西住姉妹の幼馴染   作:テクニクティクス

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第3話

「由々しき事態です。早急に何かしらの対策が必要です」

 

皆でよく行く青雷亭ではなくファーストフードのテーブルで、急に重い口調で話し始めたみほ。

 

「そ、それはいったい何なのですか西住殿?」

「公式戦で戦った後の慰労会で、他校の隊長さんと葵くんが仲良くなりすぎなのが……」

 

その言葉が出た途端に、皆の肩から力が抜ける。

グロリアーナとの親善試合後に参加選手を労ったことで、試合には力になれないからと杏に嘆願。

都合が良ければ試合後に慰労会を葵が主催者として腕を振るう許可を得た。

 

 

 

サンダース、アンツィオ高校を破り快進撃を続けている大洗女子学園。

だがある意味では別の情報もいろいろ飛び交っている。

サンダース戦後、向こうに合わせたミートスパ、がっつりとしたピザ、ステーキにハンバーガー等をバイキング形式で提供しアリサはやけ食い、クールさは失わずとも食べるペースが早いナオミに他メンバーも会食を楽しんでくれている模様。

 

「ありがとうね、こんないいパーティまで開いてくれるなんて。でも、美味し過ぎてちょっと困っちゃうかな。最近お腹周りがちょっと悩みの種だし。ここなんか特に」

 

ケイが葵の手を取り、脇腹をおもむろに触らせて驚いているのに対し、サンダースだとこれくらいのボディタッチは日常とのこと。実際のところ女性同士ではやっても、異性だと普通は躊躇するか触らせないという中略は入るが。

 

アンツィオ戦後は、向こうが大規模な宴会を開催する中、葵は一品もので挑んだ。

ナンっぽく薄焼きにした無発酵のパンに、刻みバジルの爽やかな香りとラム酒を隠し味にしたお手製ジャムを乗せて出品。普段食べなれない品の物珍しさに客が殺到し、目の回る忙しさで調理する。

料理が捌ける頃には戦車道の試合より白熱した屋台担当のペパロニと健闘を称える握手を交わす。

その後、申し訳なさそうにアンチョビがやってきた。

 

「……なんか、すまなかったな。試合より熱中してしまって」

「いえいえ、そんなことないです。あ、そういえばこれアンチョビさんにプレゼントします。日持ちはしないので早めに食べきってください」

「お、おお! ありがとう。これ結構美味しかったよ、うふふ」

 

先ほどのジャムを大瓶に詰めて彼女に渡す。頬を緩めて何度も列に並び返していたので相当お気に入りな様子。

ウキウキとしているアンチョビに葵はふと思いついたことを伝える。

 

「よかったら、レシピも渡しましょうか? 材料やハーブを変えると肉の焼き物ソースとしても美味しくできますよ」

「な、何だかお世話になってばかりですまないな。……こちらの得意料理のレシピと交換ってことでどうだ?」

 

 

 

「あの後、アンツィオの隊長さんとID交換して連絡取ってるらしいね」

「それ以外でも戦車道SNSで、大洗と戦った後に出される料理が美味しいって話題がかなり流れているであります」

「基本的に戦車道に取り組んでいる学校は女子校が多いですし、出会いもそんな無い中人当りの良い鹿島さんと接したらまぁ悪い印象は持たれないかと……」

「だから困ってるんだよぉ……」

 

などと軽い愚痴みたいなものをこぼしていたみほだったが、店舗の外を葵が通りすがりその隣に仲良さげに話をしている女生徒を捉えた。思わず立ち上がり、角を曲がって行ったのを見逃さずカバンを掴んだ。

 

「に、西住殿!?」

「ごめん、私ちょっと先に失礼するね」

 

慌てて店から出て、気づかれないように後を付けていくと中型の書店内に入っていくのを見た。

みほも店内に侵入するが、そこまで混んではいないのに二人の姿が見当たらない。

 

