ファンキルTRPG部   作:天ノ川遥

1 / 1
最初に
・シナリオは「忍秘伝・改」に掲載されているものを少し改変しております。
・戦闘シーンにおいて「逆凪」になるところがなってないです。プロット値=ファンブル値って理解してませんでした。プロット値-1=ファンブル値だと思ってました。
・キャラ崩壊注意です


【シノビガミ】面影

0.

マスター「ひまだなぁ…」

「なにかたのしいことはないかなぁ」

「…そういば、シノビガミのルルブ買ってそのままだなぁ」

「……そうだ」

 

ヘレナ「で、ヘレナ達を呼び出したと」

「いいじゃん、たまにはみんなで遊ぼうよ」

ロンギヌス「人選に意図を感じますが…」

カシウス「ここで選ばれたのも必然…フェイルノートと何度かやったからルールはわかる」

「お、カシウスは経験者か」

「わ、私は初めてです」

「…ヘレナも初めてだ」

「大丈夫、私が二人を導く」

「カシウスがそう言うのでしたら…」

「はぁ…しょうがない、先輩と遊んでやろう」

「よっし、それじゃあまずはルール説明とキャラメイクから…」

 

キャラメイク中…

「あ、今回使うシナリオ4人要るわ」

「では御館様も参加ですね」

「そうすると私女PCに…」

「この忍法ってのは…」

「スキル」

「なるほど」

「いっぱいあってどれを取ればいいのやら…」

「【頑健】四つ」

「御館様?」

「カシウス、目が怖い…冗談だから」

「カシウスは随分早く終わったな」

「うわ、【悪食】と【肉風船】じゃん…」

「強いんですか?」

「これ対立関係いじったけど大丈夫かな…」

キャラメイク終了

 

 

1.導入

GM「それではこれからシノビガミ『面影』のセッションを始めます。全員自己紹介をどうぞ」

「カシウス。隠忍の血統、凶尾所属」

「ロンギヌスです。流派は私立御斎学園です」

「ヘレナだ。流派はハグレモノの夜顔だぞ」

「マスターだ。所属は斜歯忍軍。GMと並行してやるからな。それじゃあ導入はいるぞ」

 

GM「まずはカシウスから。あなたは家で何かしています」

「団子を食べているわ」

GM「えー、それではカシウスの家の窓が割れ、ガスマスクのようなものを被った男たちが襲ってきます」

「…戦闘?」

「まだ導入だから。ダイス構えないで」

GM「男たちは銃を乱射しますが、あなたの里親たちが庇って逃がしてくれます」

「里親…」

GM「カシウスが家から逃げ出した直後、家が炎に包まれます」

「そんな…」

GM「ここで背景を読み上げます」

カシウスは、幼い頃、お姉ちゃんと同じ研究所にいました。「超人類開発総合研究所」、通称「OM研」。そこは、政府直轄の異能者開発を行う研究所でした。しかし、あまりの非人道的な研究内容が問題となり、「OM研」は閉鎖。その研究も凍結されます。

 超人類開発計画の実験体だったカシウスとお姉ちゃんは、研究所の閉鎖と共にその場所を追われ、離ればなれになっていました。あれから十年。カシウスは自らの異能力を隠しながら、一般社会に紛れ、ある意味平和な人生を送っていました。しかし、凍結されたはずの超人類開発計画は再開。再び、その魔の手がカシウスの元に伸びたのでした。カシウスはお姉ちゃんに助けを求めます。

GM「カシウスは、里親の元を転々とした後、自分で『お姉ちゃん』の行方を追っていました。そして、彼女が『私立御斎学園』というところにいるらしいと突き止めました。思い出の中で、いつも自分を護ってくれていたお姉ちゃんを求めて、私立御斎学園を

目指すところで、導入終了です」

「け、結構長いんですね…」

「あとはさっくり終わるから」

GM「では残りのPCの導入です。あなた達が、寮の自室で思い思いに夜の時間を過ごしていると…」

「天にまします われらが父よ…」

「…ロールプレイしたほうがいいのか?」

「その方が楽しい」

「それじゃあニールと談笑しておくかな」

「そういや今日はニールと一緒じゃないんだな」

「ムーと遊んでたから置いてきた」

「なるほど」

GM「では、皆さんは不意に侵入者の気配に気づきます」

「…そっちに向かう」

「わ、私も」

「じゃあ私も向かっとくか」

GM「では気配を追うと、襲われて傷だらけのカシウスを発見します」

「えっ」

「……(無言でダイスを構える)」

「まだ導入だから」

GM「襲っていた男たちは3人を見るとすぐさま逃亡します」

「と、とりあえず手当を…」

GM「その時、3人の脳裏に『お姉ちゃん、助けて』という声が響き、カシウスは気絶します」

「あ、私まだ意識あったの…」

GM「ではハンドアウト配ります。ロンギヌス、ヘレナ、そしてマスターの使命は共通して『カシウスを助けること』です」

「とりあえず寮に連れて行こう。また追手が来ないとは限らない」

GM「はい、それじゃあ導入は終了です」

「あ、言い忘れてた」

GM「今回のプライズは『カシウス』です」

「人をモノ扱い…?」

GM「シナリオ上仕方ない」

 

