みんな知らない俺達の関係   作:TK@ぼっち党員

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2話 とつかわいい

戸部「お!ヒキタニ君同じクラスか、1年間よろしくな」

 

八幡「おう、戸部がいるってことはこのクラスは休み時間が騒がしくなるなww」

 

戸部「んべ、楽しいほうがいいっしょ!、じゃ」

 

八幡「おう」

 

ふぅ〜、朝っぱらからあいつは騒がしいな

まぁ、それがあいつのいいとこではあるな…ん?なんか周りの雰囲気変わったな…

 

モブ♀「葉山君おはよー!葉山君と同じなんて私嬉しい」

キャーキャー……葉山か、モブども早く離れないと…

 

葉山「うんおはよ、俺も君達と同じクラスで嬉しいよ、知らない子も多いからこれからの1年みんなで頑張ろうね」

あいつ嬉しいとかいいながら知らんって…おっとそうこうしてたら来たよ…

 

三浦「はやと〜、挨拶とかどうでもいいから席いこし」

こわ…なんで睨んでるの〜…こわいよ〜…

朝からもめないでぇ〜(泣)

 

葉山「わかったよ優美子…ちょっと席でまってて」

 

そういうと葉山は俺の前の席に座った

 

八幡「お前は岡本隼人君なのか?」

 

葉山「そうなんだよ…実は春休みの間に親が離婚してしまって……」

 

八幡「お、おお…なんだ…その、悪いな」

 

岡本「大丈夫だよ気にしてない、嘘だから」

 

なんだよ心臓に悪い嘘つくなよ、間違って名前のとこ岡本にしちまったじゃねぇーか

 

八幡「それで、なんだよ用事でもあんのかよ」

 

葉山「ははは、なんか冷たいな〜、とくに用事はないよ、ただそこにヒキタニ君がいたからかな?」

 

八幡「聞くなよ…あとなんなの?お前登山かなの?」

 

葉山「いいねそれ、こんど一緒に行かない?」

 

八幡「べつにいいけど…」

なんかちょうしくるうな〜…

 

葉山「よし決まり!覚えといてよヒキタニ君」

 

八幡「お、オケ」

間違って英語で返してしまった…

このクラスは嵐みたいなやつばっかだな

もう疲れたよパトラッシュ…

少し休憩がほしいぜ

 

戸塚「八幡おはよ!」

 

八幡「おはよ、今日もかわいいな」

疲れと言ったなあれは嘘だ

 

戸塚「もぉ〜八幡たら、できればカッコいいって言ってほしいな〜」

 

八幡「戸塚、俺は嘘がつけない今言ったことは本心だ」

ん?由比ヶ浜?サッカー?しるかよ

戸塚がかわいいそれで問題解決

 

戸塚「そっか、本心で話してくれる八幡ぼく好きだよ」

 

ズキュン‼

 

戸塚「八幡?はちまーん…はちまんってばー、はちまーん」

 

戸塚の声が薄っすらと遠ざかっていく…

あ〜意識が……

 

………

……

 

なんかもふもふするな…

状況確認しようじゃないか

1.戸塚と話す 2.意識が朦朧とした 3.今にいたる

そうか俺は倒れて保健室に運ばれたのか…

どうして倒れたかまでは思い出せないがたぶん、戸塚がかわいすぎたんだろう

 

八幡「ふぁ〜〜んん」

 

保険の先生「お、比企谷起きたか」

 

わお、壁にかかってる時計的に入学式中だから俺一人だと思って大あくびしちまったじゃねぇーか…はず

 

八幡「あ、先生すみません…入学式中なのに残らせてしまって」

 

保険の先生「ぜんぜん気にするな!体調悪いやつが最優先だ……あ、それとこれ担任の平塚先生から紙切れあずかったんだが」

 

八幡「そうですか、ありがとうございます」

あの人担任かよ、クソめんどくせー

なになに?

 

平塚『途中参加でもいいから起きたら入学式に来い、来なかったらわかっているよな?』

 

なにこれ〜

なんということでしょう、女性教師からもらったという真っ白な紙切れに力強く男勝りな字で脅迫文じみた言葉が書かれていました

これには匠ほんにんもびっくり……茶番はやめよう

 

くそ、これを受け取ったということは俺が起きてこれを読んだって平塚先生にばれるじゃねぇーか…くそ

 

めんどくせーが行くしかないな…


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