆきにまるめこまれたんだろうな…しんけんなゆきのかおをしょうめんから…うん…ぜったいそうなったんだ…だからかおがあかかったんだな…どこかかうっとりしてたし…ん?まてよ…このままいったいかしていたらゆきとずっとだから…いままでいっしょじゃないところも…お、おふろとか//…か、かわやとかも…//…い、いや…さすがにそれは…///…いや…でも、ゆきといったいかしたんだ…それくらいはなんでもないんだ!!…おふろのときの…ゆきのはだか…///…かわやのときはどんなかおになるのだろうな……//…な、なんだったらわたしがゆきのかわやにっ!! 『いい加減に離れなさいよォ!!』ブベラッ!?」
治った輝夜が拳骨を妹紅にいれる
「何すんだ引きこもり!!」
「駄々をこねるのはやめなさいよ!!その姿の貴女を見るのは新鮮で退屈しないけどみっともないわよ!!」
暴走仕掛けた妹紅が輝夜の1発で元に戻った
「……これじゃ埒が明かないうさよ…」
睨みあっている二人を見て言うてゐ
「輝夜、てゐさん…少し後ろ向いててください…」
幽鬼が二人に声をかける
「ちょっと…何っ『いいから…』むぅ…」
「ほら、姫さん少し後ろ向こううさよ?」
てゐと一緒に輝夜は背を向けた
「な、なんだよ…幽鬼…私は…んぐっ!?」
ー3分後ー
「んぅ…りょっ…まっれぇ…ッ…ぅむっ//」
ーさらに3分後ー
「ぃ゛いぎっ…んぅ…ごめぇっ…//!ちゅぷ…ゆるぃひぇっ…///!!」
ーさらにさらに3分後ー
「…っ!…ッ♡!…ぁっ…♡!…ッッッッーーーー♡♡♡♡!!!!!!」
そして、2分後
「……あれ?…静かになったうさね?」
「……そ、そうね…//」
すると…
「御二方お待たせしてすみませんでしたね…それでは向かいましょうか♪」
ポンと後ろから二人の肩に手を乗せる幽鬼
「え…幽鬼?妹紅は大丈夫なの…?」
「うん?ちゃんと説得と説明をしたら離れてくれて、一週間後を目処にもう一度来てくれる様に頼んだから大丈夫、大丈夫♪」
輝夜の問いにニッコリ
「………説得…うさねぇ…」
チラッと後ろの妹紅を見るてゐ
「…ふ…ッひぃ…ふふッ//♪」
惚けているのか喜んでいるのかよく分からない状態で突っ立っていて
「……まぁ…本人が幸せそうなら…良いうさ…」
その様子を見て苦笑いだった
何とか妹紅から別れ、幽鬼は永遠亭に入って行ったのだった…入る道中までチラチラ輝夜がコチラを物欲しそうに見ていたのは気のせいだろうと流した…
ー診察室ー
「今日はわざわざ御足労ありがとうね…改めて自己紹介をしとくわ…八意永琳よ、よろしくね」
いつもの服の上に白衣を羽織っていた永琳
「か、風華幽鬼です…今日からよろしくお願いします…」
白衣やっぱり似合うなと思いながら幽鬼も自己紹介をする
「………本当にあの時の子?」
唐突に顔を覗き込んでくる永琳
「えっ、えっ?あの時?」
「あぁ…ごめんなさいね、余りにも対峙した時との雰囲気が全然違ったから…」
困惑している幽鬼にそう言って、聞いた本人は「あぁ…(汗)」と小さく納得した
「あの時はすみませんでした…」
「いいえ、お互いになすべきことをする為に起きてしまった事…どちらが悪いとかもうやめましょ?」
謝る幽鬼にそう言って微笑む永琳
「…んっ…さて、今回の詳しい事は説明されてるかしら?」
キリッと医者の顔に変わる
「はい、説明は紫さんから聞いていますので…検査なりなんなりドンと来いです!!ゲホッ…」
張り切り過ぎてむせる幽鬼