 

2.一サイクル目

「誰から行動する?」

「じゃあ私から」

「経験者のお手本、見せてもらおう」

GM「じゃあシーン表振るよ」

血の匂いが辺りに充満している。何者かの戦いがあった気配。いや、まだ戦いは続いているのだろうか?

「ロンギヌス、シーンに出て来て」

「わ、私ですか!?」

「緊張しなくていい。【感情】を結ぶだけだから」

GM「このシーンでどんな【感情】が結ばれるのか…」

「この血は私の血。介抱されてすぐね」

GM「うまいこと利用してきたな」

「…助けてくれてありがとう」

「そ、そんな…大したことじゃ…」

「敵は勝手に逃げて行ったしねぇ」

「…あなた、名前は?」

「はぇ?あ、ああ。こっちではまだ会ったばかりでしたね。ロンギヌスです」

GM「そういうところ細かいな、カシウスは」

「ふふ、よろしく、ロンギヌス」

「…で、特技は」

「名前は単なる記号ではない。相手の名を知り、その名を呼ぶことで《言霊術》を使用。5以上で成功」

「お、おお…」

「なんかそれっぽい…」

「11、成功ね。【感情】の内容は…」

カ→ロ:友情/怒り

ロ→カ:愛情/妬み

「一生懸命介抱してくれるロンギヌスに『友情』を取得」

「お礼を言ってくれるカシウスを護ってあげたいと『愛情』を取得します」

「お熱いことで…」

「キマシ」

「そこ、茶化さない。改めてロンギヌスにお礼を言ってシーン終了」

 

「じゃあ次はヘレナがやろうかな」

GM「お、行くか。シーン表振るよ」

凄まじい人混み。喧噪。影の世界の事を知らない無邪気な人々の手柄話や無駄話が騒がしい。

「ふむ、休み時間だ。カシウスの様子を見に行くとしよう」

「別に来なくていいのに」

「なんでヘレナには冷たいのか…とにかく」

「部屋には鍵をかけてる」

「……ヘレナだ、開けてくれ」

「無視する」

「…へぇ、そういうことなら《壊器術》を使用。成功したら無理やりにでも【感情】を結ばせる」

GM「そ、それでは判定どうぞ」

「7、成功だ」

GM「鍵を壊して部屋に入りました。…まともな感情が結ばれる気がしない」

ヘ→カ:憧憬/劣等感

カ→ヘ:友情/怒り

「こんな奴に締め出されるなんて、と『劣等感』を取得」

「鍵を壊して入ってくるなんて、と『怒り』を取得」

GM「お互いマイナス感情とるのかぁ…」

「全く、隣で寝ているロンギヌスが起きてしまうでしょう」

「はぇ!?」

「おぉ?」

「教室で見ないと思ったら、昼間からお盛んなことで」

「勘違いしないで。ロンギヌスは私の面倒をみてて疲れて寝てしまっただけ」

「酷い顔してるぞ先輩。ロンギヌスもトマトみたいだし」

「っは…いかんいかん」

「はぁ…ロンギヌスがついてるなら安心か、と部屋を出てシーン終了だ」

 

GM「ここでマスターシーンが入ります。全員集まって何かしててください」

「ロンギヌスと談笑してる」

「先輩と談笑してる」

「一部屋が二分されてるんだが」

GM「そこに君塚左近という男が現れます。OM研の支援をするために比良坂機関から派遣された忍です。使命は『カシウスを回収する』です」

「…何の用?」

左「君を連れに来たんだ。君たち、大人しくカシウスを渡せば手出しはしない」

「渡さないと言ったら?」

左「無論容赦はしない」

「わ、渡しません!」

「そんな言い方されたら渡したくなくなっちゃうじゃないか」

左「そうか…後悔しても遅いぞ」

GM「そのまま君塚左近のシーン。カシウスの【居所】を獲得。【内偵】で自動成功。そして【社会戦】をカシウスに使用します。判定は…9、成功。集団戦1点」

「変調一つ…内容は『呪い』。忍法が一つ使用不可…。【肉風船】が消えた…」

GM「《呪術》持ってるから解除楽じゃん…。じゃあ次、ロンギヌスか私か」

 

