Hide Owl   作:錬鉄

10 / 10
何度も言いますが、基本駄作です。


IFルート
if ボーダーハココデ


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貴方達のせいで!!!!

 

アナタ達の牙じゃ届かなかったくせにっ…!!

シェイプシフト!バトル!!!

 

 

目の前で少女の羽が一際大きくなる。

なっ!風神起動!

 

まずい、掛ける言葉を間違えた。そうだ、事前に調べ流べきだったんだ。よりにもよって脅すような真似をしてしまった。完全に未来が変わった、もうボーダーは、これでは街など守ってなど…

 

大きく横に薙いできた羽を風神で受け止める。しかし止めた羽がさらに蠢き、羽を数枚射出してくる。これには避けきれず被弾、運悪く横腹に大きな穴が開き、右脚の伝達神経がやられた。

 

もう私達に構わないで。

脚と腹にダメージを入れた後、空高く舞い上がった彼女が言った。

 

 

すまなかった!あのような言葉をかけてしまったが、俺たちは街を守らないといけないんだ!!!

 

 

そんなの、知らない!!!なんで今さら私に構うの!今まで通りほっといてよ!!!

今度は両の翼から先程とは比にならない量の羽が飛んできた。

 

腕、胸、目、頰、腹、脚、全てを貫かれ、トリオン体が崩壊する。

煙幕、それが晴れた頃には少女はすでに姿を消していた。

 

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「失敗…?」

 

「はい、交渉は失敗、挙句戦闘に入り手を出す間も無くトリオン体を潰されました。」

 

「それは風神を使っても、という事か?」

やはり城戸さんはそこを気にするのだろう。ブラックトリガー、それも俺の予知までついたのに負けた。信じたくないのだろう。もはや残りの手が少ないという状況で1つ手が潰れたのだ。

 

「はい。」

 

「迅、可能性として、敵対はどの程度あり得る。」

 

「今はもうかなり危ないです。それこそほんの少しのきっかけで全面戦闘に突入します。」

 

「三輪体を引いた方がいいでしょう。彼等は少し過剰なところがあります。下手をうてばボーダーが壊滅する、なんて時に三雲くんをつけている場合ではありません。」

 

城戸さんが此方を睨みつけ、沈黙が生まれる。

 

 

「わかった、下がれ、迅。」

 

「はい、失礼します。」

城戸さん背を向け、部屋を出ようと扉へとを伸ばす。

 

 

ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!

《緊急連絡、未確認トリガーよりボーダー本部への攻撃が行われました。非戦闘員は護身用トリガーを起動し、シェルターへ避難してください。緊急連絡、未確認トリガーよりボーダー本部への攻撃が行われました。非戦闘員は護身用トリガーを起動し、シェルターへ避難してください。緊急連絡…》

 

「失礼します!司令!三輪隊が例のブラックトリガーと交戦!ベイルアウトしました!その後そのブラックトリガーから本部が攻撃を受けています!既にブラックトリガーは此方へ向かってきており、諏訪隊、鈴鳴第一隊、荒船隊、影浦隊、そして風間隊がベイルアウトしました!現在太刀川隊、冬島隊、二宮隊が交戦中、状況は芳しくありません!また、B級中位以下は既に避難勧告を優先させ、C級隊員には非戦闘員同様シェルターへの避難を伝えました。それと…」

駆け込んできた男が状況を述べ、口ごもる。

 

「どうした、他には何が起こっている!状況を全て話せ!」

城戸さんが男に怒鳴りつけ、先を話させる。

 

「先程から何度も連絡を試みているのですが…天羽隊員に連絡がつきません。」

声を震わせ、男がもう1人のS級隊員と連絡がつかない事を明かす

 

「なんだと…迅!!」

 

「無理です、俺は既にトリオン体が崩壊しているの再構築がまだ終わっていません。」

 

「なら天羽は!!」

やはり城戸さんには言うべきか…?