「ふふっ…じゃあ、早速始めるけど…何が体に異常が起きたら我慢せずに言ってちょうだいね?それが1番大切な事だから…」
「はい、分かりました!」
「じゃぁ、まず受診してから身体検査ね…優曇華!」
こうして、一日目の検査が始まった…
幽鬼も最初はドキドキしていたが丸っきり病院の健康診断みたいな流れだった…
この流れなら思ったより一日、二日でで終わりそうだなと思い休憩を挟みながら受けていた…
そんな時…事件が起きた…
「じゃぁ…次は胃のレントゲンを撮りたいから…優曇華?専用の液体持ってきてちょうだい」
「はーい、分かりました」
「…もしかして…バリュウムって奴で?」
「えぇ、そうよ?一先ず今日はそれで終わりにするからお夕飯は食べられるわよ?」
「アッハイ…」
そんな会話を聞きながら優曇華は診察室からでて頼まれた物を取りに行った
ー調合室ー
「えぇーと…これとこれうさね…すり潰すっと…」
すり鉢でゴリゴリしているてゐ
「で…このカップに入れるって言ってたうさよね…」
何か頼まれていたのかすり潰した粉をカップに移した
「てゐー?そっちに入れ物余ってないー?」
優曇華が調合室に顔をだす
「えー?コレしか無いうさけど?」
先程てゐが使ったのと同じカップの新しいのを差し出す
「ん、ありがと…アンタは何してんの?」
カップを受け取りながらバリュウムの粉を入れる優曇華
「お師しょーに頼まれた薬うさよ…人の怪我…主に外傷に塗って治りを早くさせる薬らしいうさけど…未調節の主成分たっぷりだから使えないうさ……うわっと!?(ガタンっ!)」
少しのよそ見がバランスを崩し別の容器を倒してしまう
「ちょっと何してんのよ…んもぅ…」
優曇華は手に持っていたカップを置いて、片付けに手を貸した
「いや〜失敬失敬♪」
「少しは悪びれなさいよ…ほら、後は大丈夫でしょ?」
そう言って優曇華は置いてあったカップを手に取る
「じゃあ、私は戻るけど…気をつけなさいよね?調合する薬に取り間違いで別の物使ったりとかしない様にね?」
「わかったうさよ、早く行くうさよー」
そう言っててゐは残りの片付けをする
優曇華がカップを取り違えている事に気付かずに…
ー数分後ー
「ふぅ…何とか綺麗になったうさ…」
椅子に座り直すてゐ
「さて、続きの工程を続けるうさ…あれっ?…あ、こっちに動かしたうさか…」
てゐは置いてあったカップをとる
「ん…?何か量が変わっているうさね?」
手に持った時に軽く感じたてゐはカップの中を覗き込む
「……って!?こっち鈴仙のやつうさ!?取り間違えたうさね!?…やばいうさー!!」
バタンと椅子から飛び降りて、走って診察室へ向かう
「ぬぉぉー!!鈴仙ー!!お師しょー!!」
ドタドタと目の前に見えた診察室へ駆け込む
しかし…
「風華くん!?しっかりしなさい!?」
「な、なんで!?ば、バリュウム呑んだだけですよね!?」
「遅かったうさ…」
てゐが見た光景は…
うつ伏せに倒れている幽鬼と必死に声をかける永琳と何が起きたのか分からず慌ててる優曇華だった
「お師しょー!!幽鬼が呑んだのはバリュウムじゃないうさよ!」
直ぐに永琳の横に行く
「てゐ!?何か知って…それより風華君の気道確保や安静な所に寝かせるのを手伝ってちょうだい!鈴仙!!いつまで慌ててるの!!緊急処置の準備!!てゐもお願いよ!」
「は、はいっ!!」
「がってんうさ!!」
原因追求の前にまず幽鬼の容態を安定させるのが先だった…
そして迅速な永琳の判断と指示、てゐから聞いた事をふまえてどうにか緊急処置は落ち着いたのだった…