「マスターお先にどうぞ」

「じゃあお言葉に甘えて。シーンは…」

世界の終わりのような暗闇。暗闇の中、お前たちは密やかに囁く。

「夜中かな?カシウス、出て来て」

「部屋で寝てる」

「じゃあ部屋に忍び込む」

「何してるんですかマスター…」

「寝込みを襲うなんて…先輩」

「あーハイハイ。じゃあ部屋にそっと罠を仕掛ける。《罠術》で【秘密】の取得判定」

「…成功したら罠にかかって【秘密】を吐くのね」

「9、成功。【秘密】見せて」

「…(スッ)」

「…まあ知ってるんだがな。罠からカシウスを解放してシーン終了」

 

「さ、最後は私…シーン表、シーン表…」

GM「こっちで振るから大丈夫。緊張しなくていいから」

凄まじい人混み。喧噪。影の世界の事を知らない無邪気な人々の手柄話や無駄話が騒がしい。

「また休み時間か」

「あ、あの…左近さんに会えますか?」

GM「おっと言い忘れてた。NPC君塚左近にも【秘密】・【居所】があります。人物欄に入れといて」

「そ、それじゃあ左近さんに会いに行きます」

「はぁ…一人じゃ心配だ、ついていこう」

「私は…ロールプレイ的にはついていかない方が自然」

「私はついていく」

GM「それじゃあ左近がいる教室に来ました」

「さ、左近さん!」

「普通に話しかけるのか…」

左「なんだ、カシウスを渡す気になったか」

「《飛術》で左近さんを抱えて連れ去ります!」

「…?」

「…ん?」

GM「…は?」

「さあ、落とされたくなければ【秘密】をください!」

GM「あ、ああ、そういう…判定どうぞ」

「12、スペシャルです!」

GM「まあ意味ないけどね。はい【秘密】」

「情報共有で私にも」

「……左近さん」

左「なんだ」

「左近さんを地面に叩きつけます」

左「ウヴォア」

「ロンギヌスが凄い暴れてる」

「私のカシウs…いえ!私の友人に手出しはさせません!」

「ヘレナも秘密欲しいなー」

「う、受け渡しは」

GM「えーと、いいよ」

「ではヘレナさんとマスターに秘密を渡します」

GM「左近さん一サイクル目で【秘密】全体公開かぁ…」

君塚左近の【秘密】:実はあなたは、政府の命を受け派遣された公安隠密局の局員である。あなたの【本当の使命】は、超人類開発計画のため、カシウス、もしくはロンギヌスを回収することだ。また、あなたは配下として「OM研」の実働部隊「アルジャーノン」6名を率いている。このアルジャーノンの部隊は【亡者】である(この秘密を獲得した者は、「アルジャーノン」の【亡者】ペナルティを無効化できる)。

【亡者】:各自に設定された制御装置を破壊しない限り死亡しない

「これはロンギヌス、いい働き」

「これで戦闘が楽になるわけだ」

GM「なんで左近に気が付くかなぁ」

「カシウスにひどいことする人には容赦しませんから、と言ってシーン終了です」

 

GM「それじゃあ6シーン目。アルジャーノンが3人、カシウスに襲い掛かります」

「…(スッ)」

GM「お待ちかね、戦闘だよ。カシウスは強制、その他は乱入可だよ」

「戦闘乱入します!」

「はぁ…しょうがない。ヘレナも戦闘乱入するよ」

「あ、私入れないじゃん」

 

―戦闘開始―

・Round1

「装備忍法【頑健】を使用。生命点+2」

GM「それじゃあプロット決めてね。せーの」

1:カシウス、ヘレナ

4:ロンギヌス、アル2

5:アル3

6:アル1

ア1「何もできない」

「【接近戦攻撃】しか持ってないのね…」

ア2「ロンギヌスに対して【接近戦攻撃】。6で成功、《刀術》で避けてね」

「《飛術》で代用判定、目標値は7!…5、失敗です」

GM「ではロンギヌスは戦闘脱落…」

「させない。奥義『幻如の獣帝』。効果は【絶対防御】、指定特技は《異形化》。腕が巨大化し、ロンギヌスの体を守る」

「カシウス…」

「守られてばかりじゃない」

GM「それじゃあプロット4、ロンギヌスから」

「プロット5のアルジャーノンに【天道】。ところで戦場は」

GM「平地だね」

「では私のファンブル値に-1、相手の回避に-1の修正です。…7、成功です」

ア3「指定特技が《野戦術》だから《用兵術》で代用して…修正込み9か。余裕だな」

「フラグだな」

ア3「10、成功だ」

ア2「ロンギヌスに【接近戦攻撃】。11で成功」

「うぅ…9、成功です!」

「私から。【血旋渦】でプロット4のアルジャーノンに攻撃。指定特技は《異形化》。11、成功」

ア2「《用兵術》で代用して12で避けられる。余裕余裕…ほら11。戦闘離脱」

「みんな出目が高い…」

「ヘレナはパス。射程が足りない」

 