 

「迅!!!」

迷っている場合ではないらしい。

 

「こうなった以上、天羽は既に敗北しているでしょう。この未来ではもう無理です。ブラックトリガーは両方が敗北、天羽の方に関してはトリガーを没収されているはずです。今動かせるほかの風神を起動できる隊員も慣れない風神では相手に一撃でさえ入れられないでしょう。何せ相手は空を飛ぶ。住宅街に誘き寄せれても高く飛ばれてはガンナー系トリガーでしかダメージ入れられない、忍田さんでもノコノコ出ていけばすぐさま狩られてしまいます。」

 

 

 

 

それは、事実上の壊滅宣告であった。

S級は既に両方討伐された上、片方は奪われ、A級上位でさえ足止め程度、忍田も狩られるとあれば希望は既に果てた。

全面戦闘など生易しい、これでは一方的な蹂躙だ。

シェルターとて既に安全が保障されているか怪しい。

遠征艇のトリオンもまだ充填不十分、要人の退路も、住人の保護も最早不可能。

 

「そこの、そうお前だ。鬼怒田と寺島、唐沢に迅と風神、忍田をハンガーへ連れていけ、ベイルアウトした隊員には物資をシェルターまで運ばせろ、迅、お前はハンガーへ物資を運べ、飲食料、トリガー、をできる限り詰め込め。鬼怒田には情報遮断させ必要なトリガーの構成、設計情報を持ち出し他全ては破棄させろ。そして遠征艇にトリオンが溜まり次第脱出しろ。幸いあそこは最下層、そうそう見つからんだろう。私は戦闘に出る。行動しろ。」

 

 

 

 

「冬馬!!!」

太刀川が警告するも、冬馬もベイルアウトしてしまう。

 

「太刀川、ダメージレポート!!」

戦場では初めて聞く声に、太刀川は動揺する。

 

「司令…?何してるんです!!早く避難を!!!」

あまりの同様に命令を無視し、避難を勧める。

 

「太刀川さん、まずは被害報告が先だ!」

出水が太刀川を宥めるように命令の遂行を促す。

 

「あ、ああ。現在ブラックトリガーと交戦中、被害は冬島隊冬馬がベイルアウト、二宮隊は二宮を残しベイルアウト。太刀川隊は唯我がベイルアウトしました。状況はかなりギリギリです。」

 

「了解した。太刀川、お前は私と一緒に前に出ろ。出水、二宮は後ろから隙を見つけ次第打ち込め。冬島隊長は転移マーカーの位置を視界表示しろ。」

 

「「「「了解」」」」

 

飛び回る少女を睨みつけ、走る。

「太刀川!旋空一本!合わせろ!!」

旋空を少女を挟むように打ち込む。

 

「「旋空孤月」」

 

左右から一本ずつ放ち、続けし太刀川にもう一度旋空を撃たせる。

「太刀川!もう一回旋空をうて!」

 

「旋空孤月」

 

挟むように放った旋空を避けるように上へ退避した少女めがけて太刀川が旋空を放った。しかしそれも届かない。

 

ヒュンッ!

鋭い音が聞こえ、太刀川は横を過ぎた少女を確認し、そこで意識が途絶えた。

 

 

 

 

 

「次。」

勝利に酔わず、ただただ作業を進める。

 

新しく顔に傷の有るおじさんがきたが、若い二刀使いの男を始末し、数を減らした。

 

 

ボーダー 残り、4人。




あい、ifの千佳ちゃんガチギレルートです。
戦闘描写すんごい苦手なんで訂正とか報告してくれたらありがたいです。
ちなみに他の隊は既にユーマさんにやられてます。
修くん後ろにいるのに攻撃したから仕方ないね。

ので、ボーダー壊滅まで残り4人です。すごく続きません。妄想でお願いします。

因みに唐沢さんは交渉役として脱出要人に組み込みました。
迅は言わずもがな戦闘、未来予知、訓練、交渉補佐として候補に。
鬼怒田寺島はわかりますよね、技術枠です。
忍田さんは遠征艇守護要員です。
5人しか積まないのは飲料食料をより多く積むためですね。
まあ遠征できても既にボーダーは壊滅してるんで帰る場所もなく、向こうで力を蓄えて帰る頃にはミデンはアフトに侵略エンドです。絶望ですねー、まあまたこんな感じで不意に書くかもです。
では、またどこかで会いましたら、その時はお手柔らかによろしくお願いします。

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