だが…とんでもない事がおこったのだった…
ー二時間後ー
夕日が沈み、辺りが暗くなっていた…
「それで…鈴仙が持っていった物が本来検査で飲む奴ではなく…調合中の治療薬だったと…」
永琳は鈴仙に幽鬼の看病を任せ、てゐから詳しく聞いていた
「……そ、そううさ…言い訳にしかならないと思ううさ、鈴仙も私も気づきてなかったうさ…」
てゐはしょんぼりしながら話していた
「はぁ…本来あってはならない事…こう言うのを医療ミスって言うの…幸運だったのは風華くんが呑んだ薬の主成分が細胞に再生力を活性化させる物しか無かったのが良かったのよ…」
永琳は幽鬼の倒れてからの検査結果を見ながら言う
「…とりあえず…今は体温が異常に高くなっているのと…血圧が安定しないくらい…今出来ることは体温が高くなって細胞が壊れないように解熱剤を打って、呼吸器を落ち着くまで…(ドタドタドタッ!!)『永琳!!幽鬼が倒れたってっ!!』…か、輝夜…」
お姫様らしからぬ足音を立てながら輝夜が診察室に現れた
「なにっ!?どう言う事なの!!教えなさい!!」
更に今まで見せた事ない剣幕で永琳に詰め寄る
「……ひ、姫さん…実は…『てゐは黙ってなさい…』……ぅ…」
永琳がてゐを止めた
「輝夜、一先ず落ち着いてちょうだい…今の貴女はいつもの貴女らしく無いわ…」
「そんなの関係ない!何があったのか教えッ『彼は今私の患者なの…それに貴女は彼の何なのかしら?身内でも親しい血縁関係じゃ無いでしょ!!』…ぅうっ……」
輝夜の剣幕を圧倒する永琳
「心配なのは分かるから、一先ず落ち着いてちょうだい…それに彼の容態を知りたいのは……貴女だけじゃない…いるんでしょ?出て来て貰って良いかしら?」
てゐの方を見て静かに言う
「……えっ?お師しょー?…何かっ…うぐっぇ!?」
てゐが振り向くと首を掴まれる
「て、てゐっ!……って…まさか…」
輝夜も気がついた
てゐの首を掴んでいる手はスキマから伸びていた
「……がッ…ぐっ…!」
「てゐを離しなさい…八雲紫…」
永琳は苦しそうに悶えるてゐを解放するように名を呼んだ
「それは貴女方がドジを踏んだと自覚して私に言っているのかしら…?」
ゆっくりとスキマが広がっていき紫が姿を表す
その雰囲気はとてつもなく殺意に満ち溢れていた…
「……それを分かっているからこそ…離しなさいって言っているの…」
永琳は冷静にかつ強めに言う
「そう…♪なら、この兎の首を折ってから離してあげる…♪後で向こうの兎も一緒に…♪」
「ガグェェッ!?」
より手に力が入ったのかてゐが苦しみ悶える
「てゐっ!?このッ!?てゐをっ!?「その子を離さなければ、風華くんは助からないッ!!」
てゐを助けようとした輝夜を静止して永琳が叫んだ
「あら?脅す気?」
「違うわ…てゐがいたからこそ…風華くんは今無事でいるの…幸運が続いているからこそ…」
「………」
「幸運を繋げている何かを八雲紫…貴女は知っているのでしょう…?」
黙った紫に永琳は静かに言う
「…………」
チラッとてゐを見てから、ゆっくりと首から手を離し解放した
「……ぐぇ…ゲホッ…!がっはッ…!ヒュー…!」
「てゐっ!!」
解放されて咳き込むてゐに輝夜が傍による
「…………予定通り1週間よ…いつもと変わらずに過ごせる期間でもあり、彼を助ける期限でもある…それをすぎたら…彼を想う全員を引き連れてこの胸の内にある全ての憎悪をこの場所が消し炭になるまで…貴女達が死にたいと思うまでぶつけてあげましょう…」
もはや賢者の風格ではなく一人の大妖怪がそこにいた