・Round2

2:カシウス

4:ヘレナ、ロンギヌス

5:アル3

6:アル1

ア1「おのれランダムプロット。何もできん」

ア3「ヘレナに【接近戦攻撃】。7で成功」

「《隠蔽術》で回避。目標値は6だ」

GM「これ《砲術》指定しても6じゃん…おのれギャップ」

「6、ギリギリ成功だ」

「私からいきます。【天道】をプロット5のアルジャーノンに。10で成功です」

ア3「11、避けたぞ」

「プロット5のアルジャーノンに【接近戦攻撃】。指定特技は《潜伏術》だ。10で成功」

ア3「《砲術》で代用して目標値6だぞ、余裕だな…4。失敗、戦闘脱落」

「届かないからパス」

 

・Round3

2:ヘレナ

3:カシウス、アル1

4:ロンギヌス

「アルジャーノンに【天道】。10、成功です」

ア1「3、失敗。戦闘脱落」

「戦闘から離脱する」

「ヘレナも離脱するよ」

GM「それじゃあ勝者はロンギヌスなので、好きな戦果をどうぞ」

「では、ヘレナさんの【秘密】を」

「はい【秘密】」

「情報共有が起きるから私にも見せて」

GM「では1サイクル目終了です」

「その前に『呪い』の解除判定。…7、成功」

GM「それじゃあ本当に終了。二サイクル目も頑張ってね」

「どうして他人事なのか…」

 

 

3.二サイクル目

「まずは私が動きたい」

「へぇ、何か企んでるのかな?」

「別に。GM兼業だから早めに行動しときたいだけ」

「ふーん…」

「さて、シーンは…」

眼下に広がる街並みを眺める。ここからなら街を一望できるが…

「屋上かな。ヘレナ、出て来て」

「はいはい。先輩、こんなところに呼び出して何の用かな?」

「ヘレナがどんな秘密を持ってるのか知りたくてねぇ」

「屋上から立ち去る」

「逃がさない。《分身の術》で【秘密】の取得だ」

「先輩が何人になったところで無駄だ」

「判定は…5、ギリギリ成功か。1が出たときはヒヤヒヤした」

「これで全体公開か」

ヘレナの【秘密】:実はあなたは、カシウスに一目惚れしてしまった。あなたは、心の底からカシウスを助けたいと思っている。あなたはいつでも、カシウスに対する「愛情」の【感情】を獲得するか、カシウスに対する【感情】を「愛情」にすることができる。

「…心の底から?」

「ここでカシウスへの【感情】を『愛情』に変更しておくぞ」

「これ【秘密】より【感情】のが欲しかったな」

「先輩の【秘密】がどうかは知らないけど、敵対するようなら…」

「分かってるよ、と言ってシーン終了」

 

「次は私。シーンは…さっきと同じね」

「じゃあ私もヘレナもまだいるわけだ」

「この屋上、鍵がかかっているのだけれど」

「ヘレナがかけておいた」

「おい!?」

「御館様?そこにいらっしゃるのは分かってる。開けて」

「鍵はヘレナが持って逃げた」

「屋上に閉じ込められたんだが?」

「仕方ない、こじ開けるしかないようね。《壊器術》で感情判定。6、成功ね」

GM「この生徒たち鍵壊しすぎだろ」

「御館様、開けましたよ」

「あ、ああ。助かった」

「【感情】の内容は…」

カ→マ:共感/不信

マ→カ:友情/怒り

「ヘレナに関わると大変ね、と『共感』を取得」

「助けてくれたカシウスに『友情』を取得」

「御館様と校舎の中に戻りながらシーン終了」

 

GM「3シーン目は左近の行動」

「毎サイクル行動するのか…」

左「さっきカシウスを積極的に守っていたロンギヌスの【居所】を取得。【内偵】で自動成功。続いて【社会戦】。6、成功だ」

「『忘却』、カシウスへの愛情が消えました…」

GM「ま、まぁ一時的なものだし…というか【記憶術】近いから解除楽じゃん」

 

