アカメが斬る!〜闇のキバが裁きを下す〜 作:マスティ魔
チェルシーがサブヒロインに決定しましたァァァ!!
流石はチェルシーさん。同等の人気を誇る小悪魔系ヒロイン!!
そして、ネタ感覚で出したキバットバット二世を推す方々がいた事に驚きました。やったねキバットパパさんwww
『ふざけるなァァァ!!!』
それにしてもやはり戦闘描写は難しいものですね。頭の中のイメージを文にするのは骨が折れます。
それでは第4話どうぞ!!
あっ!ちなみにバリアズはス◯イダー◯ン・ホー◯◯ミングに登場したバルチャーです。分かる人には分かったかもしれませんけど。
あえて気を失ったアカメを離し、自分の真下に放置する形で道を作り、無闇突っ込めば狩られることは眼に見えていた。だからこそ、敵————バリアズを一刻も早くアカメから離れさせ、アカメの安全を最優先とするラバックとハドー。しかし、バリアズもハドー達がアカメを最優先に救出しようとすることは分かっていたため、
「来ないなら、此方から行くぞォォ!!」
天井から一気に床スレスレまで急降下しながら、ラバックへ猛スピードで突進してくる。暗殺者としての感により何とかバリアズが自分に衝突する前に右へ転がる様に回避するが、
「まだなんだよなぁ? コレがぁぁ!」
ラバックの回避を読んでいたバリアズは自身の進行方向にある壁へ両足をつける形で急ブレーキし、バネの様に水平状態のままラバックへ又もや突進を仕掛けた。先ほど凄まじいスピードで翔んで来るラバックは反応しきることが出来ず、無防備な背中を晒してしまった。しかし、ラバックは決して慌てはしなかった。
なぜなら、
『wake up
「ダークネス……ヘルクラッシュ!!」
「なにっ!?」
背中を預けられる仲間がいるからである。
バリアズは無防備となった格好の獲物へと変わったラバックに刃物状の両翼で首を斬り落とすため挟み込もうとした。しかし、バリアズとラバックの中間の位置に突然割って入ったハドーは、魔皇力を右腕へ集中させ、バリアズに向けてストレートパンチを放った。ハドーから繰り出される魔皇力で強化された技をバリアズは何とか翼を盾にするが、それでも衝撃を相殺しきることが出来ず、隣の壁をブチ抜きながら屋敷へ奥へと吹っ飛んでいった。勢いよく吹き飛ばしたため瓦礫から白煙が立ち込めてしまい、バリアズの姿を確認することができなくなってしまった。ダークキバによる必殺技を喰らわせた際にバリアズは翼を盾にしながら、ほんの少しだけ翼で後方へと翔んでいたことをハドーは見逃さなかったため、決定打にはなっていないと確信していた。そのため、ラバックに急いでアカメの容態を確認して貰うことにし、自分はバリアズの奇襲に備えることにした。そして、ラバックはアカメが無傷のまま気を失った原因を探ろうとするが、
「やってくれたなぁぁ‼︎ クソガキどもがァ‼︎」
予想通り復活したバリアズはラバックの近くの壁を斬り裂き、もう一度ラバックへ狙いを定め、刃物状の右翼で斬り裂こうと迫って来た。
「ラバ! アカメを離すな!」
「えっ!?」
バリアズが別方向から現れる数瞬前に殺気を感知していたハドーはジャコーダーをジャコーダービュートで形状変化させておいた。そして、アカメを抱えたラバックをジャコーダービュートで自身の真横に引き寄せた。突然、身体をあらぬ方向へ引っ張られたことで胃が捻れる様な痛みを与えながらの救出に物申そうとしたが、そんな事を言える状況ではないので断念した。
「先ほどから随分と俺の相方を狙っているな? なんだ、惚れたのか?」
「「気色の悪い事を口走るなぁ!!」」
ジャコーダーを細剣ジャコーダーロッドに戻し、本気なのか冗談なのか、わからない問いを投げかけるが、思いのほかラバックとバリアズは息がバッチリなツッコミでキレてきた。
「……ったく、弱そうな奴から潰すのは常識だろうが?」
『全くもってその通りだ』
「おいっ!!」
そして、ラバックを狙う要因はシンプルであった。クローステールの糸で身体に巻いているとは言え生身のラバックでは、バリアズの攻撃一つ一つが致命傷となる。対して、ダークキバの鎧はインクルシオの鎧より硬く、魔皇力をチャージした必殺技は強力なためバリアズからすれば厄介極まりない相手であるため、必然的にラバックへ狙いを定め、カバーに入ろうとするハドーをネチネチ倒すスタンスであることを今の言葉だけで把握したラバックとハドー。
そして、ラバックはアカメをそっと寝かせ、頭をボリボリと掻きながら、ハドーの横に並ぶ。