「わかったわ…でも、確実に命は助けるけど…薬の副作用に関しては時間をちょうだい…何らかの副作用がでてリハビリや治療が含まれるかもしれないから…これは医者である立場の判断よ…」
「そう…なら、彼が生きている事を確認したら…今回の事は黙認してあげる…だけど…少しでも障害などが残った場合は…幽香と霊夢には報告させて貰うから…」
そう言って紫はスキマに消えていった
「ふぅ…」
緊張が解けたのか永琳が一息はく
「永琳…さっきはごめんなさい…私…」
「いいえ…輝夜、貴女は悪くないの…冷静になってくれただけで充分よ……てゐ?大丈夫?」
「ひぃ…な、何とか大丈夫うさ…一瞬走馬灯が見えたうさけどね…」
首を擦りながら苦笑いするてゐ
「それで、永琳…幽鬼の容態なんだけど…」
「そうね……『お師匠ー!!幽鬼さんが目を覚ましましたー!!』っ!…病室へ急ぎましょう…!」
優曇華の報告に永琳は診察室を足早に出た
「姫さん、行くうさよ…!」
「えぇ…てゐ無理しないのよ」
「この位平気うさ…まぁ、甘い物食べたいうさね♪」
「ふふっ…無事に1週間迎えたらいいわよ…」
輝夜とてゐもそう会話しながら後に続いた
ー病室前ー
「それで…?優曇華…彼の様子は落ち着いたのかしら?」
中に入る前に優曇華に聞く
「…あ、はい…あのっ…落ち着いたのは…落ち着いたんですが…えと…」
何か思い出したのか優曇華の歯切れが悪くなる
「優曇華…躊躇わずに言いなさい…」
「……薬の…副作用なのかは分かりませんが……ご覧になった方がいいです…」
永琳の前に割り込む形で扉を開けて病室に入って行った
「…ちょ、ちょっと…鈴仙……仕方ないわ、永琳中に入って確認しましょう…」
「……えぇ…」
「さーて…吉と出るか凶とでるかうさね〜…」
三人続いて病室の中に入る
見慣れている病室の部屋の中…
幽鬼がいるであろうベットはカーテンがされていて、先に部屋に入った優曇華の影が動いていた
「もう少しで先生来るから、じっとしててくださいね?」
幽鬼に声をかけている優曇華
「良かった…一安心…」
「そううさね〜…はぁ…」
どうやら意識を取り戻して、会話ができるのかと輝夜とてゐは一安心する
「…………」
違和感を覚えた永琳は静かに近くによる
そして、違和感は…
確証に変わる…
「せんせいって?どんなひと?」
「え…?」
「うさ…?」
固まる輝夜とてゐ
聞き覚えのある幽鬼の声だが幼過ぎたのだ
「……入るわよ、優曇華…」
ゆっくりカーテンを動かし、その姿を確認する
「せんせい、こんにちは!」
そこには約5歳位の銀髪の男の子が笑顔で答えた
「まさか…こうなるとは…ね…」
永琳はそう呟き
「……ど、どうなってるの…」
「…………」
輝夜とてゐは唖然とした
午前中に検査を終えて、幽鬼は優曇華と病室にいた
「ぼくはいつまでここにいるの?れいせんおねぇちゃん?」
「おししょ……コホン…先生が退院って言うまでかな?…はい♪林檎皮向けたわよ…♪」
優曇華は一口台に切ったリンゴを皿に載せて差し出す
「ありがとう♪おねぇちゃん!!」
「えぇ…//どういたしまして…//」
可愛い笑顔に照れる優曇華
そんなやり取りを病室前の扉の影から覗く人影があった
「………本当に元に戻せるのよね?永琳?」
覗き込んでいる輝夜はチラッと後ろにいる永琳に声をかける
「……血圧、熱……脈……正常…人体に何の問題ない…健康そのもの…髪色が変わったのは…薬の主成分が関係している…髪の毛のサンプルで成分確認済み…」