「次は私がやりますね。シーンは…」

世界の終わりのような暗闇。暗闇の中、お前たちは密やかに囁く。

「布団に入ったはいいけど、何か大切なことを忘れている気が…」

「どうしたの、眠れない?」

「カシウス…私、大切なことを忘れてる気がして…」

「大丈夫、いずれ思い出せる」

「…これ、回復判定しておいて方がいいですかね?」

GM「やらなくていいんじゃない?」

「さっきみたいにサイクルの終わりに戦闘になったとき、今のうちに回復しないと処理順の都合で乱入できない」

GM「チッ、気づいたか」

「カシウスを抱きしめて『忘却』を回復」

「ロンギヌス、大胆…」

「愛を取り戻せ」

「北斗神拳繰り出しそうだな」

「鞍馬なら似たようなことできそう」

「カシウスと一緒にぐっすり眠ってシーン終了です」

 

「最後はヘレナか。シーンは…」

酔っぱらいの怒号。客引きたちの呼び声。女たちの嬌声。いつもの繁華街の一幕だが。

「夜の繁華街か…先輩、出て来てくれ」

「おう、こんなとこ呼び出してどうした」

「大した用じゃないさ。ちょっとこっちに来てくれないか、と路地裏に入る」

「ま、待ってくれよ」

「先輩が路地裏に入ると、ヘレナの姿は見えない。《潜伏術》で隠れているからな」

「おい、呼び出しといてなんだよ」

「【秘密】の取得だ。…3、失敗か」

「って隠れきれてないぞヘレナ」

「いやー、先輩の目を欺くのも大変だな」

「で、何か…」

「残念、ヘレナの姿が消える。そこにいたのはヘレナの『幻』だ」

「…《幻術》か」

「路地裏に佇む先輩をどこからか観察しながらシーン終了だ」

 

「さあ、戦闘でしょう」

GM「ああ、そうだよ!3人のアルジャーノンがカシウスに襲い掛かる」

「戦闘乱入します!」

「戦闘乱入するぞ」

「戦闘乱入…しとくか」

 

―戦闘開始―

・Round1

1:マスター

3:カシウス

4:ヘレナ、ロンギヌス、アル6

5:アル4

6:アル5

ア5「なーんで絶対一人は届かない位置になるかなぁ…パス」

ア4「ロンギヌスに【接近戦攻撃】。6、成功」

「目標値7…」

「感情修正、達成値に+1」

「ありがとうございます!これで6以上で成功…4!?」

「遁甲符を使用、振り直せるわ」

「何度もごめんなさい…ありがとう、9で成功です」

GM「随分とロンギヌスにご執心だな、カシウス」

「今のところ一番積極的に守ってくれてるから」

「恩は必ず返します!プロット5のアルジャーノンに【天道】。…3、逆凪です」

「全く…プロット5のアルジャーノンに【接近戦攻撃】。6、成功だ」

ア4「《砲術》で代用して目標値6」

「【作戦指揮】を使用!6、成功です。回避判定に-1修正です」

ア4「逆凪適用まだだからなぁ…はい1ゾロ。戦闘離脱」

ア6「ヘレナに【接近戦攻撃】。9、成功だ」

「10、避けたぞ」

「プロット6のアルジャーノンに【血旋渦】。6、成功」

ア5「12で避けられる余裕余裕…はい6、無理。戦闘離脱」

「そして届かないという」

 