「一箇所に集まるなんざぁーいい的なんだよ! クソガキども!!」
アカメを庇う様に陣取るラバックとハドー目掛けて、バリアズは帝具の翼に内蔵している回転輪を高速回転させ、周囲の風を吸収し、先ほどと比べられない程のスピードで向かってきた。先ほどよりも比べられないスピードを出して来たバリアズの突進をギリギリ反応することができたためアカメとラバックの盾となる事が出来た。そして、ハドーが盾になった事でクローステールによる糸の防壁を完成させるが、部屋中を縦横無尽に飛び回るバリアズの帝具である刃物状の翼で糸は斬り裂かれてしまった。これにより生半可な糸では防御もままらないことを突きつけられてしまった。アカメとラバックの盾となりながら、ハドーは飛び回るバリアズの動きを観察し続けていると、突然バリアズが自分を狙って、鋭い蹴りを放った。
そして、ハドーはラバックとアカメの盾となり度重なる攻撃一つ一つをその身一つで受け続けたため、動きに遅れが生じてしまった。この生まれた隙をバリアズは見逃す程バカではなかった。そのため、ばあから放たれた蹴りを防御の体制を整える間も無く、ハドーはモロに喰らってしまった。
しかし、蹴りを喰らいながらハドーはジャコーダーを投げ捨て、空いた両腕を使い、バリアズの蹴りを掴んでみせた。このためバリアズの動きを止まらせることに成功したため、反撃を加えてようとした所で、ラバックとハドーは突然膝をつき首を抑え、息をする事すら苦しそうにもがき始める。
「ッ‼︎……コ、コレは……⁉︎」
「///‼︎! …………ま、まさか……‼︎」
「かかったな、クソガキども」
苦しみ出すハドー達を見下ろしながらバリアズは仮面で隠れていて、確認は出来ないが卑しい笑みを浮かべる。そして、バリアズは周囲の糸の結界を刃物状の翼で吹き飛ばし、ハドーの首を斬り落とそうとすると、
「2人とも‼︎ 早くソイツから離れろ‼︎」
2人の後方で横になっていた筈のアカメが帝具 村雨をバリアズに目掛けて投げつけ来ていた。
「チッ! もう復活したか」
もう意識を取り戻したアカメの攻撃に苛立ちながらもバリアズは、大きく翼を広げ、凄まじい突風を巻き起こし、村雨を跳ね返した。先程の蹴りが思っていたよりも効いていたためハドーは、突風に対して、踏ん張る事が出来ず吹き飛ばされてしまい、アカメは近くに落ちていたジャコーダーを床に突き立て、吹き飛ばされるのを阻止し、跳ね返された村雨を空いた手で回収し、ラバックは、糸を巧みに操り、踏ん張る——————が、前方から吹き飛ばされたハドーに巻き込まれる形で、壁まで吹き飛ばされてしまった。
「ゴヘェッ!!」
「あっ、ゴメン」
「…………殺すーミ゚皿゚;彡ー」
鎧の塊が前方から吹き飛ばされ、それに巻き込まれながら壁に激突したためラバックは息が詰まらせる。そして、明らかに謝意がこもっていないため
キレかける。
「ようやく貴様の帝具の仕組みが理解できたぞ」
「クククッ、一度喰らって仕組みを理解しても、俺様の帝具——————烈空天翔 エグゾバルチャーの奥の手——無空結界は破れはしねぇ」
「あ〜クソ、たださえ翼の帝具の所為で突風は飛ばすは、奥の手で周囲を無空状態にして窒息死とか、接近戦のアカメちゃんと相性悪すぎだろ」
「すまない2人とも。奴の奥の手で…………」
「構わないさ。仲間だから助け合うのは当たり前だ」
バリアズの帝具の能力に対する自分たちの相性の悪さに悪態をつきながら、クローステールの糸の中で強度、鋭さ共に通常の糸を遥かに上回るとっておきの一本である『界断糸』の使い時を考えながら、自分の身体に巻き付けてある糸を密かに結び直す。そして、ハドーはアカメが持っていたジャコーダーを返してもらい、自分たちに申し訳なさそうにするアカメを撫でながら、策を閃かせる。
「///……ん……」
「アカメ、すまないが少しの間だけ奴の注意を晒してくれないか?」
「おいおい、アカメちゃんと相性最悪なのにか⁉︎」
「何か秘策があるのか?」
「ある。 だが、それには俺とラバックの帝具を合わせる必要がある」
「わかった。だが長くは持たんぞ」
「ちょッ⁉︎ アカメちゃん⁉︎」
と、返事を待たずにアカメは持ち前のスピードを生かしてバリアズに斬りかかり続けるが、強靭な翼と、翼から放つ突風により全て捌き切られてしまう。そして、残ったラバックはアカメが攻撃を仕掛けている間にハドーから作戦内容を聴き、その作業に入る。部屋中の壁を踏み台にしながら攻撃を仕掛け続けるアカメのフォローへ回るハドー。