「みぽりん、急に出ていっちゃうから驚いたよ」

 

心配になってみほを追ってきた優花里たちが合流すると、聞き覚えの無い声がかけられる。

 

「なにか、私に御用でしょうか?」

 

どこか大洗の制服に似た格好の先程葵の隣にいた少女がみほたちの後ろに立っていた。

背の高さは低め、どちらかというと小柄な体形で軽く笑みを浮かべてこちらを見ている。

だが、その微笑みはまったく良い印象を与えてはこない。

まるで自分の内面を見透かすような、昏く重みを感じる視線。

捉えどころの無いという点では継続高校の隊長を思い出すが、目の前の彼女は深淵や蛇、底の無い沼のようでヘタすれば飲み込まれそう。

何か言葉を返そうと思いながらも口を開けないみほへ、ふと思い出したかのように少女は話しかけた。

 

「おや、貴女は西住みほさんじゃないですか。ということは一緒に居られる方たちは確かあんこうチームの皆さんですね。これは失礼したしました。私は大洗女子学園付属校共学科、二年生の忍野 薫と言います。うちの葵がお世話になっております」

 

今までの重苦しい雰囲気をさっぱりと無くし、ぺこりとお辞儀をする。そこへ本が入った袋を持った葵が姿を現す。

 

「おい、忍野。勝手にいなくなるから探したぞ。あれ、みほちゃんに武部さんたちもどうしてここに?」

「つい今しがたお会いしたのですよ。ところでお目当てのえっちな写真集は買えましたか」

「ばっ!? そんなの制服着たまま買うわけないだろうが! 普通の文庫本しか買ってねぇよ」

「持っていることは否定しないのですね。ちなみにお気に入りは西住姉妹そっくりなモデルさんの……」

「よし分かった。今すぐその口、物理的に閉じさせてやる」

 

丁々発止なやり取りに呆けてしまったみほたち。薫に誘われるまま、今度は違う場所に移動し小規模なモールのフードコートの一角でテーブルに集まって親睦を深めるように話を始めた。

 

「ふーん、凄く生徒数が多いってわけじゃないけどそれなりの人数は居るんだ」

「それでも私たちの学校に比べると少ないでありますよ」

「普通は別の学園艦か大洗本校、もしくは陸の学校に行きますからね。好き好んで残るようなメンツですから、実際かなり濃いですよ我が校の生徒は」

 

沙織や優花里の疑問に対し、付属校の自慢というか恥部みたいな事件を喜々として話す薫。

 

曰く、科学部の新入生が「科学とは爆発です」など宣い、ニトログリセリンを調合し始めるも部長含め誰も止めず、むしろ探求心こそ科学者の本質と言って悪乗りの結果暴発。軽いボヤ騒ぎを起こす。

 

華道部が新しい生け花をと意気込んだはいいが、熱帯系で取りそろえた結果、はっきり言ってグロいとしか言えず、しかも痛烈な悪臭を放つので一日持たずに撤去焼却処分。

 

廃棄王とスクラップ・クイーンのあだ名を持つ部長、副部長が率いる工作部の連中がジャンク品をかき集め、戦車道の公式戦に参加できるほどにレストアしたシャーマンイージーエイトを作ったなど。

 

「そのレストアしたシャーマンを譲っていただくわけには……」

「申し訳ありませんが、次の購入資金にするためすでに売り払ってしまっていまして」

「今はT29にIS-3のレストア中だよな。ガレージでそんな戦車っぽいジャンク品直してるの見かけたし」

「いずれ計画止まりや珍戦車も甦らすと言ってますし、大型イ号戦車の設計図を黒板に張り付けていましたね。どこで入手して来たのやら」

 