ブツブツと昨日と今日まとめた検査結果を見ている
「………はぁ…全く…永琳っ!」
「次は血液以外のっ…ん?どうかしましたか?」
強めに呼んでやっと気づいた
「幽鬼…元に戻せるのよね?」
「今は無理だけれど…もう少し検査と調査して記録を集めてみないとね…幸い彼が呑んだ薬はあるから…逆効果の薬か身体から薬の効果を消すかどっちか作るか…探っているのよ…」
手元のカルテから目を離さずに輝夜に答える
「……記憶も元に戻るのよね…?」
「そこまではもう少し…調べさせて貰わないとかしらね…」
幽鬼は子供に戻ってしまった…
見た目と頭の中までも戻ってしまい、今までの記憶を全て失っていたのだ…
永琳は目覚めたばかりの幽鬼に名前や今まで何をしてたか聞いたが…
「目が覚めたらここにいた…」と言うだけだった…
その後に不安げな幽鬼に優しく話しかけ、昨日の内にできる範囲の簡単な診察したが身体に異常は見受けられなかった
髪の毛が永琳と同じ銀色に変わり、記憶を無くした以外…
そして皆で話し合っていた時に優曇華が自ら幽鬼の世話役を名乗り出た…
ただ一人だと無理が来てしまうので輝夜とてゐも補助として…子供の幽鬼を不安にさせないように話し相手をする形にまとまった
永琳は診察と検査と研究に集中する
そして、彼の名前を呼ばずに偽名で呼ぶ…
不意に名前を呼んで、記憶が戻る時に記憶の混載や脳への負担がかかる可能性があるのでそれを防ぐ為(ー偽名・「ボク君」ー)
「輝夜…今日の事は優曇華達に任せてるつもりだから、何かあったら研究室まで来てちょうだいね…」
「また、籠るの?」
「ちょっと気になる事を纏めてくるのよ…お願いね…」
永琳はその場を後にし、研究室へ向かった
「全く…まぁ、今日含めても後5日じゃぁね………にしても…」
輝夜は永琳を見送った後、再び病室内の幽鬼を見る
「こぉれ♪おいぃひぃい〜♪ちぃぅごぉ〜♪」
頬張り過ぎて声がもごもごする
「ボク君…食べながら喋っちゃだーめ、口の周りにがベタベタになって…後、リンゴね?…ちは違うからね?」
優曇華はそう言いながら口周りを拭いてあげていた
そのやり取りを見て輝夜は…
「……可愛い…♡…」
うっとりして言った
「……永琳には悪いけど…あのままで良いって思っている所があるのよね〜…案外幽鬼に対しての気持ちが高ぶっただけ…小さくなっても…貴方は貴方なのよね〜…♪懐かれている鈴仙が少し羨ましいわ…でも、妹紅が見れてない子供のころの幽鬼が見れるなんて…ふふ♪、じゃぁ…今日はこれから妹紅の所に様子を見に行こっと…昨日あんなんなったから…ちゃんと元に戻っているか確認だけでもしてこよっと〜…その後にゆーくり♪遊びましょう♪」
輝夜はそう言ってその場を離れた
「…………行った…かしら……」
優曇華はチラッと後ろにある扉を見る
「どうかしたの?」
幽鬼も扉の方を見る
「んぇっ!?…だ、大丈夫大丈夫!何も無いの!扉閉め忘れちゃっただけみたいだから…ちょっとごめんね〜」
優曇華はそう言って扉を閉めに立ち上がり近くまで行く
「…………うん、誰もいない…」
閉める前にもう一度廊下を確認してから、入口の横に置いてある札を取り、スっと扉に引っ掛け、閉めた
カチャン…と内側から施錠もして
札にはこう書いてあった
「さーて…ボク君?今日も昨日みたいに軽く汗を吹こうと思うんだけど…ほら、リンゴも食べてお汁が零れちゃってるし…早いかな?」
優曇華はそう言って傍による
「うぅん、ぜんぜんだいじょうぶだよ!おねえちゃんにふいてほしいなー!」