・Round2

3:カシウス、ヘレナ、マスター

4:ロンギヌス

5:アル6

ア6「ロンギヌスに【接近戦攻撃】。9、成功」

「感情修正、達成値に+1」

「9、成功です。そのままアルジャーノンに【天道】。7、成功です」

ア6「9で避けられるし…」

「【作戦指揮】!7、成功です。回避判定に-1の修正です」

ア6「4、失敗、戦闘離脱」

「誰か動くのか?」

「私が動く!ヘレナに【接近戦攻撃】、指定特技は《火術》。7、成功!」

「はぁ…仕方ない、使うか。奥義『ロキの狡知』。効果は【判定妨害】、指定特技は《幻術》だ。6、1だから6の方を1にしてファンブルだな」

「ファンブル表は…1、判定に-1修正か」

「そして命中判定に失敗した先輩には『刃隠れ』だ。射撃戦1点」

「兵糧丸を1個使用。まあ戦闘脱落だけど」

「そして見切り判定をしてもらうぞ。【秘中の秘】を持っているから《幻術》で判定、-2の修正だ」

「めんどくさっ!《暗号術》で代用して目標値11だが…8、失敗」

「《言霊術》で代用、目標値8…3、失敗」

「《用兵術》で代用して目標値は9…11、成功です」

「情報共有で私も奥義情報取得」

「さて、敵対したらどうなるか分かってるよね、先輩?」

「あっ、あっ、あっ…まだ逆凪ないし…」

「【交叉】、指定特技は《刀術》。《隠蔽術》で代用するから目標値は6だが…3、失敗か」

「あ、あぶねぇ…【交叉】は2点ダメージだからなぁ」

「御館様?まだ終わりではありませんよ」

「あの、許してもらえませんかね…?」

「ダメ。【血旋渦】。7、成功ね」

「《罠術》で代用して目標値11…3、ダメだな。兵糧丸を使用。これで戦闘離脱か」

 

「ええと…これは」

「二人が戦闘脱落してくれれば御館様の【秘密】を取るわ」

「なるほど、じゃあ戦闘脱落だ」

「私も戦闘脱落です」

GM「では戦闘終了です。マスターの【秘密】は全体公開となります」

マスターの【秘密】:実はあなたは、超人類開発計画の遺児(実験体)の回収忍務を受け、御斎学園に潜入している斜歯忍軍のエージェントだ。あなたの【本当の使命】は、「OM研」にあらゆる実験体を渡さず、かつPC1を斜歯忍軍に引き渡すことだ。

「…これよく読んだら【秘密】達成できる可能性低いな」

「3対1は無謀」

「…まぁなんとかするさ」

 

 

4.三サイクル目

「じゃあ私からやるぞ」

「どうぞ」

「シーンは…」

凄まじい人混み。喧噪。影の世界の事を知らない無邪気な人々の手柄話や無駄話が騒がしい。

「ロンギヌスの【秘密】を探るぞ。《暗号術》で判定」

「あ、出なくていいんですね」

「12、スペシャルか。さっきの兵糧丸が無駄になったな」

「情報共有、私も【秘密】を獲得…やることがなくなりつつあるわ」

 

「いいことを思いついた、次はヘレナがやろう。シーンは…」

優しい時間が過ぎていく。影の世界のことを忘れてしまいそうだ。

「《鳥獣術》で先輩の【居所】を探るぞ」

「おいぃ!?」

「カラスたち、頼んだぞ…5、成功だ。カシウスにも情報共有だ」

「なるほど。わかった」

 

左「左近のシーンだ。ヘレナの【居所】を獲得、【内偵】で自動成功。【社会戦】…5、成功」

「『忘却』か…カシウスへの『愛情』が消えたが…”いつでも”獲得していいんだな?」

GM「……うん」

「よし、再度『愛情』を獲得だ」

GM「ルールをいいように利用してきおる…」

 

「御館様、覚悟はよろしいですね?」

「戦闘?」

「戦闘です」

「戦闘乱入するぞ」

「私も戦闘乱入します」

GM「はい、戦闘開始です」

 

―戦闘開始―

・Round1

5:ロンギヌス

6:カシウス、ヘレナ、マスター

「なりふり構ってられん!奥義『火蜂』、効果は【範囲攻撃】、指定特技は《火術》」

「ロンギヌスに【絶対防御】」

「奥義破り!目標値11だ、いけるいけ…ない、8で失敗」

「カシウスは大丈夫なんですか?」

「【頑健】分が消えるだけ」

「先輩、やってくれるじゃないか。【交叉】!…5、失敗か」

「ふぅ…あぶn」

「遁甲符で振り直すぞ…1ゾロ。生命を1失う、か。兵糧丸でこの分は打ち消しだ」

「なんかヘレナの運悪いな」

「御館様に【血旋渦】。8、成功」

「11以上でしか成功しないんだが…9、失敗か」

「『謀術』と『戦術』が消えたか…」

「『忍術』が消えたな」

GM「一人になったので戦闘終了です。勝者はロンギヌスです」

「何もしてない…戦果はカシウスをいただきます」

「これで晴れてロンギヌスのものね」

「まあこれ以外だとロンギヌスはほとんどやることないしなぁ」

 

「最後は私ですね。シーンは…」

世界の終わりのような暗闇。暗闇の中、お前たちは密やかに囁く。

「寝ているところにこっそり忍び込んでカシウスの秘密を探ります。《潜伏術》で判定」

「こっそり来なくてもいいのに…」

「11、成功です」

「…ヘレナだけ全然【秘密】が集まってない」

「クライマックスで動きにくいな」

「とりあえず先輩を攻撃すればいいんだろう?」

「だいたい合ってる」

GM「じゃあクライマックスに入ります」

5.クライマックス

GM「ではあなたたちの前に君塚左近が現れます」

「カシウスは渡しません!」

「先輩、覚悟はいいな?」

左「私は上忍だぞ」

「左近さん助けて」

「最終的には左近と御館様も対立だけれど」

 