付属校へやって来ているはずの大洗の交流女子生徒は、生徒会預かりでいろいろやってもらっているということ。

だが、この混沌を凝縮し更に煮詰めたような学校の中心部である生徒会所属。

超のつく変人の佐山会長に、黒というより闇といった方が近いえぐみのある副会長の忍野、守銭奴の千川会計に、唯一の癒しだがどこか感性がズレている新庄書記と悪魔も逃げ出すような場所だ。

順調に我が校に馴染んでいっているので教育のし甲斐があると笑う薫に、もう普通の女子学生には戻れないのだなと名も知らぬ子に黙祷を捧げる。

 

「皆さん、これも何かの縁です。IDとメールアドレスを交換しましょう。彼一人だけだと連絡がつかないこともありますし、こちらの行事で遅れる際に報告ができますから」

 

あんこうチームの面々と連絡先を交換し、そろそろ解散しようとするが薫は葵だけを呼び止めた。

 

「すみません、ちょっと二人きりで話がしたいのでもう少しだけ葵をお借りします。学校に関する話なので心配はいりません」

 

みほたちが立ち去ってしばらくは警戒しているのか、話を切り出そうとしない。

 

「……で、俺だけ残したってことはみほちゃんたちには聞かせたくない話なんだな?」

「察しが早くて助かります。何故急に大洗女子学園が戦車道を復活させたか、裏付けが出来たのでその話を」

 

書類を渡され、軽く目を通しただけでもそれなりのショックはある内容がつらつらと書き連ねてあった。

学園艦統合の煽りを受け一年後に大洗女子学園は廃校予定で、それを覆すために戦車道の全国大会で優勝することが存続の条件になっているそう。

 

「ですが、あまりに手際が杜撰過ぎるんですよ」

 

たった一年後に廃校させるなんて学生はもちろん、教職員の転校先はどうするのか。

杏会長等生徒会が黙殺しているのかもしれないが、みほたちの様子から一般生徒がそれを知っている気配がまったくない。

 

更には同時に廃艦する線も濃厚だが、それこそ住人達の移転先は?

斡旋するだろうとはいえ、葵の家や秋山さんの実家等自営業の方も学園艦には多くいるのに、そうそう移転先がみつかるものだろうか。

様々な議論を繰り返して決議するべきなのに、住人にも周知が徹底されていない感がある。どうにもきな臭い。

 

「……父さんや母さんが自治会とかでそういう議題あがったとか言ったことないぞ」

「子供に心配させないため話さないという配慮もあるかもしれませんがね。はぁ……。こちらももう少し踏み込んでみます。杏さん程じゃないとしても、私もこの学校と艦が好きですから。学生だからと舐められているのなら、少し痛い目に遭ったとしても仕方ないでしょう」

 

くれぐれも本校の戦車道履修の皆さんには漏らさないようにと釘を刺して、薫は去って行った。

 

 

 

 

 

 

準決勝のプラウダ高校戦、相手の策に引っ掛かり廃屋の中へ追い込まれ包囲される。

カチューシャからの降伏通知を突き付けられ、追い詰められたことにより桃がつい大洗女子学園が廃校の危機にあることを漏らしてしまう。

もしここで敗退するようであれば、確実に取り潰されてしまうだろう。皆が絶望する中まだ負けたわけじゃないと告げるみほ。

やれることはやっていこうと気負うことなく励ます。

各々が修理や偵察に出ていき、情報を集め作戦を立てていく。

しかし、天候は悪化していき持久戦に陥ることなど考えてもいないので、簡単なスープくらいしか備蓄も無い。

流石に全体の士気は低下していく中、桃からみほへ何とかして士気を高めろと無茶ぶりを要求される。

どうしようか悩んでいると、不意に携帯に着信が入り画面を確認すると葵からのメールが。

 

<<今から救援に向かう。持ちこたえてくれ>>

 

たった一行そう書かれた内容に、首をかしげてしまう。そこへ天井からロープが投げ込まれる。

何事かと優花里たちが集まってくると、ロープを伝い音を立てずに何者かが中央へ降り立った。

大きなリュックを背負った謎の人物が口元を覆う布を取り去ると、皆の見知った顔が現れる。

 