笑顔で答える幽鬼
「……ぁあ〜♡……ッぁは!…じゃ、じゃあ〜…準備するね〜♪」
何処かウキウキしながら用意を始める
幽鬼の居る病室は個室で
お湯を沸かして、蒸しタオルを作り、新しいパジャマを用意したりとテキパキと優曇華は準備をした
そして…
「…一応カーテン閉めるね?…よいしょっと…」
準備が終わりカーテンを引いて周りを囲った
「………はぁ…はぁ…♡あ…え〜とぉっボク君、昨日みたいにまず首と肩から拭いていくからぁ…上着少し脱ごっか♡」
「うん!わかった!」
曇りなき返事をして幽鬼は上着のボタンを取り、脱いだ
「…はぁ〜♡…コホンッ…熱かったら言ってね?」
ベットに腰掛けてから優曇華はタオルを幽鬼の体に触れさせて、肩と首回りら辺からゆっくり優しく拭き始める
「どう?熱くない?大丈夫?」
「だいじょうぶ♪あたたかくてきもちがいいよ♪」
優曇華は首筋やら肩やら脇の下とにかく汗が目立つ場所を順番に拭いていった
「んーと…上半身は一通り拭けたから、次は脚の方だから…ボク君、ズボンを下ろそっか…こっち向いて座ってくれるかな?」
タオルをゆすぎながら優曇華は言う
「んっ…しょっ…こうでいいの?」
幽鬼はベットに腰掛ける体勢になる
「そうそう♪それでいいの…じゃ、スボン下ろすから少しお尻持ち上げてくれるかな?」
優曇華が目の前にしゃがみこんでズボンに手をかける
「うっしょ…ちょっとたっていい?」
「良いよ♪肩に手を置いて…じゃ、下ろすからね♪はい、せーの♪」
優曇華はそのままズボンを下ろした
「……はぁ〜♡…この…臭い…♡」
優曇華はうっとりして惚けた
「おねえちゃん?だいじょうぶ?かおまっかっかだよ?」
「っは…大丈夫♪少し堪のぅ…ごほんッ…大丈夫よ♪」
声をかけられ我に返る
「じゃ、拭いていくからね…♪熱かったら言ってね♪」
「うん…!」
優曇華は爪先と足裏から拭いて言って徐々に太腿の方へと上がっていった
『やっと…あぁ…一枚の布越しでも分かる…この臭い…あの時嗅いだ…臭い……こんなに可愛い子がココだけ…大人のまま♡…姫様とお師匠には申し訳ないけど…こんなにもオイシソウな物を見てしまったら我慢できないです…昨日はカーテン越しに姫様とてゐがいたから何も出来なかったけど…今日は…誰もいない…』
優曇華は昨日の幽鬼の姿を見てからずっと我慢していた…そして、最も優曇華を湧き立たせていたのが同じく汗を拭いていた時に不意に彼の巨塔を見てしまったのだ…
『この事を…知っているのは…私だけ…♡…あの時…アリスさんの言っていた事が身に染みた…確かに最初はそんな事ないだろうと…ただ臭いに惑わされただけだと……でも、違った…』
※この作品の優曇華はショタコン性あります
「おねえちゃん?だいじょうぶ?」
「…はっ!?」
幽鬼の声に我に返る優曇華
「だ、大丈夫♪…ボク君?次はパンツ脱ごっか?」
「??…なんで?おしっこまだへいきだよ?」
流石に首をかしげる幽鬼
「…えーとね?…ボク君の
シュンと落ち込むフリをする優曇華
「お、おねえちゃん、なかないで!ちゃんとぬぐからおこられないよ!!……ほら!みてて!!」
そう言って屈んでいる優曇華の前に立ち、脱いだ
そして…
今の体格に不釣り合いな大きさの…
奴が優曇華の目の前にぶら下がる
「もちもち♪おいしぃ♪」
「ふふ〜♪そうでしょ?兎達のつきたてのお餅で作ったお団子だからね〜♪」
縁側で幽鬼と輝夜が一緒に座り、因幡印団子を食べていた
「ねぇねぇ?ボク君?」
「ん〜なになに?
