アカメが斬る!〜闇のキバが裁きを下す〜 作:マスティ魔
アンケートの結果によりハドーにはアカメの他にもヒロインを増やすことに決定しました。しかし、あくまでもメインアカメですので。
それでは第3話もお楽しみに下さい!!
ハドーがナイトレイドへ入って二週間の月日が流れた。
暗殺の仕事を他のメンバーたちと共に完遂し、オフの日はより交流を深めていった。ラバックはスケベな性格しており、暗殺のための訓練と偽って女性陣の風呂の覗きの共犯者にされ、アカメたちにボコられたが、歳も近いため悪友となれた。ブラートととは同じ鎧使いでもあり、兄の友人なこともあって誰よりも早くに打ち解けた。訓練の相手もアカメより請け負って貰っているが、何故だろう時より命とは
……何故だ?
そして、最初にアカメのことは無口な仕事人と思っていたが、意外と感情が豊かであった。主に肉に関して。そして、ナイトレイドでのオレの役目は戦医と炊事担当となった。そのため同じく炊事担当のアカメと共に料理を作ったり、獲物となる危険種を狩っている。軍人時代に仲間に料理を振る舞ったりもしていたためナイトレイドのみんなには絶賛してもらえた。訓練の際にアカメと共に帝具を使えない状況を考えて、
そして、本日は革命軍から暗殺の依頼が来た。
内容は世間では良識派で通っている政務官ラシュエルの暗殺。この政務官は実はオネストの部下であり、民の眼が届かない所で、地方出身者または身寄りのないスラムの美麗な女性ばかりを人身売買で買い取り、薬漬けにして自分または特定の主人を奉仕させるための性奴隷として仕立て上げるという悪行をしていた。そして、心身ともに壊れた女性を事故に見せかけて殺し、その事件の被害者を良心的に弔うという自作自演をしている。加えて、この自作自演はおこぼれを貰っている部下の他に賄賂を送っている警備隊が揉み消しているため民はこの事を知らない。さらに、富裕層や権力層の貴族にも攫らい、奴隷に仕立て上げた女性を仲介人を通して商品として売り捌いているという内容だった。
この内容を聴いたラバックは、
「ふざけんなよぉ!! 毎晩毎晩可愛い女の子を取っ替え引っ換えに加えて、それを自分好みにするとか何だよ!! アピールか?アピールなのかぁぁ? 」
「オレにメンチを切るな。スケベが」
「……おいラバ、お前の怒りの方向性が違わないか?」
何故かラバックはオレにメンチを切りながらキレた。
そして、ボスはラバックの訳の分からない怒りに対して若干引いているが、改めて新たに判明したラシュエルの片腕について説明してきた。
「……話を戻すが、革命軍からの新しい情報が入った。どうやらラシュエルは、専属の帝具使いの殺し屋を雇っているそうだ。今までラシュエルの周りを調べようとした密偵が何人も行方不明となっているのは、この帝具使いの仕業であることが先日漸く分かった。知らせてくれた密偵は致命傷を負っていて、報告後に死亡した」
「………なら、オレ達がやる仕事は……」
「ああ、今回の標的は政務官ラシュエル、賄賂を貰っている警備隊副隊長トルグ、ラシュエルのおこぼれを貰っている部下、帝具使いの殺し屋とする」
帝具使い同士が本気で殺して合えば…………………
……どちらかは必ず死ぬ。
ブラート、アカメ、ラバック、レオーネ、ハドーはそれぞれ帝具使いであるため自分たちが遭遇する未知の帝具使いへの警戒を強める。
「ボス、相手の帝具の詳細はわからないのか?」
「聴いた話によれば……風を使うと聴いている。だが、実際にどんな能力なのかはわからない。みんな、心しておくように」
「「「「「了解!!」」」」」
標的の決定を受けてたハドー達は事前の準備を進めていく。アカメは帝具 村雨の手入れ、ブラートは精神統一、ラバックは帝具 クローステールの最終調整、レオーネは自身の身体を念入りにほぐし、ハドーは自室で、真っ赤な薬品の様なモノを飲んでいた。
『随分と
「ああ、今のところはコレでまだ抑えられる」
『だが、魔皇力を使いこなせばこなすほど、
「……………………」
『まぁーいい。俺はお前の意見を優先する』
「すまないキバット。いつかは皆んなに話す」
『気にするな、俺とお前との仲だ』
ジャコーダーの手入れを終え、皆んなと共に標的へ向かうため、ハドーたち————ナイトレイドは妖しい月が照らす夜の闇へ消えていく。
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レオーネとブラートは、仲介人とトルグが落ち合う繁華街へ向かい、アカメとラバックとハドーは、ラシュエルの屋敷へ夜襲をかけている。警備の者もラシュエルのおこぼれを貰い、真実を黙っているため同罪。
「……ガァ…や、やめェ…⁉︎」
「絶命しろ」