「か、鹿島殿!? どうしてここに!?」

「いやはや、かなり吹雪いてきて視界は悪くなる一方だけど潜入はしやすいね」

 

身体に付いた雪を軽くはたくと、みほのパンツァージャケットの襟元へ手を伸ばす。

襟裏から取り除いたそれは小型の収音マイクのようだった。

 

「1年生の時に忍道履修しておいた際の装備が役に立ったよ。中継映像だけじゃ詳しい状況は分かりにくいし」

「そ、そうなんだ」

「西住殿、普通の忍道だと思わない方がいいであります。あの”付属校”がやるのですから」

 

優花里の言う通り、学園艦の艦尾から艦首に向けて密書を持った教員をパルクールで追いかけつつ奪取するのは基礎。

キーピックを使ったものからダイヤル錠、タッチパネル型キーロックの解除、心理戦等の座学など普通に工作員として活躍できるほどに濃密に教え込まれている。

特別講師として招かれた畑先生と土井先生は本物の忍者特務らしいとの噂もあり、素手と命綱のみで学園艦の底部から外壁を登りきる等の訓練を済ませた履修生徒たちは吹雪に紛れて潜入、廃屋の二階部分へよじ登るくらいは朝飯前なのだろう。

今度は武部の携帯の方へ何かが受信したようだが、内容を見て思わず吹き出してしまった彼女に視線が集まる。

 

「うふっ、ふふふ……っ、こ、これ、鹿島くんだよね?」

「沙織さん何を見て……ぷっ!?」

「なんか嫌な予感するんだけど……げっ」

 

受信メールに添付されていた写真には、黒尽くめな所謂怪盗と呼ばれるような衣装に身を包んでしっかりとポーズをとっている葵の姿が。送信者の忍野はタイトルに「面白そうな雰囲気があったので、忍道履修中の葵の格好を送ります」と。

他にも某暗殺教団の白いフードを被った格好の写真までついている始末。変装、仮装も一応やらされているが薫がこの写真をまだ持っていたとは思っていなかった。

流石に今回は灰色の雪上迷彩色のスニーキングスーツを着用している。

 

「葵くん、今度この衣装着ているところ見せてね」

「えぇ……、まぁいいけど……」

 

和やかな空気が生まれ、リュックの中身を取り出し始める葵。防寒用のアルミシートに懐炉を渡し、マドレーヌなどの焼き菓子の詰め合わせに、バーナーでホットチョコレートを作り皆に配る。

冷えた体にいい香りの温かなチョコレートが優しく染みわたり、元気を取り戻させてくれる。

全員の士気が復活し始める中、葵とみほは四号の後ろで並んで座っていた。

 

「なんか、また葵くんに助けられちゃったね」

「試合自体には俺は何も出来ないからね。ここまで頑張ってこれたのはみほちゃんの力だよ」

「……どうして、こんなにも手助けしてくれるの?」

 

軽く考え込むしぐさをして、ほほ笑みながら葵はみほへ言葉を返す。

 

「みほちゃんの笑顔が見たいから」

 

物心ついた頃からずっと一緒にいた幼馴染。

幼い時分はかなりやんちゃで泣かされることもあったけれど、本当は心優しいみほ。

そんな彼女も本格的に戦車道の訓練を始めた時から、少しずつ笑顔が消えていく。

勝利することを絶対主義に掲げ、味方の犠牲も厭わない西住流にみほの性格では苦痛なことが多かった。

段々と諦めに似た、まるで張り付けたかのような笑顔を浮かべ、心からはしゃいだ笑顔はアルバムの中にしか残っていない。

出来れば彼女の支えになってまた本心から笑えるようになってほしいと願っていたが、自分は彼女の前から去ってしまった。

偶然の再会を果たし、ここ大洗で再び戦車道に携わるようになったが、仲間と共に頑張る姿はみほ本来の明るい性格を取り戻していた。

 