「あれから身体は痛い所ない?元気?」
「うん!だいじょうぶだよ!ちょっとつかれただけだから…でも、れいせんおねえちゃんがしんぱいだよ…」
シュンとする幽鬼
「なら、良かった♪鈴仙に関しては得意の永琳の
優しく微笑んでいるが少し陰が出来ている輝夜
「ん〜?えーと…よくわかんなかったけど…うみ?だっけ?それがたまってるから、からだからださなきゃだめってなって…うーと…おねえちゃんがくちでうみをすいだしてくれたんだよ!すごくきもちよくて、いたくなかったけど…なんかわかんなくなっちゃったんだ!…ちりょう?だっけ…凄いね!」
嬉しそうに話す幽鬼
「ふふっ…良かったわね〜…懲罰少し増やす…で?他にどんな治療を鈴仙お姉ちゃんから受けたの?」
笑顔が引きつってる輝夜
「そのあともたいへんだったんだよ!まちがっておねえちゃん、うみのんじゃったの!?…そしたら、おねえちゃん…おもらししちゃって…からださむいのかふるえてて…こわくなったけど…おねえちゃんがここにいれてふさいでって…そんでうみをからだのなかにだしてって…ふるえながらいってて…ボクわかんなくて、こわかったけど…おねえちゃんをたすけたくて…きいたら…おねえちゃんのからだのなかで……えっと…こ、こう…てい?…えぇと…こう…?こう?…『抗体かしら?』っ!そうそれ!!それができるのにひつようだって!!おねえちゃんにボクがんばって、つきさしたの!!」
必死に説明する
「……そう…抗体…ねぇ……そう…それで?」
眉間がピクピクしだす輝夜
「でも、つきさしたんだけどどうしたらいいかわかんなくて…あたたかくてとろけそうになってたから…かんがえられなかったの…でもね!!ちゃんとうごいたんだよ!!おしえてもらってちゃんと!!いっぱいおねえちゃんのからだのなかにだしたの!!でも、ボクだけきもちよくて…おねえちゃんがくるしそうで…そしたらおねえちゃんがくるしそうにいうばしょをさすったりもんだりしてって!!そうしたらきもちよくてなるってくるしそうにいったから!!…でも…ぼくがたおれたの…ちからぶそくで…だから…ごめんなさい」
シュンと落ち込む幽鬼
「あ…大丈夫よ♪ボク君が頑張ってくれたのは解ってるから、かぐちゃんは途中からしか聞いてないから教えて欲しかっただけなの♪ほら落ち込んじゃ駄目よ〜♪」
そう言って輝夜は幽鬼を抱き寄せる
「うん…」
甘えるように抱きつく
(ムヒョー//!?あのつれない幽鬼がぁー//!私にあまえてるぅぅ//!!…落ち着くのよ…輝夜…ここで暴走したら鈴仙の二の舞になってしまう…うん…落ち着け…ここは慎重に…)
冷静を保つ為に幽鬼の頭を撫でる
すると…
「姫さーん?ちょっと良いうさか?」
部屋の外からてゐの声が響く
「ん…?何かしら?入って来て良いわよ〜」
「失礼するうさ…おっとボクも一緒にいたうさか…姫さん、お師しょー様が呼んでるうさ…何かわかったみたいうさよ?」
そう言いながら近くに来る
「えぇー…今良いところなのに…直ぐじゃなきゃ駄目?」
「急ぎうさよ、何でも…幽鬼の事うさ…」
輝夜の耳元で小さく呟いた
「……わかった、先に戻ってちょうだい…すぐ向かうから、診察室でいいの?」
「そううさ、早めに来るうさよ?姫さん?」
てゐはそう言って部屋から出ていった