―戦闘開始―

・Round1

2:左近

3:カシウス

4:ヘレナ、マスター

5:ロンギヌス

「最初から容赦しません!奥義『泣き所ストライク』、効果は【クリティカルヒット】、指定特技は《飛術》。さらに回想シーンを使用、秘密を公開して効果に接近戦+1点」

ロンギヌスの【秘密】:実はあなたは、十年前、超人類開発総合研究所という場所で超人類開発計画の実験体として育てられ、カシウスから「お姉ちゃん」と呼ばれていた。あなたはカシウスのことを愛しており、いつでも、カシウスに対する「愛情」の【感情】を獲得するか、カシウスに対する【感情】を「愛情」にすることができる。あなたの【本当の使命】はカシウスを守り通すことだ。

「私の妹に手出しする人は誰だろうと容赦しません!マスター、覚悟を!」

「あっ…終わった。生命点0、戦闘脱落」

「【揺音】を持っているので、《見敵術》で見切り判定をどうぞ」

「《幻術》で代用して目標値8…6、失敗か」

「《言霊術》で代用、同じく目標値8…3、失敗」

左「…仕方あるまい、奥義『絶対ナル成功』、効果は【完全成功】、指定特技は《兵糧術》。見切り判定を自動成功」

「あ、【埋火】持ってるからロンギヌスは《火術》で判定して」

「《仕込み》で代用、目標値8…11、成功です」

「……なんの成果も得られませんでしたァ」

「届く相手がいないな。パスだ」

「左近に【血旋渦】。7、成功」

左「《兵糧術》で代用判定、目標値7だな」

「【作戦指揮】を使用!5、成功です。判定に-1修正です」

左「7、一足りないか。残り生命点7点だ」

「つ、強い…」

左「カシウスに奥義『忍務用ツルハシ』。効果は【クリティカルヒット】、指定特技は《掘削術》」

「【絶対防御】」

左「アルジャーノンから奥義情報は受け取っている。奥義破り、目標値は7だ…9、成功」

「くっ、兵糧丸を使用。『器術』、『忍術』、『戦術』が消えたわ」

 

・Round2

左「何もできんな」

「左近に【血旋渦】。6、成功」

「【作戦指揮】、6で成功、判定に-1修正です」

左「6…【完全成功】を使用する」

「奥義破り判定です。《野戦術》で代用、7以上で成功」

「感情修正、判定に+1修正」

「5…失敗です」

「私も奥義破り判定。《異形化》で代用、6以上で成功…10、成功」

左「地道に削られているな…残り6点」

「何もできません。パスです」

「同じくだ」

 

・Round3

2:左近

3:ヘレナ

4:カシウス、ロンギヌス

「何もできません…」

「左近に【血旋渦】。6、成功ね」

「【作戦指揮】。7、成功です」

左「【完全成功】を使用」

「奥義破り判定!11、成功です!」

左「残り5…徐々に追い込まれているな」

「左近に【接近戦攻撃】。7、成功だ」

左「目標値は8か…8、成功だ」

「残念、【判定妨害】だ。6のダイスを1にして3。逆凪だな」

左「せめて見切りを…7、失敗するなぁ」

「これで残り4だな」

左「判定できなくても奥義は使える。ヘレナに【クリティカルヒット】」

「奥義破り判定。《壊器術》で代用して目標値は6だ…7、成功だぞ」

左「あれ、これダメじゃないか?」

 

・Round4

2:左近

3:カシウス、ロンギヌス

4:ヘレナ

「何もできない、パスだ」

「この距離ならこっちの方が強い。【接近戦攻撃】。6、成功」

「【作戦指揮】を使用。…4、失敗です」

左「《幻術》で代用して目標値は9か。…5、回避失敗。残り3か」

「【クリティカルヒット】を使います!」

左「奥義破り判定、【完全成功】を使用」

「奥義破り判定です」

「感情修正で達成値に+1」

「10、奥義破り成功です!」

GM「君塚左近は生命点0になりました。戦闘脱落です。戦闘続行しますか?」

「私は戦闘続行の意思はないわ」

「ヘレナも同じく」

「私もです」

GM「それでは戦闘終了です。あ、ロンギヌスは左近にトドメさしたいならどうぞ」

「あなたの敗因は一つです。あなたは私を怒らせた」

左「……命乞いはしない。やるならさっさとしろ」

「トドメをさします」

GM「君塚左近は死亡しました。ではエピローグに移ります」

 