「やっぱり、その優しい笑顔がみほちゃんには一番似合ってるよ。微力だけど、大洗のみんなが頑張れるよう頑張っているだけ」

「そんなことないよ。私がまた頑張れるようになれたのは……」

 

久しぶりの再会の時、葵に言われたこと。暗く光の無い中を彷徨っているなか優しく手を差し伸べられた気がした。

生徒会室に呼ばれ、無理やり戦車道を履修させられる際に沙織や華が庇ってくれたことも嬉しかったが、心の奥に揺らがない大切なものはすでに貰っていた。だからこそ、もう迷うことなく全員と共にここまでやってこれたと思う。

今も隣に座っている、小さい頃からの友達――いや、もう一歩進んでもいいのかも。

 

「ねぇ、葵くん。チョコがついちゃってるよ」

「え、どこ?」

「取ってあげるから、じっとしててね」

 

柔らかく温かな手がそっと頬に充てられる。静かに瞼を閉じて、みほは優しく葵と唇を合わせる。

何が起きたのか分からず、固まってしまっている葵から、ゆっくりと名残惜し気に唇を離すみほ。

 

「……えへへ、チョコの味がするね」

「え、あ、その……み、みほちゃん」

「ちゃん付けはやめてほしいかな……」

「……みほ」

「うん」

 

落ち着きを取り戻した葵は、自然とみほの肩を掴んで抱き寄せていた。軽く見上げるようにこちらを見つめる潤んだ瞳。

桃色で柔らかそうな瑞々しい唇が、先ほど重なっていたとは思えないくらい魅力的に映る。

防寒着の上からでも、お互いの鼓動が大きく響いて感じてしまう。

女の子らしい甘い香りと、独特の男性の匂いを互いに感じている。

みほも葵も背中に腕を回してぎゅっと密着し、このまま時が止まってくれたかのように強く抱きしめあって――

 

 

「おーい、西住ー! どこにいるー?」

 

 

急に桃から呼び出され、慌てて身を離す。真っ赤に顔を染めて転びそうになりながら小走りで向かう。

 

「は、はい! ここにいます!」

 

心臓が口から飛び出してしまいそうなほど強く響いているのを感じている。

再びやってきたプラウダの使者に、降伏はせず最後まで戦い抜くと告げる。

全員が各々の戦車に乗り込み始めるなか、葵は頑張ってくれと強く願いながら音もなく壁を駆け上り窓から外へと消え去った。

みほはまだ淡く温かさが残る気がする唇をそっと指で撫でて、ぽつりとつぶやく。

 

「負けられない理由が、もうひとつ出来ちゃった……」

 

 

 

逆転劇を制し、プラウダを打ち破った大洗女子学園。

両者を労うために用意されたのはなんと、野菜たっぷりの味噌煮込みうどん。

かぼちゃや芋系、玉ねぎがとろとろになるまでじっくり煮込まれて、冷え切った身体を芯から温めてくれる。

好き嫌いの多いカチューシャが、珍しくこの料理を気に入りうちの学校の方へ来なさいと無茶ぶりを発揮するなどいろいろあった。

学園艦に戻ると、連絡を取り合ったわけでもないのにみほが白い息を吐きながら葵を待っていた。

 

「葵くん、途中まで一緒に帰ろう?」

「それはいいけれど、寒くなかった? 大丈夫?」

「全然平気。……手、繋いでくれたらもっと大丈夫」

 

差し出された手に自分の手を重ねて指を絡ませる。冷たい手にじんわりと自分の熱が伝わっていく。

お互い言葉を発することはなくても、それが苦にならず居心地のいい空気を感じる。

視線が合うとはにかむ様な笑みを浮かべるみほと、同じように微笑みを返しながら二人はゆったりと家路を行く。

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