「………ボク君?ごめんね?かぐちゃんこれから……んっ?」
「……スー…スー…」
輝夜が視線を戻すと幽鬼は寝息をたてていた
「………ふふっ…♪」
輝夜はゆっくりとその場に幽鬼を横に寝かせて
「…………」
「…………」
中では永琳とてゐがいて、永琳は検査結果がまとめられた書類に目を通していた
そこへ…
「二人ともいるの?入るわよー?」
診察室の扉を開けて輝夜が入って来た
「あ…来たうさ、お師しょー?姫さんきたうさよ」
てゐが書類と睨めっこしてる永琳に声をかける
「えぇ…座ってちょうだい…ここまで分かったことと、これからどうするのか考えを話させて貰うわ…」
書類を手にしたまま、てゐと輝夜の方に向き直す
「で?永琳?何が分かったの?」
永琳の前に置いてある患者椅子に座る輝夜
「お師しょーでも、その前に…鈴仙どうするうさか?」
てゐがチラッと横目を見ると縛り上げられて天井から吊り下がっている
「…………」
虚ろな目のまま何も言わない優曇華院
「大丈夫よ、優曇華に少し検査しただけだからその内喋り出すわ……それで、話が逸れたのだけど説明するわね…」
永琳は何事もなくカルテに目線を落とす
(特に何も言わない時が1番怖いうさ…)
(触れると何かありそうだからほっとこう…)
てゐと輝夜は優曇華の事はスルーを決め込んだ
そして、永琳の話が始まった…
抜粋するとこうだ…
輝夜とてゐは大人しく説明されながら、その都度永琳に詳しい事を質問して聞いていった
しかし…
彼女達は驚きの事実を聞いてしまうのだった
「後は、元に戻る過程で、骨の成長で痛みが出てしまう可能性があるとか…その時になってみないとわからないのだけど…」
ペラペラとカルテに書かれた事を見ながら話す永琳
「まぁ…一生そのままとか、何かヤバい事になるとかじゃなくて良かったうさよ…過ごしていれば元に戻るのなら、スキマ妖怪に報復されなくて平和に終わるうさ…」
てゐは首を擦りながら安堵する
「…永琳?さっき身体の代謝で薬の成分が抜けていくって言ってたけど…汗をかけばもっと早く抜けるってこと?」
輝夜が考えながら永琳に聞く
「えぇ…代謝が上がれば汗で排出されたり効率は上がるわ…それに汗以外により多く排出させる方法がわかったの、現に立証させたのは優曇華のおかげでもあるしね…」
永琳の最後の一言に輝夜とてゐは引っかかる
そして、つかの間の無言が起きる…
「え、永琳、どういう事?」
輝夜が困惑しながら聞く
「ん?何がかしら?」
「いや、だから…あの…ほら?汗以外の…方法って…」
チラッと輝夜も吊るされている優曇華を見る
「……あら、その事?…さっき優曇華の身体からの中から採取した幽鬼の体液を調べたらより濃く薬の成分が含まれてたの…だから、より早く元に戻したければ彼と…」
その一言で更に静かになったのである…
果たして彼女達の選択は以下に!
鈴仙・堕ち済み
大変遅れましたが、アンケートの御協力ありがとうございました
花映塚編は書き進めているのですが納得いかずに書いては消しての繰り返しになっていて半分ちょっと書き上げたくらいです
予定だと後編を挟んでから花映塚編を上げていく形になります、その間また投稿期間が遅れるかも知れませんがご了承ください、読んでいただきありがとうございますm(_ _)m