少しでも擦れば即死の刀であるアカメの村雨に注意を集中していたが、先程のダークキバの必殺技によるダメージ深さは中々であったためハドーへの注意も必要となってしまった。
そして、縦横無尽に部屋中を飛び回りながら、村雨の即死刀、ジャコーダーによる鞭と刺突の雨により2人への注意が強まっため自分への警戒が緩んだ瞬間を狙い定め、ラバックは界断糸で編んだ糸の槍を形成すると、
「喰らいやがれェェェェ!!!!!」
投げつけた。
さらにハドーも追撃として、空中にいるバリアズの心臓目掛けてジャコーダーによる刺突を放つ。
しかし、バリアズもそれなりの場数を踏んで来ているためなのか、冷静に対処する。対抗として帝具による最大限の突風を巻き起こし、ハドーをもう一度吹き飛ばし、遅れて飛んで来る糸の槍を翼で叩き落とそうとする——————が、背後から鋭い殺気を感じ取った。
「葬るッ!!!!」
「クッ!!」
バリアズがハドーへ攻撃を放つ瞬間に空中にいるバリアズよりも部屋の家具を使い高高度へ飛び上がり、大上段の構えから村雨をそのまま縦一文字に斬りつける。しかし、そのアカメの殺気をギリギリ感じ取ったバリアズは翼を折りたたみ、村雨の斬撃から翼を盾にする形で防いだ。空中で斬撃を一時的に止めらてしまったためアカメはバリアズからの回し蹴りを腹に喰らう形で叩き落とされてしまう。
ハドーに放った突風により照準がズレた糸の槍を視認し、バリアズは勝利を確信する—————だが、それはバリアズの勝利ではない。
「
自身を吹き飛ばした事で警戒が緩んだ隙を突き、ハドーはジャコーダーをキバットに噛ませ、そのまま魔皇力を注入し、ジャコーダーを用いて放つ事が出来る必殺技の準備を整えた。
「堕ちろ禿鷲」
そして、クローステールで造られた槍の後方後方——石付きの部位に魔皇力で強化されたジャコーダービュートの切っ先を突き立てた。強化されたジャコーダービュートは通常の倍以上にその刀身を伸ばし、そのままクローステールの糸の槍を押しながら、軌道を修正し、バリアズの回避をさせる余裕を与える間も無く心臓へ槍を到達させた。
「じゃあな、オッサン」
心臓へと到達したクローステールの糸の槍をラバックは操作をし、そのままバリアズの胎内の心臓を糸を用いて斬りきざんだ。
「ゴハッ‼︎…………こ、この……おぉレが、こごん゛な゛ガギにィィ……⁉︎」
「生憎、ナイトレイドは仲間の動き一つ一つを無駄にしねぇーんだよバーカwww」
仮面の中を己の血で溢れさせながら、バリアズは己の敗北を認めぬままラバックたちナイトレイドによって絶命させられた。
バリアズという1人の帝具使いの始末を終えたラバック達は全員の状態を確認し合う。
「アカメちゃんは大丈夫か? 腹に一発デケェーの貰ってたけど」
「問題ない。衝撃は出来るだけ流しておいた。 毒を用いた攻撃もなかったから軽傷だ」
「すまないアカメ。 囮役を押し付けてしまって」
「気にするな。 2人には危ない所を助けて貰ったからな」
「いや〜それほどでもあるかなぁ〜あっ!お礼は、アカメちゃんのオッPアダッ‼︎」
「こんな時に何を言っているんだお前は。さっさとコイツの帝具を持って帰還するぞ」
ラバックのゲスな見返りを途中で拳骨で遮りながら、バリアズの亡骸から帝具 エグゾバルチャーを担ぎ、帰還する事を2人に促す。アカメは静かに頷き、頭にタンコブを付けられたラバックはへいへいと適当に返事をし、クローステールの糸を全て回収し、屋敷を出て行く。誰にも見られることなく、3人は妖しい月が輝く夜の闇へと消えてゆく。そして、次の日の朝にはラシュエル暗殺の記事が書かれた新聞が帝都を騒がせることとなる。
《帝具説明》
烈空天翔 エグゾバルチャー
翼型の帝具であり、マスティマのプロトタイプ。
マスティマの様に円盤状にする事は不可能であり、折りたたんでいるため待機状態では大剣の様になっているため持ち運びが少々難。
しかし、適合すれば風を操ることが帝具使いになれる。
《奥の手》
無空結界
翼にあるプロペラを使い、周囲の空気つまりは風を吸収し、一定の範囲を無空状態にし、相手を酸欠にし、窒息死させる。
風を用いた中距離攻撃、近接戦では奥の手を用いて近づいて来た相手を酸欠にし無力化するためオールレンジに優れた帝具でもある。
そのためパンプキンの様な大火力での砲撃または、ラバックとハドーのコンビネーションの様に突風を諸共しない攻撃でなければ致命傷を与える事は出来ない。このためアカメの帝具とは相性は最悪なのである。