ゴキッという首の骨が折れる音と共に1つの命が静かに屋敷の中庭で消えていく。警備をしていた男は音も無いまま、いつのまにか首に紅い鞭の様なモノで首を締め上げられながら、宙吊りにされ、命乞いをする暇も無く、首をへし折られた。男を絶命させた張本人は、暗夜の中に紛れる静かに獲物を狩る蝙蝠を連想させる鎧を纏いし者—————魔皇一身 ダークキバを纏ったハドーであった。
屋敷へ潜入したラバック、アカメ、ハドーの三人はそれぞれ別々に別れ、屋敷の標的を屠ることにした。そのため今のハドーはキバットと二人となっており、中庭にいた警備を全て絶滅させた。最後の警備をジャコーダーの鞭形態であるジャコーダービュートで絞め殺した後、もう一度周囲の気配を探りながら屋敷へ侵入し、ラバックたちと合流へ向かう。
屋敷の中に残っているラシュエルの護衛をジャコーダーロッドへと形態を切り替え、次々と斬り殺していく。そして、ラシュエルがいると思われる部屋のドアを開けると、
「…アァ……ギィ…た、たすけ……」
「散々女の子を弄ぶだけ弄んだり、殺したりしてる癖にソレはないだろ?」
ゴキッ‼︎という鈍い音を鳴らし、善人の面を被った醜悪の俗物ラシュエルはラバックによって呆気なく絶命させられた。
「終わった様だな、ラバ?」
「ああ、護衛の帝具使いとはお前と俺が遭遇していないとなると、多分アカメちゃんの方にいる可能性が高いな」
鎧を纏っているハドーから疲労の気配が見えないことを確認したラバックはまだ合流できていないアカメへの元へ急ぐため糸の帝具であるクローステールの糸を回収し終えると、ハドーに抱えられる様に移動した。ラバックの走力に合わせるよりも、鎧を纏ったハドーが抱えて走る方が早いため、キバットを含めた三人はアカメがいると思われる部屋へと急ぐ。
「何で護衛なのにラシュエルの所へいなかったと思う?」
「俺が思うに、屋敷にいる女の子と遊んでいる可能性が大だ!!」
「お前と同じようにそう思っているオレが残念だよ」
『気にしたら負けという言葉があるぞ?』
「よく言うぜ、アカメちゃんの裸を見た癖によぉ〜?」
「…………ラバック…帰ったら覚えておけよ」
「あ、あのぅ〜ハドーさん? 冗談なのでございますよぉ〜(⌒-⌒; )」
『「…………………」』
「頼むから返事してくれよ!! ガチで今のお前達、コエーから!!」
「キバット、村雨の気配はどっちだ?」
『奥の部屋を入れ』
「無視!? まさかの無視!?」
吠えるラバックを下ろし、奥の部屋を開けると、その部屋は食堂であった。しかし、部屋の惨状は中々酷いモノであった。
まるでナニカで斬りつけたかの様な切り傷が壁のあちこちについているが、今の2人の目の前にはそんな切り傷よりも眼を見開くほど驚くべき光景があった。
「へぇ〜お前ら、
禿鷹を想起させる翼を広げ、意識の失ったアカメの首を絞め上げる奇妙なヘルメットをした男に、ラバックとハドーは警戒レベルを最大限まで引き上げた。
「アカメ!!」
「待て! 無闇に突っ込むな!!」
『気を落ち着けろ』
声を荒げてアカメの元へ突っ込みそうになるが、ラバックとキバットの声で冷静さを何とか取り戻した。何故、アカメほどの手練れが敵に手傷を負わせる事なく、敗北したカラクリが解らない今、無闇に突っ込むのは愚策としか言えない。
自分でも驚くほど激昂していた事に少々驚いていたが、改めてラバックと共にアカメを救出するのかを模索していると、
「馬鹿みたいに突っ込んでくれれば、楽に殺せたんだが。まぁーいい、お前達を殺した後、じっくりこの女で愉しむとするか?」
男が分かりやすい挑発をしてくる。ハドーは静かに怒りながら、ジャコーダーの切っ先を向け、ラバックはハドーより一歩後ろでクローステールの糸の結界を張る準備を行う。
「………ラバック、サポートを任せても構わないか?」
「いいぜ。ただし、しっかりとお姫様を助けろよ?」
「任せろ」
「作戦タイムは終了か?」
ラバックに改めて背中を預け、ジャコーダーを構えながら男の隙を見つけるとする。そして、男は翼を大きく広げ、気を失っているアカメの真上に浮き上がると、大きく両腕を広げ、無防備な状態を晒しながら、ラバックたちの攻撃を誘ってきた。
「ああ、終わりだ。お前は今夜で絶滅してもらうぞ! オッサン!!」
「オッサンじゃねぇよ。 オレはバリアズっていう名前があんだよ!小僧が!!」
仲間を救うためハドーは初となる帝具戦をラバックと共に行うこととなった。敵の未知数であり、少しでも油断・隙を見せれば狩られる状況下で2人は戦う。
帝具使い同士による殺し合いには必ず死者を出す鉄則下で
誰が死に。誰が生き残るのか。
そして、ハドーは自らに訪れる死の運命を断ち斬ることができるのか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
バリアズの帝具はオリジナル帝具でありますので、能力の詳細はまだ不明です。なぜアカメがやられたのか、ぜひ、そのカラクリを予想してみてください!!
次回も楽しみにして下さい!!
感想の方もお待ちしております!!