材木座「前回行ってから何ヶ月たったかな?」
いろは「二ヶ月たってないぐらいですかね」
材木座「そんなにすぐか〜……まぁ、確かにあの人ももういい歳だったし隠してたけど体も結構ボロボロだったらしいからな〜」
いろは「そうなんですか…」
材木座「これはお義祖母ちゃんからなんだけど、最後の最後に曾孫と遊べてとても喜んでたそうだよ。毎晩の様に八幡はいい子だったって言いながら酒を飲んでたらしい」
いろは「こういうのってあれなんですけど、良かったのかもしれないですね」
材木座「そうだね、もともとお義祖母ちゃんに「最近お義父さんの元気がない」って相談受けてあの日の旅行を計画したんだよ、やっぱりお義父さんのことはお義祖母ちゃんが一番わかってるだな〜」
いろは「なんかいいですね」
材木座「八幡と遊んでから結構心と体も落ち着いたようだけど最後の日に「八幡そっちにいくからな」って言って寝たらしい、それがそっちだとはお義祖母ちゃんも思ってなかったらしい」
いろは「こんな言い方するととても嫌な奴だと思われるかもなんですが、お義父さんは幸せだと思います。八幡と遊んでその後も先輩がまってるとこに帰れるんだから」
材木座「そうだな」
………
……
…
お義祖母ちゃん「あらあら、話には聞いてたけどあの頃の八幡にそっくりやね〜、それに義輝もカッコよくなって〜、えらいべっぴんさんつれて〜、いらっしゃい」
材木座「お久しぶりです」
いろは「はじめまして材木座いろはと申します。お義父さまには先月はとても楽しい体験をさせてもらいました。八幡もお義父さまに買ってもらったおもちゃでよく遊んでます。」
八幡「今日はねおじいちゃんと遊ぶためにトランプ持ってきたの〜」
お義祖母さん「そっか、あの人も喜んでくれるよ。おじいちゃんね八幡君と遊べれてとても元気になってたから、また遊んで上げてね」
八幡「うん」
いろは「じゃ〜八幡はお着換えしましょう。小学校の制服に着替えてね」
材木座「俺も着替えてくる、いろはもいろいろ準備あるから早めに支度しとくといいよ」
いろは「そうさせてもらいます」
………
……
…
いろは「八幡、最後にお義父さんの顔みとこっか」
八幡「うん、やっぱりおじいちゃん笑ってるね」
………
……
…
材木座「前に立ったら親指と人差し指と中指の3本で砂みたいなのあるからそれを摘むんだぞ、その後は手を合わせる」
八幡「わかった」
………
……
…
スタッフ「親族の皆様はお花を入れてください」
材木座「八幡それも入れるのか?」
八幡「うん、おじいちゃんにおもちゃ買ってもらったから俺からもおじいちゃんに。このトランプおじいちゃんにあげるね、天国の八幡さんと一緒にこれで遊んで待っててね」
………
……
…
いろは「疲れて寝てる」
材木座「そうだろうな〜、八幡からしたら初めての体験だったからな」
いろは「でも涙一つ流さず頑張ってた、義輝くんはボロボロだったけどね」
材木座「やめてくれよ〜」
いろは「義輝君も八幡を見習ってもっと強くならないとね、結婚式とか耐えれそう?」
材木座「むり、絶対にむり」
いろは「じゃ〜もっと頑張らないとですね〜」
材木座「八幡にお嫁さんか〜、いつかは俺らのもとからいなくなるんだよな………」