 

6.エピローグ

GM「あなたたちの前に事件の成り行きを見守っていた御斎学園の学園長、六角・アーサー・正重が現れます」

「…(スッ)」

「大丈夫、もう戦わなくていいから」

GM「ロンギヌスがすっかり戦闘狂に…」

六「これからも追われる日々が続くが、それに立ち向かう勇気はあるかね?」

「お姉ちゃんと一緒なら」

「もちろんです。カシウスは私が守ります!」

「はぁ…ヘレナも手伝うよ、仕方ないからな」

GM「秘密と台詞が合ってないんだよなぁ」

六「うむ、私も協力する。カシウスの身柄は御斎学園が護ろう」

「お姉ちゃん、これからはずっと一緒」

「うん!」

「…で、先輩は?」

「5点ダメージ喰らって吹っ飛んだ痕跡だけが残ってるね」

「四肢が吹っ飛ぶより酷いダメージだからな。でも死んでないんだろう?」

「忍だからね。斜歯のどっかで治療してもらうだろ」

「またカシウスに近づくなら…」

「流石にしないから」

GM「それではこれでシノビガミ『面影』のセッションを終わります」

 

 

7.アフタープレイというか感想戦というか

GM「功績点配布するよ」

「対象も何も、殺す忍務じゃなかったからな」

「ロンギヌスの功績点が凄いことに…」

GM「あ、琴線投票しないと」

「カシウスに」

「ロンギヌスに」

「ロンギヌスに」

「ロンギヌスに」

GM「GMとしても1点あげよう」

「そ、そんな…私なんて」

「私のこと、一生懸命守ってくれた」

「普段とはまた違う一面が見れたな」

「全く…見てる方が恥ずかしかったぞ」

「うぅ……」

GM「…これセッション1回目にしてロンギヌス中忍頭になれるじゃん」

「本当、おめでとう」

「え?え?」

GM「その辺の説明も…」

「もしかしたらフェイルノートより…」

「この奥義改造っていうのは…」

 

 

ニール「…ヘレナたち、楽しそうね」

フェイル「全く、私を差し置いて遊んでいるなんて…」

ニ「水を差すのは無粋よ?」

フ「言われなくても分かってるわ。ゲームのことはゲームで返すの」

ニ「大人げないのね」

フ「あら、全力でやらないと失礼ってものよ」

ニ「そうかもね」

フ「行きましょう。バレたら面倒くさいわ」

 

 

ファンキルTRPG部 脳内卓リプレイ『面影』 完

 




最後に
読みづらい文章でしたが、読んでくださりありがとうございました。
各PCの情報を載せておきます。素人キャラメイクです。

PC1:カシウス
年齢:16 性別:女 流派:隠忍の血統-凶尾 階級:中忍 信念:忠
特技:妖術 / 《壊器術》《身体操術》《調査術》《異形化》《言霊術》《呪術》
忍法:
【接近戦攻撃】攻 《呪術》
【血旋渦】攻 《異形化》
【悪食】サ 《兵糧術》
【肉風船】サ 《身体操術》
【頑健】装
奥義:幻如の獣帝 【絶対防御】 《異形化》

PC2:ロンギヌス
年齢:16 性別:女 流派:私立御斎学園 階級:中忍 信念:和
特技:戦術 / 《仕込み》《飛術》《潜伏術》《野戦術》《用兵術》《人脈》
忍法:
【接近戦攻撃】攻 《仕込み》
【天道】攻 《野戦術》
【連撃】サ
【作戦指揮】サ 《用兵術》
【揺音】装
奥義:泣き所ストライク 【クリティカルヒット】 《飛術》

PC3:ヘレナ
年齢:16 性別:女 流派:ハグレモノ―夜顔 階級:中忍 信念:情
特技:忍術 / 《壊器術》《潜伏術》《隠形術》《隠蔽術》《鳥獣術》《幻術》
忍法:
【接近戦攻撃】攻 《潜伏術》
【交叉】攻 《刀術》
【刃隠】装
【揺音】装
【秘中の秘】装
奥義:ロキの狡知 【判定妨害】 《幻術》

PC4:マスター
年齢:16 性別:女 流派:斜歯忍軍 階級:中忍 信念:我
特技:器術 / 《火術》《衣装術》《壊器術》《分身の術》《罠術》《暗号術》
忍法:
【接近戦攻撃】攻 《火術》
【鳳凰】攻 《火術》
【埋火】サ
【魔界工学】装
【達人】装
奥義:火蜂 【範囲攻撃】 《火術》


それでは、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。